こんにちは
今日もOpera05を使いながら出かけたのですが、DAISOの330円の新型007 (1491), 006 (1507)を見つけたのと、GEOのコスパ最強モデルQT13がマイナーチェンジしているとの噂を聞いて購入してきました。
んで、今日はこのGEOのゲオホンことQT13(正式型番:GRFD-SWE100QT13)のマイナーチェンジについて調べてみたのでその雑記です。
*DAISOは明日書きますのでしばらくお待ちを
GEO QT13(通称ゲオホン)とは
現在では100均などで1100円程度のTWSを見ることが多くなりましたが、それが珍しかった2年ほど前に、コストパフォーマンスを本当にぶっ壊す値段2178円で市場に殴り込みをかけて、名実ともに2000円の定番TWSとして2年ほど市場に君臨した機種です。
当時の感動的なものはこちらの記事から見れるはずです(恥ずかしいので自分は読み返して無いです)。
ちなみにこのQT13ですが、中華TWSイヤホンの雄と言われているQCYが実際の製造を行っていることが知られています。このためこのQT13もほぼ同じ名前でQCY T13という商品が売られています。
上記はAmazon販売のページですが、見ての通りこちらは定価が4000円弱ほどで現在もタイムセールでやっと2733円となっています。実際T13は独身の日セール時などにやっと2000円程度になるので、GEOは常時セール価格で販売しているという狂気のコスパ破壊っぷりです。
ほぼ同じ機能のTWSではありますが、一応差別化はされており、GEOのQT13はイコライザーやボタンアサインなどを変更するQCYのスマホアプリに対応しないという差がありました。
このまま、アプリ対応の差別化で行くのかと思ったのですが、昨年末のHT05から風向きが変わり、アプリに対応するようになります。
↑参考
そしてこの夏、GEOは何をトチ狂ったのかQT13を半額の1,078円で売り始めました。
T13はANCモデルもありますのでモデルチェンジによる在庫処分なのでしょうか?それとも単なるセール?その真偽はわかりませんが、どちらにせよ当然、安すぎてオンラインストアは売り切れています。このため現在は店舗在庫などしか無いかもしれません(私も店舗で購入しました)。
現在は100均で1100円のTWSなどはよく見かけるようになりましたが保証も7日間しかなく、完全に音もおもちゃです。GEOの方はかなり本格的なリスニングも可能ですし、保証も1年とレベルが違います。
でさらに今回、このQT13がサイレントマイナーチェンジしてアプリ対応し、音も変わった(良くなった)のではないか?との情報をFFさんから入手しました。
1078円になり、コスパ最強の名を欲しいまましてきたQT13ですが、実際音がどう変わったのかを検証してみようという感じです。
パッケージ
GEOの店頭に行くと1078円で売っていましたので購入しようと思ったのですが、どれが新しいかを調べる必要があります。古いロットに当たるとマイナーチェンジ前かもしれません。
裏には一応Ver表記があるのですがどの在庫も1.0で統一されています。もしかしたらマイナーチェンジ前しか売っていないのかも?っと思いながら取りあえずパッケージの色が薄い日焼けが少ないパッケージを購入してみました。
中は厳重にシールしてあります。昔より厳重に封がしてある気がします。見た目は全く変化ありません。古いやつかな?と思いましたらアプリ利用案内の紙ペラとV3.0と書いた取説が入っています。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
マニュアルのVer表記は少なくとも初回購入時はVer3.0ではなかった気がしますし、アプリ対応はHT05のときに封入されていたものと同じです。この為アプリ対応は確定です。
ちなみに当然ながら1年保証、よくわかりませんが管理番号はL22となっていました。
そしてイヤーピースも心なしか違うものが付いているものが違う気がします(交換推奨ですw)。
いずれにしても外箱のVer1.0は全くアテになりません。1000円なので文句は無いですが、このあたりはしっかりしてほしかったところです。
アプリ対応
QCYのアプリは認識が悪いので少し苦労しますが、無事ペアリングしてQCYアプリで認識させるとT13と表示されます(QT100じゃないんかいw)。一応画面を紹介しますが、本家QCY T13と全く機能は同じ様です。
メイン画面は電池残量表示です。
画面はシンプルです、できることはボタンのアサイン変更(地味に嬉しいですね)。
イヤホンを探したり、スリープモードなんてのもあるようです。
ID 19069、FW 0.2.0.1となっており、QCY T13のID 19059 FW 0.3.0.2と異なりますね。
音声のタブではイコライザが設定できます。
音について
聴感の違い
環境としては
Xiaomi 11T Pro AppleMusic -AAC-> TWS -> SednaEarfit MaxTWS
でQT13v3(今回の新型、マニュアルにVer3.0とあったので)と周波数特性と聴感が同じのQCY T13を比べてみました。
結果として旧型から音が良くなったというのは概ね納得できるほど結構違っていました。
大きく違うのはボーカルの距離感と音の明瞭さです。旧型ではやや音像が高いことを引き換えにやや遠く俯瞰的な表現になっていますが、新型V3ではボーカルが明瞭で一歩前に出てくれます。T13ではドンシャリの傾向からどうしてもボーカルが引っ込みがちなのですがv3では細かい滑舌や声の抑揚などの表現が手前まで来る感じで、楽器などと同じレベル感で表現してくれるイメージです。
また心なしか音の温度感が全体で一致しており、全体の雰囲気作りがうまいとも言えます。当然旧Verも好きという人もいてもおかしくはないですが、新型v3の方が一般受けしそうです。
測定上の違い
ということでいつもの測定環境*1で計測してみました。
結果ですが、何度測定しなおしてみても2〜3KHzあたりのピークに差異があります。測定上も違いがあるようです。もちろん旧型のQT13とQCY T13はピタリと一致します。
中域あたりがより強くチューニングされているとすればボーカル表現の違いとして認識する点も納得が行きますね。
イコライザ機能について
HT05でもそうだったのですがイコライザはフィルタの設計が悪く大きくバーを動かすと周波数特性が波打ってしまいます。QT13も残念ながら測定してみると同じ様な問題を抱えているようです。
DSPが非力なせいかオンにするだけで音が悪くなるので非推奨ですが、もしカスタムイコライザを使うのであればピンポイントで使うと良さそうです。
ちなみにプリセットもその機能を用いて作られているようです。一例ですがPOPSはこんな感じです。同じ様にディップができているのがわかるかと思います。
何気にPOPSはフラット傾向ですね。
まとめ
ということでゲオホン QT13は1年半の歳月でイコライザーやボタン変更などのアプリ対応し、音質もマイナーチェンジされ、そして価格も半額の1078円になったようです。 流石にANCは付いていませんが2023年もコスパ最強といっても差し支えないレベルのイヤホンに仕上がっているかと思います。
ということで超高コスパのエントリーTWSの紹介でしたが、少しでも良い音質をという方はクーポンコード出てますのでこちらを是非
ではまた明日。
*1:
〇測定環境
ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4
ソフトウェア:REW V5.20.13
INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit
OUTPUT:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4 AAC
カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用
イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ
〇測定パラメータ
入出力バッファ512K、Acoustic Reference
出力音圧レベル:−12dB
Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz