こんにちは
今日は雑記です。
TINHiFi T1S
写真の通りですね。こちらはHiFiGo様よりのレビュー依頼品になりますのでエージング後に暫く聴き込んでレビュー記事に仕上げたいと思っています。
とりあえず第一印象だけで言えばそこそこ良いのですがここ最近のエントリーレベルキラークラス(竹CHUやCRA+)と比べるとちょっと見劣りはしてしまう感じがあります。期待できるのはT1Sの採用しているベリリウム系のドライバはエージングで変わると言われていること、そしてそのドライバの品質に全てのコストを集中させたようなイヤホンに見えるということですね。これはNiceHCKのDB1と同じ系統で、DB1も標準構成では中庸な音で良いところに気付きにくいのですが、イヤーピース交換やリケーブルなどでかなり印象が変わることで有名な機種です。T1Sもその雰囲気がプンプンするようなフォルムなのでエージングなどをさせてみて様子をみてみたいと思います。
TinHiFi T1s HiFi Earphoneshifigo.com
気になったニュース
STEケーブルの優良誤認認定、そして回収
16芯に限りますがやっと消費者庁案件に動きがありましたね。とはいえヨドバシなどのメディアでは相変わらず16芯ケーブルが買える状態なので、一度レビューの様な形で記事にしている身としては注意喚起を続けていきたい所存です。
また、16芯以外についても商慣例から言えば真っ黒、嘘は言っていない、というグレーとしか言いようのない仕様なので考え物です。例えばAg表記については
「Cu Lite」は7N Cuを導体に採用した4芯モデルで、「Ag Lite」は7N Agを導体に採用した4芯モデル。
とあり導体採用の情報が発表されています。他のメディアでも純銀線などあったのは報道側メディアが勝手に情報を勘違いしたという姿勢の様です。*実際の分解情報ではシルバー色の素材がシールド(非導通)に使用されていたようで、導体ではない上にシルバーコートも無く、シールドすら銀かも怪しいようです。
普通はこのような勘違いの報道があった場合、代理店が報道側に訂正を求めるので、この様な悲劇は防げるように思います、このため代理店の信頼性というものがここにきて再度問われている様に思います。
ここからは持論になりますが、
何れにしても私がポータブル業界に戻ってからのここ数年で一番悪質な「犯罪行為」のニュースだと感じています。
高額になりつつあるポータブルオーディオ商品とその顧客を狙った卑劣な詐欺事例(疑惑)で、「STEケーブルは音が良いから良いじゃん??という言葉で容認する空気」は絶対に作ってはいけないと思っています。
オカルトではなく、優良誤認による犯罪行為を行うメーカーや製品が容認されると「嘘スペックでも、SNSで信者を集めて言ったもの勝ち」になってしまいます。それは悪質な業者が更に跋扈するばかりか、今の様にSNSなどでは信者による発信力で誤魔化すという行為も更にエスカレートしていくと思います。
それはこれからの業界の未来に暗い影を落とすことになると考えていますし、私はそのような業界では趣味としてオーディオを楽しめなくなってしいます。
オーディオは聴力というあいまいで感性に頼っているからこそ、それを利用する一線を超えた「犯罪行為」は最も嫌悪されるべきだと感じています。
intimeのO2aidからMaestraudioブランド誕生
少し前から商標登録申請がされていましたので名前自体は知っていた方も多いかと思いますが、新しいブランドが誕生したようですね。詳細は明日の音フェスなどで明かされていくのでしょうが、書体の雰囲気としてはよりラグジュアリー路線を感じますが昨今のintime周りの件では営業やサポート力に乏しいとの指摘が続いていましたので渡りに船なのかもしれませんね。
特にintimeとして今までの販売量では中小企業としての強みである機動力であったりユーザーに近い関係を築けるメリットを生かしてきたのでしょうが、メディアへの登場や全国のヨドバシへの販路拡大など、販売規模としては顧客と親密な関係は無理がある関係性になってきているようにも思いますので、このような代理店提携を契機にintime製品もより高い品質と音質、そして顧客満足度につながることを期待したいですね。
尚、海外ブランドが多いアユート系列ですのでもしかすると海外展開なども見据えたブランドなのかと邪推してしまいますね。
っということで、今日はここまでにしたいとおもいます。
ではまた明日。