el_snowの日記

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ダイソーDAISO価格破壊1000円完全ワイヤレスイヤホン TWS001 レビュー 結論:安かろう悪かろう、使い捨て用途

こんばんは

今回も前回に引き続いて激安TWSのレビューで100円ショップダイソー(DAISO)で売られているTWS001です。ゲオホン(GEOホン)QT13とは比べ物にならないほど低い完成度で、安かろう悪かろうの代名詞のようなTWSです。保証期間も7日間と極めて短く、防水も無く、通話性能も低くテレワークや電話には使えず、使い捨て用途に限定すれば流し聴き程度には使える程度です。つまり全く一般人にはお勧めできません。改めて低価格TWSが欲し場合、一般的な用途であればもう1000円出してゲオホン(GEOホン)QT13をおすすめしたいと実感しました。

 

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実物のパッケージ写真は以下の通りです。

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正直を言うとDAISOのTWSは今年発売になった当初は気になっていたもののオーディオオタク界隈からの評判はすこぶる悪く、今では全く興味を失っていました。しかしながら先日よりGEOホンことQT13やSOUNDPEATSminiなどを購入した結果、かなり低価格TWSが進化していることがわかり、では現在の激安の定番であるDAISOのTWS、TWS001はどの程度の音なのかを改めて確認する必要があると思い立った次第です。その後DAISO情報収集をしていたところ一部の人はDAISOのTWS001はGEOホンよりも音が良いのではないか?っと言う人までいる始末で、十分満足できる音質のQT13を聴い身としてはDAISOの悪評を考えればその真偽を実際に買って確かめる必要があると購入に至りました。

 

DAISOのオーディオ製品やBluetooth関連商品はいままでにいくつも購入しているのですがどれもこれも酷い出来で、まるでDAISOの100円イヤホンに出来の悪いレシーバーを付けたような音で聴くに堪えませんでした。特に酷いのは500円~1000円など高額商品でありながらも逆相などの不良品が異常に多く、体感的にはその場で開けて確認を怠ると3割ぐらいの確率で不良を引き、価格以上の手間暇と交通費をかけて交換しに行くかゴミ箱に入れることになります。また、すぐに壊れなくても使っていく内に壊れるものも多数あります。HQシリーズのイヤホンでは3.5mmジャックプラグが壊れたり、ネックバンド型のBluetooth製品ではコントローラ自体が異常発熱するとのことで後に回収になったりしました。勿論今回も例外も無いだろうと買ったその場で開けてペアリングして確認したところ見事に逆相でした。このような不具合が実際に多いのかはわかりませんが店員さんに逆相だと伝えると直ぐに察して即新しい商品に交換してくれました。気づかず使っている人も多い反面、不良率もそこそこに高いのかと思います。

 

また、大事なこととしてDAISOのBluetoothやイヤホン商品には通常の家電製品とは異なり、製品に設けられた保証期間というものはありません。一応今回も購入後に説明書などの表記を確認したのですが保証に関する規定や記載はありませんでした。このような場合は通常の商品通りに乗っ取る形になるので初期不良交換などの期間として設けられている7日間があるだけです。まぁ、保証期間7日間ということになるでしょうか。これはゲオのQT13の1年間と比べると極めて短いです。耐久性はありませんと言っているに等しいです。100円や300円のイヤホンであればまだ許容できるかもしれませんが、個人的には1000円にもなるとこの保証期間の短さは気になります。まぁそれを理解して買う必要があるという事です。

 

そのようなことを知ってか知らずかわかりませんが、TWSが1000円のインパクトは強かった様で発売当初は売り切れ続出でした。しかし今回売り場に行くとこのTWS001はかなり入荷しており、数も潤沢で発売当初の熱狂嘘のようでした。DAISOもTWSを目玉商品にしているかというとそうでもなく逆にテレワーク用としてネックバンド型500円のBT004等を推していました。このBT004等は購入しなかったのですが、実際のTWS001を使ってみた感想としてはテレワークなどには使い物にならないのでなるほどなぁという印象でした。さて、前置きが長くなってしまったのですが、実際の内容物の中身は以下の通りです。

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■外観とか使い勝手とか・・・

まず外観と付属品ですが、見ての通り非常に簡素です。本体、ケース、説明書、外箱のパッケージボール紙も極めて薄く、パッケージの開封時には外箱が破損しやすいので注意です。本体のプラスチックはQT13に比べればまだ艶消しなので汚れは目立ちにくいのですが材質はQT13より脆そうな印象です。ケースも同じプラスチックだと思われるのですが蓋の部分が非常に薄いうえに柔らかく、開けるときにたわむので壊れてしまうのではないかとかなり心配になりました。この辺りのコストカットは激しく、かなりケース自体も開けにくく使いづらくコンパクトでありながら両手を使わなければ開けられませんでした。また、ケースの安定性もわるくコロコロ転がるので机の上から落としたり、なくしたりしやすいのではないかと推察します。

本体の充電もかなり不親切でまず左右のイヤホンが完全に対象に作られています。このため、LとRを逆に充電ケースにしまって充電できていまいます。さらにこのケースから取り出したり、付けたりする本体の方向と逆方向に回転される必要があり、有体に言えば左右を逆にしてしまい易いという欠陥を持っています。このため、使うたびに右左のイヤホンを確認してやる必要があります。

充電ケーブルは古いタイプのMicroBが付属しています。これが今となっては少し厄介でTypeCに慣れてしまったのもあると思いますが、再生時間も短いことからかなり不便を感じてしまいます。下記に写真を載せていますが特にこのTWS001はMicroBのコネクタが少し陥没しており、充電ケーブルを指す角度が少し難しいです。さらに充電を使ってみると15時間ほどたっても充電ランプが消えません。検証をやめてしまったので詳細は不明ですが、どうやらこの商品は充電を完了してもランプが消えない仕様の可能性が高いです。このあたりの品質もさすが100均ということでチープさを改めて認識させられます。

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一方でペアリングに関してはかなり簡単に使うことができました。さすがにこの辺りはDAISOというべきでしょうか。説明書は簡素ですが必要なことが過不足無く書いてあるので利用に関して困ることはありませんでした。ただやはりペアリングなどの際には中国訛りの英語を聴かされるので私は使うたびにげんなりしました(笑)

本体の操作は物理ボタンで、実際に押すとクリック感があるタイプです。このタイプは使い勝手はわるくありません。ただ、実際に使うシチュエーションとなる通話を試してみたところ、音が遠すぎる上に音質も悪く相手から非常に不快であるとの評価を受けました。さらに通話時の音声品質も悪く、相手の声もかなりこもって聞こえました。総合的に通話性能は非常に悪く、緊急用として使う程度の用途にしか使えないと考えた方が良いです。

防水に関しては無表記ですので基本的には防水性能はありません。物理ボタンの隙間など本体には目に見えるレベルの隙間がありますので汗などに濡れてしまうと最悪の場合はバッテリー等が発熱したり事故になる可能性もありえますので注意が必要です。できればスポーツや野外での利用は控えたいところです。

本体やケースの軽さは優秀です。おそらくバッテリーの容量が小さいことも起因しているのかと思いますがケースの軽さは折り紙付きです。数グラムでもケースが軽いTWSを探している場合は購入の候補になりえるのかもしれないと思います(さすがにいない気がしますが・・・)

付属イヤーピースは付け外しができ、特殊な形状ではなく一般的なイヤーピースが付きます。ただ例によって充電器の深さが足りないのでショートタイプのTWSタイプ形状でなければ交換は難しそうです。とはいえこのTWSは付属イヤーピースが1種類しかなく、それも一般的なサイズから言えばSサイズ相当のものが付いているだけです。かなりフィットする可能性は低いかと思いますので多くの人は低音がかなり逃げてしまっている可能性があります(そもそも逆相で使っている人も多そうですが・・・)。コストダウン極まれりといったところかと思いきや良くあるぺらっぺらのしょぼいイヤーピースではなくやや軸の太いタイプのイヤーピースが付いておりバランス感覚がわかりません。はまる人にはこれで聴けということでしょうか?。どちらにせよ私はサイズが合わずまったくもって使い物ならなかったのでCP100+をケースから取り出した時だけ付けて評価するようにしました。これを買うときは最低限一緒に売っている交換用イヤーピースも一緒に買う必要があるかもしれません。

