ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:SeeAudio x Z Reviews Rinko来ました、A15Kで素晴らしい音色です!!

こんにちは

 

今日は、外出しており時間があまり取れずとりあえず例のHifigoの激安RINKOが無事に届いたの報告をばと雑記です。f:id:el_snow:20230404175843j:image

←今はPrimeでは無く、全ての出品を見るから購入が必要です。

経緯

あまり詳しいわけではないのですが、一応事の経緯を簡単に説明しておくと、RINKOは中国のSeeAudioというイヤホンブランドの新作イヤホンで、Youtubeレビュワーである Z Reviewとオーディオ機器の販売を手掛けるHiFiGOと3つのチームが手を組んで作られている様です。それぞれのリンクはこちら

www.youtube.com

SeeAudio x Z Review Rinko 1DD+1Planar IEMs — HiFiGo

mimisola.com

イヤホンの名前である「RINKO」はSeeAudioブランドのイメージキャラクター、パッケージデザインに登場する架空の女の子の名前と同じであり、SeeAudioとしても力が入っている機種だと思わされるネーミングです。

半年ほど前からそのプロジェクトと仕様が少しづつ開示されてきており、3月末には上記のHifigoのページには「Up Coming」と称して999.99$の値段が付けられて登場しました。

HiFiGOストアのページ

AliExpress内のHiFiGOストアのページ

日本円にして13万と言う値段には高級路線になったのだろうか?などという憶測が出る中、一旦はHiFiGOが販促用に商品ページを作り、注文されないように999.99$の価格を適当に入れる慣習があることから正式な販売開始を皆が待っていたという流れです。

そこで、先日の4/1のポタフェスで日本での予価が3万円という価格が発表され、それを踏まえて来訪者はそれぞれに試聴した感想を述べていました。値段に関しては3万円でかなり良いフィードバックがあったようで、去り際にミミソラさんに今日の展示でどれが一番良いフィードバックがあったかを聞くと「RINKO」だとおっしゃっていたのを今でも良く覚えています。

el-snow.hatenablog.com

私自身も今思えば1D1Pの鳴らしづらそうな構成のイヤホンですが、M17のDCモードで試聴していたこともあり、かなり良い印象で人気が出そうなチューニングだと感じたのは書いた通りです。

尚、ミミソラでのRINKOの3万円という価格はBraveryやYumeIIの例を見ればUS$価格を概ね予測できます。Braveryは280$程度であり、それが現在の日本では4万台中盤程度で販売されており、YUME2は199$で3万円で売られています。このことから3万円前後の日本価格を逆算すると200$前半から100$大後半の価格だと推察できます。

 

さて、その予価が発表されて音も公開されて興奮冷めやらぬ中、突然のAmazonのprime配送対象で13058円(約99$)という約半額の価格発表&販売開始です(Keepaなどの履歴では3/31からRINKOの価格設定があったようなのですが、それがPrime配送なのか、空の紹介が入っている状態でRINKOのページの体裁としてあったのかは定かではありません)。

←今はPrimeでは無く、全ての出品を見るから購入が必要です。

当然私は価格間違いも疑いましたしHiFiGOを語る偽業者という線も考えました。然しながらページの販売業者は正規のHiFiGOですし、HiFiGOの担当者にDMを送り価格の確認をすると間違いではないとの返事も来ました。

恐らく、私の様に会場で音を聴いて満足した人は、当然半額以下の13058円という価格に納得して購入したと思います。また、もしこれで本物のRINKOが届かなかったとしてもAmazonのPrime倉庫配送の場合は偽物や不具合の対応がスムーズなので被害は手間だけで問題ありません。

 

ちょっとツイートが伸びすぎたのかミミソラ様より、価格見直しの可能性に言及するツイートがされました。

ということで、99$の価格は間違いでは無さそう?っということに現在はなっています。音を確認した今は、「やっぱり99$の価格は間違いで149$でしたー」なんて可能性もあるのではないか・・・と思います。

 

届いたRINKO

HiFiGOの直営店ではアクリルスタンドが付くバージョンもあるという噂ですが、このAmazonのRINKOは付きませんのでご注意ください。
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ただ、このようなスタンドは付いてきました。うーんこの表紙はえっち・・・(*''▽'')。


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こんな感じで本体のフェイスプレート部はキレイなのですが内側は3Dプリンタの積層痕でザラザラしています。ここは価格なりだと感じます。

詳細レビューはキーキャップなどが届いた後日ですが、急ぎの場合は付属品などは公式ページを見てください。

試聴時に気になっていたSymbioみたいなフォームタイプのイヤーピースですが、詳細が出ていますね。ZEOSのRender Eartipsという様です。

ZEOS Render Eartipshifigo.com

実際のものはこんな感じです。色はちょっと派手過ぎますが低反発のスポンジ部分はかなり良い感じです。

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指で押してもかなりゆっくりと戻ります。

Symbioと比べるとこんな感じ、同時に購入していないので正確な比較ではないですが、Symbioの方が元の形状に戻るスピードは速いです。
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音とか

届いたRINKOは概ね試聴時の印象と同じです。TigerやREGATOなど別の機材のレビューを並行して行なっているのでざっとしか聴いていませんが、インプレッションを書きますと、

 

低音の楽器と高音の楽器が映えるドンシャリバランスにボーカル部分も映えさせる調整を加えた今風のチューニングです。バランスカーブで言えばWバランスと言われる聴感の印象になるかと思います。若干それらの中ではボーカルは控えめですがメリハリが効いて良い音色だと思います。

Z Reviewが低音を強調したと書いてあるので低音に特徴があると思わせて、一番特徴的なのは高域の表現だと感じます。お高めの平面駆動ドライバの雰囲気があり、とても綺麗に伸びます。イメージとしてはIE100Proの高域から刺さりなどのキツさを少なくして、更に伸びやかにし、低音も良く出す様にした感じでしょうか。低音についても質感が良くLEGATOなどと比べると物足りなさはあるけれど、13000円(99$)なら文句ありません。

 

試聴時に確認できず、後ほど気になっていた上流機材の相性、つまりアンプの依存度は、思ったよりありそうです。M17であれば設定価格が3万円でも好感触だと感じる一方で、BTR7、SHIO、Xperiaと再生環境の貧弱さに比例して音の立体感が消え、最後の方はまぁ13058円ならこんな感じかな、という印象になっていきます。

このRINKO、感度や抵抗値は鳴らしやすい部類にはなるのですが、RINKOの良さは高域の良さでもあるので、TinHiFi P2plusや水月雨 STELLARISの様な鳴らしずらめの平面駆動ドライバのイヤホンだと思った方が良さそうです。なのでこのイヤホンは上流にそこそこに気を使うとより幸せになるかと思いました。

尚、私が無知なだけかもしれませんが、高域の平面、低域のDDという組み合わせのイヤホンは今まで無かった様に思います。このためポタフェス試聴時にこの独特の音色が3万の値段の価値と感じさせる事に一役買っていたと思います。

 

周波数特性(20230406追記)

すみません。今日は外出中なので周波数特性などは測れていません。戻り次第周波数特性は追記予定です。

いつもの環境*1で測定してみました

RINKO(Render Tips) vs HM20(TypeE)

外耳道共鳴を考えれば高域はHM20よりきれいな周波数特性かと思います。すごいですね。

RINKO TypeE vs Render vs T-EAR

RINKO TypeE vs Render vs T-EAR

新しいイヤーピースなのでTypeEやT-EARと比較しみたのですが、驚くことにT-EARとほぼ同じ周波数特性になりました。TypeEの場合のRINKOはちょっと高域が今までに無い形状ですね。安いイヤホンの高域特性を改善しやすいT-EARはLサイズが13mm程度しか無いのでうまく装着できない私はT-EAR難民になっていたのですが、Lが14mmあるRenderはもしかしたらT-EAR難民の福音になるのかもしれません。今後このRenderは色々なイヤホンにつけてみたいと思います。

まとめ

←今はPrimeでは無く、全ての出品を見るから購入が必要です。

この構成が増えてくるとまた状況は変わるかもしれませんが、現時点でこのRINKOが13K、99$はかなりお買い得なイヤホンではないかと思っています。もちろんRINKOのレビューは別途書きますが、A15Kではかなり良いのではないでしょうか。個人的にA30Kならば、自分はそこまで好きではないけれど、売れそうと言う感想になりましたが、A15Kを踏まえると上位機種になるYUME Midnaightなどよりも気に入りました。

 

と、いうことで、意外と長々と書きましたが外出中なのこともあり今日はこのぐらいにしたいと思います。

ではまた明日。

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*1:

〇測定環境 

ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.13

INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit

OUTPUT:MOTU M2 6.3to3.5

カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用


イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ

〇測定パラメータ

 入出力バッファ512K、Acoustic Reference

 出力音圧レベル:−12dB

 Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz

 カプラキャリブレーションファイル適用、SoundCardキャリブレーション実施済み