こんにちは
今日はTIMMKOO Q3E 激安Android MP3プレイヤーについての雑記です。
前回の記事
記事自体はこちら
1ヶ月使った所感
纏めるとこんな感じでしょうか
Pros
〇 直刺しの音は(価格にしては)まぁまぁ良い
◎ 音量はそこそこ取れる
◎ トランスポーターとしての音は格段に良い(AGPTEK A19Xと同レベル)
◎ ホワイトノイズは皆無
〇 192kHz,24bit FLACファイルの再生を確認
〇 Wifiが動作する
〇 HiByMusic4.0がプリインストール(アルバム・ジャケット表示可能)
◎ 電池もちが良い
Cons
△ 圧縮音源ファイルを再生しているとUI操作などで音飛びが発生
△ UIがややモッサリする(サクサクとまではいかない)普通には使える
✗ USB接続は別ケーブルが必要
✗ HOSTモードではUSB接続できない
懸念していた動作のモッサリはMicroSDカードの問題でした。*その後このMicroSDカードはこわれて読み込み不可能になりました。音飛びに関しては、曲の切り替え時に稀に発生するのは変化ありませんでした。この点が気になる方はちょっと選択肢から外した方が良さそうです。
付属品のイヤホン 「△」
付属品はこちら、見た目は300円のイヤホンって感じでしょうか。
音を聴くとやたらこもっています。あまり良い音とは言えませんがまぁ語学学習などの目的であれば十分です。
手持ちの機材と環境*1にて測定してみました。
めちゃくちゃ凄い低音ですね。本体プレイヤーが低音が出ないのでバランスをとっている感じでしょうか。
音楽鑑賞向けであればすぐに交換したほうが良さそうです。
Q3E単体プレイヤーとして 「○」
個人的にはまぁまぁです。音質は価格なりで低音が全くでません。これはAGPTEKのプレイヤーとほぼ同じ傾向です。インピーダンスが高めのイヤホンでは出る傾向はあるのですが、それでもかなり少なく微妙です。中域は解像度が高くボーカル重視の楽曲と合わせるとかなり生々しい表現ができるイヤホンの組み合わせもあり、悪くはありません。高域は量感は多くないですがきっちりと鳴らしていますので悪く無いレベルです。価格を考えればこんなものかなぁという印象です。
電池持ちですが、wifiオンで電池持ちは公称50時間は持ちませんでしたが12時間ぐらいは普通に再生できました。待機時間も3日ぐらいは普通に持って逆に驚きました。Androidなので期待してなかったのですが普通に使えるレベルです。
この価格帯のプレイヤーの音を知っていれば「有り」なのですが、絶対評価で言えば「無し」という人が多い音色なので期待しすぎない方が良いかと思います。
アナログトランスポーターとして(Q3E + Aiyima H1)「◎」
しばらく使ってみてて本当に相性が良いと感じました。
耐震ゲルで2つを固定して使っていましたが、様々なオフ会でもかなり好評でした。ミニミが必要になりますが、両方合わせても1万円程度で、1万円のDAPだと考えればかなり「有り」な音です。
H1はAGPTEKの19Xとも相性は良いのですが操作性などを考えると今からならQ3Eの方が良いのではないかと思います。
Q3E デジタルトランスポーターとして「✗」
今の所どうやってもDACなどのUSB機器は認識しませんでした。M17DACモード、SHIO、DAISO300円DAC、05Bal、どれも認識しませんでした。BluetoothもSBCしか使えずデジタルのトランスポーターとしては正直使い物になりませんでした。
尚、これはAGPTEKなどと同じですね。
まとめ
ということで、アナログのトランスポーターとして使い方が決まっているのであれば、割り切りした使い方でおすすめできますが、デジタルトランスポーターとしては使えません。アナログのミニミニで遊んでみたい場合などはかなり良い選択肢になるのではないでしょうか。
私はデジタルトランスポーターとして使いたかったのでかなり残念です。
*1:
〇測定環境
ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4
ソフトウェア:REW V5.20.13
INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit
OUTPUT:MOTU M2 192KHz24bit 3.5mm変換
カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用
イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ
〇測定パラメータ
入出力バッファ512K、Acoustic Reference
出力音圧レベル:−12dB
Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz