ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

intime碧Ti3bal買いました

 

f:id:el_snow:20200519170233p:plain

 

intime碧Ti3bal L1000で3日ほど聞き込んだ感想チラ裏

 

控えめに言って最高です。

価格以上の音と確信してきました。全体的なバランスで言えば10万のメダより気に入ったかもしれません。どなたかが10万円クラスと戦える音と言っておられましたがまさにその通りかと思います。

 

音の傾向は悪く言えばドンシャリですが、よく言えば全方位に刺さる明瞭な音を奏でると言う方がしっくりきます。どの音もはっきりと主張するように鋭く、解像度と定位を持って鳴らしてくるので響きの良い小さめのホールで生演奏を聴いているような気分になります。

POPSではボーカル、楽器全てが近く、特に女性ボーカルは生々しく耳元で囁かれるような歯痒さすら感じさせられます。このイヤホンを聴いたあと別のイヤホンで聴くと演者達が一枚カーテンを重ねた奥にいるような錯覚にすら陥ります。

オーケストラを聴けば客席にいるというより指揮台の近くで聴いているような感覚を覚えます。各楽器の息遣いからタッチまで音が聴こえる場所が手に取るようにわかり、聴いていて楽しくなってしまいます。

打ち込み系の音楽は人を選ぶ感じです。音の色がintime碧の音なので好き嫌いがわかれてしまうかもしれません。ただ下位の碧2ではぼやけていた低音が締まっておりドンシャリの傾向もありノリ良く聴くことができました。

 

音以外の面では真鍮?チタン加工?の金属ハウジングはとても綺麗で美しく、やや重く高級感があり、所有欲を満たしてくれます。実際はどうかわかりませんが耐久性も高そうに見えます。また嬉しいのはハウジングの凹みでRとLが手触りだけでわかるようになっているところもグットです。私は暗がりで使うことが多いので左右をみなくてもわかるというのはとても嬉しい配慮です。

能率も100dbと高く、インピーダンスも22Ωなので非常に音量が取りやすいです。かといってアンドロメダのようにフロアノイズに悩まされるほどではありません。よく耳を澄ませばうっすらとサーっとノイズは聞こえますが大体のアンプでは気にならないレベルなのだろうと思います。L1000では音量はしたから2メモリ目ぐらいでちょうど良い感じでした。

遮音性はイヤーピースによる部分はありますがそれほど悪くない印象です。両方のイヤホンをつなげて音漏れを確認するとほとんど音漏れは聴こえません。小さなベント穴が空いていますがほとんど音漏れはないようです。金属のハウジングの効果もあり外で使っていて音が漏れているという心配は無用かなぁという印象です。

 

悪い点、欠点もいくつかありました。

まず音については言わずもがな音色が採用しているツイーターの音になることでしょう、この固有振動数を持つ音色はDDやBAに慣れた人では好き嫌いを選ぶかもしれません。また低音と高音の響き方がハイブリット故に少し異なる点も気になる人は気になるかもしれません。

次に使い勝手ですが、やや装着時のポジショニングが音に与える影響が他のイヤホンと比べても強いように感じました。ハウジングが小さく重いためイヤホンが動きやすいことが影響しているのだと思います。

そこに関係するところでケーブルのタッチノイズも気になります。シェアがけすることで回避できるのですが、同軸構成故なのか角度がずれ音像が変わってしまうことが何度かありました。

最後にリケーブルができない点も今のイヤホン事情を鑑みると少し残念で、それができれば癖付きでホールドしやすいケーブルを選ぶこともできたように思えるので残念です。

 

あまりたくさんのイヤホンを試聴している方ではありませんがこのイヤホンにしか奏でられない音を出していると思えましたし、2万円という価格は上記の欠点を踏まえても非常にコスパに優れた名機であると思いました。