DAISO ダイソー Bluetoothスピーカー 600円 LBS0002買いました 結論:音質目的では絶対買ってはいけない、BTレシーバーとしても微妙

こんにちは

タイトルの通りです。今回はDAISO ダイソー Bluetoothモノラルスピーカー 兼MicroSD/USBメモリプレイヤー 600円 LBS0002買いましたのでその簡単なレビューです。

簡単に言えば下記の商品です。DAISOのBluetoothスピーカーと言えば500円のSR9910が値段の割には音が良いと大変有名ですが、この商品はその更に上を行くスペックをもっておりかつ値段が100円上がった600円の商品でしたので気になって買ってみました。

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具体的なSR9910からLBS0002でのスペック変化は以下の通りです

SN比30db改善(>65db  ➡ >95db)

・筐体がアルミで小さく重くなり、高級感が出た

・マイク機能、通話機能が追加

・AUX接続機能(未開封では詳細不明)

っということでこれで100円UPは期待できると思い買ったのですが非常に残念な結果となりました。それぞれのポイントについて簡単に結論を書いて行きたいと思います。

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SN比30db改善(>65db  ➡ >95db)

まず、大事な音質ですが、残念ながら悪化しています。確かにSN比は減っているようで小音量で聴いているときにバックグラウンドで流れるホワイトノイズは削減されています。けれど低音は割れるようになり、高音はキンキンと張り出すような金属の付帯音が入るようになりました。やや高音はクリア感はあるので曲によっては綺麗に聞こえるものもありますが全体のバランスは明らかにSR9910の方が良いです。ただ単にアルミのハウジングに入れたのにハードとしてもソフトとしてもイコライジングなどもされいないのでしょうか?(下部で訂正します)。またLBS0002はSR9910の様に大きな音量でも破綻なく音楽を聴くことはできず、音量を上げるほど違和感が増えます。さすがにスマホのスピーカーよりは良いですが、あまり音量が取れないのでBluetooth接続をして音楽を聴く用途には向いていない機種かもしれません。

 

・筐体がアルミで小さく重くなり、高級感が出た

確かに見た目の高級感は上がりましたがなぜか電源ON時はスピーカーの周囲のリング部分がランダム7色に光るゲーミング仕様です。ぼんやりと光って色が変わっていくので綺麗ではあるのでゲーミングPCなどのアクの強いデザインとは合います。ただ一般的な用途としては落ち着きがありませんので仕事、職場用につかうなどの用途にもむかないかもしれません。せっかくマイクがついているのになぜ無駄にコストをかけて光らせるようにしたのか意味がわかりませんでした。その分を音質に回せばよかったのに・・・・

 

・マイク機能、通話機能が追加

マイク機能は本当にクソです。試しに通話してみましたが音量がこもって聞こえるので通話相手からは何を言っているのかわからないと顰蹙を買いました。本体を手に持ってマイク部分に口を近づけてもこもっているので救いようがありません。

 

・AUX接続機能(未開封では詳細不明)

他のこのタイプの機種には無い機能なので一番期待していた機能なのですがAUX接続機能はモノラル出力2極という仕様でした。このプラグにイヤホンを指した場合はスピーカーの音は鳴らなくなり、AUX端子側から音声がながれるようになります。マイクは本体のものがそのまま使われる仕様の様です。最近のスマホにはイヤホンジャックがありませんので、イヤホンなどで音楽を聴く用受け専用のBluetoothレシーバーとして使うことができるという事になります。これがもしもマイク付きの4極端子仕様であればイヤホンマイクが使えたので残念です。

では、このAUX端子の音質はいかがなものかというと、これがまたひどい音でした。まずモノラルなので音楽を楽しむ用途としてはかなり程遠い音です。さらにその音質はもっと劣悪で、低音がでず、高音がキンキンと鳴り響き、どんなイヤホンを指してもほぼ聴けたものではありませんでした。先ほどスピーカーの音が悪いと言いましたが音の傾向があまりにも似ているのでアンプ側が低音が出ない上に高音がキンキン刺さるチューニング(仕様)なのかもしれまん。

結論としては通話専用とわりきったほうがいいかもしれません。ただそれだとしても音が悪いですので、それも割り切れるという覚悟が必要です。

 

他の注意点としてはややAUX端子の加工精度が低いのか同じDAISOの300円のイヤホンを指すとジャックが固すぎてプラグが壊れてしまいました。この辺りはやはり100均品質ですね。

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ということでまとめですが、音楽用途としてはゴミに近かったのですが、ほかの類似商品には無いレシーバー機能として使える部分は素晴らしく可能性を感じます。音楽用途としてはSR9910を買った方が幸せになると思います。

また据え置きのモノラルBTレシーバーを限りなく安く手に入れたいという場合はこの商品は魅力的かもしれません。

 

ALPEX OUTLET999円 HR-4000,HR-5000 買いました1/2 HR-4000箱出しの感想:999円ならアリ、*OUTLETへの理解が必要

こんにちは

今回は低価格帯イヤホンメーカーの雄、ALPEX(アルペックス)さんのOUTLETモールで購入したウッドハウジングのHR-4000、IEM型かつマイク付きのHR-5000です。そのうち、今回書くのはHR-4000の方です。

このHR-4000は少し前から価格の割には良い音だと有名で熱烈なファンがいることが知られていました。ただ、生産終了しているという噂があることと、低価格イヤホンは激戦区なので、なかなか入手に至る動機付けがありませんでした。しかしこのアウトレットのセールでは3220円のところを999円とかなりお安くなっており、見逃すわけにはいかないということで購入に至りました。

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HR-4000, HR-5000

 

ALPEXのアウトレット商品はALPEXの公式通販サイトの中にあり現在も999円で販売されています。私もこのサイトのリンクより999円+送料というかたちで購入しました。私は送料がかかるので折角ですしALPEXの旧フラグシップ?のHR-5000の方も購入してみました。現在は2021年8月13日までであれば3400円の金額以上であれば送料無料キャンペーンをやっているようで別の物を合わせ買いすれば送料もお安くなるそうです。

alpex.stores.jp

本来であれば定価というか実売ベースでレビューするべきなのだと思いますが本商品は販売終了品でありかつ、このサイトから以外はほぼ入手不可能なため999円+送料の価格をベースに書いて行きたいと思います。

 

