ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

ゼンハイザーSENNHEISER カナル型イヤフォン「IE 300」試聴雑感 結論:ほしい

画像おはようございます

いろいろとしんどくて、かなりさぼり気味

色々と書きたいことはあるんですが、昨日SENNHEISERから発表されたIE300を店頭で聴いてきてちょっと良かったのでそれをBlogにも書いておこうかと思って書いてます

軽めの記事も書いていかないとね

 

ものはこれです。なんといっても気になるのはIE800のドライバをリファインしたといううたい文句です

av.watch.impress.co.jp

 

この機種は昔AKGのN5005を買うときにまっさきに比べた対象の一つで、装着感がいまいちだったのとやはりリケーブルできない点、形状が奇抜なので寝フォンできない点、イヤーピースが特殊な点など。。。あまりにもマイナス要素が多い上に高いわりにN5005と比べてもそれほど優位性を感じなかったので見送りにした感慨深い機種です。またIE8などがまさにそれでしたがアンプがいまいちだとふくよかな低音はブーミーな低音になるというゼンハイザーイヤホンの中上位機種にありがちな特性を持っていたので価格の価値を感じなのかったのです。

ただ、今回はされらの欠点をおおむね回避しているような印象でまず、価格が3万円後半と約1/3、リケーブルも特殊とは言えできそう、形状もN5005と同じで寝フォンできるコンパクトさ、ドライバはIE800のリファインで音質も期待できそうと久しぶりにゼンハイザーの機種に興味を持ちました。

 

んで、昨日聴いてきました。

環境はiPhone12promax BT Q5S AM3D Fender SureSeal Tipsです

結論を言えばややIE800sに劣るものの兄弟機として恥じない出来栄えだと思いました。欲しい!(発売してない)。

聴く前までは心の底では期待はしていたもののこの価格帯はIE8の合わない印象が強く残っているのでどうせだめだろうと思っていましたが聴いてびっくり、あまりの良さにIE800sも再度試聴して確認するぐらいでした。確かに細部を比べるとIE800sが良いのですが使い勝手などを考えるとIE300の方が欲しくなりました。

正直試聴という短い時間でしたが買いそうになったので(あくまで個人の感想ですが)ちょっと書き連ねてみたいと思います。

 

音場はIE800sまではいかないものの一般的なイヤホンと比べて広大で優雅です。ややドンシャリ気味のサウンドはIE800sっぽいですが高音の強さやハリ、きらびやかさはやや劣る印象でそのため結果として全体のバランスとしてはやや低音が強い感じを受けました。ボーカルのサ行はかすかにやや刺さりますがIE800sほどではありません。全体の音の雰囲気は完全にゼンハイザーのものでふくよかであたたかな低音の中にも芯があり、強さを兼ね備えて楽器の良さを引き立てる雰囲気は健在でした。ボーカルの表現は普通のゼンハイザーサウンドという感じで特徴は無いのですがやや優等生っぽくならす印象が残っています。解像感は十分で800sにも引けを取らないように感じましたし同じドライバならではのああ、同じ系統の音だなというのは聴いた瞬間に感じました。やはり得意なのはオーケストラ一般でコントラバスティンパニーなどの低音が音場の広がりを持って聴かせてくれるので気持ちよく、高音域もシンバルやピッコロなどが活き活きとしています。左右に広いだけでなく前方向の広がりもきちんとあり、抜け感もあるので聴いていてとても楽しいサウンドです。

一方でやや劣るなと思ったのは音色そのものの荒を探すモニターよりの楽しみ方ができない点かなと思いました。わずかな音程のずれや録音ミスのような音がIe800sに比べて聞き取りづらくぼやけているような印象です。短い時間でしたが解像感は似ているものの解像度と言われるとややつらいのかなと思いました。これはPROとつかないリスニングよりのチューニングの結果なのかもしれません。また、これよりチープなアンプで聴いたり、良い(解像度の高い)アンプで聴いたらどうなるのかなど気になってくる良い出来だと思いました。

 

音以外の部分で確認できた点としては、MMCXはやはり少し特殊形状だなというところでしょうか、AKGと互換性がありそうにも見えたのですが、実物を見るとやや周囲のでっぱり異なるようにも見えました。プラグの交換は手でもある程度の力で引っ張れば容易に外せる程度の強さで、これならば断線しかねない強さで引っ張られてもプラグの方が抜けてイヤホン本体や体が守られるのかなと思いました。ただプラグを加工すれば容易に普通のMMCXケーブルがつけられそうでした。

イヤーピースのステムについてもIE800と比べて長くなったことでより一般的になっており、SureSeal Tipsであれば普通につけられました。ただやはりステムの形が特殊なので取り付くイヤーピースは限られるかもという印象です。ただこれも大きな改善点だと思いました。

そして個人的になにより気に入ったのは形状です。N5005を彷彿とさせる形状は耳にフィットして寝ころんだ時に突起として枕に当たらないので寝フォンができます。装着してみて耳に手を当ててみたのですがこれであれば十分に寝フォンできそうです。(すばらしい)

 

いまいちだなぁと思ったのは、柄でしょうか。。。奇抜な新しいデザインを追い求めた?HD600のヘッドバンドの柄?なのかマーブルコートフライパンみたいな柄は実物を見てもあまり好きになれませんでした。

 

価格を考えると完成度が高く、私としてはすごいな、欲しいなと思ったのですが、こうなってくると気になるのはIE800sはこのままなの?っという疑問です。ほかの方がどのように感じるのかはわからなかったのですが10万円を超える今のIE800sの価格は高く、音質のフラグシップを名乗るにはもう一つ高い山を越えてほしいいう思いと、ゼンハイザーという会社としてそろそろIE800sをモデルチェンジしても良いころなのではないか?っという思いです。もちろん良いなと思ったのは視聴した短い時間だけなので別の曲などでわかる粗があるのかもしれません。(それならば私の聴く楽曲では気にならない序列が残るということなので心配せずにIE300が買えるのですが)

 

IE300を買ったはいいけれどIE800sの後継フラグシップがこの後でると嫌なので即買うのは待った方が良いのか・・・などちょっと考えてしまいます。

発売まで3日はあるのでもう少し悩みたいと思います。