こんにちは
今回はKZ様からPR依頼の4BA+1DD「KZ ZS10 Pro2」のファーストインプレッションとエージング500時間の結果についてまとめたインプレ記事です。
ファーストインプレッションはXのポストに準じますが、その後の変化について追記しています。
🔶音以外について C+(暫定)
・いつものKZです。付属品にきたいしちゃだめです。
・ケーブルはシルバーコートタイプ
・イヤピは3サイズ+フォームタイプ
・開放部はほぼなく音漏れは3割程度
・イヤピは2種類、1つはシリコン3サイズ
・QDC2pinコネクタでリケーブル可能
・解放型だが音漏れは3割程度
付属品やビルドは総じていつものKZ、いやはやKZの品質も安定しましたよね(*'▽')
🔶音について(暫定)
FIIO M17、標準ケーブル+JVC SpiralDot++ GainL Vol46前後
スイッチは出荷時(1111)を利用
エージング後の変化については赤字にて追記しています。
・帯域バランス 中高音よりのドンシャリ
・音色 B(暫定)
寒暖:寒 |ーー★ー+ーーーー| 暖
明度:明 |ーーー★☆ーーーー| 暗
響き:少 |ーーーー+ー★ーー| 多
余韻:少 |ーーーー+★ーーー| 多
粘度:低 |ーー★ー+ーーーー| 高
湿度:乾 |ー★ーー+ーーーー| 湿
厚み:薄 |ーーー★+ーーーー| 厚
速さ:遅 |ーーーー★ーーーー| 速
現実感:造 |ー★ーー+ーーーー| リアル
モニター |ーーーー+ーー★ー| リスニング
これぞKZと言わんばかりのアーティファクト感たっぷりの寒色ドンシャリですね
ある意味初期のZS10Proに似たような感覚を感じました
・音場 C+→B-(暫定)
左右:狭 |ーーーー+★ーーー| 広
上下:狭 |ーーーー★ーーーー| 広
前後:狭 |ーーーー★ーーーー| 広
音像重心
上下:低 |ーーーー★ーーーー| 高
前後:近 |ーーー★+ーーーー| 遠
解放感
密閉 |ーーーー+ー★ーーー| 抜け
よりあっさりした音色で
・解像度 B →B+(暫定)
・定位、分離 B(暫定)
・低域 C+(暫定)
・中域 C+(暫定)
・高域 C → C+(暫定)
箱出しで聴いた印象は寒色で中高音寄りの音色の軽い感覚でZS10ProXの後継機と考えていたので肩透かしを食らった印象でした。
音の纏まりや高域の表現が別物で、高域はとにかくシャリシャリした感覚です。
ちょっと聴き続けても良い印象になら無さそうだったので少しだけ(50時間ほど)エージングさせ、気を取り直して先入観を捨てて聴き直しするとやや印象が改善しました。
スイッチについて
出荷時の1111は兎に角中高音のボーカルものは上擦った感覚があり、肉声の表現が厳しい感じ
一方で0000にすればかなり表現の無理が無くなる印象で、電子物は1111が気持ち良い残響がある
AS06と同様に生楽器の再生よりも人工的な音色が得意で、ピーキーな楽曲に特化した印象を受けた
個人的に0000はZS10ProXの後継だと思わなければ結構好き
エージング後について
その後、さらに500時間ほどエージングさせましたが、前述しているように解像度および音色の明るさ、高域のキツさがより取れた感覚です。
よりバランスの良い方向に纏まったのでこちらが本来の音ではないかと思います。当然ながら標準ケーブルで聴いていてもそこまで悪くないと感じさせてくれるのも良いですね
リケーブル推奨イヤホン(∩´∀`)∩としていましたが、エージングも推奨したほうがよいかもしれません。
🔶リケーブル
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
KZはリケーブルしてなんぼなのでリケーブルも少し試してみました
・Yongse Meteor ◎
0000でまず試しましたが、音の軽さ、音の抜けのせいか密度感の無さが改善されて、低音から中音までの音色に彩度が足される感覚です。
解像度が数段上がることに加えて音像が近くなり迫力が出る上に、適度な抜け感が組み合わさって音が調和している感覚です。
次に1111にしてみるとドンシャリ具合が強くなり、音場が一気に広がる感覚です。サウンドステージより、サウンドフィールドが広がる感覚ですね。ただ高域の上擦った感覚はかなり改善されるものの少し残り、女性ボーカルなどの歌ものよりも電子系の方が合う様な感覚です。
・まとめ
標準ケーブルとの相性がかなり悪い印象です。とはいえ少しピーキーなチューニングな感覚はのこっているので相性は選びそうな感覚です。リケーブル遊びが捗りそうな感覚です。
🔶アンプ相性、イヤーピース、インピーダンス特性 省略
🔶周波数特性
左右差
vs ZS10ProX
proXと比べて超高域が強めですね
スイッチで低域側が結構変わるのも特徴的です
🔶まとめ
個人的にはZS10ProXの方が完成度が高くこちらが好みですが、Pro2がスイッチなどを通して新しい挑戦を行っていることも理解できます。
こういう新しい挑戦や過去の音抜けの良いZAX系のKZの音色が好きな方などには最新のKZがどの方向に行こうとしているのかを知れるイヤホンになるのかもしれません。
また、エージングでの伸びしろも確認でき開放的な音色が好きな方は合っているように思います。
尚、現時点ではAmazonでの購入の場合はA10K価格帯となっており、Aliexpressの実勢価格やZS10 PROシリーズの価格帯であるA5Kからかなり割高です。このため、購入を考えている場合はKZ公式ストアや、Aliexpressなどでの購入の方がリーズナブルかと思います。
とはいえ、私はZS10 ProXの完成度の高さに惚れ込んでいるので、もしPro2を買った方で満足しなかった方はProXの方を是非試してみて欲しいと感じました。
https://s.click.aliexpress.com/e/_DEfxd2x
↑ZS10PROX
APPENDIX
購入リンク
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元ポスト
KZ ZS10Pro2 ファーストインプレッション
— すのー🐈ゆるふわオーディオ™️ (@snow_el) 2024年4月22日
抜け感が良く、古き良きKZ味も味わえるドンシャリスイッチ付きイヤホン
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🔶音以外について… pic.twitter.com/8F5CXL9PIA
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