環境としてはいつも通り

iPhone12 Pro max -> Q5sTC -> HR-4000

幸いながら今回は付属しているイヤーピースで問題なく利用できました。

 

全体の印象、良かったところ

まず音質についてですが、非常に温かみのある音ということでしょうか、解像度、解像感は999円という値段なりか少し良い程度で、寒色、暖色で言えば間違いなく暖色系の音でゆったりとした曲をまったりと聴く目的で合うように思います。

各帯域のバランスは中低音がメインの低音強めのややかまぼこで高域はあまり主張がありません。低域については超低域はあまり出ず特定のベース音が強く曲によってはやや不快に思う人もいるかもしれませんがこの価格帯で考えると質や上々です。中域・・・特にボーカル域は男性、女性を問わずやや臨場感にかけるのですが、頭の中の超極小のホールだと思えば適度な近さ、音色だと思います。高域はあまり伸びません、シンバルなどの超高域も優しい音色なので総じて控えめなのですが、そのおかげか高域が耳に刺さるという感覚からは無縁です。かなり見た目のプラシーボが入っていますが木の温かみを感じるという表現がしっくりくると思います。

音場については左右はかなり狭く最近の横に広いイヤホンに慣れているとかなり狭さを感じてしまうかもしれません。上下もあまり広くなく、前後もそれほどです。音場の広さを求めてこのイヤホンを購入すると残念に思うかもしれません。ボーカルの音像はやや近いのですが、解像度や解像感があまり高くないので中華イヤホンにありがちな暑苦しさはありません。空間表現としても音場の狭さが相まってあまり気にならず、纏まりがありがあります。

音色の暖かさは花梨材製から来るものなのでしょうか、倍音、反響音がかなりゆったりとしています。完全に考察でしかありませんが、一時期SNSで人気になり流行ったというのはこういう部分の音色の特殊性から来るものではないかと思いました。私はあまり好きな感じでは無かったのですが、はまる人ははまるというやつでしょうか。このあたりは好き嫌いもありますし、芸術作品の様に競合と比べた珍しさや、それまでの時代背景みたいなものもあるかもしれません。ただ、聴いていて「これが一世を風靡した音色か・・・」と感慨深くなる思いはありました。

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音質以外の点としてはこの価格の商品としてイヤーピースが肉厚でちゃんとしてものがSMLと複数サイズ付いていることでしょうか、1000円以下となるとどうしてもイヤーピースがコストダウンされがちですが、これは元値が3000円以上するためか品質としても十分なものが付属していました。

また、ビルドクオリティとしては花梨材製という木製ハウジングの意匠がとても良く、触った感じでは耐水コーティングもしっかりしているので傷にも水にも強そうです。木製では湿度や水分、傷といったところが扱いづらかったりするのですが、複数のこうコスパのイヤホンを作っているさすがALPEXというところでしょうか。

そのほかのプラグやケーブルなどの品質は999円であれば良好だと思います。DAISOのALシリーズや同社のA1000と比べても少しだけ太くしっかりとしたケーブルとプラグが採用されているのでハウジングも相まって高級感があります。

 

 

残念だったところ

音質面でいえば音場の狭さが気になります。ぬけ感が悪いことに加えてまろやかでややかまぼこな音作りは木のハウジングの様な温かみを感じられるという人も多いかもしれませんが、密閉型のヘッドフォンの様な鳴りなので解像度や解像感だけでも欲しくなってしまいます。極小のホールと考えればやや納得できる部分もあるのですが、見た目のプラシーボ否定派「例えば木のハウジングだから温かみのある木の音色がするのは気のせいだ!」なんて方は、欠点が先に来てしまうので気になる方は多いかもしれません。

音質以外の面では生産終了品故の初期故障率の高さが気になります。本当に残念なのですがハウジングのプラ部分と木製部分の接着が個体によっては甘くイヤーピースを交換するぐらいの負荷で自壊してしまうことがありました。

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正直言えば自分で接着剤を使ってくっつけてしまえば終わりではあったのですが、アウトレット品のサポート体制なども気になったのでサポートに連絡をして返品交換をお願いしてみました。結果としてはアルペックスの窓口に連絡するとスムーズな交換をしてもらえましたのでサポート体制としては非常に優秀だとは思ったのですが、交換した品がまたイヤーピース交換にて自壊してしました。このタイミングでTwitterのアカウントがAlpexさんからフォローを外されてしまったこともあり、この商品はこういうものなのだと正直心が折れてしまいそうだったのですが、ここまでくればサポート体制がどうなるのか気になったので再度交換を依頼してみましたところ、今回もすんなりと交換となりました。そして2回目の交換では謝罪文と共にこの商品は「生産終了から年月が経ち、接着力が弱くなってしまっていたと」とのことでした。逆に言えば使っていて数年たつと外れてしまうことも多いのかもしれませんが999円であれば十分なのかもしれません。また、3個目は接着の問題はなく、このレビューも3個目のイヤホンを使ってレビューを書いています。

アウトレットという商品ではありましたが謳い文句通り、通常の製品と同じように対応いただけるアルペックスの窓口はサポート体制としては非常に優秀だとは思います。実際アウトレットだとサポート期間が短かったり、いざサポートに連絡するとかなり塩対応だったりするメーカーが多い中、このサイトの商品は安心して購入できそうです。

一方でアウトレットかつ、生産終了品故にこのような故障が多くなってしまうのはいたしかたないのかもしれませんが、このあたりは店頭や倉庫在庫の返品、返品交換用の過剰在庫などがアウトレットとして販売されたりすることが多いことから、今回のような問題は宿命みたいなものかもしれません。

ここまで読むと、ハウジングが壊れてしまうのか!!っと思う方もいるかもしれませんが、どうもこのハウジングが取れやすいこともこのHR-4000がSNSで人気になっていた要因らしいということもわかってきました。どうもこの抜けが悪い欠点部分を自分で改造したりすることに使うらしいのです。実際にこのハウジングが取れるというものはサポート体制が気になったので連絡して返品交換していただいたのですが、実際は接着剤でくっつける方が、返品するよりもはるかに手間がかかりませんでした。実際にこのような故障であれば自身で接着される方が楽かもしれません。

それ以外の面では、LRの表記が少し見づらい位置にあるので装着する際にすこし迷うのは使いづらいと思いました。また、ケーブル自体はややグレードアップしているもののそのままケーブルを垂らすような付け方だとタッチノイズが気になるので個人的にシェア掛けが必須だとおもいました。とはいえケーブルの癖が強いのでシェア掛けしづらくこのあたりはこの値段帯に求めるのは少し酷かもしれません。

