ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:4月29日「春のヘッドフォン祭 2023」で試聴した機材の感想とか

こんにちは

 

ゆるふわオーディオのすのーです。

今日は簡単に聴いた機材の感想を書きたいと思います。今回はメモなどを取らずに聴いたのでいつもよりあっさりとした感想です。

試聴機材はDAP:FIIO M17, IEM:64 Audio Nioです。

 

intime 翔 SV(Special Version)

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噂として翔にVST-Kを採用したSpecial Versionが周年記念やら300本記念に出るかも?と言われつつやっと最終プロトタイプになったとのことで、聴かせていただきました。

デザインについては青の塗装?に翔の文字、紫のケーブルが印象的で、好みは分かれそうです。ケーブルについても見た目だけでなく日本ディックス製のWistariaのスペシャルデザインらしく、従来の翔付属ケーブルから変更になっているようです。

恐らくではありますが、ここまで時間が掛かったのはVST-Kの歩留まりなどの影響なのでしょうが、展示会毎に少しずつ変化している翔SVは中々に悩ましい状況だったのだろうと推察します。

さて音色ですが、前回のプロトタイプよりも中低域の厚みが増したような印象を受けました。恐らく限定なのでしょうが、値段は現状の翔よりも上がってしまうそうなのは残念ですね。個人的には自分の作った白の方が好みではありますし、小鹿さんのケーブルを付けた翔もありますので購入についてはもう少し考えてみたいと思います。

RME ADI-2/4 Pro SE

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いやはや驚きました。音の傾向はそのままにDAC fsからかなりレベルアップしています。最大の違いは広い音場と音の解像度が段違いな所でしょう。個人的にM17を買ってからは音場の狭さや解像度に力不足感があったのですが、Pro SEは明らかにこの系統の最高峰の音色になったと感じます。一緒に従来のPROも並べてあり、3台を比べて聴けたのですがPROはDAC fsに近い音色で、PRO SEが如何にレベルアップしたかを実感させられます。Nioで聴く限りではPRO SE >>>> PRO >DACって感じで他の機材でも比べてみたくなりました。

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ちなみにDACチップはES9038Q2Mを2基使っているとのことで、ADI2 DAC fsの初期バージョンもAK4493ですしDAC自体が音質に決定的な差を付けられる訳では無いと言うことを実感させられます。


TACable Onyx Pro

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普通に良いケーブルでした。値段は少し高いように思いましたが全体的に癖も無くレベルが高いように思った記憶があります。

GEEK WOLD GK120, GK200

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前回のポタフェス名古屋でGK100を聴いた時は想像以上にまともな音で驚いたのですが、更にその上位版が2機種も計画されていたようです。

書いてある通り、メーカーもチューニングの方向を決めかねているのでしょうか。

両機種を聴いた感想は、個人的にGK120の方がボーカルが良く映えるチューニングですが超高域がちょっとキツイバランスだと感じました。GK200は全体のバランスが良く纏められており全体域に派手さを持たせているイメージで好みです。ただ200の方は逆にどの帯域も目立たないバランスだとも取れる感じで結構どちらも良いと感じる人が居そうなバランスになっています。

何れにしてもGK100もそうでしたが構成から上流との相性は大きそうなイメージで、環境によっては全く違う意見にもなりそうなイヤホンだと感じます。

REECHO SG07, 春分/Spring Equinox

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オーディオレイドで聴いたSG03sが良かったので両方とも聴かせていただきました。音はSG07が03sからの改良版だったらしいのですが、高域がシャンシャンして主張が強い音色で全く別物の音になっていて笑いました。さらにこの2機種、型番は別物ですが音がかなり似ており、値段も同じで、実は構成も1DD1BAで同じであまり差別化が出来ていないように思いました。メーカーによれば03sから中の技術者が変わってしまったらしく、暫くはこの路線なのかもしれません。

TANGZU Princess Changle

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意匠やビルドクオリティは高く素晴らしいと感じた一方で音色は正直に言えば価格なりの出来栄えだと思いました。聴きこめば武則天の様に TANGZU らしさはあるかもしれませんが、短い時間ではよくわからなかったです。

 

aune audio S9c

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大きな据え置きが置いてあったのでUSB接続で聴いてみました。Nioは低インピーダンスであることもあり、価格を考えれば順当で普通の音だと感じました。ヘッドホンだとまた感想が変わるのだろうと思います。


