ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

AKG K812

タイトルの通りAKGのK812について思う感想を書いていきたいと思っています。願わくば買おうかどうか迷っている方の最後の一歩の決め手になるようなことを、愛を持って書ければと思っています。

なぜならばこの812という機種は私をオーディオのの歴史で最高の音を出すヘッドフォンです。様々ないろんな機種がでて素晴らしいなとかおもったりもするのですが、この音の音色の豊かさに勝る機種にはまだ出会えていません。出会えたとしても乗り換えるほどの価値を見出せていないのが実情です。その私なりの良さをいくつか紹介したいと思います。

 

①最高の音色

音色を言葉で表現することは難しいですが、このヘッドフォンは本当に高いところから低いところまで丁寧な音色で響かせてくれます。驚くことにプロフェッショナル用のヘッドフォンでありながらインピーダンスと能率が高いこのでiPhoneなどの直挿も可能です。それでいてもちろん機種なりにですが、そこいらのヘッドフォンとは次元の違う響き方をします。JPOPなども素晴らしいのですが、その真価は音場の作り方にあります。小さめのコンサートホールの響き方に極めて酷似した鳴り方をするのです。コンサートホールに楽器を持ってきて鳴らした時に、イメージとしては楽器からなっているようなきがしますが、目を閉じればやや頭に近い位置で響いていることがわかります。スケール感は異なる部分はあるのですが、楽器を丁寧に響かせてくれる素晴らしい音色と響きをもっています。

特に考えて欲しいのはこの音色と響きを実現するためにもしもスピーカーを揃えていたらいくらかかるかということです。わたしはこのシステムを実現するには30万円、部屋を作ることを考慮するともしかすると100万円はくだらないと思っています。頭部の内部近くに定位があることに嫌悪感があり先入観を持ってる人も多いと思いますが、一度は聞いてみる価値があるヘッドフォンだと思います。

 

②メーカー最高の傑作

さてAKGはどこの会社かは有名ですねドイツ語よみするのアーカーゲーと、通称赤毛とか昔は呼ばれたりしました。今のイヤホンブームほど有象無象のメーカーが乱立していなかった頃はこのAKGとベイヤー、ゼンハイザーの3台巨塔が海外ヘッドフォンメーカーの名をはせていました。残念ながら時代の流れで今はハーマン、Sumsung系列に会社毎買われてしまい今は全く元気がありません。でも安心してくださいこの812はその時代の前に作られた機種で今もフラグシップです。(最近この開発チームが解散したとかゆう残念な知らせもありますが、真偽は定かではありません)

そのAKGのK812、これは単なる型番ですが、少し意味合いが違います。番号が大きいほど高級でかつ音質が良いというのが音響メーカーの特徴でもありますが、この812も例に洩れません。この数字よりも大きい開放型ヘッドフォンはありません。つまりはこれより素晴らしい音色を出すことはこの会社ではできないぐらい完成された品なのです。

 

③安い

様々なメーカーが様々なヘッドフォンを出しています。もちろんK812よりも高いヘッドフォンはたくさんあるのですが、お値段なんと9万円以下から買えるヘッドフォンに限るとこのK812だけがこの価格でこの音色を実現しています。並行輸入品もありますがサウンドハウスさんは正規代理店ですのでその価格ぐらいでそれなりのものが入手できてしまいます。同時期に発売になった先ほど紹介したベイヤーやゼンハイザーの同価格帯のヘッドフォンが15万円に近い値付けを維持している中このK812だけは非常にリーズナブルです。絶対に一度きいてみるべきです。これより少し素晴らしい音色を出すD8000シリーズもありますがあれは30万円オーバーです。

 

④かっこいい

まぁこれは好みがあるのですが、見た目がめちゃくちゃかっこいいです。重量級であることと引き換えに金属のがっしりとしたフレームに装着されたさりげないブルーのパーツ、振動板から素晴らしい音を出します。

 

 

欠点  たしかにあります。私が欠点だと思うのは

①重さ

こいつは実は500g近い重さを持っています。私自身も長時間聞いていると首が凝ってきます。D8000も同じく重いですがあちらは500gオーバーです。良い音には少しは犠牲がつきものです。個人的には寝ながら聴けるのがヘッドフォンの強みだと思っているので首が痛い時は仰向けに寝ながら聞くのも手です。

 

②リケーブルしにくい

LIMOという特殊なケーブルをつかっているため、リケーブルがしにくいです。ただ私はあまりこれを欠点だとは思っていません。長さ調整のためにリケーブルするのはありだとは思いますが、そうでない場合はリケーブルによる音質の変化の差はそれほど大きくありません。友達などに協力してもらってブラインドテストを実際にやってみてください。絶対にわかると豪語していた人もだいたい間違えてしまうものです。理由は諸所ありますが、見た目が音に影響しているのは間違いありません。それを考えるとリケーブルで遊びたいならべつですが、リスニングで聞くためのヘッドフォンであればデフォルトのままでも十分に良い音を出してくれます。

 

長文書きましたが、K812本当に素晴らしい機種です。欠点はもちろんありますがもっと売れるべきだと思っていますし、もう少し値段を上げても売れるんじゃないかと思っていますが、代理店が元気がないと厳しいですね・・・。