ゆるふわオーディオ日記(blog)

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KZ ZASの個人的 高コスパお勧めリケーブル構成(3/7) 結論:KBEAR KBX4936, KBX4937 or TRIPOWIN JellyとSpiralDot++が凄い

こんにちは

今回はびっくりするようなことが起きたKZ のZASのリケーブルについてです。まぁ簡単に言えばAmazon GK.ストアで KZ ZAS が3600円(要プロモーションコード:XAXUFP8N or クーポン適用)になり、あまりにも安すぎなのでTwitterのオーディオ界隈で祭り状態になっていました。そこに加えてマイク無しを注文した人の一部に本来ならば別売で1000円以上で売られているアップグレードケーブルが付属していた人が多数出てくるなど着弾ガチャが始まりました。そして私もそこに期待して開封したのですが見事にハズレ、そして挙句の果てには自分の届いた個体の音が以前の物と違うということでエージングの旅?が始まりました。なのでこの記事も個体差がある以上?リケーブルが不要かもしれない以上、一旦お預けしようかとも思いましたがここまで来た以上、書くことにしました。

本当はリケーブル行為自体についてかなり語りたいことも多いのですが、タイミング的にそれは次回にしていくとしてZASリケーブルのおすすめの構成の音について具体的に書いておきたいと思います。

一応ではありますがリケーブル手持ちのものを全て(ハイエンドイヤホン付属のものや、中華のフラグシップspacecloudなど)試してみた結果、音質とコスパ的に個人的なおすすめ構成になります。勿論ではありますが標準のケーブルでも以前よりは良いケーブルが付いているのでコスパを考えれば悪くはありません。然しながらCampfireAudioがBellsingを採用し特許紛争が始まった?あたりからかBellsingのドライバもやはり見直されているのかと思います。

そしてこのZASについてはそのBellsingのドライバを製造している会社が満を持してフラグシップイヤホンとして出したイヤホンで、実際にリケーブルをしてみるとかなり音が変わりました。リケーブルを試した方は分かると思いますが特に変化が大きいのは解像度、解像感の変化で最大の特徴であり、音に興味があるのであれば付属のケーブルは投げ捨ててリケーブルすることもお勧めしたいです。同時に、標準で付いてくるイヤーピースが腐っていることは以前の記事でも書いた通りなので、おすすめのイヤーピースについても同時に併記しておきます。

 

試聴環境としてはPAW6000の4.4mmを用いています。PIN規格はQDCです。

おすすめの構成は以下の7種類をイメージしているのですが今回は最初の①~③について書いていきたいと思います。

 

■おすすめ① 微ドンシャリバランス型 KBear KBX4936 + JVC SpiralDot++

■おすすめ② 音場、定位、高音域重視型 TRIPOWIN Jelly + JVC SpiralDot++

■おすすめ③ 音質妥協、高コスパ型 JSHiFi Hi8 + SONY EP-EX11

■おすすめ④ フラット型 KBear KBX4937 + JVC SpiralDot++

■おすすめ⑤ 女性ボーカル型 KBear KBX4937 + acoustune AET07 or KBear 07

■おすすめ⑥ TWS型 AZ09 + acoustune AET07 or KBear 07

■おすすめ⑦ TWS型 UTWS5 + JVC SpiralDot++

 

■おすすめ①

ドンシャリバランス型 KBear KBX4936 + JVC SpiralDot++

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ZASの特徴を最も引き継ぎつつもその良さを最大限に伸ばす構成です。ケーブルの実売価格が4000円台後半と手ごろなのでZASデフォルトの音が気に入っている人がグレードアップする方向を考えたときに最もおすすめしたい構成です。イヤーピースは少し値が張りますが2500円前後するSpairalDot++です。このイヤーピースは手作りしているという噂もありなかなか価格を下げられない品のようです。かなり値は張りますが2個セットであることもあり、他のイヤホンにも付けられますので是非お勧めしたいイヤーピースの一つです。

音の傾向ですが、基本的にはZASの特徴を引き継ぎます。異なるのは解像度、音色の質、スケール感、臨場感、定位などそのすべてで、標準の構成と比べて2~3ランク上の音色を圧倒的な解像感の暴力と共に鳴らしてきます。ボーカルなどの音像は他の構成に比べてやや離れてしまうところはあるのですが、定位や空間表現が秀逸でクラッシックなどを聴いても破綻が少なく、とても自然です。低域の深いところ、高域の高いところもこのクラスとしてはあり得ない表現力でならせます。楽器がや声が生々しく綺麗でハリがあり、聴き疲れしやすいところはあるのですがこの音色は1万円のイヤホンで聴けるレベルではありません。

得意なジャンルを上げればきりがないほどオールラウンダーで、不得意なジャンルを上げる方が速いです。その不得意なジャンルは低音のスピード感が求められる楽曲でしょうか。唯一の明確な欠点と言ってもいいのですが、ZASは解像度が非常に高いところまで表現できるポテンシャルを持っている一方で低域の立ち上がり・・・アタック、リリース感の遅さに問題があります。もちろん7000円そこらのイヤホンで求めるレベルではないのですが、それほどまでにこの構成の完成度は高いです。というのもこのケーブルでは低域の量感もあるため他の構成に比べて低音が目立ち、量感があるが故に気になってしまう形です。ただ、このスピード感の遅さの傾向は高級機の多ドラでもある傾向なのでこの構成のイヤホンでは妥協点の一つなのかもしれません。

総じてこの構成はZASの圧倒的に高い解像度と正確な音場表現という魅力を最大限に引き出している構成の一つだと思います。

ケーブルについて補足をしておくと、このケーブルにはやや欠点がありまして太く、重く、銅の色がイヤホンに合わない点でしょうか。ビルドクオリティ自体はかなり良く、ジャック、ケーブルどちらをとっても非常に高品質でさすが4000円近くするだけあるなと唸らされます。恐らく日本製の4000円のケーブルだとここまでの品質にはならないように思います。ここでも中国製のオーディオ製品の品質が向上していることが伺い知れて日本メーカーにも頑張ってほしいと思いました。

 

 

■おすすめ②

音場、定位、高音域重視型  TRIPOWIN JELLY+ JVC SpiralDot++

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ZASの元のキャラクターからは変わってしまうのですが、標準の構成から最も変化が大きく、ケーブルの実売価格が3000円台後半と一番安いのでデフォルトからの変化を感じたい方におすすめしたい構成です。つまり個人的に音色や音場の傾向も一番気に入っています。イヤーピースは少し値が張りますが2500円前後するSpairalDot++です。このイヤーピースは手作りしているという噂もありなかなか価格を下げられない品のようです。かなり値は張りますが2個セットであることもあり、他のイヤホンにも付けられますので是非お勧めしたいイヤーピースの一つです。

さて音の傾向ですが非常にパワフルで華やいだ煌めきがある元気なサウンドで、密度が高く濃厚かつ圧倒的に透明感がある音色です。音の重心や天井が低いのですが、横方向の音場が超絶に広く、まるで別のイヤホンになったかのようです。天井の高さや前後感は普通ですが、その定位と解像度、解像感が非常に秀逸で横の広さが相まって複数ボーカル立ち位置が分かるレベルです。表現がかなり難しいのですが楽器等が近いにもかかわらず周囲から中央に向かって鳴り響く形であり、前に出ているボーカルとは全く異なる位置で定位するため、ホールの観客前で特別に歌ってくれているかの様な音場です。

音場帯域バランスは高音強めなドンシャリ傾向ではあるのですが、ボーカルが完全に分離することでボーカルなどの中温域の弱さを感じさせません。低域の弱さ、スピード感は少し気になる部分は残るのですが、量感も程よいため質の悪さが気になりません(もちろん値段なり以上の低音ではあります)。中音やボーカル域のクリアさは折り紙付きです、このケーブルを聴いた後では他のケーブルに戻すと声に曇りすら感じてしまうほどです。恐らく高音域に程よい倍音成分が付与されているのかと思います。定位と解像度が素晴らしいの一言でこの価格帯ではあり得ない表現力です。高音域の表現は意見が分かれやすいところかと思います。傾向として量感が強いのですが若干解像度が足りないのか複数の楽器が混ざるときに表現力が不足しているように感じます。また、音圧が上がる傾向があり、低音高音共に強いアンプの場合はやや歪やすい傾向があるのは欠点です。一方で単音として楽器を聴く分には表現力が高く、標準と比べれば好ましいと考える人も多いかと思います。

総じてこの構成は非常に個性が強く、ZASの解像度の高さはある程度引き出しつつ元気の良さと、新たな音場表現という魅力を最大限に引き出している構成の一つだと思います。

ケーブルはTRIPOWINのJellyについて補足しておくと、グラフェンコートのミックス線で21芯の様です。写真の色合いは上手く表現できていませんが、かなり実物はミックスされた金属のきらめきが美しいです。プラグやスライダの造りも価格なりに良く、太過ぎず細すぎず、良い塩梅でしなやかです。ケーブルの凹凸も少なく抵抗も少ないので絡みやすいという事も無く今回紹介するケーブルの中ででは一番取り回しが良かったです。1年以上前の中華メーカーであれば4.4.mmプラグなどは相性問題もあったりして使えないものもあったのですがそのような問題も無かったです。

