ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。1000本近く機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィ資金はレビュー、倉庫、プレゼント企画等の運営資金にさせてもらっていますニャ。

レビュー:『I\O AUDIO VOLARE』 1DD+4BA+”4EST” 静電型ドライバ4つというハイエンド級の武器を最初から使いこなす怪物 この価格帯のニュートラルを再定義するリファレンス級イヤホン #PR AliExpress I\O Audio 

こんにちはー

ゆるふわオーディオしているすのーです

今回は「AliExpress JP」 様からPR依頼の『I\O AUDIO VOLARE』のインプレ+リハビリのプチレビューです。いやはやこれもリファレンス級の素晴らしいイヤホンでしたIO AUDIOやりますね・・・

🔶商品価格帯:A100K

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余談ですが、この55000円で4ESTってどうなっているんでしょうか?SONIONのイヤホン用ESTドライバって現状の購入ドライバの中でも最も高額と言われてて、2つで1万円以上すると噂で(BAはさらに安い)採算取れない気がする・・・!?!?

AmazonもAliexpressのセールに合わせて9万⇒7万円に値下がりしていますが、それでもさらに安くなっていますねf:id:el_snow:20250625205419j:image

🔶音について(暫定A50K Tier1)

・試聴環境
 FIIO M17 DCに標準ケーブル4.4mm+ JVC SpiralDot++ 
  →音量の取りやすさは「普通~やや取りやすい」、L Gain Vol40程度で試聴
試聴時間は4時間ほどを10回に分け、エージングを足して計100時間ほど鳴らした状態

🔷ファーストインプレッション

・高解像度+優しい音色
ふんわり柔らかめの音色に抜群の空気感と前後上下に広い音場の空間表現
超高域は強めだけど繊細で綺麗な音f:id:el_snow:20250625205359j:image

・帯域バランス 微ドンシャリ

聴感の帯域バランスはやや超高域よりの微ドンシャリだが、静電型の個性の中でもそのエッセンスを上手く活かした上で万人受けしやすいバランス、とても聴きやすい

・音色 S

寒暖:寒色 |ーーー★+ーーーー| 暖
明度:明  |ーーー★+ーーーー| 暗
響き:少  |ーーーー+★ーーー| 多
余韻:少  |ーーーー+★ーーー| 多
粘度:低  |ーーー★+ーーーー| 高
湿度:乾  |ーーー★+ーーーー| 湿
厚み:薄  |ーーーー+ー★ーー| 厚
速さ:遅  |ーーーー+★ーーー| 速
現実感:造 |ーーーー+ーー★ー| リアル
モニター  |ーーーー★ーーーー| リスニング


解像度という基礎的な性能に加えて、繊細で響きの良い超高域の音色に厚みのある音と前後に立体的な空間表現が魅力の逸品
全体として音の正確さがしっかりしている上で抜け感があり、柔らかな広域がアクセントになっているため長時間聴いていても全く違和感を感じさせない音色
ESTドライバのエッセンスが音色全体に染み渡るかのように音の厚みを際立たせるのか、雰囲気は1昔前のハイエンドの風格すら感じさせる高級機のそれ

SOGNOに比べると音色はさらにニュートラル傾向で、同価格帯のライバルと比べてもリファレンスに最適な存在になっている
左右の広さよりも音の厚みを優先する表現で(これはケーブルの傾向)はSOGNOでやや薄めと感じた人も十分以上の厚みを感じられる
音の立体感も十分以上ではあるが、空間を分離する性能は割り切ったSOGNOがうまいと感じる

vs Meteor

ウェットで艶感のある音色で横に少し広いのがMeteorで、よりニュートラルで繊細な音色で前後に広いのがVOLAREという印象
個人的には音色的には互角だが、装着感や重さ、価格面でのコスパはVORAREにアドバンテージがある

vs BD3001

より横に広く、ドンシャリでキレのある音色がBD3001、よりニュートラルで繊細な音色で前後に広く抜けがよいのがVOLAREという印象
個人的には音色的には概ね互角だが、ESTの音色というバリュー感でややコスパでアドバンテージがあるように思う

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・音場 B

 左右:狭  |ーーーー★ーーーー| 広
 上下:狭  |ーーーー+ー★ーー| 広
 前後:狭  |ーーーー+ーー★ー| 広
音像重心
 上下:低  |ーーーー+ー★ーー| 高
 前後:近  |ーーーー★ーーーー| 遠
解放感
   密閉  |ーーーー+ー★ーー| 抜け

空間表現としては価格帯としては十分なの実力があると思った。モニター的な前後の音場が得意なタイプではあるが、広がりと立体感が秀逸で、Orchestraなどを聴いても配置に違和感が少ない
音場はやや高めで近く定位する感覚、横の狭さは少し気になるが標準ケーブルの効果のようで気になるようであれば変更すると横に広いチューニングにもできるf:id:el_snow:20250625205413j:image

・解像度 S--

SOGNOから価格に比して一段向上、数年前のイヤホンと比較すればOver150Kも見えてくるレベルの解像度であり、最近のIEMで比較してもこの価格帯ではトップクラス

・定位、分離 B+

空間表現の演出と相まってしっかりとこの価格帯の上位クラスの表現力f:id:el_snow:20250625205425j:image

・低域 B-

近代的な音楽が要求してくるサブベース帯の深いところの表現も十分な演出ができる
ただ、この価格帯の強い個性を持つ上位機種と比べると緩さを感じ、中域以上の表現力と比べるとやや物足りない部分はあるが、この価格帯でということであり、十分以上

・中域 A+

適度な距離感でリアルで高い解像度と描写力の高い表現が可能
そこを基準にボーカルや楽器の音の広がりの演出がされるので、立体感の表現を際立たせており表現力は高い
音色の正確さも高く、リファレンスにとして使えるレベルと感じた

・高域 s

静電型ドライバの強みをしっかりと感じさせたうえで、弱みをできるだけ見せない熟練のチューニングを感じさせる繊細さをもつ高域
ESTの得意とする金属と金属の歪なく響きあう音色感がしっかりと出ており、その味付けが濃すぎないのは同メーカーの初イヤホンとは思えない完成度
この価格帯で4ESTをここまで使いこなしていることに感服という感じですね。はい

🔶周波数特性

SOGNOに続いてマッチング良いですね~

驚くべきことにSOGNOと周波数特性はほぼ同じです。

このメーカーがターゲットカーブをもって意図的な音作りをしっかりとしているという表れであろうと感じました。

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🔶音以外について A+


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f:id:el_snow:20250625205416j:image開封体験としては超ド級という感じです。本当に200Kクラスのイヤホンかな?と思わせるお重のような箱で届けられますf:id:el_snow:20250625205409j:image
・SOGNO同様に5セットのイヤーピースが驚きますね
 自分は3サイズづつなこともあり、残念ながら自分は装着出来なかったですf:id:el_snow:20250625205339j:image
・筐体のフェイスプレートは竹?を模した独自のデザイン感があり、その表情も本当に美しい(マクロで肉眼では認識できないレベルに寄れば印刷の荒は見えるがぱっと見は立体的な表情もあり美しい)
・筐体サイズも1DD+4BA+4ESTにしては小柄で寝フォンもOKだった〇
・付属品のケーブルも価格相応にリケーブル不要なレベルのものが付属
 *下手なリケーブルをするなら解像度が下がる
 3.5と4.4mmの交換式でねじ式固定なのも嬉しい、
 ⇒ケーブルの音色はやや中央に音色が寄るモニタータイプ、リケーブルで音場を広げることも可能
・RLは根元の赤のリングとフェイスプレートに印字されたIとOの文字を合わせることでLRがわかる仕組み、メーカーの色が出ていて手間がかかっていることがわかり、オーディオオタク的にも少しうれしいギミック(多分)
・ケーブルの線材もやわらかく見た目もマッチしており、使い勝手もよき(SOGNOよりさらに柔らかく、マットな質感)
・ノズルサイズは一般的f:id:el_snow:20250625205433j:image
・半埋め込み2pinでリケーブル可能
・ケースは少し大き目だが、現在は採用例が少ないオリジナルデザインを採用しており、所有欲をしっかり満たしてくれる