意外なほど良かったのはゲームなどをやった時の音声の遅延でしょうか。それほど遅延は大きくなく、音ゲー以外であれば普通にプレイできる様でした。太鼓の達人も少しは遅延を感じますが素人としては問題なくプレイできました。

 

■音質とか

評価の環境としては以下になります

iPhone12proMax -> TWS001 -> CP100+

 

残念ながら音質は聴けるレベルではあるものの眠たくぼやけた音でひどいとしか形容の仕様がありません。勿論100円の一般的なイヤホンよりは全然マシなのでそこは安心できるのですが、有線のセリホンやALシリーズと比べると厳しいです。コーデックがSBCしか対応していない上にビットプールの最大設定がおそらく小さく圧縮率の高い10年以上昔のBluetoothの音、AMラジオ~FMラジオの音といった様相です。勿論その雰囲気が好きというのであれば否定はできないのでですが、一般的にはとても褒められません。

帯域バランスとしてはカマボコ型に近いのですがイヤーピースをフィットさせられれば低域は思いのほか出ているので、正しくは低域よりのカマボコです。音場表現は全体的にせまいです。とはいえやはりその音色は悪くビットレートが足りないためか全ての音が歪み、こもっています。低域が出ているといったのですがその質感は無惨の一言です。この質でしか低音が出ないのであればイヤーピースが合わない状態で低音を抜けさせたほうがましではないかと思いました。中音はまだ聴けはするのですが、こもっています。高音は基本的にビットレートの問題からカットされているのか質感が悪く伸びもなく、ザラザラとしています。

個人的にはこれをゲオホン、QT13より音が良いと言っている人がいることは信じられませんでした。今の時代AACコーデックはiPhoneだけでなく、AndroidはもとよりWindowsにも採用されています。SBCしか対応していない機器は旧世代のWindows7、8やandroid6以前の端末になりますのでそのような機器と合わせて使うという用途が想定されているイメージでしょうか。いずれにしても音楽を聞くことはできても聴いて楽しむ用途には向かないTWSだと感じました。

合う楽曲はあまり思い浮かびません。強いて上げれば語学学習など音の質が気にならない用途などでしょうか。マイク性能も腐っているといって過言では無いので通話では使えません。過酷な状況では一瞬で壊れてしまうでしょうから、TWSを根本的に失くしやすくて音質をまったく気にしない人におすすめでしょうか。

 

追記になりますが、イヤーピースをSpairalDot++に付け替えてみました。やや低音の質感がましになります。高域のザラザラ感もやや改善され、バランスもフラットに近くなり、これならば音楽を楽しめると思いました。

更にネットを確認してみるとステム内部のメッシュフィルタを取ると音質がアップするという内容を見かけましたのでやってみました。結果は高域の曇りが晴れてフラット寄りのバランスに変化しました。特にボーカルから上の帯域での量感が増すことで音質がアップしていると言って良いと思います。確かにSpairalDot++とメッシュを取り外すのであればまだ音楽を楽しめる印象です。一般的にこのような細かいメッシュフィルターは目が細かいほど高域をカットする効果があることが知られていて、今回のフィルターは中程度の粗さなので付けることで中高域がカットされてこもり感が出ていたのだと思います。

初歩の改造としては効果がわかりやすく買ってすぐにこのフィルターを取ることをおすすめしたいものの、7日間しかない保証期間を即時失ってしまうこともあり、イヤホンで遊びたい人以外、一般人に勧められるかと言われれば別です。繰り返しになりますが、このように本体よりも高いイヤーピースを付けるのであれば素直にQT13などの最新の激安TWSを買った方が良いと思います。

 

まとめになりますが、最初に記載した通り、ゲオホン(GEOホン)QT13とは比べ物にならないほど低い完成度で、安かろう悪かろうの代名詞のようなTWSです。保証期間も7日間と極めて短く、防水も無く、通話性能も低くテレワークや電話には使えず、使い捨て用途に限定すれば流し聴き程度には使える程度です。つまり全く一般人にはお勧めできません。改めて低価格TWSが欲し場合、一般的な用途であればもう1000円出してゲオホン(GEOホン)QT13をおすすめしたいと実感しました。

 

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