ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:DAISO 新型330円イヤホン 4915 4922 4960 4977 4984 4991 結論:新しい330円シリーズ

こんにちは、ゆるふわオーディオのすのーです。

今日は新型が発売されたと噂のDAISOの330円イヤホンを一通り購入して来たのでその雑記です。

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結論から言えば興味がある人は購入候補になる感じですね。

AL-00Xシリーズとの違い

今回の新型は近所で買えた6種類すべて購入しましたが、結果的に密閉型と開放型の2種類のイヤホンがあるようです。

開放型 4915, 4922 

正式名称は「リモコンマイク付き 高音質ステレオイヤホン」でしょうか。基本的にはALシリーズやEVシリーズとほぼ共通のスペック様です。

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ALやEVのパッケージと一緒ですね。中身もこんな感じです。

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型番は2種類違うのですがどう見ても背面側のグレーチング金属の色が違うだけのように見えます。
拡大するとこんな感じです。
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AL-002と比べてみましたが、AL-002の方が金属の質感が良く筐体部のビルドクオリティはALシリーズの方が高そうです。
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AL、EVシリーズの弱点でもあったプラグについては変更があり、プラグの根本が樹脂製になりました。前のAL, EVシリーズはよくプラグが折れたりしたり抜けたりしたのですが、今回はテコ入れしている気がします。
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ただ、この構造だとプラグが長いので使いにくいですし、結果的にプラグと根本の部分が断線しそうです。。。まぁ使い込んでみないとどうなるのかわからないですが。

ちなみにケーブルはALシリーズより太くなっています。また、マイク品質はALシリーズの方が良い様です。

密閉型 4960, 4977, 4984, 4991

こちらも4種類色違い、パッケージの色違いであるのですがもの自体は同じようです。f:id:el_snow:20230415003438j:image

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周波数特性

環境はこちら*1

開放型 4922

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正常品でした。

開放型 4915

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正常品でした。

密閉型 4984

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こちらは片側が逆相でした。

DAISO 4960

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これは正常品でした。

DAISO 4977

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左右で5dB程度の差がありました。

DAISO 4991

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こちらは両側逆相でした。

密閉型4種 4960vs4977vs4984vs4991

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とうことで、左右差の分を除いて周波数特性はほぼ同じでした。複数種類購入して型番で音が違ったとしても部品の個体差レベルの可能性が高いかと思います。

開放型 4915vs4922

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こちらもほぼ同じ周波数特性と見て良いように思います。

DAISO 開放型 4922 vs AtQ ES11

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セリホンAT-ES11 or マイク付きセリホンAT-EMS07との比較がこちらセリホンのほうがボーカルが目立つチューニングですね。

DAISO 密閉型 4984 vs AtQ ES11

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AtQ ES11 vs DAISO 4984, 4922

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DAISO AL-002 vs 4984 vs 4922

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旧来のAL-002との比較がこちらです。低域と高域でもってくるところが違う感じでしょうか。

音について

環境としてはM17とSpiralDot++で聴いています。

開放型の音

4915 客観的な好み64点

個人的には300円ならALシリーズやEVシリーズで底上げされたイヤホン達と並ぶ感じですね。低音がやや強すぎるのでボーカルなどの他の帯域に被りがちではあるのですが空間表現が良いという点でオーディオ用にも合格点って感じです。

4922 客観的な好み66点

基本的に4915と同じ音だったのですが低音がやや控えめで中域がシャープな音色です、バランスもフラットに近づいた感じがあってよりバランスが良いと感じます。おそらく4915との違い個体差だと思うので購入してどちらのニュアンスに近いかはわからないです。

密閉型の音

4960 客観的な好み66点

密閉型のシリーズは軒並み故障していたのでまともに音が聴けたのはこの4960でだけでした。バランスとしてはボーカルが一番映えるバランスだと感じました。密閉ではあるのですが低音の量感がちょうど良く、全体の音の見通しが良い様に思います。

 

VS HSE-A1000

久しぶりに聴き比べましたが流石に解像度に差があります。音の密度と歪の少なさがあることと、低音と高音と中音がちょうどWバランスになっておりどれも映えます。やはり1000円クラスだと入手性やサポート、DAISOイヤホンの故障率も踏まえるとこのイヤホンがまず候補になるかと思います。

 

VS JBL ENDURANCE RUN

2が発売して在庫限りになってしまっていますが、1400円で買えるイヤホンの最高峰だと思います。解像度、音場の広さすべてでレベルが違います。今回DAISOを6本買いましたが2000円近くしましたので私の様なイカれた人でなければ素直にこれを買ったほうが色々と幸せになれるかと思います。

el-snow.hatenablog.com

 

まとめ

ということで、音質的にはALシリーズEVシリーズと互角レベルだと感じ、新しい音のチューニングが増えたということかと思います。

品質についてはEVシリーズ以降、明らかに落ちたと思っていて、今回のシリーズの購入でも6本中3本が故障しているということで、オーディオ用としてはあまりコストパフォーマンスは良くありません。やはり、初期のALシリーズ以外は語学用途や通話など聞ければ良いという用途に使う方が良いかと思います。

もちろん私の様な、一番音の良いものを探すという酔狂な趣味な人には良い選択肢の一つになると思います。

 

ということで、今日はここまで(日付過ぎてごめんなさい)。ではまた明日。

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*1:

〇測定環境 

ハードウェア:Apple Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.13

INPUT:MOTU M2 IN1 XLR (VXLR+)192KHz24bit

OUTPUT:MOTU M2 OUT 6.3 to 3.5mm

カプラ:IEC711クローン 刻印( IEC60318-4 Type E610A)※100〜10KHz用


イヤーピース:Final TypeE Black Mサイズ

〇測定パラメータ

 入出力バッファ512K、Acoustic Reference

 出力音圧レベル:−12dB

 Length:2M(10.9sec) 、192kHz、0〜20,000Hz

 カプラキャリブレーションファイル適用、SoundCardキャリブレーション実施済み