ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:eイヤホンでヘッドホンとTWSを試聴させていただいた感想

こんにちは

 

今日は昨日書ききれなかったヘッドホンとTWSの分の試聴させていただいた機種について簡単な感想なんかを書こうと思います。

機種紹介などは省略していますのでリンクなどから適時飛んでいただければと思います。

比較した構成とか

比較イヤホン:TinHiFi P2Puls + JVC SpiralDot++ (4.4bal)

比較ヘッドホン:SIVGA PHOENIX

比較DAP:FiiO M17 DC(つよねこケーブル+Zendure SuperTank S4)

比較DAC:FiiO BTR7

比較TWS:GEO HT05

 

ec.geo-online.co.jp

DAP、イヤホン →昨日の記事を参照ください

el-snow.hatenablog.com

ヘッドホン

THIEAUDIO Wraith

THIEAUDIO発の平面駆動ヘッドホンですね。ヘッドホン祭りなどで発表されてタイムラインでも何台か着弾を見る機種ですね。評判が良さそうなので期待して聴きに行ったのですが想像よりは普通のヘッドホンでした。平面駆動ではありながら中低音の厚みが濃密なチューニングで音場の広さは値段なりといったところでしょうか。解像度や音の分離感、定位などは値段なりなのですが平面駆動と言う点を考えればもう少し高くても良いのではないかと思いました。音像はやや近く音に満たされるような鳴り方は好感が持て、低音のアタックの強さも相まって低音がパワフルな楽曲が合う様に思います。

平面駆動といえば同価格帯で無線機能の付いたピッドホンなども企画されていたと思います。まだ発売していないので断言はできませんがあちらは音色が同等かそれ以上のチューニングになっているうえで無線LDACにも対応する点を踏まえるとピッドホンの完成度の方が高い様に感じてしまいます。

一方で素晴らしいと感じたのはまず鳴らしやすさでしょうか同時にHiFiMANのSANDRAやEditionXSを聴いたのですが大体半分のボリュームで聴くことができます。実際公式サイトのスペックを確認するとインピーダンス23Ω、感度101dBとHFiMANのEditionXSと比べてインピーダンス18Ω、感度92dBと10dB近く感度が高く電流要求を考えるとWraithの鳴らしやすさは抜群です。

knicom.co.jp

続いて素晴らしいのはそのビルドクオリティと装着感、そのデザインだと思います。開放型ヘッドホンは数多く出ていますが意外と側圧の強さ、耳がおおわれる空間の形などの違いで装着感が悪いヘッドホンは多くあります。その点Wraithのヘッドホンは装着感は絶妙で縦の楕円の形のデザインは前衛的でありながら装着空間の設計も上手く快適でした。また持った時の質感も高級機に相応しい重厚さと適度な重さを兼ね備えています。この点のビルドクオリティは開発中のピッドホンや競合のEditionXSより良さそうだと感じました。

HiFiMAN SUNDARA

THIEAUDIOのWraithや、SIVGA PHOENIXとの競合の価格帯にあるHiFiMAN の機種として何気なく試聴してみたのですが本当に驚きました。

HE400seの高い解像度はそのままかそれ以上にした上で伸びやかな音場感、音の艶、余韻と音の伸び、スピード感などそのすべてがグレードアップした印象です。バランスはAryaなどと同じやや高音よりのバランスでHE400seとの間を埋める圧倒的に素晴らしいミドルグレードモデルだと感じました。

つまるところ前回HE400seの試聴で感じた解像度は高いけれどもそれ以外の要素に対して持った不満を全て解消しているモデルだと感じました。

el-snow.hatenablog.com

HE400seはコストパフォーマンスが高いモデルではあると思いますが解像度に極ぶりした印象が強く、音楽を楽しむという目的かつ駆動できる再生環境を持っている方は個人的にSANDRAの方が全体としてのコストパフォーマンスは高いのではないかと思います。

HiFiMAN Edition XS

比較のためにさらに1つ上のグレードのEditionXSを聴いてみました。結論としてはまぁまぁでした。サウンドバランスとしては低音寄りのアタックとグルーブ感を重視したモデルで悪くはないのですがあまり好きなチューニングではありませんでした。一方でWraithと比べればやや解像度が高いので駆動力を持っている再生県境を持っている方はEditionXS、持っていない方はWraithの方が良い音を出す可能性が高そうですね。

HiFiMAN Arya 

SANDRAがあまりにも良かったので比較のために一応聞いてみました。やはり素晴らしい音色ですね。音色としてはぱっと聴いた感じはSANDRAの完全上位互換という感じがしました。ヘッドホンを収納するスペースなどの問題もあり、購入は見送っていますが今後購入するとすれば第一候補だなと感じるほどに素晴らしく気に入っています。セールなどがあるとやばいかもしれません。

AKG K712

言わずと知れたAKGのA40Kヘッドホンですね。SIVGA PHOENIXとの比較のために聴いてきました。K812好みの私としてはやはりK701同様にK712は低音のチューニングを改善した1ランク上の素晴らしい音色ですね。AKG自慢の中高音のクリアさは筆舌に尽くしがたくこの価格帯ではやはり一番好きなヘッドホンの一つと言って良いです。そして装着感なども良くやはり定番と呼ばれるだけあるデザインと音色を兼ね備えたヘッドホンですね。

欠点と言えばやはり63Ω、感度(1kHz):93dB SPL/mWという鳴らしずらいスペックです。昔K701をiPad3直挿しで使っていたことがありますがやはり音量が取りずらいことが多くった記憶があり、低出力のDAP等しか無いような再生環境の方が購入するにはアンプなども同時購入する必要性があり、使い勝手が変わるばかりかトータルコストが上がってしまいます。その点PHOENIXは鳴らしやすくこのクラスのヘッドホンと音色を比べてもそれほど遜色ないことに加えて鳴らしやすさによって想定する市場が異なることを実感しました。

SENNHEISER HD600, HD650, HD660s

こちらもSENNHEISERの定番機ですね。コスト的にはHD600が一番安いのですが、M17DCという再生環境が整った状態ではHD660sよりも圧倒的にHD600とHD650の方が好きでした。

とは言えHD660sでも150Ωとやや鳴らしずらい部類になり、再生環境が整っていない場合はやはり本領は発揮できないということを実感した次第です。

ゼンハイザーの数十年に及ぶ歴史を含むサウンドの魅力も十分に堪能できるこのシリーズですが、装着感の良さや軽さと言ったK712同様に定番の魅力が詰まっています。とはいえこの装着感には長く使ってからしかわからない髪の毛を挟み込みやすいという欠点があり、これは現代でも改善されていませんし、私はこれが理由でHD600、HD660sなどのヘッドホンを手放しています。そのほかの所有者に聴いても結構髪の毛を巻き込みやすいと言う話は聞くのですがなぜ今まで改善されないのか正直わかりません。

 

BTヘッドホン

SONY WH-1000XM5

人気のSONYのノイズキャンセルヘッドホンの最新版ですね、軽めの試聴ですがざっと聴いて完成度の高さを実感しました。一番素晴らしいと感じたのはその軽さでLDACに対応している最新ガジェットという点に加えてヘッドホンとしての音色も無難に悪くなく装着した際に周囲のノイズが減る感覚はすぐに実感できるので良くできていると思いました。

ただ、ノイキャンについては最近のイヤホンのノイズキャンセル機能を考えればまぁこんなものかな?っという程度だったのは少し残念です。ヘッドホンの方がもっとノイズを減らして欲しいという気持ちがあったのかもしれませんね。

Audio-Technica ATH-M50xBT2

こちらも軽めの試聴ですが、いや、定番かつ人気の理由がわかりました。有線ヘッドホンのM50xの魅力をそのままにBluetoothに対応しており、なおかつLDACにも対応している点は圧倒的な魅力です。同時にXM5を聴いてきたのですが私がもしBTヘッドホンを買うのであれば断然これが第一候補になるなと実感します。店頭の表示ではLDAC接続が可能と書いていないのは少し販売機会を逃している気はしました。

TWSイヤホン

ANIMA ANW01

こちらも軽めの試聴です。メリハリを出すスカッとした調整で女性ボーカルに透明感を出すようなチューニングです。購買ターゲットを意識したチューニングで好感が持てますね。ただイヤホンとしての音の性能は先日購入したGEOのHT05と大差ないなと感じました。筐体が小さいのは魅力ではあるのですが欠点にもなっていまして、汎用のTWS用イヤーピースも装着できないのではないかと思うぐらいステムと初期イヤーピースが小さかったです。実際に買うのはファンなどが多いでしょうから問題は無いかもですがそうでないのであれば別のイヤホンの方がコスパは良さそうだと感じました。

 

HUAWEI FreeBuds Pro2

こちらも軽めの試聴です。まず一番気になっていたANC性能ですがHT05とそれほど変わりませんでした。アプリケーションを導入したわけではないのでもしかするともっとANC性能を上げることができたやもしれません。個人的にはやはりANC性能を重視するのであればSONYBOSEAppleなどのメーカーのイヤホンを購入する方が無難だと感じました。

音色については想像通りかなり素晴らしかったです。GEOのHT05が5400円で、これが2万円台なのでこれぐらいは出して欲しいというレベルにはなっています。音色の方向性もAirPodsProGen2よりナチュラルな音色でHT05近い方向性です。HT05と一番違うのは横の音場が広いことに加えて解像度が高く音の滑らかさが1ランク上です。ただ買い替えたいほどかと言うとそこまででは無かったので結果的にGEOのHT05買って良かったと感じました。

ちなみにこのTWSはAirPodsProGen2同様に耳の形によるフィードバックをする機能が付いており、音色を調整してくる機能があるようです。その機能は使っていませんのでそこを使えばさらに魅力的な音色になる可能性があります。私は目的がANC性能でしたのでこれも試してはいません。

 

 

イヤーピース

intime iReep01

こちらも軽めの試聴です。せっかくなので音場が狭いと感じているHT05に装着して試聴してみました。

結果としては響きが強くのり残響の多い音場に変化し、謳い文句通りかなと感じました。一方で気になったのは音場の広さで、残念ながら音場は狭くなる方向に変化しました。音色も抜けが悪くなりフォームタイプのイヤーピースを付けたようなややせまっ苦しい感じに変化するようです。

恐らくですがイヤーピースの笠の部分の厚み構造の問題だと感じてします。通常のイヤーピースでは笠の部分の厚みが薄いので一部の音が反射し、一部の音が抜けていくのですがこのiReep01はそのシリコン部分の厚みが厚いので吸収、又は反射してしまい、音の抜け感が悪くなるのだと思います。構造上笠の部分の厚みを薄くすると製造が難しくなると思われますので難しいかもしれません。

ちなみに私の友人曰くはASMRによく合うそうなので試せる方は試すと新しいの世界が広がるかもです。

音抜けの部分が改善されましたらぜひ購入したいイヤーピースだと感じました。

 

まとめ

っと以上です。いずれも短時間の試聴ですので絶対的なものでは無いということご理解のほどよろしくお願いします。

そして大量のオーディオ製品を快く試聴させていただきましたeイヤホンさんには感謝です。eイヤホンさんにはie900やM17などを始めとした様々な機種を購入させていただいていますが、このような実店舗での試聴サービスの良さも素晴らしいところだと思います。今回聴かせていただきまして新ためて感謝いたします。

 

次回の大きめの更新ではいよいよSIVGAのヘッドホンのレビューをしたいと思います。ではまた明日。