 

同価格のHSE-A1000と比較して

ドンシャリなHSE-A1000に比べてかなりゆったりと聴くことができますので得意な音楽がことなるところから使い分けができると思います。明確に上回っている点としてはダイナミックレンジが広いのか、静寂との緩急がちゃんとあるので音楽を楽しむという点ではHR-4000が1枚上手だと思います。解像度の点ではHR-4000がやや高いです。また好き嫌いはあるかもしれませんが意匠の面でかなり優れていますし、改造のしやすさという面でもはお得感があります。

 

まとめ

イヤホンの音作りとしてはやや古臭さを感じはするのですが、もともと3240円という価格で売られていたイヤホンが999円という破格で手入ることを考えるとこのブログを読む様なイヤホンマニアの方なら歴史の一つとして所持しておくのも良いのではないかと思いました。*特に今回のアウトレット販売は在庫限りかと思います。

そしてそうでない方も同社の高コスパモンスター傑作機HSE-A1000と比べても見た目や造りが良く、約1000円で良いイヤホンを探しているのではれば、OUTLETへの理解は必要ですがそれらの欠点を踏まえても十分選択肢の遡上には上がると思いました。次回2/2ではHR-5000について書きたいと思います。

 

最後に、ALPEXのサポート担当者様、このたびは原因の提示、返品対応及び、快いご対応ありがとうございました。今後、自壊したとしても接着剤にて対応したく思います。イヤホンにピスタチホンという愛称をつけてしまいましたが、御社のイヤホンのすばらしさを理解し、応援したいが故の思いです、問題などありましたら削除いたしますのでご連絡いただければ幸いです。またTwitterのフォローお待ちしています(違)

KZ ZSN Pro X 買いました 結論:アンプを選ぶが、高音が伸びやかで高コスパ *1000円台なら間違いなく買い

こんばんわ

 

体調が戻ってきたので毎日更新したいと思いつつやはり体が動かない日もありますね。今回はタイトル通り激安中華イヤホンの雄、KZのZSN Pro Xです。

このイヤホンは大体Amazonにて2,000円台後半で売られているのが通常なのですが、7/20頃から一部のAmazonのストアでは価格が一気に下がり1000円台で買えるようになりました。いつまでこの価格が続くのかはわかりませんが中国国内での価格を考えても破格なのは間違いありません。

 

自分が買ったタイミングでは約1300円ほどでしたが、 記事を書いている7/22現在もタイムセール中で1780円+10%OFFクーポンとなっています。

 

本来であれば安いだけの中華イヤホンは購入しないのですが、少し前にDQ6を買った際にTwitterでのFFさんからDQ6に勝るとも劣らない高コスパ機としてこのZSN Pro Xを進められており「安いのであれば・・・」と購入に至りました。今回はその簡単なレビューをお届けしたいと思います。また、価格も近いことからDQ6などとも比較しながら書いていきたいと思います。

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パッケージとか同梱物とか

パッケージは一般的なKZのスタイルで特筆すべき点は少ないです。届いたケースはPrime発送でありながら写真のとおり若干破けていました。正直、中華イヤホンに開封体験を期待していなので私は気にしませんでしたが、神経質な方は気になるかもしれません(激安中華イヤホンでは日常茶飯事です)。

同梱物は、あまり日本人にフィットしないことで有名な怪しげなフジツボの様な形のイヤーピース、そして銀メッキケーブル、イヤホン本体と簡素な造りです。KQ6同様にケーブルは本体とつながっていない上に本体にR側L側の記載が無いので、初めてこの様なIEMスタイルのイヤホンを買う様な初心者はどのように接続してどのように聴けばいいのかわからないかもしれません。銀メッキケーブルについては過去のKZイヤホンについていた線材が銅のみではなくDQ6に付属していたものと同じで若干品質が上がっています。ただ、ZAS付属のものと比べてしまうと絡みやすいので 見た目は綺麗なのですが使い勝手はあまり良くありません。

イヤホン本体のビルドクオリティはまずまずと言ったところで1000円台だと思えばかなりカッコいい造りですし、かなりしっかりしていると思います。

 

レビュー環境については以下になります

iPhone12ProMax -> Q5s -> ZSN Pro X -> Sedna Earfit Light

 

 

良かった点

まず音質についてですが、全体としてやや高音がキツイことは気になりますがリスニング向けのとても聴きやすいサウンドなので、解像感が高く一聴したときに良さを実感しやすい点が素晴らしいです。

音のバランスはややドンシャリ傾向の上で前述の通り高音が強いです。音場は前後感は狭いですが横はかなり広いです。上下はやや狭いような印象がありますが値段を考えれば上々かと思います。ただKZらしく音像が近いので迫力があることと引き換えに若干の暑苦しさは残っています。

DQ6に比べて大きく違うのは不要な残響感の少なさでしょうか、もともと高域以上を担当するドライバの数が少ないことも影響しているのかKZ、CCAの多ドライバで感じる不快感が少ないです。この響きによる音の厚みは感じられ難いので、結果的に迫力は少なくなっているように感じますが、言い換えればDQ6にはない繊細さがあると言えます。

自分はKZの多ドライバイヤホンで音色の不自然さを感じることが多いのですがこのZSN Pro Xはそれが少ないことも特徴です。これは有る意味多ドライバのZASよりも勝っている点かもしれません。一方でその副作用か音の線が細く、スピード感も乏しいため大編成のクラシックコンサートなどは前後感の狭さも相まって窮屈さを感じてしまいます。ただこれは室内楽や、JASSなどでアコースティックな楽器の音色を聴くのであればあり寄りの有りだと思いました。

続いて各帯域の音色ですが、低音は値段を考えれば十分な量感と質感があります、中低域~中高域はやや沈んだ音色の印象があり、量感も弱いのですが品質はまずまずだと思います。一方で女性ボーカルや金管楽器などのパートを担当するその上の高域から超高域にかけては伸びやかで見通しが良い上に解像度もクラスを超えた上質さをもっているように感じます。高音が総じてやや強めなのでサ行の刺さりを気にされる方は注意が必要ではありますが、私は許容範囲かと思いました。

