ALPEX OUTLET999円 HR-4000,HR-5000 買いました1/2 HR-4000箱出しの感想:999円ならアリ、*OUTLETへの理解が必要

こんにちは

今回は低価格帯イヤホンメーカーの雄、ALPEX(アルペックス)さんのOUTLETモールで購入したウッドハウジングのHR-4000、IEM型かつマイク付きのHR-5000です。そのうち、今回書くのはHR-4000の方です。

このHR-4000は少し前から価格の割には良い音だと有名で熱烈なファンがいることが知られていました。ただ、生産終了しているという噂があることと、低価格イヤホンは激戦区なので、なかなか入手に至る動機付けがありませんでした。しかしこのアウトレットのセールでは3220円のところを999円とかなりお安くなっており、見逃すわけにはいかないということで購入に至りました。

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HR-4000, HR-5000

 

ALPEXのアウトレット商品はALPEXの公式通販サイトの中にあり現在も999円で販売されています。私もこのサイトのリンクより999円+送料というかたちで購入しました。私は送料がかかるので折角ですしALPEXの旧フラグシップ?のHR-5000の方も購入してみました。現在は2021年8月13日までであれば3400円の金額以上であれば送料無料キャンペーンをやっているようで別の物を合わせ買いすれば送料もお安くなるそうです。

alpex.stores.jp

本来であれば定価というか実売ベースでレビューするべきなのだと思いますが本商品は販売終了品でありかつ、このサイトから以外はほぼ入手不可能なため999円+送料の価格をベースに書いて行きたいと思います。

 

環境としてはいつも通り

iPhone12 Pro max -> Q5sTC -> HR-4000

幸いながら今回は付属しているイヤーピースで問題なく利用できました。

 

全体の印象、良かったところ

まず音質についてですが、非常に温かみのある音ということでしょうか、解像度、解像感は999円という値段なりか少し良い程度で、寒色、暖色で言えば間違いなく暖色系の音でゆったりとした曲をまったりと聴く目的で合うように思います。

各帯域のバランスは中低音がメインの低音強めのややかまぼこで高域はあまり主張がありません。低域については超低域はあまり出ず特定のベース音が強く曲によってはやや不快に思う人もいるかもしれませんがこの価格帯で考えると質や上々です。中域・・・特にボーカル域は男性、女性を問わずやや臨場感にかけるのですが、頭の中の超極小のホールだと思えば適度な近さ、音色だと思います。高域はあまり伸びません、シンバルなどの超高域も優しい音色なので総じて控えめなのですが、そのおかげか高域が耳に刺さるという感覚からは無縁です。かなり見た目のプラシーボが入っていますが木の温かみを感じるという表現がしっくりくると思います。

音場については左右はかなり狭く最近の横に広いイヤホンに慣れているとかなり狭さを感じてしまうかもしれません。上下もあまり広くなく、前後もそれほどです。音場の広さを求めてこのイヤホンを購入すると残念に思うかもしれません。ボーカルの音像はやや近いのですが、解像度や解像感があまり高くないので中華イヤホンにありがちな暑苦しさはありません。空間表現としても音場の狭さが相まってあまり気にならず、纏まりがありがあります。

音色の暖かさは花梨材製から来るものなのでしょうか、倍音、反響音がかなりゆったりとしています。完全に考察でしかありませんが、一時期SNSで人気になり流行ったというのはこういう部分の音色の特殊性から来るものではないかと思いました。私はあまり好きな感じでは無かったのですが、はまる人ははまるというやつでしょうか。このあたりは好き嫌いもありますし、芸術作品の様に競合と比べた珍しさや、それまでの時代背景みたいなものもあるかもしれません。ただ、聴いていて「これが一世を風靡した音色か・・・」と感慨深くなる思いはありました。

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音質以外の点としてはこの価格の商品としてイヤーピースが肉厚でちゃんとしてものがSMLと複数サイズ付いていることでしょうか、1000円以下となるとどうしてもイヤーピースがコストダウンされがちですが、これは元値が3000円以上するためか品質としても十分なものが付属していました。

また、ビルドクオリティとしては花梨材製という木製ハウジングの意匠がとても良く、触った感じでは耐水コーティングもしっかりしているので傷にも水にも強そうです。木製では湿度や水分、傷といったところが扱いづらかったりするのですが、複数のこうコスパのイヤホンを作っているさすがALPEXというところでしょうか。

そのほかのプラグやケーブルなどの品質は999円であれば良好だと思います。DAISOのALシリーズや同社のA1000と比べても少しだけ太くしっかりとしたケーブルとプラグが採用されているのでハウジングも相まって高級感があります。

 

 

残念だったところ

音質面でいえば音場の狭さが気になります。ぬけ感が悪いことに加えてまろやかでややかまぼこな音作りは木のハウジングの様な温かみを感じられるという人も多いかもしれませんが、密閉型のヘッドフォンの様な鳴りなので解像度や解像感だけでも欲しくなってしまいます。極小のホールと考えればやや納得できる部分もあるのですが、見た目のプラシーボ否定派「例えば木のハウジングだから温かみのある木の音色がするのは気のせいだ!」なんて方は、欠点が先に来てしまうので気になる方は多いかもしれません。

音質以外の面では生産終了品故の初期故障率の高さが気になります。本当に残念なのですがハウジングのプラ部分と木製部分の接着が個体によっては甘くイヤーピースを交換するぐらいの負荷で自壊してしまうことがありました。

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正直言えば自分で接着剤を使ってくっつけてしまえば終わりではあったのですが、アウトレット品のサポート体制なども気になったのでサポートに連絡をして返品交換をお願いしてみました。結果としてはアルペックスの窓口に連絡するとスムーズな交換をしてもらえましたのでサポート体制としては非常に優秀だとは思ったのですが、交換した品がまたイヤーピース交換にて自壊してしました。このタイミングでTwitterのアカウントがAlpexさんからフォローを外されてしまったこともあり、この商品はこういうものなのだと正直心が折れてしまいそうだったのですが、ここまでくればサポート体制がどうなるのか気になったので再度交換を依頼してみましたところ、今回もすんなりと交換となりました。そして2回目の交換では謝罪文と共にこの商品は「生産終了から年月が経ち、接着力が弱くなってしまっていたと」とのことでした。逆に言えば使っていて数年たつと外れてしまうことも多いのかもしれませんが999円であれば十分なのかもしれません。また、3個目は接着の問題はなく、このレビューも3個目のイヤホンを使ってレビューを書いています。

アウトレットという商品ではありましたが謳い文句通り、通常の製品と同じように対応いただけるアルペックスの窓口はサポート体制としては非常に優秀だとは思います。実際アウトレットだとサポート期間が短かったり、いざサポートに連絡するとかなり塩対応だったりするメーカーが多い中、このサイトの商品は安心して購入できそうです。

一方でアウトレットかつ、生産終了品故にこのような故障が多くなってしまうのはいたしかたないのかもしれませんが、このあたりは店頭や倉庫在庫の返品、返品交換用の過剰在庫などがアウトレットとして販売されたりすることが多いことから、今回のような問題は宿命みたいなものかもしれません。

ここまで読むと、ハウジングが壊れてしまうのか!!っと思う方もいるかもしれませんが、どうもこのハウジングが取れやすいこともこのHR-4000がSNSで人気になっていた要因らしいということもわかってきました。どうもこの抜けが悪い欠点部分を自分で改造したりすることに使うらしいのです。実際にこのハウジングが取れるというものはサポート体制が気になったので連絡して返品交換していただいたのですが、実際は接着剤でくっつける方が、返品するよりもはるかに手間がかかりませんでした。実際にこのような故障であれば自身で接着される方が楽かもしれません。

それ以外の面では、LRの表記が少し見づらい位置にあるので装着する際にすこし迷うのは使いづらいと思いました。また、ケーブル自体はややグレードアップしているもののそのままケーブルを垂らすような付け方だとタッチノイズが気になるので個人的にシェア掛けが必須だとおもいました。とはいえケーブルの癖が強いのでシェア掛けしづらくこのあたりはこの値段帯に求めるのは少し酷かもしれません。

 

同価格のHSE-A1000と比較して

ドンシャリなHSE-A1000に比べてかなりゆったりと聴くことができますので得意な音楽がことなるところから使い分けができると思います。明確に上回っている点としてはダイナミックレンジが広いのか、静寂との緩急がちゃんとあるので音楽を楽しむという点ではHR-4000が1枚上手だと思います。解像度の点ではHR-4000がやや高いです。また好き嫌いはあるかもしれませんが意匠の面でかなり優れていますし、改造のしやすさという面でもはお得感があります。

 

まとめ

イヤホンの音作りとしてはやや古臭さを感じはするのですが、もともと3240円という価格で売られていたイヤホンが999円という破格で手入ることを考えるとこのブログを読む様なイヤホンマニアの方なら歴史の一つとして所持しておくのも良いのではないかと思いました。*特に今回のアウトレット販売は在庫限りかと思います。

そしてそうでない方も同社の高コスパモンスター傑作機HSE-A1000と比べても見た目や造りが良く、約1000円で良いイヤホンを探しているのではれば、OUTLETへの理解は必要ですがそれらの欠点を踏まえても十分選択肢の遡上には上がると思いました。次回2/2ではHR-5000について書きたいと思います。

 

最後に、ALPEXのサポート担当者様、このたびは原因の提示、返品対応及び、快いご対応ありがとうございました。今後、自壊したとしても接着剤にて対応したく思います。イヤホンにピスタチホンという愛称をつけてしまいましたが、御社のイヤホンのすばらしさを理解し、応援したいが故の思いです、問題などありましたら削除いたしますのでご連絡いただければ幸いです。またTwitterのフォローお待ちしています(違)