総じて付属品やクオリティはA100Kとして十分以上という感じです、モチーフや統一感が感じられて値段は高いですがとても好印象でした*1

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🔷リケーブル(割愛)

幾つかリケーブルしていますが、良いケーブルに変更するとしっかりとイヤホンが付いてきます。一方で付属品はしっかりとしているのでそのままでも十分です。

ただ、標準のケーブルはやや横に狭いケーブルなので好みに合わない方は変更を推奨しますf:id:el_snow:20250625205353j:image

🔷イヤピ(未テスト)
🔷アンプ相性

M17、LUNA限定版、BTR17、DC-ELITEなどで聴き比べしてみましたがしっかりと上流の解像度に追従してくる感覚です
ESTなのでやや鳴らしずらいかな?とも思っていたのですがそこまで大きな変化はありませんでした

🔶所感

SOGNOに続いて2台目のI\O AUDIOのイヤホンで、これは超高価格帯のイヤホンをこの価格帯で実現するコスパイヤホンであり今後のこの価格帯(A70K価格)のリファレンスとなるイヤホンだということをわからされましたw。
*実際今後のベンチマークはこの機種にしていきます。
SOGNOに比べて少し印象が薄いので少しだけ心配していたのですが、ポジティブな意味で理由がしっかりとわかった感じですね。
SOGNOの時にも書きましたが、A20~A100Kの価格帯は本当に激戦区になっており、そこでしっかりと存在感を出せるのはほんの一握りとなっています。SOGNOが高級価格帯にも少ない強い個性と音色で惹きつけてましたが、VOLAREはハイエンドでは普通な音色がA70、、、セールではA50K近くで手に入ってしまうのです。エグイですね💦( ;∀;)
正直、価格帯も価格帯なので、良いイヤホンが1台ほしいのであればもうこのVOLARE1台で終わってよいと思います。それを思わせるイヤホンですね。
音色の項目のvsで上げたイヤホンはどれも現代のA70Kを代表するそんなイヤホンでどれを選んでも素晴らしい音色が手に入り、好みで選んでよいとは思いますが、VOLAREが最もニュートラルで人を選びにくい音色ではないかと思いました…いや、凄い時代ですね・・・💦

また、A100K以下のEST搭載イヤホンは価格の問題からか大体は2EST(1ユニット)構成で、初回のイヤホンは大体調整がピーキーでやりすぎな音色も多いのですが、しっかりと調整しきってきている印象でした(しかも倍の4EST)
Truthear同様に元、水〇雨、M〇〇NDROPの技術者が独立して立ち上げたという噂があるI\O AUDIOのうわさが何となく補強されたようなチューニングの巧みさを感じさせてくれますね。。。スゴイ

🔷まとめ

静電型ドライバ4つというハイエンド級の武器を最初から使いこなす怪物
この価格帯のニュートラルを再定義するリファレンス級イヤホン

✅Pros

・価格帯屈指の解像度、コスパ
・10万以下で唯一無二?、4ESTを使いこなす繊細で美しい高域表現
ニュートラルな音色に、微ドンシャリサウンドバランス、解像度とバランス感覚に優れたチューニング
・最高峰の開封体験、独自かつレベルの高い筐体意匠で満足度の高い所有欲を満たせる
・ケーブルやケースなど実用性の高い付属品が豪華

✅Cons

・ハイエンド価格帯までもを考慮すると個性が薄い(A20Kクラスでは4ESTは普通)
・上手ではあるが、典型的なEST静電型を使いこなした高域であり、ESTが苦手な人は苦手な音色
・音色としてわかりやすい個性が他のTier1イヤホンと比べると薄い(コスパ
・入手経路がECのみと限られるたり、新メーカーという特性上のサポート面

*しばらく後でBlogに纏めますが何かあれば追記したいと思います

ちなみにSOGNOも現在のセールで3万円台になっているのでマジいかれてるほど強いです

APPENDIX

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