こんにちはー
ゆるふわオーディオのすのーです。今日は昨日書けなかったTruthear NOVAのファーストインプレを簡単に書こうと思います。
モチベーション
この前の記事でも書きましたが、もう位相特性が目当てです(笑)。
ちなみにお値段は149$でしたが何かとセールもあり136$ぐらいで購入できたのでおもちゃ付きで約2万円でした。Truthearは国内外であまり値段の差がないので日本でも二万円程度で購入できるかもしれませんね。
ファーストインプレッション
いつものM17DC(Gokamoi 818H + FX-AUDIO- Petit Tank [Limited Edition])+JVC SpiralDot++を使いAppleMusicで聴いてみました。
HEXAのやや寒色の横に広めで、冷静な中高域寄りのバランスのサウンドとは異なり、中域が分厚く解像度が高く、低域がやや暖色寄り、高域が寒色でハイブリットらしい音色かつ中低域が強めのやや弱カマボコのフラットサウンドなのがNOVAの音色です。
特に中域の音色の解像度の高さはかなりでA20Kではかなり高いかと思います。音場はやや左右に広めで上下前後は一般的な感じですね。
この状態で聴いた感じはHEXAの上位機種というよりはどちらかというと解像度がバキバキに上がったHOLAという印象で、Truthearはどの機種もしっかりと特徴付けしてきているきがします。
ということで無色なHEXAの音色と異なり音楽的にも楽しい雰囲気もあり、質としてはかなり上々でヘッドフォン祭りで好評だった理由もわかります。あ、追記ですが全体としていつものTruthearなので音色感というか余韻みたいなものは結構バッサリなのでその辺りを重視する人には合わないです。
尚、位相がフラットなので何か特別な音の違いがあるのかと思いましたが、オーケストラにて横の音場が広めで正確という点は良いイヤホンに多いのですがそれはしっかりと感じられるなと思いました。
NOVA + HEXAケーブル
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
ヘッドフォン祭りで聴かれた方から、ケーブルを揃えるとHEXAの上位互換感が強いよと聞いたので試してみました。
結果から言うと解像度はそれほど変わらないのですがかなりつまらない音色になりました(笑)。これやっぱりHEXAのケーブル音がつまらないですw。もうちょっとマシなケーブルをと思っていましたがHOLAあたりから音楽的にも楽しい音色のケーブルを付けて来てくれている感覚で、NOVAもその方向の様です。他の良いケーブルに変えたらどうなるのかは楽しみなのでまた試してみようと思いますが、この感じですとHEXA以上に伸びしろもあるかもしれません。
個人的に気になったこと
今日使ってみて気になったのは標準ケーブルのタッチノイズが極めて大きい点です。ちょっと服にすれるだけでゴワゴワと大きいタッチノイズが出ます。
取り回しが凄い良く、ネックレスのチェーンまではいきませんが、STEケーブルクラスで曲げ応力に対する反発力がありません。イメージとしてはSTEケーブルなんかが近い感じです。
そのおかげか普通につかっているだけで絶対に服や肌にケーブルが接触してしまい、ゴワゴワと耳に不快な音が入ってきます。
また、これは極めて個人的な部分ですが、ケーブルのコネクタ部分の角度も鋭角すぎて装着感が極めて悪く、いままでのTruthearの中で一番装着に苦戦しました。ステムノズルが長いことや、ステムの太さ、ZERO並に大きい点なども関係している気がします。
昨日最初に聴いたときは装着が上手く安定せず、音場の表現が極めて横に狭い感じになっていました。今日、色々と装着の角度などを調整してなんとかちゃんと聴けるようになってインプレにした感じです。
筐体の仕上げは過去一で品質が良く美しいだけにその点は何かと残念でした。音色の好き嫌いは置いておいて通常使用としてはリケーブルは絶対にしたいなと思いました(笑)。
周波数特性
SPL左右差
ほんとイカレタ左右マッチング止めて欲しいですw製造技術上がり過ぎですw。B&K4915 のパッケージのグラフとほぼおなじですね。
vs HEXA
HEXAから低域と中高域を少し強めにして高域を下げた様なイメージが近いかもですね。
vs HOLA
周波数特性的にはHOLAよりもHEXAの方が近いですね(特に高域)。
位相特性
お待ちかねの位相特性ですが、緑がSPL、白がキャリブレーションファイル、紫のラインが位相(右軸)、見ての通り全くフラットじゃないですね。「これはどういうことなの?」と思うと思いますが、確信は持てませんが恐らく機材側のキャリブレーションの問題だと思っています。
実はいままでSPLの周波数特性は出しても位相特性をできるだけ出してこなかったのは機材のキャリブレーションが出来ていなかった点が大きいからです。SPLのグラフは探せば基準となるデータがゴロゴロ転がっているのですが位相については正しいといえるデータがありませんし、そうするには極めて高額な測定器が必要になります。その点、NOVAや水月雨MOONDROP DarkSaberはそのフラットの基準になるイヤホンになるので欲しかったという理由もあります。一応メーカーにも間違いないかは問い合わせてみる予定ですが、恐らくこれが私の環境でのフラットな位相特性になるかと思います。
また、これがフラットだと確定できればこれを基準に他のイヤホンの位相について色々と検討してみたいと思います。
パッケージとか
めちゃくちゃ綺麗です。
ということで、ケーブル以外は噂に違わない素晴らしい出来のイヤホンだなというファーストインプレッションでした。日本での正式販売が待ち遠しいですね。
ちなみにケーブルだけの話なのですが使い勝手を踏まえると一番安いHOLAの付属ケーブルが一番出来が良いのではないかという気がします(笑)。
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