ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記、告知:STE Mix W16 × 64Audio Nio、STE Mix W16 × intime 翔、プレゼント企画についてなど

こんにちは

 

今日は雑記+Twitterプレゼント企画の告知です。やっとmmcx変換プラグの破壊から立ち直り、元気が出てきました。

さて、STEケーブルについては色々と騒がれている様ですね。個人的にはKZの騒動同様にコストに見合った商品(音)であれば許せる派?(そんなのがあるのかは知りませんが)と言って良いのですが、前回の雑記の音の感想と結果はなるほどすべて腑に落ちたという気持ちです。

お借りしているケーブルとは言え、前回Blogで取り上げてしまったので、その後に試した組み合わせについても徒然に書いておこうと思います。

 

■STE Mix W16 × 64Audio Nio

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タイトルの通りなのですが64AudioのNioとMix W16を2pin変換プラグを用いて聴いてみました。結果としては2pin変換による音質劣化の可能性はあるものの圧倒的に新標準ケーブルが好みでした。個人の好みではあるのですが音の太さ以外のすべての要素(音場の広さ、音の解像度、定位の良さ、解像感、響き、余韻、開放感、etc)で標準ケーブルの出来の良さを実感した次第です。一応補足しておきますとこの2pin変換はcooyin社製で他のプラグ違いのケーブル2本で顕著な音質の変化が無いことは確認済みです。直接の比較はできていないのですが、旧型のNioの標準ケーブルと比較するとやや音が明るく迫力がある一方で、音場は旧標準の方が良さそうで一長一短ではないかと推察します。もちろんSTEケーブルはボーカル重視な傾向は間違いなさそうなのでその傾向で好みが近ければ若干のアップグレード感があるかもしれません。いずれにしてもNioで試した限りはSTEケーブルのセール価格は7000円前後なので価格相応という評価になりました。

個人の感情的な問題なのですが、やはりハイエンドイヤホンはそのメーカーの考える音づくりのあり方を示すものだと思っていますので買ってすぐにケーブル交換を推奨するようなメーカーの売り方はどうしても好きになれません。その点新Nioはどのケーブルで試しても大体は標準ケーブルが良いという結果になり、自分の考えるハイエンド価格帯イヤホンのあり方に最も近く、Nioの素晴らしさを実感できた次第です。(尚、この文章はイヤホンのリケーブル行為を否定するものではありません)

el-snow.hatenablog.com

 

■STE Mix W16 × intime 翔

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続いて試したのはintimeのフラグシップイヤホンの翔です。翔について記載するのは久しぶりなので少し補遺したいと思います。

翔はintime社のフラグシップイヤホンであり、6,6000円という価格帯でいえば同価格帯でも高いコストパフォーマンスを持っている製品です。その音作りの特徴は古い狭めのスタジオ、80〜90年代の狭めのオーディオルームの再現イヤホンだと理解しています。私はこの社長?メーカーの性癖がダダ漏れになっている翔が好きなので1年ほどはあまりケーブルを変えたりすることは無かったのですが、今月末にクラウドファンディングを予定しているVST-Kを使った「白(ふがく)」の制作などをきっかけにpentaconnケーブルを入手したので試しに翔をリケーブルするようになりました。リケーブルして驚くのが狭めのスタジオの響きや音場を再現している要素はイヤホンでなく標準ケーブルによるものだということです。幾つかリケーブルを試しましたが低音があれほど響き、音場が狭く鳴るケーブルは日本ディックスのこの標準付属ケーブル以外ありませんでした。まぁ何が言いたいかと言うと翔のドライバはかなり素直な音を出す癖のないイヤホンだということです。翔を聴いて「概ね良いのだけれど、音場表現と低音の量感が合わないかも?」っと懸念して最後の一歩を踏み出しきれないと考えている方にはそこはリケーブルで変えられるかもしれないということをお伝えしたいと思います。

さて、pentaconnケーブルは高く選択肢が無いので私は「くみたてlab」さんから発売しているmmcx to pentaconnアダプタを使って今回のSTE Mix W16を試聴してみました。比較するのはintime社製のまかなケーブル4.4mm(15,000円送料込み)です。

結果として、両ケーブル共に標準ケーブルの翔とは全く異なる標準的な音場、標準的な響きを持っています。音色はまかなの方がやや音が明るくSTEの方はニュートラルです。音場はまかなの方が圧倒的に広く左右上下共に大きく広々としたステージで音を奏でてくれます。音像はまかなが高く適度な前後感で、STEは上下前後共に標準的です。響きや余韻、開放感は総合的に見ると互角かなという印象です。解像度や解像感は全体的に見てほぼ互角ですが低音の描写についてはSTEが上手いです。低音の質感はややSTEの方が解像度が高く描写が細かく、まかなは音のリリースの遅さが少し気になりました。中域は概ね互角です。まかなの音像は高く上に音場が広く開放的なので広々とした空間に中域が調和しており音楽全体を楽しめる素晴らしいバランスです。逆にSTEは音場の狭さに加えて音像が近いことでボーカルに迫力を与えており解像度の高さもありこれはこれで気持ちよいと感じました。次に高域ですが、まかなは高域のキレのおかげか全体的に音が明るくクリアになっており、標準ケーブルからは一枚ヴェールが剥がれて周囲の空間から解き放たれたかのような音で、高域の音像が高く定位も良いので印象が良いです。次にSTEは音場の狭さから高音の定位は良いのですがやや響き薄く物足りない印象があります。しかし音色はグッと近くボーカルが近く生々しいので目の前で歌ってくれているような表現の抑揚を感じ取れる元気サウンドになっています。

総じて、まかなケーブルとW16は甲乙付け難く気分で使い分けられる範囲の差のケーブルと感じました。そしてSTEケーブルをpentaconnに変更してまで聴くという方はいないかと思いますが標準の翔のケーブルからであれば味変としてありだと思いました。

■STEケーブルまとめ

STE Mix W16について可能な限りの手持ちのハイエンドイヤホンと合わせてメーカーおすすめのPOPS楽曲を聴き込んでみましたが、残念ながら私には定価ほどの圧倒的な音質の価値を感じ取ることができませんでした。もちろん自分の環境や耳が悪いだけなのかもしれませんし聴き込むことで耳とケーブルのエージングが進んで今後は良さを実感できるかもしれません。とは言え実際にこの価格帯のケーブルを探すのであればBRESEオーディオなどの老舗メーカーも競合になってきますので、手持ちの構成やイヤホンで圧倒的な音質変化を感じ取れなかったのは残念です。

音だけを言えばセール価格の7000円程度のケーブルと考えれば嵌まればコストパフォーマンスは悪くはないという印象です。また、FW10000での音の激変、N5005での酷い音等の例を考えるとイヤホンとの個性が強く相性があるケーブルだと言えます。沢山ケーブルを持っていて味変として使いたいという方には良いですが、無視聴かつ他のケーブルの選択肢が無いという方は購入を控えた方がよいかもしれません。今回は恐らくセール価格で購入できた方が大半なので、それほど影響は無いかもしれませんがケーブルの通常販売価格を考えるとKZの件などかわいく見えるような疑惑があります。あくまで3,4日程度聴き込んだだけですので参考程度にしていただければ幸いですが、定価購入では必ず試聴し、その音色、そして一連の騒動の件に納得して購入することを推奨します。

 

また、今回お借りできたFFさんには重ねて感謝申し上げます。

 

■プレゼント企画

Twitter1400フォロワー達成という理由を付けて不用品のプレゼント企画をします。このような企画ははじめてなので応募方法はまだ決めていないのですが、せっかくなので作ってみたTwitterのコミュニティ機能を使って見ようとは思っています。

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プレゼント内容もまだ決めていませんが、NiceHCKのEB2S(バルク品)にしようかと思っています。

このイヤホンについてはジャケット買いをしたものの、イヤホンが耳に装着できない(ポロポロ落ちる)ということで使いたい方、使える方にお譲りできればと思っています。

詳細はまた告知しますのでBlog及びTwitter共々よろしくおねがいします。

←イヤホンの詳細

 

っということで、ではまた明日。