すのーのゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ機材のレビュー等を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で300本ぐらい機材が増えて最近はイヤホン、ヘッドホンのレビューBlogになりつつあります💦。リンクにはアフィリエイトが含まれており、新規イヤホンの購入資金にさせてもらっています。

イヤホンレビュー:Kiwi ears QUARTET 結論:広く膨らむ豊かな低音 低音好きの為の上級者向けイヤホン(PR:Linsoul)

こんにちはゆるふわオーディオのすのーです。

今日はLinsoulより依頼の2DD2BA+2SWイヤホン「Kiwi ears QUARTET」のレビューです。レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもありいつもと同じ基準で記載しています。

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尚、リケーブルでの相性確認はWiseTech様のご厚意にてお借りしたNOBUNAGA Labsのケーブルを使わせていただいております。

結論:A15K Tier32  参考価格:15,990円  

 Kiwi ears QUARTETは中低域の表現が豊かで包み込むような分厚く膨らむ低域表現を持った低域好きのためのイヤホンです。ベース帯域を中心に低域が4つのドライバを用いていますがSWを用いてドライバの強弱を変更できるようなサウンドチューニングができ、低音表現が苦手だと感じても少し調整の余地があります。DD+ハイブリットらしい低域と中域以上が明確に音が違い、かなり低域が強い上に標準構成では解像度もやや低いことから全体として万人受けはしない玄人向け仕様です。

また、ビルドクオリティは高く意匠も良いのですが、チューニングスイッチの説明が無いばかりか付属品にチューニングスイッチ変更用のピックが付属しなかったり、音導管にフィルターが無いなど、上級者向け仕様のイヤホンです。

普通に良い音は十分に持っているという様な中級者以上の方や、小音量でも低音のパワフルさが欲しいなどという方にオススメできるイヤホンです。

追記:チューニングスイッチ用のSIMピンは付属するようになったため、Tier2に変更いたしました。

Pros(優秀な点)

○ 包み込むような分厚く膨らむ中低域、低域好きに刺さるサウンド

〇 ベースが映えるチューニング

○ SWによるサウンドチューニングが可能

○ リケーブルによるサウンドチューニングの余地がある

○ 美しいデザイン、高いビルドクオリティ

○ 1年保証

ー DD+BAハイブリットらしい音色

Cons(微妙な点)

ー 中域以上と低域の音色が明確に異なるので違和感と感じる人もいるチューニング

△ 低域が強くやや遅く、やや解像度が低くく抜けが悪いと感じるチューニング

△ スイッチ変更用ピックが付属しない

△ スイッチの音変化についての説明が無い

△ 音導管にフィルターが無い

量があるので結論以外は気になる部分をリンクから読んでもらえればと思います。

動機付けなど

モチベーション

Linsoul様からの依頼ではあるのですが、CadenzaがA5K素晴らしいバランスの機種であったことから興味がでました。さらに2DD2BA+2SWとのことで、SW付きのイヤホンが大量に販売され始めており、その影響でどのような違いを出してくるのか気になったんため受けてみました。

el-snow.hatenablog.com

 

販路、購入先

AmazonのLinsoulから購入できます。Cadenzaと違い色は1種類しか無いようですね。

保証、サポート「1年保証」

マニュアルからの抜粋です。日本語表示はありませんが、英語で1年保証と書いてあります。国内有効であれば保証が適用されるはずです。

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SPEC

 基本的にあまり気にしない方ではあるのですが、2DD2BA+2SWが特徴です。

箱とか付属品とか本体

開封体験 「○」

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スイッチ変更用のピックは入っていませんでした。私の個体だけの付属品漏れかと思ったのですが、公式の付属品にもありませんし、他の方も付属しなかったとのことなので仕様として付属しないようです。

スイッチは、やろうと思えばクリップの先、シャープ等鋭利なペン先や2pinコネクタの先などで無理やり変更可能はなのですが、思いつかなければ全く指では操作できません。このような小さなスイッチはデリケートなことが多く、間違った力の入れ方をすると潰してしまうこともありますのでかなり不親切です。

