ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:SONY 900STの魅力

こんにちは

 

今日は美術館などに行ってインプットしたりしたことでTRN TA3の記事が間に合わなかったので雑記です。

今日は最近購入したLANやレビュー依頼中のTA3以外では久しぶりにSONYの900STというヘッドホンを聴きました。f:id:el_snow:20230321233144j:image

あまりにも有名なので説明は不要かもしれませんが、最近はFast takeのアーティストが必ず使っていることもあってかなり人気になっているようですね。

今となっては値段もお手頃に思える1万6000円程度のヘッドホンです。

 

現実として日本の音楽スタジオにはこの900STはどこにでも存在していると言われていますし、音質の評価という意味ではリファレンス(基準)にはなっているのですが、音が良いという評価はあまり聞かない機種です。

実際にヘッドホンのリスニングに明るく無い人が聞けば驚くほどの音ではあるのですが、据え置きオーディオや現代的な頭内定位のリスニングを楽しむオーディオマニアからの評判は芳しくはありません。

 

実際、この20年近く前に購入した900STのサウンドを今聞けば、ノイズチェックや音程チェックなどには十分以上に使えるのですが、ことオーディオリスニングという分野で見れば高音域も低音域もあまり出ておらず、物足りない音のと感じる人も多いかもしれません。

更に一番問題になりそうなのが頭の中で形成される音場感で、音のがどこで鳴っているかがわかりやすい指標として使われる定位や、音が鳴っている場所の位置の広さやその音がどこまで広がりどのように音を表現するかの指標として使われる音場の広さは、同価格帯のヘッドホンと比べてやや劣ると言わざるを得ません。また、女性ボーカルなどのサ行に代表される歯擦音も目立ちやすいです。

 

というわけでリスニングヘッドホンという分野で言えばこの価格帯ではもっとおすすめできるヘッドホンはあるわけですが、けれども900STにしかない魅力ももちろんあります。

 

今日は美術館でカカオが55%含まれた1200円ほどの高級チョコレートを購入したのですが、これがまた全く美味しくなく、私の口に合いません。もちろん子どもたちもだめなようで、全く1200円の価値がわかりませんでした。食べ比べもしましたが100円で買える大手のチョコレートの方が圧倒的に滑らかかつ甘みがあり、風味も豊かで美味しく食べることができました。

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1200円の方はカカオの香りは強く、豆っぽい風味もするのですが豆感を出したいがためか粒子が荒くざらざらしており舌触りも気持ちよくありません。甘みやミルク感はあるのですがどうしても美味しさに昇華できず、薬膳の様な風変わりな素材の雑味感があります。多分好きなひとは好きな味なのでしょう。

 

これはオーディオでも言えることで、私にはこれが1200円の価値があるチョコレートと理解できませんでしたが、きっとこれを美味しいと感じてこれでしか味わえない味だと喜ぶ人もいるわけです。

これはチョコレートの味という経験値を持っていないからで、チョコレート業界の中ではありがたがれる味なのかもしれません。SONY自身も900STからの脱却を目指しているという話はよく聴きますが、900STの欠点に思えた部分も900STにしか無い良さで900STでしか味わえない様な気がします。

決してリスニングとしてそのまま美味しく食べられるとは思えない900STですが、持っていて後悔はしていません。当然、日本の楽曲はこのヘッドホンで一度はチェックされていることが多いので、出来上がって今自分が900ST聴いている音は製作者や奏者も聴いている可能性が高いということも魅力の一つだと思います。

 

と、徒然と書いていたら日付が変わってしまいましたのでこのぐらいにしたいと思います。ではまた明日。

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