Kiwiears Orchestra Lite

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KiwiearsはLinsoul系のオーディオブランドでベリリウムメッキドライバのCadenzaなど優秀なイヤホンを作るブランドです。そのブランドの上位機種にはorchestraというフルBA機種があり、そのBAを中華メーカーに変えたLite版を聴くことができました。

音のバランスも良く解像度も高いので価格を考えると非常に優秀な出来栄えで密かな人気になっていることも頷けました。個人的には同じ価格帯のフルBA機種などのBraveryよりも好きです。

Braveryは限定版商法で色々と曰くもあるのですが音に付いては試聴しかしたことはありませんが評判の通りかと思います。と思って調べてみているとBravery AEは既にHifiGoからAmazonで購入できるようになっているようですが4万円を超えており、Orchestra Liteが5%オフクーポンが付いて3万円と考えるとかなり強い様に思います。

 

ちなみにポタフェスで予価3万円だったRinkoについては国内販売予価は16500円になっていました。イヤホン本体だけが目当ての場合はAmazonで購入する方がお安いようです。

ORIVETI OD100

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先日レビューした低音しか聴こえないイヤホンブランドの新作イヤホンだったので目を疑いました。

el-snow.hatenablog.com

OD100もまた低音しか聴こえないのではないか?と思わせて、実際に聴いたところ普通に良い音で驚きました。「おまえ低音しか出せないんじゃないのかよ!!」と内心一人で突っ込んだのは内緒です。f:id:el_snow:20230501163629j:image

ケーブルは変わる可能性は高いようですが、普通に良いイヤホンなのでこれは安心して聴けそうです。


ULTRASONE Signature PURE

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Pureの名に恥じないほどには想像以上に癖の無い音色でした。低音はやや緩くソフトなのは気になりましたがバランスも良く値段も手頃?なのでこの価格帯でそこそこ競争力があるヘッドホンになるのではないかと思います。

Ambient Acoustics MAD24

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説明の通り、2.3Ωしかないという超低インピーダンスのイヤホンです。ここまで低いとM17でもちゃんと鳴らせているのかわかりませんし、ケーブルの抵抗の影響もかなり強く出てしまう様に思います。メーカーも鳴らせるアンプとしてHP4を一緒に展示していました。

で、音なのですが、今まで聴いた事の無い様な音色で、いまいち実像感がつかめません。つながりが良いといわれるとそうとも言えますし、なんとも言えない音色の滑らかさを感じます。音が良いと言えばよいのでしょうが、価値を感じるかと言われるとよくわからない音でした。

ちなみに最後にお値段を聞くと50万円前後とかなりお高く、なるほど・・・っと思いました。

HeartField 14BA Concept, 7BA Concept

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コンセプトモデルを2つ聴かせてもらいましたが、感想は忘れてしまいました。

DUNU SA10, Kima Classic

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実は依頼が来ておりレビュー予定なのですが、展示を見てClassicじゃない方だと思って聴いてしまいました(笑)。一聴した感想は価格なりに普通に良いというものでした、詳細についてはレビューで書きたいと思います。
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SA10はその前身のSA6などは聴いたことがないのですが、中高音寄りのバランスを持ち、透き通る音色で解像度が高く抜けの良い音色でした。値段はまだ不明とのことですが、値段次第では人気が出るように思いました。

HIBY R6 Pro II

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10万前半台で販売されるDAPにAK4499EXが2基積まれていると話題の機種ですね。試聴はDACモード、BT LDAC共に試聴機では動作できず、内部音源だけを聴くことができました。R6 ProIIに関しては「DACだけで音が変わるわけではないのでこのDACは分不相応だ」なんて声も聞いたことがありますが、実際の音色は素晴らしく上品で艶やかな音色で解像度も高く申し分ない出来栄えだと感じました。個人的にM17を持ち歩いて聴くとかなり使い勝手に問題が出る感覚があるので、パワーの違いでも音色の方向性でも差別化ができて良いのではないかと感じました。発売されたらじっくりと聴き比べをしてみたい機種です。

 

楽彼(LUXURY&PRECISION) W4

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L&PオリジナルのDAC搭載という気合の入ったドングルDACです。W2でもDAPが不要だと感じる人も多いと聞きますが、その上位機種ということでかなり期待をして聴きに行きました。

