こんにちは
ゆるふわゆるふわすのーです。
今日はNICEHCK 様から依頼のPurpleMoon SweetLifeファーストインプレと、Giitaさんからの依頼の件についての雑記です。
- リケーブル関係の注意
- NICEHCK PurpleMoon
- NICEHCK SweetLife
- Yongse Expert AgMax8のSoundLab Aimsによるプラグ交換聴き比べ
- ケーブルの周波数特性
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
構成については今回は全て2pin4.4mmです。
周辺はFIIO M17、JVC SpiralDot++、THIEAUDIO Hype2を利用しています。つまりESTケーブルというかなり強い標準ケーブルからの変化になります。いくら高コスパのケーブルを連発しているNICEHCKでもかなり厳しい戦い(?)になります。
実際にNocturneやBlackCatUltraでは良さは光るもののアップグレードかと言われると少し厳しい結果になっています。
NICEHCK PurpleMoon
線材の構造は公式のTwitter(Xは広まってないらしいので)の方で確認ください。
音のファーストインプレについて
個人的に普通に良い音で、期待を裏切らないケーブルですね。
全体の印象としては骨子のしっかりとした音色だなと感じました。解像度はほぼ同等でESTケーブルと比べるとかなりフラットな音作りでほんの少しボーカルが目立つように感じます。音像が一歩前に来る感じで、決して近すぎないのですが一部の息遣い系の音が目立つためボーカルが印象的に仕上げてあります。
低音はまろやかでHype2の深く滑らかな低音と調和していますが、圧は少なく低音の良さを引き立てると言う意味では少し物足りないかと思います。
音場は適度な広さでESTの様に広く細い音色とは異なり一般的な音場表現と適度な音の厚みです。
全体としてものすごく派手な見た目と裏腹に音色はしっかりとしており、価格としても無難に音色の質を上げてくれる良ケーブルと言う感じですね。
見た目とか
いやぁー美しいですね。Hype2ともかなり見た目が合っている様に思います。見た目に惚れて買うっいうのもアリだなと思わせますね。
ちょっと気になるのは線材の太さと癖の強さで取り回しずらいまでは行かないのですがしなやかではないので使いやすいとまでは行きませんね。一方で見た目以上に軽く付け心地は良好です。少しタッチノイズは大きめなのでその点も少し注意が必要です。
NICEHCK SweetLife
音のファーストインプレについて
Phoenix Callに付けた感想はこちら
しごおわ、お疲れ様
— すのー🐈ゆるふわオーディオ™️ (@snow_el) 2023年10月17日
NICEHCK SweetLife来ました🥰
これ本当にphoenix callにめちゃくちゃ相性良いですね
音場めちゃくちゃ広がる
標準も良いケーブルなのに凄い良くなる
色はあれだけどめちゃくちゃコスパ良いので😅 pic.twitter.com/0OjAVxUhMk
Hype2に付けるとボーカルの近さと音の明るさと解像感に驚きます。解像度は概ねESTと互角か一歩だけ劣る感じですが大差はありませんね。
音の分離感が良く、ボーカルも音が太く主張具合もちょうど良いです。音場はそこまで広くはないのですが音の広がりと響きが良いですね。その上で分離がしっかりとしているのでレベルの高さを感じます。
見た目とか
Phoenix Call付属ケーブルと近そうですが色が違いますが拡大してみてもやはり違いますね。流石にこの色合いはどうなんだ?というハッと我に返りそうになる気持ちを押し殺して(笑)奇抜な色合いもイヤホンとのマッチング次第ではありだなと思わされますね。
使い勝手はやや太さはありますが柔らかく編んであることもあり、かなりしなやかです。反発力も無く、タッチノイズもそれほど大きくありません。重さもそれほどではないなと言う感じです。
ケーブルのインピーダンス特性
BlackCatUltra、BlackInk、Nocturneを含めて測定しみました。
それぞれ特性が違いますがどれも優秀だと思いますが、BlackCatUltraの特性が少し変わっていますね。
Yongse Expert AgMax8のSoundLab Aimsによるプラグ交換聴き比べ
前々回に引き続きGiitaさんからの依頼の案件です。前回はこちら
Yongse Expert AgMax8の音
まず、標準の傾向から言うと解像度は高くESTケーブルからやや向上するかでしょうか。中域から高域の表現は見事ですが超高域と低域の表現についてはESTケーブルが上手とも言えます。音場は広いですがESTの様な静寂さというよりはやや明るめの一般的な音の広さという表現です。
プラグ交換後との比較
音色の傾向はほぼ同じです。違いは音の粒度でしょうか。ややサラサラとした音色になり音が更に明るくなるのですがぎらついた明るさというよりは爽やかな明瞭感のある明るさで嫌味が無いことが特徴でしょうか。解像感が抑えられて聴きやすくなったとも言えるかもしれません。
相対的に音が整理されたのでしょうかあっさりとした音場感にもなった様に感じます。大きな違いではないのですが中域を中心に確かに違うことを実感できます。特にボーカルを主体に聴く場合には音の滑らかさや繊細さが際立つためプラグ交換後の方が好印象です。
標準プラグの方が素直に良い音で生々しさが上という方向性なのですが、プラグ交換したものは独特の音色が付与されていて気持ちの良い音と言う感じでです。このボーカル表現はちょっと病みつきになるかもしれませんw。
とは言え全体で言えばかなり甲乙つけがたい評価で個人的には互角でしょうか。
プラグの詳細
Giitaさんによればちなみに交換してあるプラグはトープラ製の「CINQBES/FA-P445-Ni01」の様で、この音がこれからは生産されないのは残念ですね・・・。
ケーブルの周波数特性
質問箱で測定がどう違うのかという質問があったので、前回の分も含めて波形を比較してみました。
NOBUNAGA Labs CASSINI AXIS
驚いたのはNOBUNAGA Labs CASSINI AXIS の抵抗値の低さですね。測定限界ギリギリでした。プラグ交換により少しだけ抵抗値が下がっています。
NICEHCK Fourmix
抵抗値は有意に小さくなっていますが、位相特性は少し悪化していますね。
Yongse Expert AgMax8
こちらはインピーダンスが少し上がっていますね。
ということで微小ではありますがプラグ交換で特性は変化する可能性がありますね。というのも2本のケーブルの個体差を測定していないので個体差なのかプラグ交換によるものなのかを判定するのは難しい気がするためです。何れにしても変化する可能性はありそうです。
ということで今日も良い時間になってしまったので今日はこのあたりにしたいと思います。ではまた明日~。
↑匿名なので良かったら気軽に質問ください~
↑ランキングが確認できます。
クリック頂けると励みになります。よろしくお願いします。
↓はてなスターいただけると励みになります。よろしくお願いします。