また使い勝手の面では感度も十分であり、かなり聴きやすいためiPhone直刺しなど、安いアンプに繋いでもそれなりに高音質に感じられる点も良いと思いました。

 

音質以外の点に移れば、まずケーブルが銀メッキなことと、イヤーピースがDQ6に付属するペラペラの物に比べればマシというところでしょうか(フジツボもどうかとは思いますが・・・)。また、本体のサイズが薄く小さく軽いこと、そして何よりDQ6やZASにあったシェル内部側の突起が無いことも素晴らしいです。やはり日本人の耳にはこのサイズぐらいの方が装着しやすいかと思います。

 

悪かった点

音質についていえば、上記の良かった点で「欠点」もある程度書いているため、この価格を考えれば追記することはほぼありません。ただ敢えて上げれば、超高音域が強いため刺さりがちであることと、極端なリスニング寄り(Proって名前が付いているのに・・・)調整というところだと思います。あまりこの価格帯で粗さがしのようなことはしないと思いますが、ADI2DACfsなどのモニター的なアンプと繋いでしまうと解像度の面で粗が目立ったり、全体域にわたって音色表現の深みが乏しく面白みに欠けてイマイチでした。さらにほんの僅かですが、中高音域の部分にややつながりの悪さ?を感じてしまう部分があったように思います。このあたりの中高音域はDQ6ではもともとごちゃついているので中高音域の良さが光るが故の欠点だと思います。

一方で逆にリスニング向けのアンプAKのL1000で聴けばその良さがさらに引き立っており、粗がより目立たない方向で快適に聴くことができました。幸いながらこの価格帯を求めているような層の方が使いたいスマホ(私が試したのはiPhone5s直刺し)で使う分には相性良好です。しかし総じてアンプを選びがちというところは注意したいところだと思いました。私は聴き疲れしにくい方だとは思うのですが一般的な表現で言えば解像感の高さからくる聴き疲れのしやすさは人によって感じるかもしれません。

またDQ6と比べれば音の厚みの薄さが無いため迫力は落ちますし、中低域の弱さ、音場感などが落ちるため(DQ6のものはやや人工的な為、人によるかもしれませんが)、ジャンルで言えばロックなどはDQ6に負けるように思いました。

 

音質以外の面ではアンプにもよりますがホワイトノイズが発生しやすい点も気になりました。それほど大きいものではなかったのですが、神経質な方は気にされる方は気になるかもしれません。付属品については繰り返しになるので割愛しますがイヤーピースについてはもう少しましなものを期待したいです。

 

最後に

総じて2000円台後半という価格を考えればDQ6のライバル足りうる非常に良い出来のイヤホンだと感じました。アンプを選びやすい傾向があることはやや懸念点ではありますが解像感が高く女性ボーカルなどの高音が伸びやかで激安中華らしい高コスパイヤホンだと思います。特にこれを執筆している現在はセール中であり1000円台で入手できることを考えると「1000円台の高コスパイヤホンを探しているならば間違いなく買い」っと言い切れると思います。

また、中華イヤホンを探しているような沼の住人にとってもDQ6が気に入っていたとしても使い分けできるチューニングであることも良い点かと思います。初めてイヤホンを買う方に対しては中華メーカーのサポート対応のリスクを許容する必要はありますが良い選択肢にもなりえると思います。

 

Tips:Twitterのスペース向け高コスパの高感度マイク付きイヤホン →セリアAtQ AT-EMS07, DAISO AL-001~5

こんにちは

今回はツイッターで実装された会話機能であるspaceでマイクの品質に悩む人たちに向けた、高コスパイヤホンとその延長ケーブルについてです。

Twitterのspaceって手軽に会話ができるのが売りではあるのですが幾つか無い機能がありまして具体的にはマイクの音量が調整できないことです。なので自分のしゃべっている声が話している相手にとって聞き取りづらいということが普通に発生してしまいます。となるとどうすればよいかというと物理的にマイクに近づいてしゃべるか、もともとマイクの性能が良いもの(*Twitterのspace機能にちょうど良いもの)を選ぶしかありません。前者は使い方に直結するので物理的に大変ですので普通の方は後者の良いマイク付きイヤホンが欲しい方も多いのではないかと思います。

そんな中、space中のメンバーで数万円するイヤホンを含めて10本以上とっかえひっかえマイクを変えて検証した結果、最も音が良かった有線イヤホンの2機種を紹介したいと思います。このとっかえひっかえはVR3000やk3003iなども含んだガチの検証でしたが結果はかなり意外なものでした。もう写真をみていただければわかりますが100円ショップのセリアで売っているマイク付きセリホンことAT-EMS07、そして同なじく100円ショップDAISOの300円で売っている高音質AL-001~5シリーズのイヤホン5種類です。

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この2つのイヤホンについているマイクの良い部分は何といっても声が近くそして太く厚みのある音であること、そしてセリホンに至ってはそこに息遣いまで聞こえるような音の厚みと生々しさがあることです。

前述したようにspace機能では音量の調整ができないのですが、この2機種はとても音圧が強めなので相手にとってとても聞き取りやすい音量で声を伝えることができます。しばらく使ってみた感想としては本当に全く問題なく、かなり使いやすいです。特にDAISOに至ってはイヤホンとしてのビルドクオリティが300円にしてはとても良いので使っていて快適です。セリホンについてはダイソーよりビルドクオリティは落ちるのですがさらにマイク性能が良いです。このため多人数の会話が主体のspaceでは声が被ることも多いのですがはっきりくっきり聞き取りやすいため、会話の主導権が取りやすいという特徴もあるようです。

ただセリホンについてはケーブルが1mと短いため、マイク付きに対応した4極の延長ケーブルが同じく100円で売られているためこれを使うと良いと思います。

 

また、100均のイヤホンなんてマイクが良くても聴く方の音が悪いじゃないか!っと思われる方も多いと思いますが、この2機種については過去の記事を参考にしていただければ嬉しいのですが、普通に使える音を出します。聴く音楽によっては十分普段使いできる音なのでspaceで音が聞き取りづらいということもありません。

 

