こんにちは
ゆるくオーディオやってるのすのーです。
今日はLinsol様より依頼の1DDイヤホン「PICCOLO」の簡易レビューです。依頼品ではありますが、趣味でやっていることもありいつもと同じ基準で記載しています。
尚、リケーブルでの相性確認はWiseTech様のご厚意にてお借りしたNOBUNAGA Labsのケーブルを使わせていただいております。
結論:A5K Tier2 参考価格:4,650円
PICCOLOは音像が近く厚い音色を持ち、迫力がある中音域に響きが豊かな音場を持つ特徴に加えてオールラウンドに使えるサウンドバランスを持つイヤホンです。ビルドクオリティの高さや意匠の個性も申し分ないですし、中上級者向けに少々特殊なQDC規格ライクな2pin端子を使ってサウンドチューニングの余地もあります。
POPSやROCKでも特に厚く太いボーカル表現が好きな方やオールラウンドに使えるイヤホンを求めている方に合う様に思います。
Pros(優秀な点)
◎ 迫力があり、響きと厚みが豊かな音色
○ フラットなサウンドバランスでオールラウンドに使えるチューニング
○ ビルドクオリティ、デザインが価格相応に良い
○ リケーブルやイヤーピース変更によるサウンドチューニングの余地がある
○ 1年保証
- QDC規格ライクなリケーブル2pin端子規格はQDCより突起が短い為、耐久性が高そう
Cons(微妙な点)
△ QDCライクな特殊端子のためQDC規格ケーブルが抜けやすい
△ 高域の表現力がイマイチ
△ 本体が金属製で重め
ー 付属品が最低限度なので簡素
- 結論:A5K Tier2 参考価格:4,650円
- 動機付けなど
- 箱とか付属品とか本体
- 音質について
- SPL周波数特性測定とか
- 相性について
- 音質の総評、所感
- Appendix
そこそこ量があるので結論以外は気になる部分をリンクで読んでもらえればと思います。
動機付けなど
モチベーション
Linsoul様からの依頼です。TORIPOWINはTC-01というA5Kでも素晴らしいPOPS向けイヤホンを出していますので、価格帯としてその後継とも思えるPICCOLOが気になったので受けさせてもらいました。
*現在は終売でしょうか
販路、購入先(サポート)
一年保証が付く様ですが、初期不良の対応などを考えればAmazon倉庫のprime発送での購入をお勧めします。
SPEC
基本的にあまり気にしない方ではあるのですが、LCPドライバの様です。TC-01が10mm(Si+PU)複合ダイナミックドライバーですのでより一般的になった感じでしょうか。
箱とか付属品とか本体
開封体験
表面です。
裏です。
箱をスライドさせると箱が出てきます。。
開けると合格証と保証書とマニュアル
1年保証が付く様です。
その下にイヤホンとイヤーピースが入っています。ケーブルはすでに装着されていますのでマニュアルが無くても使えると思います。
フェイスプレートの物理的な彫のあるデザインです手触りも無骨で逆にちょっとカッコイイです。
マニュアル 「あり」
日本市場はメインターゲットではないのかマニュアルは英語のみになっています。
ケーブル装着済みなのでそれほど困らないと思います。
筐体 「両側計18.9[g]」
筐体の大きさ、ビルドクオリティはこの価格では十分に良いものだと思います。表面の質感も良いですし、Leaなどにあったつなぎ目などにバリも無いです。ただし重さは19gとかなり重めである点は注意がいるかもしれません。
本体に分かりやすくRLの記載がある他、表面は均一に加工されていますし、印刷もきれいです。。
5000円以下の金属筐体ではかなり綺麗に仕上げてあるように思います。
競合機種との比較 「Tripowin TC-01、KiwiEars Cadenza」
比べてみました、サイズ感は似たようなものですね。
TC-01の薄さが目立ちます。
コネクタ 「QDCライクの2pin(0.78)」
QDC端子と見せかけてQDCの様なコネクタです。
販売元の公式画像も上記の様になっています。どういうことなのだろうかと思っていたのですが、どうやら端子が少し短いようです。
手持ちのQDC端子のCCA HM20と比べてみました。
概ね長さは半分ぐらいでしょうか?問題になるかと思って手持ちのQDCケーブルを何本か試してみたのですが全て一応問題なく装着できました。
装着が浅めになってしまうのでやや抜け易いですが、逆に突起が少ないので挿脱方向以外の力に対して強く、筐体側の樹脂が割れにくい構造の様に思います。
埋め込み2pinケーブルを指してみましたが、端子にかかる負荷が小さそうで良さそうです。
