ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

JPRiDE Premium 1984 FREEDOM / Premium 2020 LIBERTY レビュー(1/2)継続中・・・

表題の通りです

 

Amazon楽天から買えるネット専売のRPRiDE(ジェーピーライド)ブランド

https://www.jp-ride.com/

の有線イヤホン2種類Premium 2020 LIBERTY 定価24,800円とPremium 1984 FREEDOM 定価6,800円を購入したのでその感想を書いておこうと思います。

私も詳しくは無いのですが、どうもこの会社は3年ほど前からネット専売としてそこそこ名を挙げていたようで熱狂的なファンの方もいる模様、一方でネット専売なのでeイヤホンなどでは試聴ができません。じゃあ無試聴で凸するしかないのかと言われるとどうも30日間の返品自由という特典が付いているようです。実際私も最終的に物理的に耳に合わないため返品処理をしているのですが、今のところとてもスムーズに手続きができています。このあたりはさすが日本のメーカーというところでしょうか。今回は聞いてみた音の感想を中心に書いて、次回は最後の顛末について書きたいと思います。

 

最初に共通する項目から書いていきたいのですが、FREEDOM、LIBETY共に届いたイヤホンは普通の変哲のないイヤホンで両方ともにmmcxのリケーブル端子を採用しています。記載の通り両方とも同じケーブルでした。気になったのはケーブルの長さで1.3mのものが付属しており、通常のイヤホン用は1.2mなので10cmほど長く、若干違和感を感じました。ただ1.2mでは短いなと思う場面も無いわけではなかったので大半の方は1.3mでも問題はないと思います。廉価なFREEDOM用として考えると癖も少なく品質も良いと感じるのですが、フラグシップのLIBETY用として考えるとやや高級感が不足していたり、絡まりやすい特徴もあったので少し不満に感じました。

一方でファンの方はやはりリケーブルをしないと本領を発揮しないということをおっしゃるのでリケーブルなどをしつつ聞き比べましたが、特段低品質過ぎるということもないように思いましたが、さすがに高級ケーブルなどと比べるとやや落ちるなという印象は持ちました。

 

 

続いて個別の機種についてですが、環境は以下になります

Windows10 ->usb -> L1000 -> 

f:id:el_snow:20210617211957j:plain

写真はFREEDOMにfinalのシルバーコートケーブルを合わせた写真です。構造的な話から先にしますが、見てわかるようにE2000シリーズのように円筒の筐体をイヤーピースで支える構造になっています。どうもこの構造が私には合わないようで、標準のケーブル、交換したケーブル共にケーブルのテンションで筐体の方向が変化してしまい、音色が安定しません。また、イヤーピースのEタイプの外耳が細くなる部分で支える構造と異なり入れるだけの構造であること、そして表面がすべすべしているためさらにずれやすさに拍車をかけているように感じます。なので今回の買って試聴した音色については指である程度抑えつつ聴いた結果になります。また、見た目の造りなどは価格なりで品質に不満は感じませんでした。

次に音色ですが、f特性については公開されているので参照いただければよいのですが、基本的にはドンシャリですが、ボーカールの押しが強く、音色がタイトです。感度はやや高く、高感度なAndromedaほどではありませんがややホワイトノイズを感じます。ボリュームによる音感の変化が大きめのイヤホンで低ボリュームではやや特徴に欠けるのですがボリュームを上げ目にすれば解像度は高く、音場も前後感はありませんが左右には広がります。特筆すべきは中音の表現でしょうか、アタック感がありボーカルが艶やかです。この中音を聴けばああ、なるほど好きな人ははまるかもしれないと思いました。ただ私には先ほど述べたように装着感が絶望的に合わないことと、後述するハイエンドモデルでの不具合もあり返品することにしました。

f:id:el_snow:20210617212008j:plain最後に、高額のフラグシップモデルLIBETYです、写真はリケーブルしています。2BA+1DDと最近の流行りの構造をしています。届いたとき一目見たときの造り、ビルド品質は24800円という価格にしてはやや雑な印象を受けました。音が重要とは言え1万円を超えてくるような品ではこのあたりも少しきになってしまうことは致し方ないかなぁと思います。ケーブル付属品が廉価モデルと同じであり、色が合っていないことも一因かもしれません。

装着感はまずまずで一般的な形をしていることもあるのでこの辺りが問題なることもないと思いました、問題はその感度です。インピーダンス 10 Ω、感度@1Khz : 93 dB/mWは低感度で有名なE5000と同じ感度でインピーダンスがさらに4Ω低いです。つまりアンプに対して電流を強く要求してきます。E5000でさえ、電流不足により本来の音が発揮できないこともあるといわれていますが、このLIBETYかなりのアンプ出力を要求してきます。実際メーカーがによって測り方が違ったりするので一概には言えないのですが道義的にこれを返品なし、試聴無しで買わせるわけにはいかないのではないかと思います。実際いくつかのアンプにさしてみましたが音が薄っぺらくなるものが多数ありました。買われた方でもこの仕様に気づかれてなければこのイヤホンの本領を発揮できていないかもしれません。

そのあたりを踏まえていざ、聴いてみるかと気合を入れてL1000で聴いてみるとどうも音像に偏りがあります。。。つまり不具合です。

イヤホンの左右を入れ替えると音像も逆に移動します。アンプをいくつか変えても傾向は同じです。上記の写真のようにケーブルを変えてみても症状は同じです。ということで非常に気になるイヤホンではあったのですが、正当な評価ができず不具合である以上一旦返品することにしました。(返品を試してみたかったこともある)

*左右の音像の偏りがある前提でぱっと聞いた限りですと、解像度、解像感高めのチューニングで悪くない印象でした。

 

この症状をJPRiDEに連絡したところ非常にスムーズに返品の手続きが進みました、メールは当日中に返事があり対応も早く、非常に好感が持てます。これであれば買って試聴?っというのは本来のメーカーの意図かはわかりませんが、買ってみて合わなければ返品ができるというのはeイヤホンや中華イヤホンにも無い非常に心強いサービスだと思います。特にFREEDOMの方は価格に対しても非常に競争力があり、おすすめできる品だと思います。

ということで次回ブログではこの返品手続きの顛末を書いてみたいと思います。