ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

レビュー:QCY HT07 Arcbuds 結論:イヤピ交換して軽快に使える軽量TWS、デフォルト音質重視ならHT05がおすすめ!(PR:QCY)

こんにちは

先日に引き続いてちょっと体調が優れないのですがQCY様からの依頼になりますHT07 ArcBudsです。PR品にはなりますがいつもと同じ基準で書いています。

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結論:軽快に使える軽量TWS、音質重視ならHT05がおすすめ!

HT07は軽量で小さく使い勝手を重視したTWSです。HT05から低音が増強されており、外出時の騒音に負けない低域のパワー感を持つチューニングです。

静かな場所でのリスニングでは音の明瞭度や音場感などは平均的なTWSの音質です。悪くはないのですが同価格の競合機種と比べるとやや厳しい評価になりますが概ねフラットなこともあり万人受けするサウンドバランスです。

ANCについてはやや弱めであり、まれに右CHが誤動作で甲高い高温が鳴りやすいため少し癖があります。一方、サイズ感や軽さなど使い勝手としてうまくまとめてあるほか、ケースの容量が大きいため、一部は標準タイプのイヤーピースを装着して充電ができます。安く標準タイプイヤーピースの交換を楽しみたい方には良い選択肢の一つになるかと思います。

個人的には悪くないTWSではあるのですが、新型HT05の優秀さを踏まえるとサイズや形状にこだわりがなければHT05をおすすめしたいです。

Pros(優秀な点)

◎ 小型でありながら一部標準サイズのイヤーピースが使用可能

〇 軽量、小さく、カジュアルに使える

〇 ほぼフラットの万人受けするサウンドバランス

〇 アプリによるサウンドチューニングが可能

〇 社外イヤーピースを装着してケースが締められる(一部不可)

〇 マニュアルが日本語で使い方がわかりやすい

〇 本体1年保証

○ 電波感度は良好、電池持ちも良好

Cons(微妙な点)

△ 解像度や明瞭度は一般的

△ マルチポイント接続、ワイヤレス充電無し

△ ANC性能は普通、稀にANCが誤動作して高音が鳴る

△ イコライザなどが使える標準アプリの出来映えは微妙

QCY HT05 Melobuds ANCとQCY HT07 Melobuds

てっきりHT07のほうが新商品だと思っていましたが、比べてみるとどうやら違うようで、結論でも述べますが音質重視か軽量性使い勝手重視かの違いのようですね。

el-snow.hatenablog.com

開封体験

メーカー名と装着しているモデルの顔が書いてあるシンプルな箱です。技適マークがあるほか箱の中身はシンプルで、マニュアル類の紙と本体、などが入っています。f:id:el_snow:20231009111408j:image

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ステムは一般的で本体の容積もしっかりあるのでTWS用であれば社外イヤーピースも装着できました。HT05よりは奥行きがあるので軸が短いものであればTWS用以外でも装着して蓋を閉めることができるかもしれません。

ANC性能 「QCY HT05以下」

標準では隙間ができてANCが効かなかった為、密着して装着できるSpiralDot++やSednaEarfit イヤーピースを装着しています。隙間が少しでもできているとANCは効かないので良くフィットするイヤーピースが必須です。逆にANCが効かなければ音質にも影響が出ていると考えられるのでイヤーピースの装着がしっかり出来ているかのチェックに使えます。

強騒音下

車の走行ロードノイズが削減されるかを確認しましたが、QCY HT05より効かない点に加えて遮音性が悪く筐体を通して騒音が伝わってくる感覚があります。

低騒音下

ANCのON,OFFに限らず深夜など低騒音の環境下では小さく「サー」っとホワイトノイズが出ています。

ヒアースルー

直接イヤホンを取ることが多いのであまりこのモードを使わない自分としてはどうでもよいのですが、やや不自然さがありますがそもそもそれほど遮音されないのであまり必要性が感じられませんでした。

その他

ANC性能目当てであればあまりおすすめできません。

接続性について 「◎」

普段遣いしかしていませんがほぼ問題ありませんでした。

電池持ちについて

仕様通りレベルで使えるようです。

遅延について

未評価です。

マイクについて

Discord通話、iPhone通話に使ってみましたが問題ありませんでした。

音について

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ファーストインプレッション

HT05の新型のオーディオ性能のアップグレードがわかりやすかったようにHT07では逆に明瞭感が低く旧型HT05からやや明瞭度が下がったかわりに音場が広がったイメージです。

バーンイン

2週間ほど一日1時間程度、メインのTWSとして使用しました。エージングでの変化はほぼなかったように感じます。

機材

Xperia 5iv ⇢ AAC ⇢ HT07 ⇢ SednaEarfit Max TWS

iPhone12 ⇢ AAC ⇢ HT07 ⇢ SednaEarfit Max TWS

です。

帯域バランス 「低域つよめの概ねフラット」

標準状態ではやや低音とが強い帯域バランスですが概ねフラット傾向と言って良いかと思います。低音強化というよりは外使いでの騒音に負けないように低音をやや強めにしてあるというイメージですね。。