ちなみにTFZ端子も問題無く装着できました。
ステム形状 「6.05-5.49[mm]」
ステムの直径はやや太めですが一般的なサイズですのでイヤーピース選びに苦労はしないかと思います。
金属メッシュの内側に音響フィルタが見えます。
直流インピーダンス 「23.3[Ω]」
テスタ―*1で実測したところ直流インピーダンスは左23.3右23.2Ωでした。
ケーブル 「QDC 3.5mmプラグ 13.1[g]」
しなやかかつ、適度なコシがあって手触りも良いケーブルが付属しています。太さや色やデザインも無難で、それでいて軽量です。
端子がQDCのような端子なので特殊なケーブルなのかを確認するためQDCのCCA HM20に挿してみましたが問題なく刺さりました。
標準は普通のQDCケーブルの様で、何回か抜き差ししていますが、若干QDC端子の深さが足りないのか本体から取れやすめなのは気になりました。おそらく普通の使い方で問題になることは無い範囲だとは思います。
直流インピーダンス 「0.8[Ω]」
テスタ―*2で実測したところ直流インピーダンスはHOT、COLD共に0.8Ωでした。
A5Kのイヤホンのケーブルとしては一般的範囲ではありますがあまり良くは無いかもしれません。
付属イヤーピース「3サイズ×1セット」
サイズ展開は3つだけなので合わない方は私の様に社外のイヤーピースを使うことになりますね。
使い勝手の評価
クロストークチェック 「無し」
手順*3に従って確認しました。
大きめのボリュームでは少しクロストークがありましたが、普通のリスニングボリュームでは問題ありませんでした。
ホワイトノイズ 「ほぼ無し」
ややホワイトノイズが出やすいM17のMaxGainヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみましたが、音楽のバックにほんの少しだけ聞こえる程度で聴感上記になるレベルのホワイトノイズはありませんでした。
寝ホン 「○」
本体にやや厚みがありますが、空気は抜けるタイプなので鼓膜へのダメージは少ないです。厚みさえ気にならなければ使う事はできそうです。
音漏れ、遮音性 「2割程度」
指でステム側を抑えて遮音してみましたが2割ほど音漏れしており、大きくはありませんのでそこまで気をつけなければならない範囲ではないです。
タッチノイズ 「一般的な範囲」
ポーチ、ケース 「なし」
音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「〇」
突起が短いQDCライクなソケット構造が気になる点以外は、付属品や見た目のビルドクオリティなどは価格帯を満足させる出来だと思います。少し抜けやすいので賛否はあるかもしれませんがQDC端子が割れにくいことや普通の2pin端子を指した時の見た目やテンションのかかりが少ないメリットもある様に思いましたので減点とはしていません。
音質について
ファーストインプレッション
また価格なりの性能を持ち合わせているものの最近の低価格中華に良くあるサウンドバランスを踏襲しているように感じました。ハーマンターゲットなどそのあたりのサウンドを聴き込んでいる人ほどA5Kらしさとしての特徴、個性を求めがちに感じる音色という感じです。
競合機種との比較について
価格帯ではこのあたりがライバルになるかと思います。
エージング(バーンイン)
箱出しから10時間程度使用しました。
試聴環境、上流影響
標準環境*4を使っています。
M17, BTR7, Xperiaを使ってみましたが、ある程度は上流の駆動力、パワーに大きく影響するようですが、概ね一般的な範囲です。今回はM17で聴きこんでいます。
帯域バランス 「フラット」
概ねどの帯域も適度に調整されたフラットなバランスだと思います。Cadenzaと比べるとほぼ同じですが中域がやや強くボーカルなどが目立つバランスです。、TC-01と比べるとTC-01の方がややWバランスの弱ドンシャリでしょうか。
音色(寒暖、明暗、響き、粘度、厚み) 「〇」
寒暖はニュアンスが難しいのですがやや寒色より、明るさは少し明るめ、響きは多めでドライでソリッドな鳴りです。音の厚みは厚めでしょうか。
TC-01の艷やかで、潤いがあって迫力ある中域とスッキリした音色は大きく方向性を変えてきている印象で、PICCOLOは全体的にレベルが高く、整えてきているという印象です。
CADENZAと比べるとPICCOLOは音色が全体的に近くバランスの良い鳴り方で正確な鳴り方で、CADENZAは音場が俯瞰的なこともあり楽器などが全ての音色が細めで綺羅びやかに映える音色です。
音場、空間表現(広狭、重心、遠近) 「〇」
