こんにちはー
ゆるふわオーディオしているすのーです
今回は「Yongse」 様からPR依頼の『Yongse Ruyi Rod 如意棒 』のファーストインプレッションです。先にに結論を書きますが、見た目の通り、実際の中身もかなりの味変、癖強ケーブルになっています。ここまでの味変ケーブルはなかなか無い振り切れた仕様なので、確実に音を変えたい上級者の場合に一本持っていても良いケーブルだと思います。
また、このケーブルはインピーダンスプラグを採用しているため、プラセボではなく現実的に周波数特性が変わります。1111の時期でもありますので先行してBlog公開をしましたが、後日測定データを追記予定です。→追加しましたー
Yongse Ruyi Rod 如意棒 とは
https://s.click.aliexpress.com/e/_DF4kRpT
以下クーポン
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89D112
上記の販売サイトをご確認ください。いやーカッコいい中華風デザインですねー(*'▽')、そのほかは何の変哲もない感じですねー、デザイン重視のケーブルでしょうか・・・
っと見せかけてトンデモない仕様が実は書いてありません。
このケーブルR+側、L+側のラインを測定機で抵抗値を測ると16Ωきっかりありますw。
諸事情で先週がほぼオーディオできなかったことや、インプレなので測定機で測定するつもりも無かったのですが、
下記のイヤホンに合わせった時に明らかに音の変化が今までとどう考えても違うんですよ、普通50Kクラスの良いケーブルって抵抗値が少ないこともあって音量が上がることが多いんですが、どう考えても音圧が下がるイヤホンがちらほらw
流石におかしい、故障では?と思い、測定してみると左右共に+側がきっかり16Ωある。。。逆に綺麗な数字すぎて怪しいし、左右共にというのもおかしい、、、
販売ページのスペックを確認するもインピーダンスの記載はない(記載があるメーカーもあるし、ないメーカーも多いです)。
ということで公開情報だけではわからないので、Yongseに問い合わせてみると「広報担当によればチェック項目にはない」のでわからないとのこと、そこで引き下がってもあれなので、技術に確認してもらうと「インピーダンス入りのプラグを採用していた」と返事が来ましたw
/(^o^)\ナンテコッタイ
広報にも秘密の技術・・・www
そりゃー、音圧下がるし、インピーダンスの分圧でイヤホンの周波数特性が変わりますので音が大きく変わります。
実際、イヤホンの音をより良い方向に変えるためにイヤホン内部に抵抗を入れるチューニングはありますし、ケーブルとしても抵抗入りのケーブルや延長コネクタとして音質変更用の商品は存在しています。TruthearのZeroRedなんかもインピーダンスプラグが増設できるように追加されていましたし、SIMGOTのEA2000なんかもプラグにインピーダンス調整を行う機構が追加されていました。
現在、自分の手元にあるものは直流抵抗しか測れないので後日の確認になりますが、周波数によって異なるインピーダンスを確認したいと思っています。
音について
なのでこのケーブルでの音の変化、気のせいとかプラセボではありません、間違いなく科学的にも音が変化しています。
正直どれにつないでも音が変わる予感しかしないので、とりあえず今までの傾向を書いておきます
NF ACOUS NM20
まず試したのは本日11月8日発売予定の『Yongse Ruyi Rod』
びっくりしたのは装着すると音圧が全体的に低下した感覚になり、音色がやや滑らかな傾向に
音圧が下がる件は、Volを+1した感じで同じ音圧になる感じでしょうか
解像度はほぼ同じ、全体的に音色が大人しいことや低音がやや支配的になった感覚があります。
ちょっと拍子抜けで悪くないケーブルなのだと思いますが、まったくもって相性は良くないかもしれません。
KZ Saga Bass
とりあえず試したのは本日11月8日発売の『Yongse Ruyi Rod』