購入にあたって注意点があるとすれば下記の3点です

・100均なのでイヤホンの品質が悪く故障していることがある

 →これは可能であれば買ったその場で確認するのが良いです。それが無理であり返品交換が面倒であれば2,3個買っていくのも良いと思います。

・100均は類似商品が多く、同じ様なパッケージで異なる商品がある

 例えばセリホンですが型番が少し違うなどの場合は全く違う音色だったりします。おそらくマイクの性能も違う可能性が高いです。見た目が似ているの良いか・・・っと思いがちですがマジで別物でゴミのような音色がすることがあります。またDAISOであればHQシリーズと間違えやすいです。購入にあたっては型番をよく見て購入するようにしてください。

・延長プラグは金メッキではないので接触でノイズが乗りやすい

 100円品質なので仕方ありませんw。それが気になる場合はAmazon等で1000円ぐらいで金メッキされた延長コードが売っていますのでそちらを買うと良いと思います。*リンクの物は私は買って試したわけではありません

 

Twitterでspaceをやっていて音が聞き取りづらい、テレワークでの会話、Zoom等のオンライン会議で声が聞き取りづらいと言われた場合などは100円ですしぜひこの2機種を試してみてください。デフォルトのマイク音量が大きいため、非常に聞き取りやすく使いやすいと思います。もちろん万能ではありませんが100円ですしぜひぜひお試しください。

 

お求めは全国のDAISO(ダイソー)またはSeria(セリア)にて買えます

Amazon で売っていた激安マイク付きインナーイヤーイヤホンZCGEFUIJ買いました 箱出しの感想:ゴミ一歩手前

タイトルの通りです

最近Twitterでspaceをすることが多くなってきたのでマイクが付いて疲れにくいインナーイヤーイヤホンを探していて、Amazonで安かったので買ってみました。

商品の詳細は以下です。

 

 

本日現在タイムセールで1000円を切っていますが、結論から言えばおすすめしません。Apple純正のマイク付きイヤホンなどと比べるとマイクも音質も数段落ちます。カナル型で問題なければDAISOのALシリーズの方がはるかに良い音ですし、マイク性能も良いです。Amazonで買いたい理由が無ければあえて買う意味は無いかもしれません。

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試聴環境はいつも通りなのですが、あまりにもがっかりしたので完結にだけ

 

良かったところ

・音が出て壊れていないこと

・かまぼこの特性を持っており、非常にマイルド

・音場が音が遠く狭いが、圧が無いので集中した作業ができる

・マイクが正常動作し、ノイズなどが乗らないこと

・ケーブルがやや太いので断線しにくそう

・音量スライドボリュームが付いているところ

・パッケージが簡素で捨てやすい

 

悪かったところ

・1000円の値段を考えればやや造りは雑

・単純に音が悪い

 インナーイヤー型の特徴そのままにかまぼこのバランスで低音がほぼ出ない

 高音も弱い

 音場は上下、左右、前後すべてにおいて狭い

 解像感もいまいち、およびセール価格で価格なり

・開放型のため音漏れする

・マイクの音が遠い

Amazonのサイトの商品説明に書いてある内容がどう見ても過大広告

以下引用

実際の音質を復元する;

プロのサウンドユニットが再編成され、高音域、中音域、低音域の3つの周波数が正確に接続され[クリアな高音、クリアなミッドレンジ、強い低音]、没入型コンサートシーンのようになります。

申し訳ないのですが、どこがやねん!!っと突っ込んでしまいましたw。そのほかの画像についても突っ込みどころ満載です

 

結論

正直、興味本位で買ってみましたが、良くも悪くも1000円なりです。DAISOのALシリーズやセリアで売っているAtQのAT-ES11, AT-EMS07が良すぎるので感覚が麻痺していましたが本来はこんなものだよなと実感しました。

最初に書いた通りインナーイヤー型にこだわりが無いのであれば先に上げた2点を選ぶ方が満足度が高いと思います。Amazonで買わなければならないというのであればALPEXのHSE-A1000などが同価格帯にありますのでこちらの方がおすすめできます。とうことであまり買う価値が無く、私の中ではゴミ一歩手前です。

 

こうぼろくそに書いていますが、AppleiPhoneに標準で付いてくるタイプより激安のインナーイヤー型のマイク付きイヤホンは探したいので継続して購入してみたいと思います。*あいつは新品で3000円、中古相場では800円程度なのでなかなか難しそうです・・・。

KZ 1DD7BA ZAS 買いました 結論:KZサウンドの完成形?

今回はKZ ZASの「箱出しの感想」です

レビューブログとしては本筋ではないのですが、先日言った通りイヤホンはひと様の作った商品をレビューするにあたって、かなり時間をかけて聴いて書くように心がけているのですが、時間的に余裕が無いということが多いので簡単ですが書いて行きたいと思います。なのでこのタイトルのレビューはあくまで最初の感想なので時間が経ったり聴く曲が少ないことで後に評価が変わったりすることがあることをご了承ください。

っとこれを書いてから本文を書きおわったらがっつり書いていましたw。ので普通のレビューとしてお読みいただければ幸いです。

 

購入先はAmazonのオフィシャルストアで約8000円でした

 

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付属品について

いつものKZですがいつもの付属品に加えて変なプレートが付いていました。実はKZのラインナップについては詳しくないのですがフラグシップにはプレートが付いてくるそうです。

付属のケーブルですが、通常のKZの物よりもアップグレードした8芯のもの(DQ6の物よりさらに良いもの)が付いておりかなり質感が良くなっていました。音は別にしても手触りも良く見た目も綺麗で絡まりにくくなっています。ケーブルスプリッタの部分もコンパクトになっており、かなり高級感があります。

せっかくなので写真に最近のKZ系?っと思われるケーブルを並べています。

左 ZAS付属 銀メッキ銅線 8芯 手触りスベスベ
中 DQ6付属 銀メッキ銅線 4芯 手触りネトネト
右 DC1 (コーヒー豆)付属 銅線 4芯 手触りネトネト

DQ6ではケーブルがやや太くなったことに加えて銀メッキ銅線に変わることで音質について訴求していたと思います。そして今回のZASはそこに加えて8芯に変わり、プラグ、スプリッタ、ケーブル質感全てがグレードアップしています。今までは手触りがネトネトしていることでケーブルが絡まりやすいので実用上に問題が出ていましたが今回はスベスベになったことで絡まりにくくなりそのまま使えるレベルになったと思います。総合して使い勝手が良くこのまま使っても良いと思える人が多いのではないでしょうか。私はこのケーブルだと音を変えたいという要望以外では変更する必要はないと思いました。