価格帯を踏まえると上下左右は概ね平均的な広さのサウンドステージです。奥行きは一般的で、音像の近さはやや近め、高さも平均的です。音が中央に纏まりがちではありますが、音像が適度に高く、ある程度は音が広がりが響きが豊かなため、圧迫感が少ない良いチューニングだと感じます。
Cadenzaが俯瞰的で広い表現なので対極の様な表現で、概ねTC-01と近い表現になります。
定位、音像、分離 「○」
価格帯レベルの音像定位の良さと分離感かと思います。音の位置の間隔が正確で音が混濁しずらく、音像も明瞭です。TC-01ほどではないですが音のコントラストは十分に高いです。
Cadenzaが広く空間に音像を定位良く表現するので比べると、PICCOLOは一般的なイヤホンらしく音が中央に集中している表現になります。
解像度、音の細やかさ 「ー」
価格帯を概ね満足させるレベルかと思います。音の細かさは十分高く素地の良さが光ります。
低域の質について 「○」
低音の質、量については価格帯として一般的です。適度な響きが乗っているため低音の音像は明瞭で厚いです。
質感としてもアタックは適度に早いことと、リリースの残響感もダレが少なく、気持ちの良く聴かせてくれます。
量感や深さを求めるのであればTC-01ですが質感や表現力はPICCOLOの方が高い様に思います。CADENZAと比べると互角で、ふくよかで暖色系のCADENZAに対してPICCOLOはソリッドで寒色系なので音色の表現の方向性が異なます。
中域の質について 「〇」
中域の量感は十分で最も厚みがある音像を作ります。質も価格帯として十分であり、男性、女性ボーカルやギターなどの楽器などをきっちりと鳴らし分けながら空間に音像を作ってくれます。
艶感があってボーカル域に強く焦点が当たるTC-01と異なり、適度な迫力で比較的パワフルな音色です。ボーカルのなども熱量もありながら他の帯域の楽器と調和した鳴り方なのでより幅広く使えるチューニングだと感じます。
CADENZAは解像度が高く素晴らしく広い音場なこともあり中域は一歩引いた表現なのでPICCOLOとは鳴らし方が根本的に違うでしょうか。
高域の質について 「ー」
高域の量感は適度で十分な量感と感じる人も多かと思います。更に女性ボーカルの高域表現なども素晴らしいです。ただしチャイムやハイハットシンバルなどの超広域の音色の質感に関してはややギラギラしとした不自然さがあります。女性ボーカルのサ行などの歯擦音は少し刺ささる感覚があります。A5Kでは、概ね十分な表現ではあるので少し厳し目かもしれませんが、バランスが良く量感がある分高域の音色が気になった感じです。
SPL周波数特性測定とか
左右差
vs TC-01
vs KiwiEars Cadenza
相性について
ジャンルの得意不得意 「あり」
チューニングバランスがフラットに近い事で比較的オールラウンダーだと感じます。TC-01ほどPOPS、ボーカルがメインの楽曲には合わないですが、それでもボーカル曲は良く合うように思います。
アンプ(上流)による印象の違いについて 「少なめ」
より良い上流を使う事でより良い音が楽しめるイヤホンではありますが、極端な変化は無く概ねアンプの実力に比例してくれる印象です。
このため、ポータブルであればポータブルアンプ、据え置き機材など強力な上流機材を準備するとより幸せにはなれますが、無くても楽しめるイヤホンです。
ケーブルによる印象の違いについて(注意)
注意:
リケーブルについては科学的に見ればごく低品質なものを除いて音質の変化に対する定量性のある決定的な証拠はありません。
このためリケーブルは貼り付けなどと変わらないオカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので万人におすすめするものではありません。
M17 "AppleMusic" -> 「 」-> イヤホン -> SpairalDot++
今回もWiseTech様からNOBUNAGA Labsのケーブル5種類「CASSINI AXIS」「瑞鳳 颯」「BRAHMA」「MORPHEUS」「CEPHALUS」をお借りしました。2PINとMMCXの違いのみのCASSINI AXIS、瑞鳳 颯を除いてそれぞれの相性を確認してみようと思います。GALILEOの価格がA5Kな事に対してやや分不相応な組み合わせもありますが、ご容赦ください。
NOBUNAGA Labs entry CEPHALUS ケファルス 「◎」
エントリーシリーズとのことで比較的低価格なNOBUNAGA Labsの錫めっきケーブルです。
