ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

超簡易 レビュー:KZ ZVX 1DDイヤホン 結論:A3K Tier1 音の厚み残響感と基本スペックが高い(PR:KZ )

こんにちは

ゆるふわのすのーです

今日はKZ様より依頼の1DDイヤホン「KZ ZVX」のインプレ、超簡易レビューです。レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもあり、評価時間が短い以外はいつもと同じ基準で記載しています。f:id:el_snow:20230513165051j:image

インプレ結論:A3K Tier1 参考価格:2,720円 

ZVXは暖色系の音色で、音の厚みと残響が素晴らく、ビルドクオリティが高い低価格コスパイヤホンです。ほぼフラットなサウンドバランスに中域の厚みが秀逸でボーカルが映える上に、解像度や定位など平均的に高いサウンドクオリティを持ちます。

注意点となる特徴としてはイヤホン筐体両側で合計24.2[g]もあり手持ち300本近いイヤホンの中では最も物理的に重いイヤホンです*1

付属品のチープさや重さが気にならないという方には幅広くお勧めできる機種だと感じます。また、昔KZを買ったときのイメージを払拭したいという方にもお勧めできる機種ではないかと思います。

*2024年以降のロットは低音が緩いためTier2となります。

Pros(優秀な点)

◎ 万人受けするフラットバランスのチューニング

◎ 音が太く厚みがあり、POPS等のボーカルで中域が映える

○ 平均的に高いサウンドクオリティ

○ 小さくビルドクオリティが高く装着感が良い

○ リケーブルやイヤーピース変更によるサウンドチューニングの余地がある

ー 全金属筐体

Cons(微妙な点)

△ 付属品の品質は値段なり

✖ イヤホン筐体重量が24.2[g]と重い

 

 

試聴環境、上流影響

標準環境*2の中で

M17DCやMBP15 Late2013"AppleMusic"の直指しなどをメインに確認しました。

音質とか

帯域バランス 「概ねフラット、やや中域重視」
音色(寒暖、明暗、響き、粘度、厚み) 「○ やや暖色、響きと厚み重視」
音場(広狭、重心、遠近) 「○ 平均的、中央、やや近」
定位、音像、分離 「ー〜○」
解像度 「○」
低域の質について 「○」
中域の質について 「◎」
高域の質について 「○」

同価格帯のTier1級 競合機種との比較

CCA CXS

構成は似ていますが、実測値の抵抗値も違いますし音色は別物です。ZVXの方がより暖色系で本体は小さく仕上げも綺麗だと感じます。筐体の形状が違いますので好きに選んで良いレベルではあるのですが、ZVXの方が少し安く、CXSは少し軽い21.9[g]です、音色で迷うならZVXの方がお勧めできると感じます。

el-snow.hatenablog.com

 

TRN MT4

 

 

 

MT4はスッキリとした透明感と抜け感があるサウンドなのでZVXと対称的ですね。ZVXは1DD故の信頼性の高さやにアドバンテージありますがMT4の方が解像度がやや高く本体が軽いです。

el-snow.hatenablog.com

 

Tangzu Wan'er S.G

 

 

本体の軽さ、音場の広さはWan'er S.Gにアドバンテージがあります。響きの良さ音の厚みはZVXにアドバンテージがあります。

el-snow.hatenablog.com

Truthear HOLA

 

 

暖色系サウンドと中域重視という点では似ている機種です。HOLAの方が付属品が良くビルドクオリティが高い上に軽く装着感が良く長時間のリスニングに優しい音色です。ZVXの方がスピード感があり、音の厚み残響が良いです。

el-snow.hatenablog.com

その他測定値

基本測定とか

筐体重さ「24.2[g]」
筐体抵抗(直流インピーダンス) 「26.9[Ω]」 *CXSは14.2[Ω]
筐体ステム形状 「5.75-4.88[mm]」
筐体リケーブル端子 「QDC2pin」
ケーブル 重さ 「5.75[g]」
ケーブル 抵抗値(直流インピーダンス) 「0.6Ω」

SPL周波数特性測定とか

*3

中域が違いますね。

製品の写真とか


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いつもの低価格KZの付属品ですがイヤーピースはフォームタイプです。

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加工は非常に美しく綺麗でバリなどありません(CXSはありました)。

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おわりに

個人の主観的な好みで言えば86点(CXSと同じ点)、私が客観的だと思う好みの点数としては75±9点(CXS+1点)です。価格帯と音のレアリティ、付属品等ユーザビリティを考慮した総合的なランクはA3KでTier1としました。

まぁ点数の通りCXSとは僅差ですが付属品の良さ、標準ケーブルとの相性の良さを、価格の安さ考慮した結果CXSより高いTier1となりました。TRN MT4と同じTier1評価ではありますがビルドクオリティなど踏まえた評価でやや甘めになります。またリケーブルによる伸びしろもMT4の方が高いので、その点は標準での完成度が高いということなので良いことなのですが少し気になるでしょうか。

いずれにしても重さを除けば素晴らしい完成度でした。

 

最後に、今回この様な機会をいただきましたKZ様には改めて感謝いたします。

尚、ちょっと今回は書き方の趣向を変えてみました。もし前の方が良いや、今回の方が良いなどありましたらコメントなどいただけると嬉しいです。

 

APPENDIX

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*1:その他の例:KATO 24.0[g]、A8000 22.2[g]

*2:

M17DC(PL50) "AppleMusic" -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

M17"AppleMusic" -LDAC-> XD05BAL -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

iphone12"AppleMusic" -A1749->  -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

Xaomi 11T Pro"AppleMusic" -LDAC-> BTR7 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->A90->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->E50->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

GV301"AppleMusicプレビュー" -標準ケーブル-> Aiyima H1 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

GV301"AppleMusicプレビュー" -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

Xperia10iv"AppleMusic" -標準ケーブル->  イヤホン -> SpairalDot++

Xperia10iv"AppleMusic" ->SHIO -標準ケーブル->  イヤホン -> SpairalDot++

*3:

〇測定環境 

ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.13

INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit

OUTPUT:MOTU M2 OUT 6.3 to 3.5mm

カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用


イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ

〇測定パラメータ

 入出力バッファ512K、Acoustic Reference

 出力音圧レベル:−12dB

 Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz

 カプラキャリブレーションファイル適用、SoundCardキャリブレーション実施済み