こんにちは
今日は大阪梅田のヨドバシカメラにお邪魔しまして、音フェスにかこつけて色々と聴かせていただきました。途中で聴いたNobleAudioのイヤホンが凄すぎて忘れかけているのですが、写真が残っているものについて感想を少し書こうと思います。
- Noble Audio Ronin
- shanling ME900
- Shanling M0Pro
- iBasso IT05
- Yongse DragonKing
- Yongse AgOcc8
- FIIO Q11
- HIFIMAN SVANAR
Noble Audio Ronin
いや賛否ある機種ですが、聴いてみた感想としては低音が豊かで臨場感に溢れており思ったよりも悪くないというものでした。ただ、価格を考えると良いと思う点よりもイマイチと感じる点も多く、特に解像度の相対的な低さについては賛否が出てもおかしくないチューニングだと感じました。
その点について色々とお話を伺ってみると、どうやらこのRoninのケーブルはEletech(Element Technology社)という有名なケーブルメーカーのものらしく、ケーブルの方が本体と言って良いかもしれない?ほど手の込んだものが付属していそうです。好奇心でそこまで素晴らしいケーブルなら Viking Ragnarのケーブルとテレコにしたらどんな音かを伺ったところ、聴かせてもらえることになりました。
ということで、聴かせていただいたViking Ragnar + Roninケーブル(Eletech)ですが、言葉にするのが難しいぐらい本当に素晴らしい音色で、久しぶりに耳から離したくないと感じられる音色を出してくれる音でした。
パワフルかつ鮮烈な音色なのに派手すぎず、音の細部を見事に表現しているのですが、その音は空間を自在に操る様に前後上下左右を縦横無尽に表現してきます。一度この組み合わせで聴いてしまうとViking Ragnarの標準ケーブルに戻すと音が平面的過ぎて面白くないばかりか、高域のわずかな粗さが目立つと感じるほどです。
また、Ronin + Viking Ragnarケーブルは臨場感ある前にきて広がる量感たっぷりの低音が中央に集まり音像が上方に集まることで音の広がりが悪くとても表現力の不足を感じます。元の組み合わせの方が良いとはっきり言える状態でした。
このRoninに関しては本当にケーブルの質が高いことを実感させられるエピソードでした。その様な配分のプロダクトだと確かにRoninの標準構成では賛否も分かれてしまうこともあり得るというイヤホンかもしれません。
兎に角Viking Ragnar + Roninケーブル(Eletech)の素晴らしさは本当に今日聴いたそのほかの感想を全て吹き飛ばす勢いの音色だったので、ケーブル込みでの商品と考えると考えようによってはありだと言えるのかもしれません。両方を購入すると流石130万近いお値段になり、中々普通の試聴では難しいのですが兎に角潜在能力の高さを感じた機種でした。
shanling ME900
Viking Ragnar + Roninケーブル(Eletech)が凄すぎて概ね忘れてしまったのですが、個人的に悪い印象は残っておらず、良いイメージが残っています。
一応スイッチが付いていたので4種類聴き比べましたが、Blancedが一番良い音色だと感じました。
補足すると、Warmは低音が強く,Vocalは女性ボーカル特化という感じで中高域が分かりやすく持ち上がり、曲によっては歯擦音が刺さる感じです。Clearはさっぱりした音色ですが派手そうなのですが中域な抜けるてちょっと物足りない感覚でした。
Shanling M0Pro
5極3.5mmバランスプラグ搭載という小型DAPですね。ざっと聴かせてもらいましたが、想像以上に良い音で普通に使えそうな感じです。別売2000円ほどのアダプターが必要ではありますが4.4mmプラグが使えます。てっきり2.5mmからの延長プラグしか使えないと思っていたのでこれは嬉しい仕様ですね。(2.5mmプラグは、重量のある4.4mmプラグなどを付けると横からの力に負けて折れるなど耐久性に不安があります)
。また期待していたM1Sは国内販売の予定は無いとのことで、次に大きいサイズはM3Ultraになるようで悩ましい感じです。
iBasso IT05
iBasso IT05
— すのー🐈ゆるふわオーディオ日記™️ (@snow_el) 2023年3月18日
H7で聴いたらマジで微妙でどうしようかと思ったけど、M17DCで聴きなおしたらぶっ飛ぶぐらい良かった
プラグ端子が使い勝手を捨てた220maxに合うデザインになってるだけあって、駆動力のあるアンプ、DAP向けチューニングらしい
ほんと素晴らしかった#音フェス2023 pic.twitter.com/eW8VvXitsT
もうツイートの通りです。H7が気になっていたので再度聴かせてもらっていたのですが、想像以上にFIIO M17と別方向の精細な音色のチューニングのようですね。そのままH7を使ってIT05を聴いたところ本当に抑揚と低音が酷くどこをほめようかという感じの音色で、酷評されている方もいるの理解できたと思った次第です。念のため、M17DCで聴いたところ嘘の様に低音の制動がきいた音色で、条件を満たせばコスト以上の音色だと感じました。
そのことをMUSINの方に伺うとどうやらこのIT05はとても制動しやすく軽い振動版を使っており、DX220などパワフルで制動がきっちりとできる現代的なDAPに合わせたチューニングにしてあるそうです。このため、あの寸胴のようなプラグのデザインについても同社のDX220MAXに挿したときに一体感がでるデザインになっている為とのこと。M17でも素晴らしかったのですがDX220を持っている方はさらに相性が良いのかもしれませんん。
Yongse DragonKing
現行で販売しているYongseのケーブルはコストパフォーマンスが高くかなりのお気に入りです。現在やっと3本揃ったところなのですが、そのYongseの新作ケーブルを聴くことができました。金メッキ銀線のケーブルで独自構造を持っている様です。
拡大するとこんな感じで、ところどころ色が変わっています。デザインでしょうか?
解像度はAgMax8以上に高く音色のバランスもフラットで、ノブナガのギルガメッシュを思わせる金線の音のふわふわした音の広がりを持っています。べらぼうに素晴らしいと感じた一方で値段を伺うと約9万円予定と超高額で、コストパフォーマンスが高いところがウリだったのにちょっとこの金額は・・・っと尻込みしてしまいました(笑)。確かにわかりやすい変化もあり魅力的なサウンドではあるのですが如何せん価格がたかすぎてちょっと手がでないなぁと感じでしまいました。
↑現行のケーブルはどれも素晴らしいです。
Yongse AgOcc8
CuAg8の銅をOCC素材にしたものというような説明のケーブルでした。音色はまさにCuAg8のアップグレード版という音色で解像度がAgMax8並に上がっています。音色は良くなっているのですがお値段も18000円前後と少し値が張るようで、これもコスパを見極めてCuAg8と選ぶと良い様に感じました。
FIIO Q11
FiiOのエントリーモデルのDAC付きアンプですが、好評なので聴いてきました。M17からのUSB接続で聴いてみましたが価格を考えると音色としては普通に良いと感じました。流石にBTR7などを持っていれば不要だなと感じましたがボリュームノブなど純粋なアンプとしての使い勝手はやはりQ11が良いなと感じました。やはりコンパクトなことは高いということなのだろうと思わせられますね。
HIFIMAN SVANAR
すこしお高いイヤホンではあるのですが、評判もそこそこ良いので聴いてみましたが、好みに合いませんでした。長い時間聴けていないのであまり言及しませんが、低音の表現に特徴があるイヤホンだと感じます。
以上です。正直Viking Ragnar + Roninケーブルが良すぎて記憶がとび気味なので間違いなどあるかもしれません。気になる点などありましたら気軽にコメントをいただけると嬉しいです。