マニュアル 「あり、英語のみ、説明不足✖」

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装着に関するマニュアルが図式で乗っています。ケーブルの装着にまようことはなさそうです。

しかしながらスイッチについては全く言及がありません。またピックやイヤーピースなど同梱品のリストもなく付属品に不備があってもインターネット等で調べるまではわかりませんしユーザーは知るよしも無いことになります。2万円近いイヤホンですし、これは少し不親切すぎるかと思います。

筐体 「両側計9.3[g]」

ビルドクオリティは良いですね。シェルに埋め込まれたラメがキラキラと輝いています。

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Cadenzaと似ているなと思って比較してみましたがサイズも意匠も別物ですね。
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コネクタ 「フラット2pin」

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ステム形状 「6.5-5.98[mm]、片側フィルターなし」

ステムは本体と一体成型でつなぎ目無く作られています。やや径は大きめでしょうか。

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パッと見た限りフィルターが見えませんので気になって音導管の中を撮影してみました。f:id:el_snow:20230610145227j:image
片側だけにフィルターが見えます。そこそこ奥にあるので掃除などはしにくいかもしれません。また、もう方が側は奥のほうまでゴミなどが侵入するようになっています。自分はさほど気にならないのですが、気にされる方は注意が必要です。

直流インピーダンス 「44.5[Ω]」

テスタ―*1で実測したところ直流インピーダンスは左44.5、右44.4Ωでした。尚この値はスイッチで変化します。

ケーブル 「2pin+ 3.5mm3極プラグ 18.4[g]」

しなやかでコシもなく癖もつきにくいため扱い易いケーブルです。Cadenzaに付属していたものと似ていますが一回り太くなっていますね。

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使い勝手に関しては文句ない感じでしょうか。

直流インピーダンス 「0.4[Ω]」

テスタ―*2で実測したところ直流インピーダンスはHOT、COLD共に0.4Ωでした。

A15K円近辺のイヤホンのケーブルとしてはやや大きい抵抗値ですね。Cadenzaのケーブルは0.6Ωだったので順当に線材が太くなっているのだろうと思います。

付属イヤーピース「3種類3セット 合計9ペア」

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イヤーピースの種類は豪華ですが、3サイズしかなく、どのイヤーピースも自分にはフィットしませんでした。

使い勝手の評価

ホワイトノイズ 「ほぼなし」

ややホワイトノイズが出やすいM17のMaxGainヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみたところ、小さくホワイトノイズありました。ただかなり小さいのでほぼ気にならないレベルだと思います。

寝ホン 「△」

本体ある程度厚みがあるのでやや寝フォンには向いていません。ホワイトノイズが大きくない点は優秀ですね。

音漏れ、遮音性 「4割程度」

指でステム側を抑えて遮音してみましたが4割ほど音漏れしており、意外と外側にも漏れている様です。静かなところで大ボリュームで使うには気をつけた方が良いです。

タッチノイズ 「一般的な範囲」
ポーチ、ケース 「ハードケース」

ハードケースが付いています。

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あまり上質なものではありませんが実用性は十分です。

音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「△」

A15Kのイヤホンとしては概ね良いのでしょうが、致命的なのはスイッチ変更のピックが付属しない点です。またスイッチの変更についての説明もない点はきになります。他にも欲を言えばイヤーピースのサイズ展開はもう少し増やしてほしいことでしょうか。

本体の意匠は綺麗でビルドクオリティも高いので素晴らしいと思います。このBlogを読んでいるような方は問題ないのですが読まずにこれを買ったり、プレゼントで渡された人などは戸惑うかと思います。

 

音質について

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ファーストインプレッション

el-snow.hatenablog.com

ファーストインプレッションとしてこちらの記事を参照ください。

競合機種との比較について

同価格帯Tier1機ではSeeAudio Rinko、7Hz REGATOなどがライバルになりますね。似た構成で言えばNICEHCKのNX7 Mk4などがライバルになるでしょうか。少し価格帯が上ですがLETSHUOER S12や先日レビューしたDunu KimaClassicなどもライバルでしょうか。