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付属のイヤーピースは相変わらずいただけませんでした。DQ6と同じタイプのペラペラのものが付いてきており、フィットせず、使い物になりませんでした。あのイヤピはフィットする人はいるのでしょうか?私は見たことがありません。。。なので仕方なくSednaのEarfit Lightを使いました。こういうイヤピ交換必須のイヤホンはメーカーの音作りの方向性が見えにくいのでやはりどうしても好きになれませんね。このあたりは中華クオリティから抜け出せていないなぁと思いました。

一方でビルドクオリティはDQ6から継続して、数年前と比べるとかなり向上してきています。シェルの見た目、バリの無さ、加工面の美しさ、成型の誤差と表面、材質、どれをとっても7,8千円と考えればかなり良質です。一昔前の雑な造りを考えればかなりの良好で見た目ではほぼ非の打ちどころがありませんん、良い製造機材を導入したのでしょうか。

一方で目に見えにくい部分であるシェルの中身についてはまだまだいまいちという印象です。今回は中が透けて見える透明なシェルを選んだのですが、左右でネットワーク基板が配置されている場所が微妙に違います。これがどの程度音質に影響するのかは不明ですが、精神衛生上あまりよくないのは間違いありません。また、7つのBAが透けて見えるのですが接着?配置している周りの加工面が見た目にあまり美しくありません。このユニットが音導管の変わりをしていると思われるため、空気の容量によって音が若干変わるはずなのでこれもあまり精神衛生上良くはありません。たまたま私の個体はそこまで気になる程度ではなかったのですがTwitterを眺めればかなり違う場所に基板が配置されていた方もいらっしゃったのでこのあたりは気になるところです。さらに言えばこれは透明なシェルの場合であればこそ分かったことで、不透明のシェルを選べば見えません。逆に気にせずに済むといえばそうなのですが、なかなか色選びも難しいという印象を持ちます。とは言え同価格帯でこれほどBAを積んだイヤホンは同じ競合の中華メーカーしかありませんので、コストパフォーマンスの高さは折り紙付きだと思います。

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肝心の音について書きたいと思います。

基本的にはいつも通りQ5sTCで聴いている以外は前述の通り、イヤーピースのみ変更しています。

 

良かった点

まず音質についてですが、一聴して今までのKZには無い完成度の高さを感じたことを告白します。この価格帯らしくバランスはドンシャリ、低音は深く重いところまでは出ませんが量感とキレのバランスが絶妙です。高音はキツイと感じるギリギリの塩梅を絶妙にバランスしてきており、女性ボーカルなども刺さるか刺さらないかのラインを出してきています。このため曲にもよりますが、人によっては刺さるという方もいるかもしれません。中音も迫力がありボーカルの良さを実感できる際と暑苦しさのギリギリの調整を実現してきています。そしてこれらのバランスが非常に巧妙なためか、音と音にリズム感があり、テンポが良いので所謂ノリが非常に良く音楽を聴いていて楽しくなる音像を持っています。よくある中華の暑苦しい(ゴリラサウンド?)からノリの良さを足したような新しいKZの進化系を体現したかのような音作りです。音場もこの価格帯にしては十分な左右の広さはあり高さ、前後感について申し分ないように思えます。解像度も価格帯にしては十分な表現力を持っており、ボーカルや楽器の分離感についても音場の広さもあって非常に気持ちが良いです。女性ボーカルも解像度高めで鳴らしてくれるため好みは出ますがアニソンなんかも普通に聴けてしまいます。

また、マルチBAということでDQ6等やCA16などで見られた従来の良くあるマルチBA機の音の厚みを敢えて増すような不自然な反響はかなり少なくなっています。つまりBAをポン付けしただけにありがちな他社製の高級機を不自然に真似るチューニングでなく、極めて自然な音の反響を目指したように思えます。分解していないので間違っているかもしれませんが、今回のZASでは疑似的な音導管をシェル内部で作っているように思えます。この新たな?音導管が今回の音作りを実現しているのでしょうか、はたまた新BAの効果なのでしょうか、いずれにしても非常にまともな音作りだと実感しました。

そして良くあるマルチドライバーのつながりについてですが、私は従来のKZのイヤホンに比べてかなり自然で大きく気になることはありませんでした。さらに位相についても不自然さも大幅に減ったように感じます。これは特にJAZZやclassic系を聴いたときの音像の出方で差が特に顕著に感じます。すべてのKZイヤホンを聴いたわけではないのですが、従来までのマルチBA機ではとても聴く気にもならなかった曲が、今回のZASならまぁ聴いても良いかも?!って思えました。

また、プレイヤーを選ばない点についてはDQ6譲りでiPhone5sなどスマートフォン直刺しなどでも音のあらが目立ちにくいです。バランスとしても総じてそのようなアンプではかまぼこ型の特性を持つことが多いので、ドンシャリ限界ギリギリにチューニングされたZASのバランスは総合してややフラットに近づくためどのような場面でも使いやすく良い音を楽しめるバランスだと感じました。

得意なジャンルとしては苦手なジャンルが少なくかなり幅広いように感じました。とにかくノリが良いのでハイテンポな曲はほぼ合うと言っても過言では無いように思います。クラッシックやジャズは後述しますが、やや荷が重いです。ただそれ以外はJPOPからEDM,etcそつなくこなせるポテンシャルを持っているように感じます。

ということで音質面では7~8000円という価格を考慮しても総じてかなり高いレベルで纏められたまごうことなきKZの新たなフラグシップ機と実感しました。

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次に音以外の面についてですが、前述したとおりケーブルなどの良い付属品が付いているのは非常に素晴らしいですが、イヤホンとしての感度バランスの良さが光っており、オールマイティさを感じます。例えばDQ6では感度があまりに高いため、音量は取りやすいのですが使用するアンプ次第ではホワイトノイズが目立つので使いづらい場面がありました。また、最小ボリュームが小さいアンプなどでは、深夜など静かな場面で音楽を聴きたいときに最小ボリュームにしても音が大きすぎるという不満がありましたが今回のZASではやや感度が下がって、一般的なイヤホンとほぼ同じ感覚で使うことができます。ZASは一般人としても少し背伸びして少し高めのイヤホンを使いたいという価格帯なのでアンプが貧弱なことも多く嬉しいポイントだと思いました。