音色 「B+」

寒暖: ニュートラ

明暗: ニュートラ

響き: やや多め

固液: ニュートラ

乾湿: ニュートラ

厚み: やや厚め

余韻: 普通

特徴

サイズを感じさせない強めの低音を基調としたダイナミックらしい低音が特徴的な音色です。音が広いことで低音の圧の強さ上手く調和させています。ANCが必要となるような騒音下では低音の強さはあまり気にならずフラットめの音に感じられます。

空間表現 「A」

音場左右:広め

音場上下:やや広め

音場前後:ニュートラ

重心前後:やや近め

重心上下:やや高め

音場は左右に広くやや上下は標準的、前後もやや広めでしょうか。

解像度、定位、分離 「B」

一般的なAAC接続の解像度をイメージしてもらえればよいかと思います。新型HT05の様な2023年の新世代感がある明瞭さはありません。しかしながら旧型HT05とは良い勝負かやや分が悪い程度の差であり、サイズを考えれば十分ではないかと思います。

低域の質 「B+」

低音好きには良いなと思うバランスで、サブベースからミッドベースまでしっかり量感があります。ダイナミックらしいやや暖色系のボンボンした低音で、その点はTWSらしい低音表現の域なのは残念です。一方で広がり方やアタックや余韻、スピード感はまずまずなので量感を無駄にしている感じは無く、パワフルさの演出は十分に良い低音と言えます。

中域の質 「B」

音場がやや広いこともあり、中域のサウンドは低域や高域にかぶることがなく表現力の高い音をしっかりと聴くことができます。解像度や明瞭度は値段なりのため表現の秀逸さよりも低音や高音などとしっかりと分離している部分を評価したいです。

高域の質 「B」

女性ボーカルのサ行などの歯擦音は概ね刺さらず調整されていますが超高域ではややザラザラとした質感の悪さがきになる方もいるかもしれません。とはいえ価格帯としては十分な表現だと感じます。

SPL周波数特性

標準のイヤーピースといつものfinal TypeEとの2種類を比較しています。左右差が無くしっかりと調整されています。

vs HT05

HT05のほうがフラットですね。

el-snow.hatenablog.com

 

vs 水月雨Moondrop SpaceTravel

ANC性能、音質両方の面でやや部がわるいです。デザイン性ではHT07のほうが無難で一般受けし易いタイプだと思います。

 

el-snow.hatenablog.com

イヤーピースの変更

標準としてSednaEarfitMax TWSを利用したわけですが他のイヤーピースも少し試してみました。

SednaEarfitMax  A+

標準タイプのEarfitです。やはり遮音性が上がり音の密度がややあがりますね。MAXらしいボーカルの良さはあまり感じられないのはTWSと共通なのですが楽器などの楽曲は広い上に良く纏まっています。ボーカルよりも楽器が得意なTWSなのだと再確認させられますね。ちなみに少し広いこともあり安定はしませんが通常イヤーピースも一応ケースにしまえる点はアドバンテージですね。

JVC SpiralDot++ S

若干寒色寄りになり音が繊細になります。音場は広くなりますが若干ボーカルなどは遠くなります。解像度がもともと高くないこともあり少し離れているSpiralDot+;の方がバランスが良い様に思います。ちなみに少し広いこともあり、安定はしませんがこちらも一応ケースにしまえる点はアドバンテージです。

Spinfit W1 A+

W1らしく音場はあまり広くありません。けれどボーカルが近い事と中域低域の解像度がやや上がってくれる点は嬉しいです。ボーカルを聴きたかったという方にはW1はかなり良い選択肢ではないかと思ったのですが流石に軸が長くてほぼ充電されませんでした。残念。

final TypeE TWS S

今回試した中では一番安いイヤーピースなのですが、ドンシャリに楽しく聴かせてくれます。SpiralDot++ほど寒色ではないですがSednaEarfitMax ほど暖色でもなく丁度良い塩梅です。解像度も十分ですし、標準イヤーピースよりかなり良い様に思います。コスパ的にはこれが一番しっくりきました。

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こんな感じでスパドとMaxを付けて充電できました。

まとめ、所感

小さなサイズ感、軽い筐体、パキっと閉まるケース、表面の質感など価格帯を考えれば十分な品質です。音質もコスパ最高っというタイプではありませんが、TWSに求められる野外の低音に負けない強めの低音チューニングと、一般的な外使い用途では十分な性能があります。

ANCの誤動作はやや気になる点なので協力なANC性能を重視される場合は別のモデルを検討される方が良いかと思います。

また、フラットでより良い音を手軽に楽しみたいという場合はHT05をおすすめしたいですね。ただHT05はイヤーピースの選択肢が少な目なので交換したい場合はHT07も選択肢に上がるかとおもいます。

最後に、今回はQCYさんにあまり良い評価にならないけれど良いですか?とお聞きしたら自由に書いてくださいとの返事をもらったのでそのまま書かせてもらいました。QCYさん太っ腹です。

 

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