ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

GRADO White Headphone

GRADO White Headfone

購入してから3ヶ月ほどでしょうか、まだ評価が定まっていないのですが2019年末の販売終了が過ぎて、そろそろ手に入りにくくなるかもしれないので今の自分の評価を簡単に書き残しておこうと思って書き始めました。また、評価を覆すかもしれませんが、気に入った部分をメモがわりに公開します。

 

 

このヘッドフォンを一言で言うなればPOPSに特化したヘッドフォンです。

 

私は他のGRADOのヘッドフォンを持っていないので同じ傾向かはわかりません。けれど思うのはこのヘッドフォンはすごくクセがあるということです。先日書きましたk812と比べるのは少し違うのではないかと思うぐらい傾向が違います。まずは素晴らしい部分から

 

①強調され美しいボーカル、ギター、ドラム

とにかくこのヘッドフォンはボーカル、ギターの音色が素晴らしいです。特筆すべきはボーカルの生々しさです。男性は力強く、生々しく、女性はより妖艶に美しく表現します。それぞれ解像度が高く価格なり、または価格以上であっても半端なヘッドフォンでは実現できない領域です。特徴的なのはその定位でボーカルの位置は自分の頭の中ではあるのですがちょうど真ん中、自分が声を出すあたりに定位します。続いてギターは音色がとにかく綺麗に響きます。アコースティックから電子までどちらのギターも上手い奏者では今まで気づかなかったようなゾッとするような生々しさで鳴らされる響きは是非体感してみて欲しいです。ドラムはすこしぼやける部分はありますが音量が大きく、強い存在感を示します。ここはもう少し解像感がほしかったところでです。

 

②プライベートコンサートのような音場

音場は非常に狭いという言い方もできますが、雰囲気は広い空間に向かって先ほどの楽器たちが自分のボーカールの位置を囲むように配置され、野外スタジアムで自分のために歌っているかのような感覚です。よく言えばプライベートコンサートが開かられいる感覚といえば良いでしょうか。逆にクラッシックやジャズのように音場を期待するような曲をかけるともはや完全に破綻しています。狭い頭の中で上下で定位するので期待するような価格の音は望むことはできません。けれどもそうではない、消費されるようなミュージック、JPOPやアニソンなどの楽曲では生々しい声と演奏が自分の周りに展開されます。

 

③かっこいい

これは完全に好みになりますが、白いフォルムは他のヘッドフォンにはない特徴の一つでしょう。

 

デメリットももちろんあります。

 

①クラシックが❌

先ほど記載した通り、このホワイトヘッドフォンは(おそらく設計したとおり)例のロックバンドのようなPOPSに作られています。クラッシックを鳴らすとムカついてくるぐらい音場がめちゃくちゃです。主に聴く曲がこれらの場合はまったくもって合いません

 

②GRADO

これはGRADOに共通することかもしれませんが、作りがかなり雑な印象を持ちました。最初に購入したものは初期不良で左右の音量差があり音場が右に寄っていました(交換品は普通でした)。交換したものも金属部分にじゃっかんおサビがあったりともう交換するのも面倒だったのでそのままです(音に問題なかったものも再交換しなかった理由です)。

 

③スポンジのセッティング

イヤーパットスポンジのセッティングがすごくずれやすいです。ずれても問題なければ良いのですが、シンプルな構造故に音場が乱れます。前にセッティングすると音場はさらにせまくなりかなり窮屈な部屋の中でならしているかのような状態になります。後ろにずらせば音がぐっとひろがるのですが、後ろにしすぎると今度は定位が頭の後ろに移動します。とにかくこのスポンジがくるくる回るのでセッティングに苦労します。

 

 

総合的にどうかですが、正直このヘッドフォンをこの価格帯で初めて買うとう方はそれなりの当たり外れの覚悟がいるかもしれません。しかしながら、よく聴く曲がボーカル曲でかつPOPSの場合は価格以上の価値、音色を出す素晴らしいヘッドフォンだと確信しています。HD660sなどは良い音だとは思ったのですがK812を持っていると聴く機会がありませんでした。けれどもこのヘッドフォンは違います。かなりの特徴を持っておりPOPS聴くならこれで聴こうっとおもえます。