さらに別売にはなりますがKZ AZ09がピタリと装着できる点はとても良いシナジーだと思いました。実は以前DQ6を買ったときにこれをワイヤレス化したいと思いAZ09も追加で買ったのですが、組み合わせるとあまりにひどい音(上も下も出ない)に閉口してしまった記憶があります。おそらくこれはDQ6を作った時点でAZ09を想定していなかったためだと思います。このため高感度なDQ6はボリューム最低でも煩いという状態で使がっても音も悪く本当に使い道のない状態でしたが、今回のZASについてはDQ6と異なり装着してみると有線には劣りますが十分な音の鳴りをしているように感じました。製品の紹介ページを見るとメーカーKZとしてもDQ6ではなくこのAZ09との利用をどうやら想定していたようです。音質について簡単にお伝えするとAZ09が上も下もでないアンプのため全体としてはややかまぼこよりのフラットな音になり、普通に使えます。素性の良さのノリの良さという長所も引き継がれており、1万円レベルのTWSであればZAS+AZ09の方が音が良いように思いますのでTWSの音質では満足できないという人にもおすすめできる構成だと思いました。

 

悪かった点

音に関してはやはりKZの系譜である点でしょうか、ノリが良くなり絶秒なドンシャリバランスだっとしても、いわゆるゴリラ感が残りやや暑苦しい音の系譜は感じます。敢えて言えば「非常に高いレベルで仕上げてきているが故に」という注釈をつけますが、男性ボーカルの表現力はとくに太さといった点でやや楽器の音色に押し負ける傾向があるように感じました。

また、ジャズ、クラッシックでは楽器の音色の不自然さがやや目立ったように思います。生音という本来の答えがあるような曲では実際の音色とイヤホンの音色を比較することになるのですが、このような曲では生の音色とやや離れた音が鳴っている感覚があります。これはKZ全般に思っている私個人の感想なので、これまでKZのイヤホンで気にならない方は気にされなくても良いかもしれません。個人的にこの部分に関してはKZのさらなる進化の余地があるのではないかと思います。

音以外の面では最初に記載した内部の構造についてはやはり気になるところです。見た目に左右が違うというのは本当に精神衛生上良くありません。もし不良であるならばなにかしら発表が欲しいところです。

次にやはり販売が現時点でAmazon倉庫直送でない点でしょうか。不具合などの対応を考えたときにはPrimeで在庫があるお店から購入する方が何かと保障面では有利なため、気にされる方は待ってみてもいいかもしれません。こういった商品は国内向けの在庫を確保してから来ることが多いと聞きますので完成度が高いこともあり中国国内でも売れており、日本向けの在庫がなかなか確保できないのかもしれない?なんて妄想もしてしまいます。私の場合はいち早く聴きたかったこととAmazonでは実績のあるお店でしたのでそのまま購入しました。

最後に、これが実用上一番の問題になるかもしれないのですがシェルの形状にでっぱりがある点は少し残念でした、これもDQ6ゆずりの機構で標準のイヤピでは私は耳が痛くなりますので、ステムの長いSedna Earfit lightを使って回避しました。この部分を改善しているCCZのDC1は快適になっているので同じような造りにしてもらえると嬉しいです。(別会社かもしれませんが)。また私と同じようにステムの長いイヤピで回避する必要があるかもしれません。

 

DQ6と比較して

DQ6と一番大きく違うのは中音、高音での解像度と不要な残響の有無だと思います。またバランスとしてもDQ6よりもさらにドンシャリのバランスになっており、一般人が聴いたときの印象もかなりZASの方が良いと思います。DQ6は非常にコストパフォーマンスの高いイヤホンではあったのですが、絶対性能としてはこのZASと比べると霞んでしまいます。また、付属品のケーブルのグレードが高く使い勝手が良いという点も見逃せません。

 

CA16と比較して

音の解像度について1~2枚ほどZASが上手だと思います。また、音色の傾向として特に音の厚みが薄く残響感が少ないです。勿論好きな人も多いと思いますが、個人的にはやや不要な残響に思えるためバランスとしてZASの方が素直な音場感を楽しむことができると思います。CA16では残響の多いホールで聴いているかのような感覚を味わえますので好みがわかれるとは思います。

 

IT00,BlueMoon, EA-HF1, 碧2などの別メーカーについてはTwitterのSpaceにて

 

最後に

DQ6に続き非常に完成度が高いKZのイヤホンを楽しむことができました。下記にリンクがありますが8000円弱と、価格は非常に激戦区な価格帯ではあるのですが、KZらしからぬ完成度の高い1本に仕上げてきており、競合と比べても正直かなり強と思います。特にオールラウンダーであるというところ、そしてその上で音が良いというところで「付属してきているイヤピさえ良ければ誰にでも進められるのに・・・」という悔しさすら残るイヤホンでした。

私としても満足度が高く、KZのイヤホンは時間が経つと手放すことが多いのですが、あまりのレベルの高さにこれは記念に所持し続けようと思っています。繰り返しになりますが、kZのフラグシップについて詳しくは無いのですが非常に強くKZサウンドの完成形ではないか?と思える完成度だと思いました。このレベルのイヤホンが作れるようになったKZが今後どのようなイヤホンを作っていくのか楽しみです。

 

  

Hifigoは売り切れてしまいましたね・・・

新ブランド?CCZ Coffee Bean DC1 買いました 結論:マイルドさを極めたサウンド、寝フォン用に最適

こんにちは

溜まっているイヤホンの感想を書いていきたいと思います。今回はCCZ Coffee Bean DC1(以下DC1)です。現在はAmazonのみで取り扱われていて大体2300円が定価でまれにクーポンなどがついて2000円弱で購入できるようです。この商品については少し謎も多く、まずCCZというメーカーはあまり耳慣れません、ただ届いた箱をみてわかる通り、CCA、KZの系列のケースと同じだったので同じメーカーの同系列の商品、別ブランドなのかもしれません。大体このような商品はAliexpressに同商品が同時期に売られるのですが今回は見つけられません(探し方が悪い?)そしてパッケージには最初から日本語表記がされており、日本販売を見据えた可能性を連想させます。

最初はあまり買うつもりもなかったのですが、付け心地が良いとのうわさを聞いたので寝フォンに良いのではないかと思い、値段も安いため試しに購入してみました。

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 環境としては基本的にデフォルトの構成で、アンプはQ5sTC中心に鳴らしてみましたが、低価格帯のためiPhone5s直指なんかも試してみまています。

 

良かったところ

まず音質ですが、音色としては非常にマイルドなところが特徴としてあげられるかと思います。やや低音よりのバランスではあるのですが高音まである程度はしっかり出ています10k以上の超高音についても意外としっかり出ています。勿論値段なりなので解像度は高くありません、解像感も低く高音の刺さりはほぼありません。むしろ解像度に関しては同価格帯にしてはやや劣ると思います。つまりコーヒー豆の愛称から想像されるようなカフェインバリバリの音とは程遠い印象で、ボーカルや楽器から鮮烈さは感じることはできません。

ではそれがマイナスだけに働くかというとそうでは無く、逆に艶消しのマットな質感を与えてくれることで、非常に安心した聴き心地を得ることができます。特に低音の量感が良いことと、低音から高音にかけての解像度が低いことが特徴で、分厚いカーテンを一枚演奏者の前に引いたような音作りです。普通はこのような表現をすると、悪い意味で使うことが多いのですが、このDC1に限ってや付け心地が非常に良いため、個人的にはかなり好印象です。特に音場が広くやや音像が遠いことで中華の激安イヤホンにありがちなゴリラサウンド?=圧迫感が少ないことが良い方向に聞いているのだと思います。特にクラシック系を聴くとサウンドに緊張感が無く、眠くなってしまうような場面を思い起こささせるようなサウンドで、不思議な幸福感すら感じます。私自身これを初めて聞いたときに付けながら寝てしまったほどです。

分離感はあまり良い方ではないのですが音場が広いことでその悪さを実感することはありません。後述するのですが、非常に装着感が良いので総合的に良い意味でのゆるさ、マイルドさ、そして快適性を狙っているのだとすればなかなか憎い造りです。

この傾向はiPhoneでの直刺しでも変わらず、鳴らしやすさも相まってどの機材にもさして気軽に使うことができました。非常に取り回しが良いイヤホンだと感じました。

 

次に音以外の面での良いところですが、

やはり装着感の良さがあげられます。非常に軽い筐体は魅力的ですしその筐体の一部に採用されたラバー素材のハウジングは非常に快適です。DQ6などでは良くその部分が耳に接触して痛くなることが多いと聞きますし、私自身もその傾向があったので中華とは思えないハウジングの完成度です。見た目も悪くなく、とても好印象です。

付属のケーブルはよくあるKZの安物ケーブルが付いてきます。あまり良い評判は聞きませんが、2000円のイヤホンの付属品としては十分だとは思います。音質が良くないとのことなのでリケーブルを試してみたところ解像度が1段~2段向上しましたので実際には良くないのだと思いますが、このイヤホンの良さである良い意味での緩さ、マイルドさなどはバランスが悪くなってしまうような印象を持ちました。このあたりは個人の楽しみの一つなのでいろいろ詰めてみるのもおもしろいかもしれません。あと余談ですが、最近はTwitterのspaceに参加、開催することが多いので今回は試しにマイク付きのケーブルにしてみたのですが、マイクの音声は普通で問題なく使うことができました。

付属のイヤーピースがまともという点も見逃せません。もちろん日本のメーカーのイヤホンに付属してきているような良いイヤーピースは付いてきていないのですが、激安中華にしてはまともなイヤーピースが付属しています。付属品にしては低音を持ち上げるような特徴があるようで密着していない装着でも低音の量感がある程度でてくるイヤピースのようです。DQ6などもそうですが買ったらまず付属のイヤーピースを捨てましょうなんていう人もいるぐらいなので、ましなイヤーピースが付いてくる点もうれしいところだと思います。

また、販売戦略的なところはあると思いますがコーヒー豆という名称は非常に良いと思いました(サウンドシグネチャは別方向ですがw)すべての物に言えるのですが、あだ名をつけやすいものというのは商品への親近感が沸きます。ツイッターなどSNSでの話題になりやすさなどは上手いと思いました。

 

 残念な点

音質については言わずもがな、はやり解像度が低い点でしょう。低音から中音にかけて楽器の色艶は乏しいです。そのような音の鮮烈さを求める場合はほかのイヤホンを求めた方が良いように思います。

付属品になるのですがケーブルとイヤーピースの品質についてはもう一歩という点も気になります。イヤーピースについては悪くは無いのですが、良くもありません。ケーブルについては音が悪いというのは最もな意見だと思いますし、私としては絡まりやすさは非常に残念なポイントになると思います。これはKZの安物ケーブルの特徴ではあるのですが、せっかくの付け心地の良いイヤホンもケーブルが絡まったり、引っ掛かりやすく、ストレスを感じてしまいます。また、せっかく本体の意匠が良いだけに足を引っ張ている印象をぬぐえません。

 

他のイヤホンと比較して

DQ6

比べるとはやり解像感は数段落ちる印象で、価格差を考えると単純な音質だけを求めるのであればDQ6を買う方がよいのではないかと思います。ただ、位相や音場表現や音色はDC1の方がより自然なので自然な音場をお求めるのであればこちらも侮れないと感じました。

HSE-A1000

このイヤホンは約1000円なのですが、比べると解像度という面ではどっちもどっちという印象です。音場表現や付け心地、リケーブル可能という点を踏まえるとDC1の方に軍配が上がるように思います。

iPhoneの標準イヤホン

比べるとやや低音の量感が多く、高音が伸びますが圧が少ないという点については少しだけに通ったものを感じました。ややドンシャリ気味で解像感は低い傾向はありますが、音場が広いため、わたしとしてはDC1の音の方が好でした。特にiPhoneの標準タイプのイヤホンは私の耳にうまくフィッティングせず落ちてしまうのであの程度の音で良いけれどカナル型で装着感が良いものを探しているという方は良いかもしれません。

 

最後に

全体を通して非常にマイルドなサウンドで寝フォンに最適という言葉以外思い浮かびませんでした。寝フォンでは付け心地の良さに加えて横になって枕に押されたときに音像が乱れないか、痛くないかなどの別の要素も評価対象になるのですが、今回の採用されたハウジングと短いイヤーピースのおかげてその点はクリアしていることに加えて音の圧が少ないことで非常に寝る前の音楽鑑賞に最適だと改めて感じました。こういうイヤホンこそAZ09に対応していれば・・・っと思いました。

この価格帯で寝フォンに興味があったり、圧の少ないイヤホンを探している場合は非常に有力な選択肢になると思います。