ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

イヤホンを買いまくった2020年を振り返って 雑感④AirPods ProとFalcon2、TWSの可能性

すみません。

毎日書くといいながら結局3日坊主になりましたw

 

体調がすぐれなくて寝ていたら次の日になっちゃって・・っという言い訳はいいですね、今回は失敗したなというものとしてAirPodsProを挙げたいと思います。

 

実はAirPodsPro2回買っていました、一度目は商品が出たとき、2度目はiOS14が出たときです。

最初の方は装着についてのフィードバック機構が魅力的だったことが気になって買ったのですが、残念ながらイヤーピースをちゃんと装着しているようなオーディオに精通している層には当然ですね・・・っというような機能にとどまっていて、イノベーションと呼べるほどの感動はありませんでした。ただ、今までカナル型を正しく使えていなかった層にアプローチできるという意味で素晴らしい商品を作ったなという感想は変わりませんでした。

ノイズキャンセルについては語ることもないのですが、悪くなく、良いのですが、それほどノイズキャンセリングに魅力を感じて買ったわけではなかったので悪くないなという印象どまりでした。むしろノイズキャンセリングでイヤーピースが振動することによって耳が刺激されて長時間付けていると異様にかゆくなるという個人的な使い勝手の悪さを感じていました。

音についてももちろん悪くないのですが良くも悪くも大衆向けでとがった部分が無く、面白みに欠ける音であえてこのAirPodsProで聴かなくても良いなと思ってしまいました。結局、同時期に持っていたFalconは防水機能もしっかりしているし、音質という面では低価格にかかわらずイヤーピースを交換することで有線に肉薄できる音を実現していたのでそちらの方が魅力的でいつも持ち歩いていました。結局そういうことでAirPodsProは使わなかったので売ってしまったのです。

しかし、じゃあなぜ買いなおしたかというと空間オーディオを体験してみたかったからです。音には興味はないがアップルが作ろうとしている音楽市場にはすごく興味が惹かれたからです。

結果としては再度手放すことになったので、あまり良い出来、感動があったわけではないのですが空間オーディオのポテンシャルは感じることができました。

マーケティング的にウォークマンiPodが売れたのはその製品のすばらしさそのものもあるのですが、人々が抱える課題を解決することにつながっていたという考え方があります。今では当然のことですがポータブルオーディオを聴くことで人間が根源的に今目の前にある雑多な空間を遮断し、自分だけの好きな音楽の世界に行くことができます。ただ、ipodウォークマンも音楽を楽しむという世界で閉じていたといえます。

一方で今回提案された空間オーディオは違います、音楽ではなく、映画館や演劇、などVRにつながる考え方で様々な体験ができるようになるととらえることができ、その点が大きなイノベーションなのです。

私はその可能性とはどのようなものかを体験したくて再度買ったのです。結果としてはまずまずのものでした、いつでもどこでもVR(音声のみ)という体験はすばらしいもので、映画などを見れば迫力満点の世界に手軽に行くことができます。VRゴーグルの没入感には劣りますが、手軽さが段違いです。まさにイノベーションの一つだと思いました。しかし大きな問題も感じました。コンテンツがありません。VRはコンテンツが問題だといわれていますが、同じようにAirPodsProもコンテンツがありませんでした。正直ほぼ宝の持ちぐされで使うことがなくまたこれも数か月つかわずに放置されてしました。

同様に、同時期に買ったFalcon2ばからTWSとして出張ります。寒い時期になるとIPX7を有するFalcon2はお風呂でも使えますし(非推奨)イヤーピースの選択肢の幅が広がった2は本当によくできた機種です。(Proの売り方と音があまり好きではありませんが)空間オーディオはコンテンツとイノベーションの可能性としては素晴らしいのですが、ソフトウェアと一体化しているアップルの強みが活かせていない状況で、もう少し普及してから性能のよさそうなものを再度買ってもいいのかなと思ったので売ることになったのです。

結局的にスマートフォンにイヤホンジャックを取ったのはアップルです。これはイヤホン業界にとっては悪手にも見えます。けれどもアップルは逆にこれを勝機だととらえていることがよくわかります。以前はスマートフォンは生活にかかせないものでなかったので音楽も聴けるというメリットは手放せないものでした。今はスマートフォンは生活に欠かせないものです。なのでイヤホンジャックを取り去ることで新しい音楽の形を提案していけると考えているのです。実際にTWSの使い勝手を知ってしまうと有線に戻れない人も多くいます。私自身お風呂で使えるのは魅力的です。

そこに空間オーデォオ、VR技術が合わさる未来が近くまできているように感じたのですが、そこは2021年に期待したいところということでしょうか。一方でTWS単体で音質を有線レベルに近づけていこうという動きも活発になってきました。FalconProの調整は正直嫌いだったので買いませんが、個人的にはもっとFalconProのような音質重視の機種が増えてくれると嬉しいと考えています。

特にTWSというアンプとドライバが一体化していることからメーカーが考える音作りを純粋に楽しむことができるのは楽しみで仕方がありません。