el_snowの日記

日常の気になった事や思う事、気に入ったオーディオ機材のレビューを思うままに書いています。

水月雨 MoonDrop フラグシップillumination買いました① 結論:最強のゲームチェンジャー

ハイエンドイヤホンに固有結界みたいなのを持ってる奴がいる

 

一聴した瞬間から目の前の風景が切り替わる

 

画像奏でられる音色によって一から世界の形が創られる 色彩が変わり、空間が広がる

 

鼻腔に微かな香りすら感じさせる

 

水月雨「illumination」はそんなイヤホンの一つでした

intimeの翔の値段もコスパ的に異常な部類だけどilluminationはハイエンドの価格高騰に警鐘を鳴らすぐらいのインパクトでいわゆるゲームチェンジャーと思わせる

私にとって2020年の最強の傑作機でした

画像

画像はA8000との比較、とてもコンパクトな筐体

 

ツイッターなどで散々感想を書いていますし、ほかの方も色々言っているので改めて何を書こうかというところなのですが、製品紹介などをしても野暮かなと思うのですが、高ぶる気持ちをどこかにぶつけたいのでどんなイヤホンなのかを自分なりにもう一度書きたいと思います。

 

試聴環境はiPhone -> Adi2Dac fs ->デフォルトケーブルj->illumination->spiraldot++

 

〇素晴らしい音色

私がこのイヤホン会社に抱いていた感想は、かわいい絵が描いてあるイヤホン、っというものでした。その印象に少し引っ張られているかもしれませんがこのilluminationの音に抱いた感想はアニメに適したイヤホンだということです。

バランスはフラットかやや蒲鉾に近い印象で特にボーカルの声がとてもよく引き立ちます。音の解像度は極めて高く、1音1音の離隔がはっきりとしています。だからといって硬い印象は無く、むしろその音の形はシルクのように滑らかで質感がよく、どんな音の形にでも追従する清流の様です。

そのようなきれいな音で構成される音楽の印象は非常にまろやかでくちどけの良いスイーツの様、その音の集合のまとまりの美しさに見とれ、低音の量や高音の量感が全く無いにも関わらず一つの芸術作品の様に聴き入ってしまいます。

音楽がうるさくなりにくいのも特徴です。ついつい激しい音を求めてボリュームを上げがちな曲でもなぜかこのイヤホンはもっと小さな音で聴いてもいいかな?っと思わせるほど旋律に見とれてしまうような小音量でも充実した音楽体験をさせてくれます。

さらに特出すべきは「耳が気持ちいいと思わせる音の出し方をわかっている」と言っても過言ではない気持ちの良い響きです。A8000が適度なサイズ感のホールの特等席で演奏を聴いているような音場だとすれば、このilluminationは指揮台の上、もしくは現実にはあり得ないホールの中央、王様の席に座っているような音場体験です。楽器の、声の反響、それぞれスイートスポットが違うにもかかわらず、気持ちの良い部分だけを集めた本来あり得ない音を聴いている感覚、、、これはまるで魔法の域です。

音を聴けば聞くほどに耳の奥がむずがゆくなるそんな体験のできるイヤホンです。

 

さらに具体的に音の質を語れば「ボーカールのかわいさ」は他に類を見ない奇跡的なバランスです。普通に歌っているボーカルでさえ生々しく、近く、ASMRを彷彿させるように耳をレイプしてきます(笑)ボイスドラマやアニメなどの音楽コンテンツとの相性は抜群なのではないかと思います。

標準のケーブルでの話にはなるのですが、標準ケーブルはこのボーカール域以外の性能をある程度カットすることでさらにその効果を高めているような印象を受けました。パッケージの萌えキャラやアニメコンテンツがどれだけこの会社のモチベーションとなっているかはわかりませんが、明確なリスペクトを感じました。