 

エージング(バーンイン)

箱出しから200時間ほどAGPTEKによるプレイリストループでエージングさせた他、通常の使用として計10時間程度使用しました。エージング前後で大きな変化は感じていないのですがやや音場が広がった感じがします。

試聴環境、上流影響

標準環境*3を使っています。

M17DC, BTR7,SHIO,Xperia10iv、MAC直指し等、色々と使ってみましたがほぼ上流に依存せず、安定した音を奏でてくれました。鳴らしづらいのかとMaxヘッドホンモードなどにもしてみたですが、やや相性は良いかなという程度でどれも同じなのでいつものM17DC、ゲインM、ボリューム40前後で使うことにしました。

スイッチについては複数試してみたのですが好みは01(低音少なめフラット傾向)でしたが、どれも一長一短です。レビューについては11の標準を使用すべきだとも思いましたが低音が強すぎて中域の解像度が下がりバランスが悪く、01(低音弱め、中域強め)としました。

 

帯域バランス 「低音強めドンシャリバランス」(スイッチ変化)

11の設定は非常に低音が強く他の帯域はやや凹みます。10は低音が更に強く感じ低音のカブリが酷いちょっとやり過ぎのバランスだと感じます。01は低域がやや強いほかはほぼフラットで中域、高域も程よく出てくれるドン!(シャリ)タイプで大衆受けするチューニングです。00は高域が強くドンシャリチューニングです。

個人的には01低音から高音まで過不足なく鳴らしてくれ、どの帯域にもフォーカスを当てやすくオールラウンドに使えると感じるバランスです。

音色(寒暖、明暗、響き、粘度、湿度、厚み) 「○」

寒暖は全体としてはニュートラルですが低域は暖色、中域以上は寒色よりです。明暗はやや暗め、響きは少な目です。粘度はやや高く滑らかでしっとりとした音色です。湿度は全体ではニュートラルですが高域ほどドライな音色になります。音の厚みはやや太めです。

特徴は2DD2BA機種としては一体感のある滑らかな音色かと思ったのですがスイッチで低音を強めにしてしまうと低音が強く一体感のバランスが崩れてしまうのでDDは低域で中域以上はBAという構成なのかもしれません。低音を強めた場合にしっかりと解像度などを維持できていると良かったのですがどうも被りがちな点は残念です。一方で01設定は音の解像感が高く女性ボーカルの歯擦音も目立ちやすいためやや聴き疲れし易いと感じる人も多いかもしれません。

ドライバの数からカルテットという名前を決めたのかもと考えますが、このスイッチはそのバランスを変えてユーザーの好みに寄せられるという意味なのかもしれませんね。

音場(広狭、重心、遠近) 「○」

前後は一般的かやや狭めですが、上下、左右は広大で優秀なサウンドステージです。音像は標準的で前後の距離感も適度です。

競合のイヤホンと比べてやや音場自体が広いことはアドバンテージでしょう。

定位、音像、分離 「○」

価格帯としてやや良い音像定位の良さと分離感かと思います。スイッチ設定にももちろんよりますが、01では高い解像感でしっかりと楽器やボーカルなどを描き分けています。

競合のイヤホンと比べてもしっかりとしている表現です。

解像度 「ー〜○」

01設定では価格帯では一般的な解像度で、音のコントラストの高さ(解像感)の高さもありしっかりと音を把握できます。ただ、01以外の設定では低域のかぶりなどの問題もあり、競合のLEGATOやRinkoなどのTier1イヤホンと比較するとやや厳しいでしょうか。