ケーブル本体は軽く13.3gと標準ケーブル遜色ありません。かなり細いケーブルのため装着感は良いのですが相性によってややタッチノイズを感じるかもしれません。色も落ち着いており、見た目も悪くないように思います。
音色の変化は、解像度が上がり中域と高域が華やかになり、艶やかさが出る感覚です。高域の音色の雑味が一掃されてアコースティックギター等のストリングスの倍音やチャイムのキラキラ感が全面に出てきてきます。ただし低音は量感はでるものの若干響きが鈍くなり質感は重くなる傾向があります。
音場の変化は、音像がやや上方に行き上下の音場表現が拡張され空間が広くなります。
特に標準では高域の響きがイマイチでしたが、高い底力をCEPHALUSで発揮された様に思います。個人的には使い勝手と音色の変化のバランスが良く、すばらしい相性だと感じましたがイヤホンより高いケーブルになりますのでなかなかその点だけは難しいところです。
NOBUNAGA Labs entry MORPHEUS モルフェウス 「○」
エントリーシリーズの比較的低価格なNOBUNAGA Labsの銀めっきケーブルです。
ケーブル本体はCEPHALUSと同様に軽く13.9gと標準ケーブルとほぼ同じです。かなり細いケーブルのため装着感は良いのですが相性によってややタッチノイズを感じるかもしれません。色はCEPHALUSと比べるとキレイな白色なので若干派手さはありますが、細いので見た目も良い様に思います。
音色の変化としては高域の表現、特にシンバルやチャイム系のシャンシャンする帯域である高域側が整えられてきれいになります。音場の傾向は標準からほぼ同じで解像度も少しあがり全体的にアップグレードされた感じると思います。
本体より高いケーブルにはなりますがまずまず良い相性の様に思います。意匠や細さにこだわりたい場合には候補の一つになるかと思います。
NOBUNAGA Labs CERES ケレス 「○」
かなり分不相応ではあるのですがまたまたGiitaさんからお借りしているので折角なので聴いてみました。
解像度は限界まで引き上げられた印象で、音場は上下左右に大きく広がります。中域の音色はしとやかかつ、ある種の色っぽささえ感じます。音色は滑らかで解像感は低めなのですが音の細部は滑らかです。
高域の音色は華やかかつ明るく明瞭になります。個人的にイヤホンの底力が高いのだと実感しした。
ただ、唯一気になったのは音場は広大ですが音像はやや俯瞰的になり一歩引いた表現になることで、個人的には大好きな傾向ではあるのですが、迫力は少しなくなる方向性なので好き嫌いはでるかもしれません。
価格は全く見合わないのですが音色だけであればかなり良いと感じました。
NOBUNAGA Labs CASSINI AXIS カッシーニアクシス 「○」
4月29日に発売になりました錫メッキ8芯ケーブルですが価格差を無視すればかなり良い相性だと感じました。。
音場は上下左右と広大ですし解像度も相応に高いです。サウンドバランスも万人受けする弱ドンシャリになることや、音色がややウェットで暗めになることで全域に表現力を上げつつニュートラルな音色になります。
かなり太いケーブルなので使い勝手、価格においては覚悟が必要なケーブルではありますが音色は確かだと感じました。
NOBUNAGA Labs BRAHMA ブラフマー「〇」
直販限定という純銀線を付けてみました。シルバーの色はとてもきれいです。使い勝手的な部分を先に言えば見た目が素晴らしい一方で曲率半径に対する反発力が強めなので柔軟性は低めです。耳掛けの部分などは何度も反発力で耳から外れてしまったので別途収縮チューブなどで癖付けなどをしてやる方が良いかもしれません。
音色の変化ですが超低音と超高音の量感がやや増えるでしょうか、気に入ったのは高域のチャイムなどの鈴の音はで響きが良い上にキラキラします。
スッキリとした音色傾向で音像はやや低めで近く、音場は上下と左右が広大で前後はやや平坦です。
解像度や明瞭度は明確に向上しますがやや重めの音色だとも感じます。イヤホンの価格に対してケーブルの価格が高すぎるので〇としていますが良い相性だと感じました。
NICEHCK BlackCAT 「◎」
価格に見合いそうでお手頃なケーブルを一つ試したいとBlackCATを試してみました。解像度の向上はそれりですが音場は広大になり、特に中高域〜高域の音色の質感が大きく向上します。
音色の分離がよくなる上に定位もしっかりとするので大きくグレードアップ感を感じられると思います。BlackCATはNOBUNAGA Labsのエントリーシリーズに比べると音質は上ですが46.6gと物理的に重たいケーブルにもなるのでそのあたりはトレードオフで選ぶと良いかと思います。
標準ケーブル 「△」
こうやって比べてみると標準ケーブルは最低限度のもので、全体の音の表現力には欠けているかと思います。
まとめ
ケーブル変更による伸びしろもある程度大きいイヤホンですので、音質にこだわるのであれば可能な限り交換を推奨します。
個人的には絶対的な音質ならばCELES、コスパならばBlackCAT、 音色と使い勝手のバランスならCEPHALUS が気に入りました。
イヤーピースによる印象の違いについて 「今回は省略」
音質の総評、所感
個人の主観的な好みで言えば83点、私が客観的だと思う好みの点数としては79±7点です。価格帯と音のレアリティ、付属品等ユーザビリティを考慮した総合的なランクはA5KでTier2としました。
尚、これは同社のTC-01と同じ点数です。個人的な印象としてはボーカル特化で特徴が強かったTC-01を万人受けするような音色に再チューニングして価格を更に下げたという印象ですし、中域にフォーカスが当たりやすい音色やドライバの素材から言えばLeaのアップグレード版とも言え取れるかもしれません。
個人的には、響きが豊で厚みの中低音という個性がある上で適度に整ったイヤホンでメーカーの個性を感じつつ、TC-01ほど使用場面を選ばずに使えそうで好印象です。
最後に、この様な機会をいただきましたLinsoul様に感謝申し上げます。
Appendix
購入リンク
*1:KYORITSU KEW MATE MODEL 2000 オフセット除去
*2:KYORITSU KEW MATE MODEL 2000 オフセット除去
*3:
ホワイトノイズが少ないADI2DAC fsとMacBook 15 Late2013 Rewにて左のみなど片方CHのみからリスニングボリュームのホワイトノイズ又は1KHzSin派を出力します。出力先CHでホワイトノイズやSin波を確認したのち、取り外して遮音し、もう片側を装着して出音をチェックします
*4:
M17DC(PL50) "AppleMusic" -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
M17"AppleMusic" -LDAC-> XD05BAL -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
iphone12"AppleMusic" -A1749-> -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
Xaomi 11T Pro"AppleMusic" -LDAC-> BTR7 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->A90->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
MBP15 Late2013"AppleMusic" ->E50->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
GV301"AppleMusicプレビュー" -標準ケーブル-> Aiyima H1 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
Xperia10iv"AppleMusic" -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
Xperia10iv"AppleMusic" ->SHIO -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
*5:
〇測定環境
ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4
ソフトウェア:REW V5.20.13
INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit
OUTPUT:MOTU M2 OUT 6.3 to 3.5mm
カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用
イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ
〇測定パラメータ
入出力バッファ512K、Acoustic Reference
出力音圧レベル:−12dB
Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz