こんにちはー
ゆるふわオーディオしているすのーです。
そう、今日はゆるふわしていたのですがちょっと凄かったのでPRXについてはさっさと記事にしてしまいました。
今回は「AliExpress」 様からPR依頼の『PRX』のファーストインプレッションです。
PRX、PRシリーズとは
まぁこれもこちらの販売サイトを見てください
https://s.click.aliexpress.com/e/_DEVOtjn
1111専属コード:YRFW7A 7ドル割引
・・・っと言いたいところですが、さすがに投げやりすぎるので、ポイントだけを搔い摘むと
まずKZはPRシリーズとして平面駆動ドライバのイヤホンを出しています。最近はなんちゃって平面ドライバとして四角い形状のスクウェアプラナーや、円形のリングを使ったマイクロプラナーなんかも出ていますが、このKZは、どれもしっかり円形のドライバを持つ平面駆動ドライバを採用しています。
そして普通の平面駆動ドライバを採用しながら平面駆動ドライバイヤホンの価格を半分以下に下げてしまった価格破壊の引き金になったメーカーとしても有名になっています。
さて、ではそのKZの平面駆動ドライバは市場を席捲したのかというとそうもいきません。さすがに安いだけあって、KZのイヤホンにはさすがにウィークポイントがありました。
平面駆動ドライバ自体を使ったチューニングに慣れていないため、万人受けする音にたどり着くまで有料ベータテスターを繰り返していました。PR1 Proでは高域が強すぎたり、PR2では大人しすぎたり、PR3でやっと万人受けしやすい音になったと言われています。(私はなんだかんだベータ版の音も好きですがw
世代を重ねるごとに良くなった点はそこですが、別のウィークポイントもありました。まずは付属品、KZの付属品はどうしても付属ケーブルが弱みになっており、音色を引き出すには貧弱な傾向がありました。競合のイヤホンは高額なこともあり、そこそこ良い付属品をつけて生きているのに対してKZは20$のイヤホンと同じ付属品のケーブルを使っています。
そして競合はケースやイヤーピースなど潤沢な装備にしていることに対してPRシリーズは20$のイヤホンとこちらも共通です。
また、技術的な面で見た目はしっかりと一般的な平面駆動ドライバになっているのですが、インピーダンス特性を図ると普通の平面駆動ドライバには見られないインピーダンス特性の起伏が見られます。
上記はPR3のインピーダンスですがS12などの一般的な平面駆動ドライバのイヤホンやヘッドホンに見られるようなインピーダンスがフラットな特性は持っていません。
最後にKZのウィークポイントとして初期ロットと暫くして本格的な量産の仕様が違うというものがあります。これはKZのような低価格メーカーではどうしても同じものを同じ様に仕入れると高くなるというものです。イメージとしては夜ご飯作ると時にスーパーの安売りの品を使って作るとコスパの高いご飯ができあがりますが、一流のレストランで同じ味をどのタイミングでも同じ様に同じ味を提供するとコスパが悪いみたいな違いがありますので、KZに同じものを作れというのは酷なことなのかもしれません。
PRX
そんななか登場したPRXですが、どのような特徴があるかというとどうやらオーディオの世界を一変させるようです・・・っというのは誇大広告としてw第4世代の平面駆動ドライバが採用されているようです。
PRXは振動版を変えたりと色々と最新世代になっているとのこと、実際のところ最近Letshuoer S08やTinHiFi のDUDUなど最新世代の平面駆動ドライバで低域の重さ、深さが改善される事例が続いていました。実際のところこのPRXが最新世代のものなのかが気になります。
「え?平面駆動の世代というけど別のメーカーでは?」そうですよね、それはあります、しかしながら、平面駆動ドライバを製造できるメーカー(工場)は正直ほぼ1社しかないという噂があり、実際ほぼすべての平面駆動ドライバがそこで作られているのではないかという可能性すら指摘されています。実際のところは1消費者の自分にはわかりませんが、可能性は同世代の技術が使われている可能性は十分にありそうです。
PRXの音
・試聴環境
FIIO M17に標準ケーブル+ JVC SpiralDot++
→音量の取りやすさは「取りにくい」、ヘッドホン Gain Vol34程度で試聴
PR3でもほぼ完成してた音ですが、はっきり言ってさらにドンシャリになり、解像度がべらぼうに上がりました。それも標準ケーブルでだ!!w(´゚д゚`)
高域の強さはややサ行の刺さりに直結しやすいので若い方には少しきつめかもしれませんが、PR1 Proの様に低音の量感が負けていないので高域だけが強く刺さるということがありません。
きわめて強く楽しいドンシャリを純粋に標準ケーブルで実現しています。はっきり言って標準ケーブルというレギュレーションではKZ史上最高音質かもしれません。
というのも標準ケーブルで十分にオーディオを楽しめる解像度、音場表現、分離と定位、音色の楽しさ、表現力を兼ね備えています。
こいつはヤバい
びっくりです。唯一残念なのは少し左右のマッチングが悪そうな点だけです。
また、低音の高音が少し強いので、若干W型とは言え、比べると少しボーカルは弱めかもしれません。けれどボーカルの定位はしっかりと中央にあり、遠いこともなく、しっかりとメロディアスで高解像度に聴かせてくれる点は見事ですね。
・エージング、視聴時間
試聴時間は2時間ほどを4回に分けて
・帯域バランス 低音よりドンシャリ
・音色 A- (暫定)
寒暖:寒色 |ーーー★+ーーーー| 暖
明度:明 |ーーー★+ーーーー| 暗
響き:少 |ーーーー+★ーーー| 多
余韻:少 |ーーーー+★ーーー| 多
粘度:低 |ーーーー★ーーーー| 高
湿度:乾 |ーーーー★ーーーー| 湿
厚み:薄 |ーーーー+★ーーー| 厚
速さ:遅 |ーーーー+ー★ーー| 速
現実感:造 |ーーーー+★ーーー| リアル
モニター |ーーーー+ー★ーー| リスニング
・音場 A+
左右:狭 |ーーーー+ーー★ー| 広
上下:狭 |ーーーー+★ーーー| 広
前後:狭 |ーーーー+ー★ーー| 広
音像重心
上下:低 |ーーーー+★ーーー| 高
前後:近 |ーーーー★ーーーー| 遠
解放感
密閉 |ー☆ー★+ーーーー| 抜け
・解像度 S-
・定位、分離 B
・低域 A+
・中域 B+
・高域 A-
リケーブル
あ、ごめんなさい、またこれですw
「Effect Audio Signature Series II Eros S II 8 Wire #PR HiFiGo」にリケーブルしてみましたw Volは28程度です
Effect Audio Signature Series II Eros S II 8 Wire Earphone Cablebit.ly
結果ですが・・・・・・・
高域がすごく心配だったのですが、杞憂でした。(*'▽')★★★
キラキラでシャンシャンですが刺さらない!!そして解像度が高い!、音場が広い、音色がしっとり高級感。
低音と高音の主張は極限まで高いでれども煩くないという奇妙奇天烈なバランス感覚、ボーカルもしっかりと聞こえる分離感、もはや低価格(1万以下)のイヤホンとは思えない音の貫禄、解像度、うん、この音色なら無限に聴ける・・・(違
シンバルの音もキレイ・・・本当にKZ?
ちょっと出来が良すぎで、不安になります。ただ、最初に言ったように、私の手元にきたものは少しインバランスがあるのでそこだけは本当に残念ですね。
周波数特性
左右差
最近の中華にしてはやや左右のマッチングが悪いですね平均2.5dB程度の音圧が高いです。実際に聴いていると確かに少し左によっています。ただ、普通に使う音量的にはあまり気にならないレベルではあります。今回はサンプルのため、このままですが、気になる方はインバランスがあると販売店に相談するのもありかと思います。
vs PR3
Xの方でも書いたのですが、基本的にPRシリーズおおむね似た傾向の中高域のカーブを持っていたのですが今回はかなり変えてきたこと、そして超高域の量感を大きく下げてきています(10KHz以上は参考値ですが)。
また、低域についても9KHzの超高域の刺さりやすい部分に合わせてしっかりと量感を増やしてあります。PR1Proはそのバランスが高域寄りすぎたために高域ばかり刺さるという最近では珍しいイヤホンになっていましたがPRXはぎりぎりのバランスを新しいカーブで挑戦して、成功を収めたのではないかと推察します。
インピーダンス特性
お待たせしました。測りました。
なんかそんな予感がしたんですよね、音からw
今度こそ本当に平面駆動イヤホンの特徴を兼ね備えているようです。T10同様に本当のコスパ破壊かもしれません。
音以外
音以外の構成はいたっていつものKZです、フォームタイプのイヤーピースが付くぐらいでしょうか
ちなみに今回から初めて内側のドライバが緑色に変わりました。何か変更点があるのでしょうか?
また、PR2某レビューワーコラボの初期ロットでは付いていたと噂されるドライバ前のメッシュフィルタが今回から初採用されています。
まとめ
ちょっと、これはさすがに強い、これだからKZはやめられませんねw
AmazonではA10Kという感じでDUDUのいかれた値下げに押されてしまいますが、PR提供元のAliExpressですと大体7000円とA7Kでぶっちぎりです。
願わくばこのロットがサイレンとマイナーチェンジされないことですね。
尚、個人的にあまり忖度しないのでKZからの依頼は無くなってしまったのですが、今回はAliExpress本体からのPR依頼でした。ではまた明日~
APPENDIX
注意:動画、X(Twitter)ポスト等
*ファーストインプレッション(第一印象)なのでレビューと異なり多角的な評価はできていません。このため長期的に使ったり、使用条件が変わることで感想が変わるかもしれません
*PR品はいつもと同じ基準で書くことを条件に受けています、商品提供以外の報酬は一切受け取っていません
*本内容はXのポスト(Twitterのツイート)を再編集しております、はてなBlogは動画対応していませんので動画については下記リンクを参照ください<m(__)m>
購入リンク等
https://s.click.aliexpress.com/e/_DEVOtjn
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