結果としては流石に期待をし過ぎたようで、ドングルDACとしては最高峰の音色だと感じましたが、直前に聴いたHIBY R6 PRO IIと比べると流石に音の立体感が無く、のっぺいりとした表現になっているのは気になりました。
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スマートフォンからの直刺しでも十分に良い音で聴けるほか、ボリュームダイヤルの質感が高級機のそれになっており所有欲も得られる機種になっていました。

水月雨Moondrop 菊JIU, Blessing3 

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USB直刺しという事を考えると素晴らしい音色でした。音場が広く定位も良い上に中域の表現力も秀逸です。TANCHJIM のZERO DSPも良いですが、単純な音質や性能で言えば頭ひとつ抜けていると感じます。価格は4000円程度と竹CHUとほぼ同じだそうです。短時間ですし直接比較はできませんでしたが、競争力のあるイヤホンになりそうです。一方で音質以外の本体の重さ、ケーブルの取りまわしについてはZERO DSPに軍配が上がり、使い方次第で使い分けできそうです。
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低域の質感、音場の広さ、全体のバランスなどBlessing2をブラッシュアップした音色という方向性を強く感じました。微妙な音色だと感じさせていた付属ケーブルは見た目がillumination光に近いケーブルに変更されていました。ざっと聴いた感じ、これであればTruthear HEXAより明確なアドバンテージを感じますね。

el-snow.hatenablog.com

 

SIMGOT Shark EW100P, EW100

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A10Kで素晴らしい音色のEA500を出しているSIMGOTから低価格エントリーイヤホンが出るようです。リケーブル可能モデルとリケーブル不可モデルで両方共に2000円台、3000円台程度になるようです。

音はあまり記憶に残っていないのですが、リケーブル可能モデルは価格なりではありますが、ケーブルを交換すると伸びしろがある様な音がしました。

リケーブル不可モデルはSIMGOTらしい個性を感じつつ低価格に抑えているという印象だけが残っているのですが、具体的な音色は忘れてしまいました。低価格機はどれも素晴らしいチューニングになってきており激戦区ですが、これも人気のイヤホンになりそうです。

 

SOUNDTIGER Monitor
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先日お借りして聴いたconcertに加えて新製品としては3.5mmのアンバランスアンプが出展されていました。

ミニミニケーブルが無くFFさんからオーグラインを使ったケーブルお借りして聴いたので参考にならないので感想は最小限に留めますが、非常に艶やかでボーカルが良く、アンバランスだということを感じさせないなりっぷりでした。こちらもいつかちゃんと聴きこんでみたいと思いました。

 

オーディオみじんこ Utopia用ケーブル

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新作ということでUtopia SG用のケーブルを聴くことができました。広大な音場に高い解像度と取りまわしと使い勝手を無視すれば良いケーブルだと感じました。ちなみにイヤホン用の2pinもあったのですが、こちらも同様の傾向で音場が広く素晴らしい音色でしたが流石に使いにくそうだと感じました(笑)。

KZ ZVX

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こちらの機種は非常に評判が良いイヤホンなのですが、この機種はKZから依頼が来たことがありまして、その時に条件として実質「感じたまま、好きな様に書くことはできず、ポジティブなレビューが必須」とのことでしたので、依頼を受けず放置していました。けれど今回は実際に買われたFFさんが会場に持ってきており、聴かせてもらうことができました。

リケーブルされていたのですがZVX自体は低音から高音までドンシャリに楽しく鳴らしてくれる上に音の厚みもあり、確かにCXSと並ぶ出来だと感じました。CXSよりも筐体のビルドクオリティも高く、金属ハウジングを上手く使った音色だと感じます。この価格帯は激戦区で、標準ケーブルのマイナス面を考慮するとライバルは多いですが価格帯としても悪くない勝負をするように思います。

↑実際Amazonを見ても実売2500円であればかなり強いと思います。特にリケーブルを前提とされる方であればTier1級だと感じますね。

 

その後

以上、幾つか写真を撮り忘れていたり、聴いたけれどもわすれているものなどはあるかもですが、楽しく聴かせていただきました。この後はオフ会などで更に濃い時間を過ごしたのですが精魂共に尽き果てていたので写真がこれとかジェンガぐらいしか残っていません(笑)。

FFさんの写真を拝借・・・

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尚、画面に映っているSIVGA SV023は装着が合った方には物凄い好評でした。

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←prime倉庫発送になりましたね

ということで、今回お会い出来た方、仲良くしていただきありがとうございました。今回は残念にもお会いできなかった方も次回、ご縁がありましたらぜひともよろしくお願い致します。

 

では、また明日。