今回も音圧が全体的に低下して優しい音色に(+_+)、音色が柔らかくやや滑らかで持ち前の響きと相まっていつまでも聴けるような音色になります。
中域にフォーカスがあたることも特徴化と思いますが、若干古めかしいエフェクタブルな感覚が強くなります。
NM20でもこの傾向は感じたのでかなり特徴的な変化があるケーブルですね。相性は良くわからなくなる音色ですがかなり面白いです
MYER AUDIO CKLVX D62
優しく古めかしい音色になるケーブルの傾向ですが、例にもれず同じ様に音圧が下がりました。
他のケーブルよりがっつりと音量が下がった感じがするのでVolは3ほど上げました
音色はかなり粗さが取れた感じで、荒が気になっていた方にはかなり良い変化だと思います。低音から高音まで全体的にレンジが狭くなる点は気になりますがここまでしっかりと音色の傾向を変えてくれるのであれば、あの荒々しさはデフォルトのケーブルも一役買っているのかと思わせてくれますね
ということでかなり変わった傾向の音の変化がありました。その後16Ωの存在がわかったことで原因がハッキリした感じです。このあとどのようなイヤホンでチェックするかですがイヤホンのインピーダンスカーブの変化が大きいものほど変化が出やすいですし、逆に影響を受けにくい平面駆動イヤホンで確かめるのも意味があるかと、悩ましく思います。取り急ぎ1111なのでここまでで一旦閉めますが、後日他のイヤホンの感想も足していこうと思います。
測定値について
紫のグラフがRuyiRod、青がNX8です。NX8は高域のインピーダンスが5Ω程度に下がっているのがわかるかと思います。
RuyiRodをNX8につけるとこのような黄色のグラフになります(アンプから見た場合)
で、NX8の標準ケーブルオレンジにRuyiRodを付けると青のグラフができあがります。
この時点で全体的に6dBほど音圧が下がっていることがわかるかと思います。ちょうど16ΩぐらいなのでRuyiRodの抵抗とイヤホンの抵抗で分圧されて半分ぐらいの音量になったということになります。
これを正規化すると
高域ほど分圧する抵抗値の電圧値が大きくなるので高域の音量がさがり、グラフの形が変化しました。これが抵抗入りケーブルの力です()。
音以外について
プラグ、コネクタ、線材、スライダ、どれをとっても統一感があり、意匠としてとても好感が持てます。
線材の太さは一般的で、価格のわりにはかなり細目で取り回しやすく、しなやかです。
プラグの技巧は珍しいだけあって最高級の質感とまではいきませんが、価格と珍しさを踏まえるとかなり高いレベルに纏まっているように思います。
ただ最近の高いケーブルはかなり導体多め、太めなのでその点はやや心もとない感じがします
まとめ
インピーダンス入りと上級者向けですが正直このクラスのケーブルでしっかりとオーディオ用の抵抗値が入ったもの初めてさわりました。デザイン重視であり、かつここまでしっかりと音が変わるケーブルも珍しいと思います。
意匠の技巧とかっこよさも目を見張りますし、抵抗入りの味変ケーブルを探しいた方にはおすすめできるケーブルだと思います。正直このような、特殊感極まる音色、スペックのケーブルがどの程度市場に受け入れられるのかはわかりませんし、価格に見合うのかもわからないですが、500本近いイヤホン、500本近いケーブルを持っている身としてはかなり貴重であり、特異点のようなケーブルのため、持っておきたいケーブルだとは思いました。
APPENDIX
注意:動画、X(Twitter)ポスト等
*ファーストインプレッション(第一印象)なのでレビューと異なり多角的な評価はできていません。このため長期的に使ったり、使用条件が変わることで感想が変わるかもしれません
*PR品はいつもと同じ基準で書くことを条件に受けています、商品提供以外の報酬は一切受け取っていません
*本内容はXのポスト(Twitterのツイート)等を再編集している場合があります。はてなBlogは動画対応していませんので動画についてはXのリンクを参照ください<m(__)m>
購入リンク等
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