こんにちは
今日も雑記です。
okcsc IE300-MMCX 変換コネクター(IE900/IE600)の感想
まぁタイトルの通りですね。n5005用のMMCX変換アダプタを使った昨日に引き続き今度はokcscのIE900用の変換アダプタを買ったので使ってみた感想です。そして結論から言えば良くは無いのですがまずまずです。
まぁご存知だとは思うのですがゼンハイザー(SENNHEISER)のIE300/IE600/IE900はケーブルの接続に特殊MMCXプラグを採用しています。特殊といってもプラ部の周りを樹脂製のリングで覆っただけでコネクタだけ見れば普通のMMCXと差異はありません。写真は変換プラグ(下段)と一般的なMMCXケーブル(オス)側(上段)を拡大したものです。
一般的なケーブル側は左側にメス側と接触する金属の円柱部分の突起があってそのすぐ右側に樹脂製のカバーが付いています。一方で変換コネクタ側は金属部の円柱があった後もう一度一度金属部の段差があってからそのあとに樹脂製のカバーが付いています。当然ながらイヤホン側(メス側)は突起があり、この部分の凹凸が合わさるようにIE300/IE600/IE900はSENNHEISERオリジナルの高さに設定されているというわけです。AKGのN5005もほぼ同様の高さに凹凸が設定されているようなのですが、0.1~0.2mmほど高さが違うようです。実際検索してみてもそのような結果がでてきます。
っということで実際に昨日から色々と実験してみましたがIE900用に設定してあるケーブルをN5005に挿すときつめになり、N5005用のケーブルをIE900用に使うとすこし緩いということになりました。実際何本か持っているN5005用ケーブルのC120などはIE900でも使えたので必ずしも互換性が無いとも言い切れないようです。
ということで昨日報告した通りAmazonにIE900用のアダプターが出ていましたので購入してみました。
商品ページにはN5005の文字はありません。
で届いたのがこちらです。
プラグはリテール品の様でokcscのメーカーパッケージに入っていました。パットみた感じIE900専用品ですがn5005用のアリエクスプレスのバルク品とあまり違いがあるようには見えませんのでマクロレンズで近寄って比べてみたのがこちらです。
左が今回購入したIE900用、右側がN5005用です。0.1~0.2mm程度の違いなのでこれではわからないといえばそうなのですが、ほぼ同じに見えます。で実際に聴いてみたところn5005用アダプタと変わりませんでした。普通に使っている分には問題ないのですが寝フォンなどを想定して敢えてコネクタ回りに疑似的な負荷をかけてやると一瞬音飛びしたりします。
N5005用もなのですが自分のIE900では右側のイヤホンだけがほんの少しだけグラつくのでイヤホン側の加工精度の問題なのかもしれません。そこに加えて結構な負荷をかけなければ問題はないのでかなり意地悪な試験なのかもしれません。勿論、純正IE900用ケーブルや自作のIE900用変換プラグでは右側イヤホンで結構な負荷をかけてもぐらついたり音飛びしたりはしませんのでSENNHEISER側の問題ではなく単純に変換プラグの作りの問題であることも確かです。
お約束ではあるのですが2000円程度で自作しないで普通のMMCX端子のケーブルを試せると考えれば安いのですが常用するとなるとさらに信頼性のあるものを選ぶ方が良いかもしれませんね。特にIE300程度であればまだ問題はありませんがIE600やIE900の価格で社外ケーブルを使ったことでMMCX端子が壊れてしまっては目も当てられません。これは当然ながら変換プラグを挟むということで音質になんらかの影響が出てしまう可能性があること、そして変換プラグの長さによって端子のプラグが長くなり回転方向の負荷が端子にかかりやすいというリスクがあり、変換プラグを常用するという選択肢はあまり良い方策ではないのだと思います。もちろん繰り返しになりますがSENNHEISERとしては社外ケーブルを接続したことによるイヤホンの故障は保証の対象外ということも忘れてはいけません。個人的には上記の点はそれほど気にならないことと、フォルムが自作プラグよりかなり美しく換装できるため今回のokcsc変換プラグは使っていくかとは思いますが心にとどめておいていただければ幸いです。
写真の通り、コネクタが透明なALOのケーブルと合わせてみていますが自作のプラグと異なり違和感が無くかなり美しく使えます。N5005も色が合っているので見た目に不自然さが無いのは良いところです。
にしても今回プラグの負荷による音飛びを経験してMMCXという規格はリケーブル用途として向いていないのだと再度認識させられますね。
KZから「 ZS10ProX」が待望の新BAで販売開始
最近は1DDの機種ばかりでしたが「 ZS10Pro」の後継機種がついに出るようです。
そしてZASやC16Proで採用されていたs付き型番の新型BAドライバを採用した新機種の様です。
とは言え、何気に今年の前半にでたZS10Proの新色の一部ロッドについてはサイレントでこのs付き型番のBAになっていたという情報があり、サイレントマイナーチェンジを辞めただけなのかもしれません。
ちなみに周波数特性グラフも20KHzまで記載されたものが出てきていますが、Crinacle氏のKZコラボイヤホン前迄は全て10KHzまでしか載っていないグラフなので従来のZS10 Pro とどう違うのかは比較のしようがありません。
ただ、このグラフだけを見る限り低音は強いのですが個人的には悪くない特性のように見えます。今は手放してしまったのですがZS10Proは初めて購入した中華イヤホンで圧倒的なコストパフォーマンスを実感できた一方で一度は見切りをつけた感慨深い機種です。このため今回のProXはあれからどのような進化を遂げたのか期待値が上がっています。
ちなみにこのリンクは通常のZS10 Proのものなのですが、どうにかサイレントマイナーチェンジのs付き型番の新BAを積んだものを入手したいのですが、届いた方や狙って買って外れたかたなどの情報を見る限りかなりガチャ要素が強い様です。どうにか買う前に見分ける方法があると良いのですが今のところ確実な情報はありません。どなたか情報があれば教えていただければ幸いです。
っということで今日も長くなったのでこのぐらいにしておきたいと思います。ではまた明日。