ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:NICEHCK 龍麟 Dragon Scaleというケーブル

こんばんは

 

今日は雑記です。昨日の夜に待ちに待ったNICEHCKの新たな年度フラグシップケーブルDragonScale - 龍麟が到着しました。まぁまだ少ししか使えていないですが、ちょっとした感想などを書こうかなと。

 

NICEHCK Lofty + 龍麟 + Spinfit W1

 

さて、見た目などは前評判通り、かなり太くぶ厚いです。予告で太いとあったのでかなり覚悟していたのですが、そのおかげかまぁJSHIFIの白龍ぐらいかな?っという印象でした。

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ちなみに私のケースの外側は黒色でした。他の方を見ていると、初期ロッドは赤とか茶色の方が多いので、ランダムでなければ後期ロッドは黒色なのかもしれません。中国的には赤や金はグレードが高い色という認識ですので初期ロッドの特典なのかもしれません。

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ケースの見た目や使い勝手は今までのNICEHCKのケースの中では一番良いなという印象です。ただ、ケースの形状は自由に変形するタイプなのでケーブルやイヤホンの保護という観点では一番イマイチなのかもしれません。個人的には柔らかいケースの方が使いやすいので一番うれしいです。

 

ケーブルの質感ですが取り回しは見た目の太さからは信じられないほど悪くはないです。と言っても良くも無く、曲げ方向についてはしなやかで反発も少なく使いやすいのですが、ケーブルの回転方向に対しての制約が大きい様で、回転方向に少しケーブルをねじってやると写真の様にケーブルで自立するほどの癖を持って固まります。
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龍麟を使う上ではできるかぎり回転方向のねじりに対しては気を付けてつかわなければなりませんね。続いてきになったのはタッチノイズですね。ケーブルが太く硬いことからか、カーボンメッシュスリーブを触ったノイズが耳までちゃんと到達します。これは今までのNICEHCKのフラグシップケーブルには無かった特徴だと思います。

ケーブルの重さは実測で45gでした。想像よりは重くないのですが、軽い方でも無いと思います。

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さて、正直を言うと待ったと言っても2週間程度で、私が購入したのは第3ロッドぐらいです。最初は去年フラグシップケーブルをほぼ全て買った身としては発表当時こそ買うつもりでしたが、2万円という今までのアリエクスプレスの売り出し価格の倍という値段に購入意欲は消え失せてしまいました。

2万円と言う値段はSpaceCloudの日本Amazonの価格とほぼ同じではあるのですがSpaceCloudの値段は数々の人のレビューによりある程度音質の価値が担保されていることやセール時の販売実態として1万円前後で売られていることが許されている要因であるように感じます。今回のDragonScale龍麟について音色の評判は不明であり、なおかつ太くて取り回しが悪いという事前情報があります。

過去の実績では去年のアリエクスプレスのフラグシップケーブル達は5000円程度ではあったのですが値段以上の音色を持っていましたし、直近でもFourMixについては1万円を超える価格でありながら素晴らしい音色を持つケーブルであったのは事実ではあったのですが更に倍の値段というのはいささか抵抗があったためです。当然ながらケーブルに2万円を出すとなると他の会社にも多くの選択肢があるという現実があるからです。

まぁなので第一弾の購入者の「好評な評価」報告を受けて購入したという流れです。

 

まぁ音についてはツイートした通り、かなりレベルの高いケーブルになっています。

 

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写真はTINHiFi のP2Pulsと合わせています。最初からMogamiの良いケーブルが付いてきているこのイヤホンもアップグレード感を感じられる良いケーブルという印象です。

 

っということで、個人的には満足してはいるのですが、2万円の価格が万人におすすめできるかどうかと言われると難しいです。SpaceClaudは派手で広大な音色で誰にでもわかりやすい音色の変化があるケーブルではありました。そしてFourMixは音色のエネルギーという別方向の音色の変化が圧倒的でこれもわかりやすい変化があるケーブルでした。そしてこの龍麟ですが、どちらかというと正攻法で良い音色で老舗のケーブルメーカーや大手のケーブルメーカーの音色に近い落ち着いた中道を行く音色です。とはいえレベルが高く高品質ではあるのですが、今までの中華に求められるような圧倒的なコスパの音色という方向性とは少し違うように思います。

 

NICEHCK 龍麟+ 64Audio Nio

 

実際かなりレベルの高い新ロッドのNioの標準ケーブルPremiumCableからやっと変えても良いなと思える品質ではあったのですが、その差が大きいかというと若干良いという程度で圧倒的ではありません。そしてそのPremiumCableは199$で売られており、龍麟とほぼ値段は変わりません。

勿論音質の良さというプラス面と取りまわしの悪さなどのマイナス面を考慮するとその品質は肉薄していると感じます。逆に言えばそれだけNICEHCKのケーブルの品質が大手のIEMやケーブルメーカーの品質に追いつきつつあるという証左なのかもしれません。

 

ちなみにNICEHCK Lofty + 龍麟 + Spinfit W1は本当に素晴らしいので構成の試せるかたは是非試してみて欲しいです。

 

まぁここまで大層なことを書きましたが、まだ1日ぐらいしか聴いていないので、もう少し聴き込んだら音質などの評価を固めたいと思います。今のところは2万円に見合う素晴らしいケーブルだと思います。

ではまた明日。