ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:ポタフェス 2022大阪 Zeppで気になった機種とか 後半(イヤホン、ヘッドホン等)

こんにちは

 

今日は昨日に引き続き大阪のなんばZappで行われたポタフェスで気になった機種について徒然と書こうと思っています。まぁ短時間の試聴ですので参考程度に見ていただければ幸いです。ちなみにヘッドホンは全てM17DCモードつよねこケーブルで試聴しています。

 

水月雨Moondrop Blessing2 9

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限定39個の刻印入りのBlessing2ですね。どうやらこのBlessing2のレーザー刻印に関しては数世代あるようで、今回購入したパッケージには9のマークがありました。ちなみにこれまでの1~8については下記の絵柄が刻印してあるようです。個人的には一番にっこりしていてゆるふわな感じがしているので今回の刻印が一番お気に入りです。何となく記念に購入しただけの動機ではあったのでうれしいです。

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尚、イヤホンの音のチューニングは通常版と変わっていないとのことです。このため前回試聴の際の記憶を頼りに購入したのですが、試聴時はあまり良いイメージが無かったので迷いました。特に記憶にあったBlessing2のケーブルがかなり頼りなかった記憶があり、KATOなどの初期からある程度良いケーブルが付いているイメージが無かったのでケーブルの変更で好みに寄せられることを期待して購入しました。あまり、ケーブルというオカルトチックことを言うのは少し憚られるところはあるのですが、実際の測定上で粗悪なケーブルと良いケーブルとで周波数測定結果は3dB程度変化することがわかったので完全なオカルトとも言えないのは間違いありません。

っということで実際開けて聴いてみましたが、NICEHCKのFourmixを付けた限りはやはりKATOと比べて値段なりの差を感じるところはあります。海外では円安の影響で39000円前後にまで値上げしておりますし、国内の在庫はその影響もあるのかどこも品切れですので購入できてよかったなと感じています。

 

yourspring YS-M100

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先日倒産した日特のマイクに拘ったBTイヤホンが4000円で叩きうられていました。音のの試聴はできなかったのですが、もともとの値段を考えれば破格なのだろうと思います。ただ、もちろんサポートなどは期待できないですし、IR情報などによれば社員は7名で中国で協力企業に生産を委託していたようなので日特独自の技術がどこまであったのかは怪しい限りです。Blessing2 の限定版が買えなければ記念に買うのもありかなぁと思ったのですが、限定版が買えてしまったので、今回はスルーしました。なんとなくですがFPSのFP01の様な雰囲気を感じてしまうので、素人向けというより玄人向けという雰囲気がします。

 

DENON AH-D9200

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新製品という訳では無かったのですがDENONの最上位機種をちゃんと聴く機会が今まで無かったので聴かせていただきました。見た目はかなりがっつりと密閉型なのでそういう音を想像していたら、全く異なり、まるで開放型の様な音がしたので驚きました。解像度も価格相応に高く熱心なファンがいるのも頷けるヘッドホンだと感じました。価格も近年の凶悪なヘッドホンの価格を考えればまだかわいい値段で上手い値付けだとも感じました。ただ個人的にはAustrian Audio 密閉型シリーズの出来が良すぎるのでそれが無ければ購入の検討候補に入ると感じました。

 

STAX SRX-9000

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STAXの最上位モデル関西初試聴会とのことで、実は今回の音フェスはこれのために行ったといっても過言では無く、旧モデルのアンプとヘッドスピーカーをじっくりと試聴させていただきました。メーカーとしてはそいういう素晴らしい状況ではあったのですが、実際の試聴環境は最悪の一言で、会場に流れる音楽と話声の騒音は想像以上に大きく、かなりボリュームを上げなければ聴けたものではありませんでした。そのうえ、2つ並んだ席で試聴したのですが、隣の試聴音源がかなり耳に入ってくるのでそれもまた気になります。静電型の特徴上指向性が高く、隣の人と耳の位置が合えば相当量が音漏れとして耳に届いてしまいます。ということで、期待を込めて行ったのですが、なかなか正しい比較ができたのかは怪しい限りでした。っというのも同じアンプで聴き比べる限り、好みとしては最新のフラグシップモデルよりも旧フラグシップモデルのほうが音の輪郭がはっきりしており、聴き取りやすく良い音だと感じたためです。

鈴の音やティンパニーの音の広がりなども旧モデルの方が自然で実物がそこにあるかのような音色を奏でてくれる一方で、最新もでるはやや味付けが濃いばかりか音色の濁りを感じてしまいました。音場感も旧モデルのほうがしっかりしており広く感じる点も気になりました。これが音量の上げすぎなどによるものなのかはわかりませんが、STAXのスタッフの方によれば、音場の自然さは最新モデルの方がはるかに自然に聴こえるはずとのことで、再度静かな環境でトライしたいなと感じました。尚、もちろん絶対値の音としては最新のフラグシップモデルは素晴らしい音色と感じたことも付け足しておこうかと思います。

 