低域の質について 「○」

低音はパワフルで深い部分から中低域まで量感ガッツリで出ています。最近流行りの中低域をスッキリさせるようなバランスではなく、重みと厚みがあり、兎に角ふくらむ低音です。ただし他のTier1クラスと比べて量感はしっかりしているものの、立ち上がりはややゆっくりとしており、余韻や残響はあっさりしています。SWでは量感だけが変化するのですが、強めのSWは標準の構成では少しブーミーに感じるかと思います。

A15Kクラスとしては十分な低域表現で、表現手法こそ違えどRinkoとは同クラスです。キレの良さなど、さらに低域を重視する場合はLEGATOの方が一枚上手な表現かと思います。

中域の質について 「○」

中域の量感は一般的な量感ですが、低音強めのスイッチにすると被りがちです。01設定では適度な音の近さと価格なりの解像感で描写してくれます。01設定はドンシャリではありますが、広い空間表現のおかげで音は団子になりにくいように思います。

バランス的にはRinkoに近いところはあるのですが、RinkoがWバランスのチューニングで中低域があっさりしていることに対してやや中低域が目立ちやすい点がポイントでしょうか。

LEGATOと比べると解像感が高いため目立つ中域ではあるのですがややドライさが目立ち音の鳴らし方変化に気付きやすいです。ドライバ構成による鳴らし方の違いもあるので両者は好みの範囲だと感じます。

高域の質について 「ー〜

01設定では高域の量感は十分にあり、少し強調感がある音色です。低音を強めにした設定では中域と共にかぶってしまい存在感が薄いのですが、低域を弱めにすると女性ボーカルのサ行などの歯擦音もやや目立つのでやや刺るという人もいるかもしれません。

悪い表現ではないのですが、01の場合は個人的にはやや強調感がある音色は好きになれませんでした。

スイッチによる変化

SW 11 低域+中域強化(出荷時構成)

 低域の存在感が強いドンシャリバランスです。中低音〜超低音までの全ての量感が足される他、中域や高域まで包む感覚があり、ややブーミーさがあります。01の構成で感じるような解像感の高さは感じなくなるので聴きやすい音色とも言えますが、やや分離や定位が悪化するため音像が掴みにくくなる点は気になります。

01の方が音がはっきりしているため最初に聴いたときの聴感は良いのですが、高い解像感がやや気になってしまったので、11はなんだかんだとバランスが取れているように感じました。尚、11は出荷時の構成なのでメーカーの意図した音色で、総合的な評価はあまりかわりませんが、なるほどなと感じました。

SW 01 中域強化(レビュー構成)

 ここまでのサウンドバランスで、これを標準でレビューしました。

SW 10 低域強化

 標準と比べて中域がかなり後ろに下がりベースなど低域の楽器の存在感が強いバランスです。解像感が低く解像度や定位にも影響がでている感覚があります。個人的には寝フォンなどの小音量で聴くときには良いバランスだと感じました。

SW 00 (相対的に)高域強化

 標準と比べてかなりあっさりとした音色に変わります。特に低音は中が抜けてしまったようなドライさが出て音の一体感はより高くなった印象です。高すぎる解像感も緩和され、聴きやすいサウンドになります。楽器としてはチャイム系やシンバルなどが目立ちやすくなります。

まとめ

わかりやすいSWによる音色の変化があるイヤホンです。CVJのMeiほどではないですが、どの音色も結構極端かつ一長一短なのでなかなかにこれと決めづらいイメージですね。

SPL周波数特性測定とか

*4

スイッチ変化

尚、1KHzでAlignするとこんな感じです。

11 vs 7Hz LEGATO

11 vs Cadenza

vs SeeAudio Rinko

相性について

アンプ(上流)による印象の違いについて 「普通」

良い上流を使う事でより良い音が楽しめるイヤホンですがあまり変化が大きくない機種です。

ケーブルによる印象の違いについて(注意)「ー」

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注意:

リケーブルについては科学的に見ればごく低品質なものを除いて音質の変化に対する定量性のある決定的な証拠はありません。

このためリケーブルは貼り付けなどと変わらないオカルト的な要素を過分に含みます。

幸いながら私はイヤホンケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので万人におすすめするものではありません。