またそれ以外の楽器の音色も美しいの一言です。響き一つ一つが耳を快感の渦を作ります。その音色の集合体はもはや麻薬と言っても過言ではないかもしれません。

オーケストラやボーカルものどのコンテンツもなのですが主旋律へのスポットライトの当たり方が絶妙です。普通のイヤホンでは様々な音が重なるとどのパートも主張をするのは良いのですがそのどれもが強いあまりに意識の集中をどこに向けることがよいのかを迷わせることがあります、その点このilluminationは主旋律のボーカル、バイオリンのソロ、などそのパートの主旋律がまるで本当に主人公ですよと言えるようにはっきりと頭の音場の中で主張をしてきます。演劇でいえばまさにスポットライトなどの演出が極めて優秀なのでその演劇のなかで観客がなんら不自然さをともなわずその劇のなかに没頭していまう感覚に似ていると思います。そのスムーズなおそらくは非常に高い分離感と解像度と響きがなせるとてつもない偉業なのではないかと思います。

 

では、きれいな音色でフラット(蒲鉾)なのであればハイテンポな曲なのは合わないのではないかと思ったのですが、それはそれで混然一体となったilluminationによって作られる一つの作品なのではないかと思わせるほどにまとまるのです。もちろんほかのドンシャリなイヤホンや空間表現が得意なハイエンドイヤホンと比べると劣りはするのですが「これはこれでありなんだろうな?」っと思わせる説得力で鳴らしてきます。

 

〇秋月は万能型、デフォルトケーブルはボイス特化

特にこの傾向はアップグレードリケーブル「秋月」に交換するとさらにその傾向は強まるのかなと思います。

個人的にはリケーブルによる音質調整には(コストパフォーマンスの観点から)否定的なのですが、このケーブルは79ドルと比較的に安価です。しかもイヤホンとして公式のアップグレードケーブルということで開発時にこのアップグレード版も意識した音作りをしたと考えられます。こういうリケーブル商売をするときに開発者側から見れば主に2つの意図が見え隠れします。1つめはこの2つのケーブルの違いで目指した音(完成形)が明確に違う場合、2つ目は本来は高いほうを採用したかったが本体が高くなりすぎるのでコストで妥協した場合です。私はilluminationはケーブルの値段を考えるとおそらく前者ではないかと想像しています。また、そのリケーブルした後の音色を聴いたときそれは確信に変わりました。

秋月にすると蒲鉾に近かったバランス感は完全にフラットに感じるようになります。低音から高音にかけて解像度が1段ぐんと上がり、解像感や派手さも追加され、この楽曲はやはり苦手かなぁっとも思えて多様なハイテンポな曲や、低音が強い曲などもより楽しく聴けるようになります。普通の音楽を聴く用途のイヤホンであれば秋月にリケーブルするのは至極真っ当なアプローチだと感じました。しかしながら若干スポイルされるなと感じるのはボーカルの余韻、(おそらく高音の倍音)響きです。女性ボーカルのかわいらしさ、エロさみたいなグッと心臓につきささるほどの艶めかしさは標準ケーブルのほうが上だと感じました。なのでこの2つは十分に使い分けできると思われます。標準で満足できないと思った場合はこの秋月リケーブルを試すことをお勧めします。

 

値段なのですがeイヤホンで89200円ほどとかなり値段がはります。しかしながらこの価格、音を聴けばあまりの安さに度肝を抜かれます。いわゆる水月雨という会社のハイエンドイヤホンでありフラグシップイヤホンなのでそれなりのお値段ではあるのですが、ほかの有名なイヤホンメーカーの競合製品に音で引けを取らないのです。ではそれらのメーカーの値段はというと10万以上が当たり前でこの前f社さんなどは30万近い値付けのイヤホンを発表しました。そのイヤホンを試聴はしていないのですが、そういった値段が当たり前の世界に1桁万円のフラグシップイヤホンが登場したのです。もちろんそれほど有名なメーカーではないというハンデはあるのかと思いますが、音を聴けばその価値を認めざるを得ないのではないかと思いました。

 

っともう3000字ですね💦

まだまだ、書きたいことがあるのですがものすごーくながくなりそうなので今日はここら辺までにしたいと思います。言いたいのは傑作機かつハイコストパフォーマンス、アニメ声優好きは聴いて損はないっということです!。

 

また、気合がたまってきたらそのほかの使用感や今日書ききれなかった続きを書きたいと思います。