ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:Amazon1599円 激安ドングルDAC Beyeah M1をお借りした件

こんにちは

 

ゆるふわにオーディオやってるすのーです。

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GWの旅行ついでにレビュー用の機材の方も続けて聴いているのですが、きょうはFFさんからお借りした下記のドングルDAC(Beyeah M1)、通称カニDACを使ってみた簡単な感想です。

Beyeah M1とは

少し前に1699円で売られており、各所で絶賛レビューが上がっていたドングルDACです。上記のAmazonリンクを見てわかるように数日前から1599円になり更に値段が下がっています。

Beyeahという聞きなれいメーカーのDACが人気になった理由としては「MUSE HiFi M1」という3000円OverのドングルDACOEM版なのかスペックや形状がほぼ同じ、型番も同じということから中身が同じではないか?との噂があったからですね。

実際届いた方のケースに書いてある各種スペック(チップ:ALC5686、出力:30mW@32Ω、S/N比:120dB以上、等々)は同じとのことでした。

ちなみにこのALC5686チップはDACとアンプの統合型チップと言われており、パソコン関係ではカニの名前でおなじみのRealtek社製のものです。なので高級オーディオ向けというよりは粗製乱造とまでは言いませんが普及価格帯のオーディオ機器には数多く搭載されている実績あるメーカーのチップになります。1万円以下のDAP(MP3プレイヤー)なんかも良くこのチップを採用しているという話を聞きます。

ということで、前回ブームになった時は1700円の価格の安さには惹かれたものの、音質の上限がある程度見えている事や、聴く暇があまり無い事から見送っていたのですが、今回FFさんのご厚意で聴かせていただくことができました。

本体とか

価格を考えれば想像以上にビルドクオリティが高いように思います。

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バリも無く表面も高級感があります。流石元3000円でしょうか。
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プラグもしっかりしており、グラつきも無く、10gという適度な重さは3.5mmジャックに挿しっぱなしでも問題なく使えますし、
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スマートフォンなどに挿してもあまり嵩張らずに使うことができ、スマートフォンの取りまわしにあまり影響がありません。
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↑ドングルDACなどではこういう角度にするとUSBC端子に強い負荷がかかるのですが、M1ぐらいですと重量がかかる作用点が近くなるので許容範囲だと思えます。

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あと地味にうれしいのがこのようにスマートフォンなどに挿して使う時で、背面が浮いてくれてUSB端子に負荷がかからないところが良いです。

ということで、見た目と使い勝手としては100点だなと思える感じです。

音質とか

ということで、K3003やGALILEOやASE-500などで一日使ってみましたが、とにかく元気で楽しい音で、個人的には値段なりに良いな、と感じました。Xperia 10ivには及ばないものの、これで1600円なら確かに満足度は高そうです。

尚、サウンドバランスは概ねフラットですがやや低音が弱い感じでしょうか。

Pros

・音像が出来る横縦の位置関係が広い(音場が広い)

・音色が明るく元気で楽しい音が出る

・値段なりの解像度がある

・定位が良い

・ホワイトノイズは少なめ(普通のイヤホンでは皆無)

・音量(出力)は出る(普通のイヤホンなら十分)

・挿入時のノイズは無い

Cons

・曲の出だしと終わりに「プツン」とノイズが混じる

・小ボリューム時に出音無音の切り替え状態になりノイズが混じる

・逆に言えば解像度は値段なりで滑らな音が好きな人には雑味を感じやすい

・派手めの音で解像感が高いためかやや音がノイジー

・本体の消費電力がやや大きめ?(30分程度で本体がほんのり暖かい時がある)

 →後日電力計測予定

Windows等ではシステム音のONOFFでノイズが出やすい

 

この価格帯のDACは、ホワイトノイズが大きかったりと、まともな音が出ないものも混じっています。このため、音質はある程度気にならない音楽目的であれば安心して買える一つと言えると思います。ただし、ここから言えることは、音楽以外の静かなゲームや語学、ASMRなど、無音が挟まる使い方ではノイズでますのでそれが気になる方はNGかと思います。

この点はAppleのドングルやUSBC接続イヤホンのTANCHJIM ZERO DSPなどの方が圧倒的に優秀ですし、音楽専用目的であればAGPTEKなどのmp3プレイヤーも選択肢に入るかもしれません。

まとめ

というところで、M1の音の特徴の「元気で楽しい音」が好きな場合は、1599円のM1は良い選択肢になるのではないでしょうか。

個人的には、既に良いDAPを持っている人には価格帯なりの音楽描写力で、力不足と感じるように思います。これが合う方は、安く取り回しの良い普通に使える3.5mm端子が欲しい方、TWSは電池管理や無線が面倒と感じる人、ドングルDACの取りまわしが面倒、DAPやドングルDACほどの音質は求めないという方に合う様に思います。