M17 "AppleMusic" -> 「    」-> イヤホン -> SpairalDot++

 

尚、今回はWiseTech様からNOBUNAGA Labsのケーブル5種類「CASSINI AXIS」「瑞鳳 颯」「BRAHMA」「MORPHEUS」「CEPHALUS」をお借りしました。2PINとMMCXの違いのみのCASSINI AXIS、瑞鳳 颯を除いてそれぞれの相性を確認してみようと思います。

NOBUNAGA Labs entry  CEPHALUS ケファルス 「○

エントリーシリーズの比較的低価格なNOBUNAGA Labsの錫めっきケーブルです。
1段音色がクリアになり中域から高域にかけて晴れやかな明るさと適度な響きや余韻が出てくれます。音場の変化はほぼありませんが、キツめの解像感はやや下がり適度な解像度の高さと相まって量バランスです。良い方向の変化で、軽いこともあり使い勝手も良です。

NOBUNAGA Labs entry  MORPHEUS モルフェウス 「◎」

エントリーシリーズの比較的低価格なNOBUNAGA Labsの銀めっきケーブルです。
音色がやや明るくなり解像度が上がります。音が軽くあっさりとした方向になるためか全体の雰囲気がニュートラルになります。特に低音と中音の音の輪郭がしっかりとすることで高すぎた解像感がニュートラルな方向に変化します。全体的に音の厚みが減ってこれもバランスの良い方向に変化します。

素直にQUARTETの良さを伸ばしてくれている印象が強く、値段もある程度手頃ですし何より細く軽いことで使い勝手が良いのでかなり良い組み合わせだと感じました。

NOBUNAGA Labs  CASSINI AXIS カッシーニアクシス 「ー〜○」

 

4月29日に発売になりました錫メッキ8芯ケーブルです。4芯の方はレビューしておりますので良かったら参照ください。

el-snow.hatenablog.com

音はやや重めに変化するでしょうか、解像度と音の滑らかさ大きく向上し、ウェットさに磨きがかかるイメージです。音の輪郭がややほんの少し近づくことで迫力がでます。

低音の存在感が増して薄めだったドラムやベースなどの楽器の表現力が強化されていることを感じます。他のイヤホン同様に高域の楽器はやや音像がさがりますが全体の音場が広いためあまり気になりませんでした。

良い音に変化しているとは思うのですがイヤホンの値段より高い価格を正当化できるほどの魅力までは感じませんでした。

NOBUNAGA Labs  BRAHMA ブラフマー「ー〜○」www.wisetechdirect.jp

解像度が上がり、明るく透明感が出て明瞭な音色に変化します。特に変化が大きいのは低音の量感ですっきりさっぱりする点で存在感が減ります。音場は上に広がり、開放感が増して中域高域の量感が増えたように感じます。

高かった解像感もマイルドになり全体的に精彩で優しい音色になりますが、定位や音色の描写も上手く、分離感はそれほどで音の音の間の表現が上手いです。個人的これも好きな音色ですが、値段がイヤホンよりも高い点は少し気になりました。

標準ケーブル 「ー」1点

こうやって比べてみると標準ケーブルは相性は悪くないのですが解像度があまり高くない点は少し気になります。標準のケーブルも悪くないのですが伸びしろもあるイヤホンでしたので標準の音色が気に入らなかったのであれば交換を推奨したいです。

まとめ

個人的に標準ケーブルは悪くないのですが音質を重視するのであれば交換する価値はあるかと思います。音質重視で言えばCASSINI AXISか BRAHMA を、使い勝手重視ではCEPHALUSオススメしたいです。

競合機種との比較

vs NX7 Mk4

構成は近いのですが中域や低域の表現はほんの少しQUARTETが優勢でしょうか、高域の表現はNX7 Mk4が優勢です。バランスとしてもNX7は高域よりですし、QUARTETは低域よりなのでどちらを望むかで選んで良いと思います。

vs LETSHUOER S12

ランクが違うこともあり、解像度、音場や音像表現、音の厚みと立体表現とバランスについてはS12が優勢です。全体のバランスもフラットに近いのはS12で予算があるのであればS12を買ったほうがほぼ幸せになれると思います。スイッチなどを搭載していること、低音が大好きな人などはQUARTETが合いますしをSWによるバランス調整幅に優れている点もS12には無い魅力でしょうか。

SeeAudio Rinko

Wバランスで楽しいドンシャリにまとめているRinkoに対してスイッチ付きで音の変化幅を持たせて音の一体感を持たせているのがQUARTETです。上流による伸びしろが高いことや、派手なバランスが好きであればRinkoがおすすめですが、上流による変化が少ない機種であればQUARTETがお勧めになります。

7Hz LEGATO

低音の表現力では価格帯で抜けているのがLEGATOです。両方ともに低音が強いことを特徴にしている機種ですが、低音の量感や表現力を求めるのであればLEGATOになるかと思います。よりフラットに近いバランスやスイッチによる変化を楽しみたい場合や緩く広がる低音が好みな場合はQUARTETがお勧めです。

Dunu Cima Classic

普通に音が良くてバランスの良いドンシャリの機種を求めている場合はKima Classicを買ったほうが絶対に幸せになれます。バランス?何それ美味しいの?という低音の広がりが大好きと言う方はQUARTETがオススメできます。

 

音質の総評、所感

個人の主観的な好みで言えば80点、私が客観的だと思う好みの点数としては88±7点です。A15Kという価格帯と音のレアリティ、ユーザビリティを考慮した総合的なランクはTier3としました。

低音好きにはある程度勧められるのですがSW変更用のピックが付属しないユーザビリティは個人的にやや致命的で、音だけを気にするという方はもう少し甘く見てもらって良いかと思います。Cadenzaの優れたバランスの音色を期待してQUARTETを聴くと低音が強い、そしてやや高尚というか奇をてらった音色だと感じますのでCadenzaの方が雑に楽しい音だとも感じます(個人的には価格がA5Kなので粗はありますが)。その点QUARTETは滑らかな音色である種の上品さもあるので同じメーカーでも方向付がかなり違う点は面白かったです。

いずれにしてもイヤホンの酸いも甘いも知ったやや上級者向けの機種だと感じました。個人的にあまり好きなバランスの音色では無かったのですが手持ちの300近い機種、そして店頭での多くの試聴の中でも今のところあまり無いバランスだとも思うので、逆に気になると言う方は買ってみるのも良いかと思います。

 

最後に、このような機会をいただきましたLinsoul様、WiseTech様に感謝申し上げます。

Appendix

購入リンク

 

el-snow.hatenablog.com



*1:KYORITSU KEW MATE MODEL 2000 オフセット除去

*2:KYORITSU KEW MATE MODEL 2000 オフセット除去

*3:

M17DC(PL50) "AppleMusic" -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

M17"AppleMusic" -LDAC-> XD05BAL -標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

iphone12"AppleMusic" -A1749->  -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

Xaomi 11T Pro"AppleMusic" -LDAC-> BTR7 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->A90->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->ADI2DAC->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

MBP15 Late2013"AppleMusic" ->E50->L70->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

GV301"AppleMusicプレビュー" -標準ケーブル-> Aiyima H1 ->標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++

Xperia10iv"AppleMusic" -標準ケーブル->  イヤホン -> SpairalDot++

Xperia10iv"AppleMusic" ->SHIO -標準ケーブル->  イヤホン -> SpairalDot++

*4:

〇測定環境 

ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.13

INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit

OUTPUT:MOTU M2 OUT 6.3 to 3.5mm

カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用


イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ

〇測定パラメータ

 入出力バッファ512K、Acoustic Reference

 出力音圧レベル:−12dB

 Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz

 カプラキャリブレーションファイル適用、SoundCardキャリブレーション実施済み