こんにちは
今日は雑記です。昨日のイヤーピースブラインドテストのリベンジをしようかとも思ったのですが、もう少し日を置いたほうがいいかなと思って今日はアンケートや、昨日聞いたA8000とL50とBluedayの組み合わせを聴き込んだり、C120を4.4mmに変更したN5005の周波数測定を測ってみたりしました。
■イヤホン、ヘッドホンの頭内定位について
そのままなのですが持論ですが、最近の人はイヤホンやヘッドホンで頭内定位を好んでいるし、頭外定位を求めている人は少ないという仮説を持っています。ということでその仮説が本当かをアンケートで確かめることにしました。1週間という設定にしたのでもし可能ならば回答いただけると幸いです。
ポタオデとかオーディオクラスタの方に聞きたいのですが
— すのー🐈ゆるふわオーディオ (@snow_el) 2022年4月8日
イヤホンやヘッドホンは頭の中で音が鳴りますが(頭内定位)、スピーカーやリアルの音(頭外定位)とはもちろん違うと思います
みなさんイヤホンやヘッドホンにリアルの音のような頭の外から鳴っている音を求めていますか?
他にも昨日からVioletのイヤーピースの聴き分けなどDiscordで音の聞こえ方、レビューの仕方、嗜好がかなり細分化されているという議論を深めていまして、例えばボーカル向けのイヤホンと言っても複数の種類の派閥に細分化され、それぞれがあまり理解できていないのではないか?ということがわかってきたように思います。このあたりももしかしたらアンケートをさせていただくかもしれませんがその際はよろしくお願いします。
■Topping E50+L50とFinal A8000の低音
まぁ本当に個人の感想なのですが、E50+L50で聴くこの音は見事です。今日一日聞き入っていたほどです。発売して1年ぐらいはA8000は非常に高い評価を得ていたと思いますが、最近は名前を聞く機会がめっきり減ったようにも思います。自分もM17を買ってからはあまり相性が良くないのか使う機会がすこし減ってしまっていました。一方でこのE50+L50の組み合わせはイヤホンの性能をあるがままに引き出してくれるように思います。もちろん逆にいえば数値性能(解像度)だけを追い求めアンプはまるで水のように音の味付けが皆無で面白みが無いと言えば面白みが無いように思えます。その分イヤホンの素性の良さを克明に映し出してくれるような気がします。その意味でA8000のキャラクターが俄然と輝き出して、今まであまり気づけなかったドライバの精度や音の滑らかさにハッとし、苦手とも思えていた低音すらも表情豊かに朗々鳴らします。そしてA8000の最も素晴らしく美しい残響が消えゆく儚げな様は、低音が加わること帯域全体で調和して、新しく奏でられる音を紡いでいく音色はまさに上質なホールと錯覚させるほどです。この感動はA8000を初めて聞いた時に確かに感じたものではあるのですが、人間は慣れてしまうもので、、、いや肥えてしまうものでしばらく忘れていた感動でしたが、E50+L50に切り替えたことでその気持を呼び起こしてくれました。特に私はハイエンドイヤホンと呼ばれるものはそれぞれが万能ではなく癖が強くなる傾向があると思っていますが、そういうイヤホンたちを活かすのは癖の強いアンプではなく、L50やE50のような癖のない解像度だけを追い求めたアンプなのではないかと思い始めています。
■手持ちのN5005の周波数特性
を取得しました。せっかくなので手持ちのK3003のHiFilter設定と重ねています。
N5005のサブベースの強さは筐体のサイズとは思えないほどだとは思ってはいたのですが、比べてみるとなるほどという感じです。共通点もあれば異なる点もありますがその他で言えば3kHzはN5005の方が落ち込み気味でしょうか。。。自分はN5005はもちろん好きなのですがK3003が更に好きなのはこういうところにあるのでしょうか。最終的には自分の好みのターゲットカーブを見つけたいですね。
ではまた明日。
■Appendix
〇測定環境
ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4
ソフトウェア:REW V5.20.5
INPUT:Scarlett Solo XLR (VXLR+)192KHz24bit
OUTPUT:ADI2DAC fs (3.5mm IEM端子、DJ44C併用)768KHz32bit 0dB
カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用
イヤーピース:AET07 Mサイズ
〇測定パラメータ
入出力バッファ512K、Acoustic Reference
出力音圧レベル:−12dB
Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz