ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:水月雨 Moondrop 竹II ノズルがネジ式でフィルターが取れる件(文句なしTier1)、 A8000との周波数特性比較

こんにちは

 

今日も少しずつHIDIZS XOやSoundPeats Opera05などのレビューを書いたり聴き込んだりしていたのですが表題の通り水月雨 Moondrop 竹II のノズルが取れて交換可能な仕組みになっていることがわかったのでその雑記です。

画像

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竹CHUと竹IIの違いについて

詳しくはこちらの記事を御覧ください

el-snow.hatenablog.com

el-snow.hatenablog.com

着弾の熱狂が冷めた今、正直に言って音色としては方向性が変わっただけで大きくグレードアップというよりは振動板の素材が代わり、音色を変えて音の方向性が変化しましたが音質のグレードアップというよりは、リケーブル対応の方がアップグレードとしては大きい違いという印象でした。そう、ノズルを取った音を聴くまでは。

写真

フィルターについてはねじ式になっており、ノズルを持ってCCW(反時計回り)方向に回せばこのように取ることができます。

調べてみるとKATOのノズルのねじ径とピッチと同じです。残念ながらネジ山の関係性が本体とステムで逆になっているので互換性はありません。

f:id:el_snow:20230724184306j:image

ただ、逆なのでステム同士でくっつけることができたりしました。(無意味ですw)

両方ともにステムを取るとドライバまで見通すことができます。片側には小さい樹脂片のゴミが入っていました。
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このあたりは値段なりでしょうか。ゴミは簡単にとれたのでヨシとします。(前回測った周波数特性が少しいびつだったのはこのせいでしょうか?。
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いずれにしてもCHU1はもとより、蘭LANもノズルは固定されており取ることができないのはどういうことなのでしょうか・・・。

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フィルターの逆側からマクロ撮影するとこんな感じでした。互換性のあるノズルが見つかると良いのですが今のところ私の手持ちにはありませんので、外した音色とそのままの音色の2つだけを確認することができます。

HifiGo販売ページの表記

マニュアルには記載はなかったと思っていますが、気になってHifiGoの販売ページを見ると・・・

Moondrop ChuII / Chu2 Dynamic Driver In-Ear Headphonehifigo.com

Moondrop ChuII / Chu2-5

見ての通り、完全に自分の確認不足です。うひゃー。でも交換ノズルの発売はまだのようですね。マニュアルにも書いておいて欲しいところ・・・(言い訳)

ちなみにシンセンオーディオのサイトにはノズルについての記載は無いようです。

shenzhenaudio.com

音の違い

音の違いですが、驚くほどに音場が広がります。特に広いのは上下と前後で竹CHUと比べても更に広がった印象で、この価格帯クラスでは最高峰のTangzu Wan'erS.G.とほぼ同等かそれ以上に広いです。解像度はほんの少し上がるでしょうか、大きく変わらないのですがデフォルトのシットリとした暗めの音色から明るめの明瞭な音色に変わり解像感も増すので竹CHUのチューニング方向に似ているかもしれません。

ただし竹CHU同様に音の粗が分かりやすい音色の方向性ではありますし、やや寒色で高域が刺さりやすい音色です。好き嫌いはわかれそうだと感じますが、もちろん元の音色が好きと言う場合はステムを取り付ければ元通りです。

何れにしても、私はめちゃくちゃ良くて好みです。そして心なしかA8000味を感じなくもないチューニングバランスです(もちろん音は違います)。

竹IIになり、リケーブルが可能になったりケーブルの使い勝手がよくなったり付属品も豪華になったものの肝心の音質アップグレードは小さく、イヤーピースはグレードダウンしていることからそこまで強く勧められるものではないなと感じていたのですが、この2つの音色を変更できると考えると文句なしにエンドオブエントリーレベルIEMです。

 

周波数特性の変化

SPL*1

ということで片側にゴミも入っていたのでフィルターの有無で再計測してみました。フィルターを外すことで、2.5、5、9KHzに大きなピークが出ることがわかります。

折角なのでfinalのA8000とも比較してみました。

・・・これは・・・・・・

少なくとも85%以上A8000を謳っていたXingshenglong X-ONEよりよっぽど周波数特性がそっくりです。

el-snow.hatenablog.com

すげーよ竹II、そしてどうにかノズルフィルタ無しとフィルタありの中間の表現の交換用ノズルが欲しいところです。いっそフィルタなしのノズルでも良いです(ノズルが無いとイヤピの固定がイマイチなので)。

まとめ

本当にエントリーレベルのIEMを終わらせに来た実感がひしひしとしてきます。この値段2800円でこの内容は本当にイカレテます。日本での販売金額はいくらほどになるのかは心配ではありますが、少し値段が上がったとしてもその分の価値はあると言えるイヤホンです。

ということで日本での発売が待ち遠しいです。今日の更新はこれぐらいにして、レビューの続きの聴き込みをしたいと思います。ではまた明日。

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*1:

〇測定環境 

ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.13

INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit

OUTPUT:MOTU M2 OUT 6.3 to 3.5mm

カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用


イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ

〇測定パラメータ

 入出力バッファ512K、Acoustic Reference

 出力音圧レベル:−12dB

 Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz

 カプラキャリブレーションファイル適用、SoundCardキャリブレーション実施済み