ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:約2K高コスパケーブルTripowin zonieの感想 結論:好き、初めてのアップグレードに良い

こんにちは

 

Twitterでも書いたのですが、体調が良くなってきたので続く限り毎日更新していこうと思っています。いつまで続くかわからないですがネタだけはめちゃめちゃ溜まっているので書くことには困らないはずです(笑)。

今日はタイトルの通りTripowinのzonieという2000円程度のイヤホン用ケーブルをお借りしたのでその感想を徒然に書きたいと思います。

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合わせたイヤホンと一緒に写真を取ったのですが、ケーブルはすべてTripowinのもので右側にあるのがフラグシップのAltea、奥にあるのがZASでもオススメしたJelly、そして左手前にあるのが今回メインで書きますzonieです。正直あまり語学は得意ではないので正しい読み方はわからないのですがゾニーと発音するのが正しいのでしょうか?(笑)。今回聴いたのは見ての通り4.4mmのQDC規格のもので、購入したFFさんからZASと合うのでぜひとも聴いて欲しいとお借りしました。Amazonを覗くと大体2300円ほどで購入できるようで、写真のグレー配色以外にも金色などのラインナップもあるようです。

実際の導体はどうなんだろうか?というところについては銀メッキ線と書いてあり、よく読むと「12ヶ月の製品保証」もあるようです。実際にどの範囲まで保証が効くのかは想像できませんが、断線してしまうことも想像に容易いので無いよりはましかもしれません。

個人的にはケーブルの線材などのグレードや編み方などは音の傾向を勝手に想像してバイアスを受けてしまいそうな上、壊さずに確かめることが難しいのでこのようなケーブルのスペック、謳い文句みたいなものにはあまり興味が無いと思い込むことにしています。しかしながら高いケーブルとして納得させるためには必要という意見もありますし、実際音のブラインドだとしても音の傾向が明確に変わるのは面白いです。

さて実際のzonieですがJelly同様に非常に靭やかかつ手触りが良く、癖がつきにくいのでかなり取り回しが良いです。適度な太さがあり、見た目の色合いも落ち着いているのでかなり高級感があります。編みケーブル特有のタッチノイズの少なさも使っていてすごく心地良いです。

プラグやケーブルスライダの部分もチープさが無く初めてのアップグレードケーブルとしてはかなりかゆいところに手が届いている感じがあります。

 

さて、肝心の音の部分なのですが、大量にイヤホンがあるので手当たりしだいに付けるわけには行かないので同社のAltea、Jellyが良く合うCCA NRA, KZ ZASにつないで見ました。

 

環境は

  M17 DC(AppleMusic)-> Zonie -> イヤホン

という感じです

 

KZ ZAS + JVC SpiralDot++(LowGain)

一聴してかなりバランスが良いサウンドです。Jellyと違って解像感や綺羅びやかさなどは適度なのですが、サウンドステージの広が広く自然な上に、超低温から超高音まで音の帯域バランスが整然としています。もちろんZASの適度な気持ちの良いドンシャリ具合はそのままでJellyの様な味付けがありません。解像度、解像感も高く定位も価格相応以上の良さを感じます。

標準ケーブルがいまいちなZASは以前の記事でもリケーブルのオススメ記事を書いていましたが、味付け無しの低価格方面では「KZ 標準アップグレードケーブル」か「JsHifi Hi8」なんかをオススメしていたのですが、個人的にはZonieが一番良さを引き立てつつ良いように感じます。

ZASにはNiceHCK SpaceCloudを合わせると広大な空間と解像度が得られるのですが、Zonieでも横に展開する音場の広さを引き立てつつ前後感上下に抜けて行く音は広々としているのでZAS + NiceHCK SpaceCloudを聴いた後でも確かに2000円でこれだけのアップグレードを感じられれば十分お得だと感じました。定量性はありませんが高級ケーブルに比べても変に強調された帯域の音も無く、聴き疲れにくさという利点も感じます。

 

CCA NRA + Final TypeE Grow + Symbio D(LowGain)

一聴して感じるのは天井の高さと音の綺羅びやかさでキラキラツヤツヤとする音は標準ケーブルから比べれば本当に別のイヤホンになったかのようです。NRA自体が一部のケーブルで音が変化しやすいのが特徴なのですが、特にこのTripowin社のケーブルでは変化が大きい傾向がありZonieも例外では無かったです。Jellyは音場は全体的に広がるのですが定位がゆるいのとやや音の帯域バランスが崩れてしまうのであまり相性が良くありません。Alteaは以前の記事でも紹介しましたがすべての音の輪郭を出し切ると言わんばかりの広大な音場と音の輪郭の鮮明さが特徴で神がかった相性です。

ではZonieはどうかというと良相性という感じで標準から比べればちゃんとアップグレード感が感じられる音です。もちろんNRAと比べてしまうと横の狭さも感じてしまうのですが、標準から比べれば上下が伸びる形になるので問題ありません。音の傾向としてはやや高域が強調されるイメージで、女性ボーカルやピアノの高音域などの音が更に鮮烈になります。標準のNRAは中高域の音の音の細さが苦手という方もいるかもしれませんが視聴した構成ではほぼ感じず、高域の定位の良さも相まって聴いて楽しくなる綺羅びやかさがあります。

 

TRN BA15 + JVC SpiralDot++(MaxHedfone)

付属ケーブルから交換して一聴した感想は解像度の高さをちゃんと引き立てており、音の重心が上がって開放感があることです。良くBA15の音のまとまりの良さ、繋がりの良さは1DDを連想させるなんて言われますが、繋がりの部分だけを切り取っただけで音の傾向はまんまBAです。なので駆動力が高い機材につなぐと解像度モリモリになっていくのですがその解像度の高さをちゃんと感じることができます。一方で若干音の密度感は減って音が軽やかになる上に若干音像が遠ざかるので、明確なアップグレードというよりはラーメンに入れるスパイスのような味変という感じです。BA15自体の標準ケーブルがTRNのVX Proなどと異なってそこそこ良いケーブルを付けているのでそうなるのも仕方のないことかもしれませんが、明確に音の変化は感じられるので好印象です。

 

QKZ VK4++ Final TypeE Grow + Symbio D(MidGain)

ハイブリッド2機種(BA+DD、MST、DD)、フルBAの機種を聴いたので最後に1DDのQDC規格イヤホンが無いかと思って探したところこの機種を持っていました。あまり聴き込んでいない機種なのですが付属ケーブルのイマイチなのは中華イヤホン共通なので試してみました。標準ケーブルから変更して一聴した感じでは全体的に音のモヤが晴れた印象で、音場の広がりはあまり感じないのですが、順当に音が良くなっている印象です。

 

 

纏めてみると癖の強いJellyと比べてZonieは癖なく標準ケーブルから解像度と音場の広さを足してくれる非常に良いケーブルだと感じました。一方でAlteaと比べると解像度などの音質面では一歩劣る感じですが2倍の価格差があるので致し方ないところですがコストパフォーマンスは素晴らしいです。そして何よりZoineは今回試したイヤホン4機種を通して標準ケーブルから明確に悪くなった音の部分が見当たらないところも素晴らしいです。音だけで無く最初に述べたようにかなり見た目も良い上に取り回しが良いところも素晴らしく、初めてのアップグレードケーブルにオススメできる機種だと感じました。