実はこのケーブルは試してみるつもりもなかったのですが、懸賞に応募していたら当たったので気まぐれで付けてみた形で、このような音の変化があるとは微塵も想像していませんでした。提供品というわけではないので悪いところがあれば酷評してやりたいところですが今のところこの組み合わせで言えば音色について書いた事はあれど、コスパを考えれば悪い点は見当たりません。個人的には初めて聞くメーカーかつグラフェンとのことだったので不安だったのですが本当に音の変化には驚きました。我ながらチョロいですが、この音場に解像度が加わったらどうなるのだろうという疑問からBlackJellyを買ってしまいました。届き次第追加でレビューしてみたいと思います。

 

■おすすめ③

音質妥協、高コスパ型  JSHiFi Hi8 + EP-EX11(or KBear 07)

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この構成は最も高いコスパを維持しつつも快適な環境を目指す構成です。ここを読まれる方は基本的に初心者であるという前提で書きますし、オーディオの音質に少しでも興味を持っているならば別の構成をおすすめします。

 さて、標準のZASのケーブルはまだ今までよりは高品質なものが付属しているのですがイヤーピースがとても酷くペラペラで買ったは良いのですがフィットしないっという人も多いのではないかと思います。祖いう意味ではまず、このイヤーピースをどうにかしたいのですがオーディオオタクであれば手持ちのイヤーピースを使いますと言えるのですが、カナル型中華イヤホンの初心者はどんなものを選んでいいのかわからないという人も多いかと思います。 そいういう人には下記のリンクのイヤーピースが安くかつ小さいサイズから大きいサイズまで全種類入っているのでおすすめです。

また、耳の穴のサイズが大体わかっている場合はこちらのソニーのハイブリットイヤーピースが単品で200円程度で買えるのでおすすめで、これをサイズを指定して買うのが最も高いコスパです。

次にケーブルです。このケーブルは標準よりはマシだがそのほかでおすすめしているものよりは確実に劣るというもので、DAPに4.4mmが付いているので使いたいなどの場合や、少ない予算で少しでも音を良くしたい場合はこのJSHifiのHi8というケーブルを選ぶイメージです。っと書こうとしていたのですが、どうも今回届いた人の中にはもともとアップグレードケーブルが付属している人がいるようで、その方は無理して買い替える必要はありません。
ただ、繰り返しになりますが音質重視ならば他の①、②などのケーブルをおすすめします。また、テレワークなどを兼ねてマイク目的を購入された方は音質の為にリケーブルをするとマイクが無くなってしまうのでリケーブルせずにゴールです。イヤーピースだけ購入してください。なお、買う場合は最近はバランス出力に対応したDAPなども増えてきましたが2.5mm,3.5mm,4.4mmそこは手持ちの機材に合わせて購入してください

この構成の音の傾向ですが、基本的に音の解像度や解像感が1ランクアップするのでかなり明瞭さを感じると思います。音色の質感も良くなり分離感や定位もあがり音が聞き取りやすくなると思います。逆に元のケーブルに戻すと眠たくなる音色だと感じるかと思います。音場表現についてはあまり変わりはありませんが、やや音場も広がる様に思います。また、イヤーピースによって音が違うのですが、ソニーの方は音場が横に狭くはなるのですが、ボーカルや楽器の音色に厚みが出るので声の生々しさがを重視するならばこちらかと思います。07の方は音場は横に広くなる一方で少し音が乾く印象ですが楽器の定位や解像感は増し増すのでオールマイティなのはこちらかと思います。

この構成でも標準のケーブル、イヤピからでもかなり音が変わったと感じ取ることができるかとは思います。ただ他の構成に比べてケーブルの変化が少ないので、高コスパを目的とするならばイヤーピースだけでも良いかと思います。いずれにしてもこのコスパ構成は入門用なので音に興味があるのであれば他の構成の音をぜひ楽しんでほしいです。

 

今回はここまでです

 

■おすすめ④ フラット型 KBear KBX4937 + JVC SpiralDot++

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かみんぐすーん

 

■おすすめ⑤ 女性ボーカル型 KBear KBX4937 + AET07 or KBear07

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かみんぐすーん

 

■おすすめ⑥ TWS型 AZ09 + acoustune AET07 or KBear 07

かみんぐすーん

 

■おすすめ⑦ TWS型 UTWS5 + JVC SpiralDot++

かみんぐすーん

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