ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:NiceHCK FourMixが真フラグシップに恥じないほど凄い件

こんにちは

 

昨日はBlogの更新ができず申し訳ありません。日曜日の疲れが出てしまったようです。今日は気を取り直してケーブルについての雑記です。

画像

今日は昨日FFさんからお借りした飯田ピアノのセールで話題のSTE社製のケーブル3本(Mix W16, Ag W16, CuW16)、そしてが昨日届いたNiceHCK Fourmixについて聴き込みをしました。一応ざっと4本全部を聴いているのですが今日は一番聴き込んだNiceHCKのFourmixについて徒然に書こうと思います。

今日もケーブルというオカルト要素が強い話題なので気にされる方はまた明日お会いできればと思います。

 

 

 

■NiceHCK Fourmixが真フラグシップに恥じないほど凄い件

まぁ表題の通りなのですが、NiceHCKの新作フラグシップケーブルのそれは凄い迫力の一言で、今までのフラグシップは序曲に過ぎず、まさに真フラグシップ今誕生したと言って過言では無い音に仕上がっていました。

とりあえず1万円オーバーのケーブルですので相応のイヤホンを準備してみようとM17DC(S4)とSpirlDot++を用いて64 AudioのNioをメインに聴き込み、追加でレビュー予定のLetshuoer S12、そして定番のKZ ZASで試してみました。

まず64のNioに付けてみたのですが、正直言うと中華ケーブルで初めて標準ケーブルから交換しても良いと思える音のレベルに仕上がっていました。まず驚くのが低音が強いこと、そしてその音色はひとつひとつの音が高解像度で分離が高く明確でありながら分厚く密度の高い鉄塊の様なエネルギーに満ち溢れていることです。

特に低音はその量感とエネルギーに溢れる傾向が顕著なのでわかりやすいかと思います。普通のケーブルでは低音の音の方向性はわかりにくく、名前の通り「ベース」と言われるほどで、低音は下側から方向性が無い状態で鳴りるため「地を這うような低音」なんて言葉もあります。

しかしこのFourmixは違います。低音が明確に指方性と定位を持って描写してきます。低音の音像は高く音色の中心で鳴り、そして音色の輪郭がハッキリとしており、さらに解像度が高い事でその描写は今までにないほど音にリアリティを与えてきます。アタックからリリースまでのスピード感も素晴らしい上に適度な余韻もありその低音の気持ち良さはまるで麻薬の様です。他のケーブルでは霧の中に隠れて捉え所のなかった低音の音像を初めて詳らかにしたと言っても過言ではないかもしれません。昨晩はそのヴェールの中に隠されていた低音の美しさに時間を忘れてただただ聴き入ってしまいました。

補足するとFourmixは低音の絶対量としての量感は決して変化はしていないのですが、人間が音を認知しやすい音の鳴らし方をすることで低音に圧倒的な存在感を与えています。特にリケーブルによる音質改善否定派としては「ケーブルでイヤホンの周波数特性は変化することが無いことからケーブルで低音が強くなったり弱くなったりするわけが無い」っと言われる事がありますが、私自身もこのケーブルを聴いて低音のなり方一つでここまで低音の存在感、感覚的な量感を高めることができるのかと驚き、ケーブルで低音を強調するとはこう言う事なのかと理解させられた次第です。

 

次に全体の音の纏まりです。先程言った解像度の高さ、繊細さによって音像の輪郭そしてその描写が極めて高くリアリティがあると書きましたがそれは低音だけではありません。中音、高音含めて全体的にその特性を貫いており、迫力がありつつ繊細という一貫した音色の纏まりを作っています。これによって音すべての輪郭がハッキリして音色の定位が引き立ちます。SpaceCloudなどの2021年のフラグシップ艦隊ケーブルと比べてしまうと明らかに音場が狭いのですが、今までには無い描写力という武器は圧倒的で、別の方向性ではあるがこれは逆に素晴らしいと断言できます。逆に言えば今までNiceHCKのフラグシップ艦隊モデルはあまり好きな方向性ではないと感じていた人には一聴の価値があるケーブルだと思います。

f:id:el_snow:20220606221134j:image

また、Nioについて補足するといままで幾つか個人制作や大手ケーブルメーカーのハイエンドケーブルを購入検討のために試聴させていただいたりしたのですが、良い音であるとは言え価格もそれなりに高く、Nioの新型標準ケーブルの音場表現の完成度が高いことも相まって交換を決意するには至りませんでした。当然ながらSpaceCloudなどのフラグシップ艦隊ケーブルでもNioの標準ケーブルには明らかに弱点が目立ってしまい、試すことはあれど交換して聴き続けたいと思うことはありませんでした。今回、大手メーカーに追い抜くとまでは言いませんがNioの標準から交換しても良いと思えるレベルにNiceHCKが迫りつつあると実感した次第です

f:id:el_snow:20220606221156j:image

ここまで絶賛をしてみたは良いものの違うイヤホンではどうなのかと確認するため次は平面駆動のLetshuoer S12に繋いでみました。結果としてはケーブルの味付けと音色の変化の方向性は全くそのまま得られ、S12でもかなり大きいアップグレード感が得られました。イヤホンによって大きく変化するということはなさそうです。S12の平面駆動らし前後を含めた立体的な音場表現はそのままにFourmixケーブルによって低音〜高音まで一貫して非常に高い解像度と定位と輪郭があり音像一つ一つが本当にハッキリと捉えられます。Nioなどに比べると音色の厚みなどは異なりますが方向性としてはほぼ同じ音の変化があります。Fourmixは音に圧倒的なエネルギーが乗って迫力が増す方向なので相性としては弱点を補う方向性であればS12の方が合っているかもしれません。

続いてZASに付けてみたところS12同様に大きなアップグレード感が得られた上でその莫大なエネルギーに圧倒されました(笑)。解像度の高さはさることながら低音が質量を持って鼓膜を殴りに来るようで、圧倒的な力と暴力に抗わんとばかりです。そして中音から高音までも同じエネルギーで殴りに来ます。力こそパワーという言葉の様に一瞬ゴリラサウンドかと思われるのですが、音一つ一つを分解すればこれの音色は明らかにゴリラの繊細さを超えています。イメージとして浮かんだのは範馬勇次郎です(笑)。イヤホンで言えば初めてCampfireAudioのSolarisを聴いた時のような気持ちになったと言えば良いでしょうか。全方位に灼熱のエネルギーを放つ太陽の様なサウンドと言って過言ではないかもしれません。Spacecloud以上にケーブルの方が値段が高いのでおすすめできる構成ではありませんがSpacecloudと同等の良い組み合わせだとも思いました。

 

っということで今日はたっぷりポエムを書きました()。良かったと思っていたところにNiceHCKのFourmixのSilver 2pin4.4mm版が70本限定で約11,000円で販売開始された様ですね。色合い的にもSilverの方が好きなこともあり、いい音なので泣きながら購入しました。NiceHCKのことですから似たようなケーブルをまた出してくるとは思うのですが、昨年のセールで出したフラグシップケーブルはまだ一度も安売りをしておらず、Spacecloudも初登場時が一番安かったと聞いていますので気になっている方は狙ってみても良いかと思います。

 

 

ではまた明日。