先に断っておきますが、今回の内容は感想というより調査結果の考察的なやつで日記みたいなものだと思ってください
というよりIE900をなぜ買わないのかについて徒然なるままに言い訳しているだけなのでIE900最高って思っている方はここで引き返してください
年明けにゼンハイザーからIE300が発表されました
IE8、IE800と個人的にゼンハイザーに裏切られ続けてきた身(勝手に期待して空ぶった)としてはIE300はIE800からかなりコストが下がったことでとても気持ちよく聴けた機種です
正直、聴いて欲しいと思った機種です、ただそれを聴いて思ったのはIE800sの次機種がそろそろ出るのでは?ってことでした
って思っていましたら先日発表され、昨日発売が開始されました
予想が当たったことがうれしいと思う反面、それまでの間にゼンハイザーには驚きのニュースが幾つか・・・歴代のヘッドフォン、HD800シリーズを手掛けた最高音響責任者のアクセル・グレル氏はゼンハイザーを退社しているだとか(こっちはIE300の前に出てた情報ですが知らなかった)、ゼンハイザーのコンシューマ部門が身売りするだとか・・・。DropにHD8XXが登場するもHD6XXとは異なりチューニング(F特性)を変えてきているだとか・・・、HD8XXは日本に発送できないだとか(怒)。
これらを総合して気になるのは「IE900はこれまでのゼンハイザーの音作りを継承するものなのか、それとも新しい体制のもとに再構築されるものなのか?」っというところです。まぁ完全に妄想ですがHD8XXのチューニング変更って新しいチームのテストチューニング結果なのでは?っとか思ってしまいます。
そんな中でのIE900ですが16万円とIE800からするとかなり強気な値段をつけてきています。新しいフラグシップ、1DD。私もいくつか日本製イヤホンを持っていますが気づくと大体は1DDです。もしかしたら自分の耳は1DDに最適化されているのではないか?っとおもってしまうところもあります。そう考えるとIE900もきっと自分に合うのかもしれないと期待に胸を膨らませられずにはいられません。試聴しに行きたい気持ちもありますが問題は緊急事態宣言、なかなか試聴しに行くのも勇気がいります。
なのでTwitterでしばらく試聴者の感想をかなり集めて調べてみました。
調査の結果
・IE900はIE800とかなり傾向が違う
・IE900はやや分析的に聴く方向性
・IE900の値段の妥当性は3割が安い(最高に音が良い)5割が妥当、2割が高い(音がいまいち)
・TZ700と比較したくなる音で中低域は負けるが高域が得意(IE900と互角という意見と1枚上手という意見の両方がある)
・K3003に何となく似ている?、音場は広いが、特筆するほどではない
・マスメディアは絶賛
これらをまとめた個人的な感想としては、あれ?危惧していたことが起こっていないか?期待する以上の感動がないのではないか?っという懸念です
もちろん高額なイヤホンにもかかわらずかなり肯定的な意見が多く、名機と名高いTZ700やK3003と比較されているところも悪くありません。ただ、個人的にはTZ700とK3003って所有しているんですよね・・・、、IE800は個人的には値段ほどの価値は感じませんでしたがどちらかというと広大な音場の広さを誇るHD800sに近い音の方向性にさらなる期待はしていました。IE900にはその方向性で進化してほしいと願っていたのですがどうやら少し違う方向性の様で、少し期待とは違うというのが何となくですが見えてきます。あとIE900が唯一無二の音を出している声が無い点も少し気にかかります。優等生的な音の出来栄えではあるけれど抜きんでた個性が無いとも取れます。
っということで発表時、超絶期待していたIE900は発売日を迎えた今では普通の期待に変わってしまいました。というのもゼンハイザーは身売りされたとはいえ欧州の補聴器のメーカーに変われて、工場や雇用などはほぼ引き継がれるとのことです。そうなると新しい体制で供給されるIE900はガレージメーカーとは異なり少なからず長期に供給されることになるはずです。急ぐ必要はないはずです、コロナが落ち着いた頃、安全に試聴しに行き、購入するかを見定めたいと思います。
ただ、ちょっと物欲は収まりきらなかったのでディスコンになるIE40PROがALIで安く売っていたので偽物かもしれないリスクも理解して購入してみました。
どうなるか楽しみです。