LB-Acoustics MYSPHERE 3

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今回試聴した機材の中で最も高額な機材で名称としても見た目としても普通のヘッドホンではありません。一応名前はホバーリング・ヘッドフォンと自称されているようで見ての通りAKGの伝説であるK1000を開発した技術者たちが事実上の後継機として販売しているヘッドホンです。AKGのファンである私としてはSTAXを目当てにしていたのですが、これが聴けると気づいた時にはもう半分の目的はこのヘッドホンを聴くことに定めたほどです。詳しいスペックや測定データなどはこちらのリンクからご確認ください。

www.bright-tone.com

ここまで言っておきながら今回のポタフェスでのサウンド体験はかなり悲惨なものでした。まずSTAXでもそうだったのですが、このような完全開放型のヘッドホンの試聴は周囲が煩い環境に全く合いませんね。開放型の素晴らしいであろう自然な音場は周囲の騒音の影響からか全く感じられませんでした。そして装着感がかなり特殊です。普通のヘッドホンのの様にフレーム部を頭の上部で支えるのではなく、サンバイザーの様な斜めにフレームを装着して固定するそうなのですが、全く適正な角度がわかりません。そのうえ、斜めなので重さや振動などで少しづつずれてしまい、適正な位置にちゃんとスピーカー部を固定できているのかがわかりません。これについてはもしかしたら慣れなどで解決できるのかもしれません。

そして最後にスピーカーのウイングの傾き角度で低音の量感や音場感を変えられるのですが、周囲の騒音が大きすぎて、低音の量感の変化はわかるのですが、大切な機微が全く捉えられず、残念ながら期待とはうらはらに良さをまったく理解できないで終わってしまいました。ちなみに今のところ価格が100万円近いこともあり国内では2桁台ぐらいしか販売実績が無いそうです。

STAXもそうなのですが、これらの機種は何時か再度リベンジしてみたいところです。

 

ZMF Aeolus

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ブライトーンブースであまりにも不完全燃焼だったのと、FFさんのお勧めもあってZMFのヘッドホンも聞いてみました。あまりこのメーカーについて良く知らなかったのですがアメリカの会社でそこそこ人気もある名の知れたメーカーのようです。聴いて気づくのはスペックのインピーダンスと感度以上に鳴らしづらいヘッドホンであること、そしてスピーカーで言う箱鳴りに近いヘッドホン全体で音を聴かせてくる物量のエネルギーを感じる音色です。勿論他のヘッドホンもハウジングで音を作っているのですが、ハウジングの木材の質量感とでもいうのでしょうか、見た目以上に木から受けるイメージに引っ張られるような音色がします。パンチのあるとかアタック感があるという言葉ではチープに感じるようなボディブローの様な重みのある低音と全体的なパワーを感じます。なんとなくですが同じアメリカではあるのですがGradoの様な別の意味のアメリカンなイズムを感じずにはいられない気持ちになりました。

 

ZMF Ztticus

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Aeolusがメタルメッシュによる開放型だったのに対してZtticusは密閉型のヘッドホンです。最初はハウジングの黒くなった模様が穴になっていて半開放のようなイメージを持っていたのですが、完全に模様の様です。音色の傾向としてはかなり似ていて、ボディブローのような低音は更にエネルギーを増している感じがしました。連続して聴いたのですが、少し感想が混濁しているのでこのあたりはあまり自信が無いのですが、能率は同じスペックですがこころなしかこちらの方が鳴らしずらかったような記憶があります。公式の謳い文句がハンマーのようなサウンドと言っているのは言い得て妙だと思いました。日本のメーカーには無いだろうと思えるような重みのあるアタック感があり、その上で音場は窮屈さが無いという不思議な感覚です。さすがにすぐに買おう!っとはならなかったのですが、なかなか面白いサウンドを聴くことができました。

 

 

Roland v-moda Crossfade 3 Wireless

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ローランドのモニターヘッドホンは非常に有名なのですが、そんなモニター用というよりDJ用のヘッドホンブランドのv-modaから最新機種が発表ということで折角なので聴いてきました。本来はモニター用があればよかったのですが今回はDJ用のCrossfade 3 Wirelessが最新機種とのことでした。値段は約3万円ワイヤレスとのことでSONYのXM5より少し安価な価格設定ですが、ANC機能などは無いので、少し高めの強気設定ということになるでしょうか。

実際の音ですが、ワイヤレス製品ではあるのですがDJ用兼リスニング用ですし有線で聴いてみたところ想像以上に素晴らしいサウンドバランスでした。DJ用なので低音の厚みや量感は適度に強くて、音色もタイトかつリズムが取りやすいのでDJ用にも使いやすいと感じると共にリスニングにも使える絶妙なチューニングです。低音重視だからといって中高域に曇りは無く必要十分に気持ちよく聴かせてくれます。グルーブ感があるので抜けるような解放感があるサウンドではないのですが高音や中音の鳴り方も品があってDJ用途だけではない広い楽曲に対応できることが実感できて好感色でした。それに日本人の耳にあっているのか装着感がこのサイズ感から想像できないほどに極上に良く、長時間付けてみたわけではないのですが側圧もそれほど強く感じた記憶はありません。なかなかに完成度の高いヘッドホンを作ってきたなという印象です。ちなみに無線接続はしなかったのですが、今更ながら試聴しておけばよかったという思いが出てきています。

ちなみにこのヘッドホンは国内の静岡製造だそうで、そう考えると個人的に応援したくなるヘッドホンですね。

 

っということでざっと確認したところ写真が残っていたのはこれぐらいです。これ以外にも注目の商品があったようなのですが、今回は聴く時間が足りませんでした。なので紹介していない機種にも素晴らしいものも沢山あったのだろうと思います。

 

長くなりましたし、今日はAmazonプライムデーセールですし今日はこのぐらいにしたいと思います。では、また明日。