ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

雑記:TOMOWORKSさんのヘッドホン、ポタキャラとかで聴いてきたものとかの感想

こんにちは

 

今日は昨日のポタキャラで聴いた最新機種やTOMOWORKSさんのヘッドホンをオフ会で聴いてきましたのでその感想とかの雑記です。

intime 心

f:id:el_snow:20221120171846j:image

聴いたのか聴いてないのか忘れてしまいましたが、心を改めて聴かせてもらいました。一般販売となったときにはクラファンの値段で売れるかはわかりませんが、クラファンでの価格を基準にするとかなり素晴らしい音色だと感じます。

音色の方向性は異なりますが同社のフラグシップ翔と別の方向性の音色を突き詰めています。長くは聴かなかったのですがintime-kとRSTの心と金属筐体の翔の技術の融合した機種が実現するのであれば聴いてみたいと感じる次第です。

尚、クラファンでintime-Kの製作応援をとなっていましたが、製造が難しいとのことで今でもintime-Kは貴重のようです。

 

YAMAHA YH-5000SE

画像

ノムケンラボで試聴ができました。関西では本当に試聴機会がないのでうれしい限りでした。ありがとうございます(>_<)。

本体を持ってみて思うのは価格を納得させられるだけどの豪華さと本体の作りの精密さ、そして本体の軽さです。オルソダイナミックドライバーがどんなものか内部を確認すると想像以上にイヤーカップ内の容積が広くドライバ自体が小さくまとめられていることがわかり、驚きました。

f:id:el_snow:20221120171912j:image

これだけ容積ががあれば耳の位置による音の違いも吸収されやすいように思いました。

試聴環境としては相性がとても出やすいとのことで、SP3000などが推奨で置いてありました。ただ、これでも最適ではないとのことです。

とりあえず自分はM17のDC駆動ができる環境があったので両方で音を聴いてみました。

まず、装着感は快適そのもので軽い上にきっちりと頭にフィットするので競合価格帯でも頭一つ抜けた装着感の良さを感じます。

肝心の音なのですが、50万近い価格を納得させられるだけの高い解像度は驚嘆に値しました。音の隅々まで解像させる音色は一眼レフカメラなどの引き締まった高NAのレンズで撮った写真の様で、音楽の隅々までを映し出す計測器の様な印象を受けました。音像の重心は低いものの横の音場は広く定位なども素晴らしいのでオーケストラなども楽しく聴くことができます。

音色のバランスはやや高域寄りのバランスで高音の鳴り方が独特で、ある種の冷たさを感じるような音色がAKGオーディオテクニカなどの高音の鳴り方とは全く異なる方向性です。かと言ってモニターサウンドと呼ばれる原音忠実かと言われるとそれもまた違うなと思わされるバランスでこの高音を気にいるかが評価の分かれ目だと思いました。

SP3000とM17共に比べてみましたがDAPに応じた音色の方向性は異なるもののヘッドホンとしてのキャラクタは同じだと感じました。

私自身は素晴らしい音色で50万円の音を納得させられるだけの音色を持ってきたなと思った一方で、この高音の音色が全く自分の好みではなく、あわよくば購入を・・・っと考えていた自分としては残念でなりませんでした。

恐らくですがもう少し聴き込めばこのヘッドホン狙った音作りが何かを掴めるのかもしれませんが短い試聴時間は見つけることができませんでした。もう少し試聴時間がゆっくり取れる機会に見極めたいと思います。

 

64Audio Fourte Blanc

f:id:el_snow:20221120171810j:image

日本国内50台限定、世界500台限定のFourte Blancが早速試聴できたので聴いてきました。ケーブルについてはプレミアムケーブルと異なるパール・プレミアムケーブルが装着されていました。見た目はパールプレミアムがかなり美しく白の筐体と良くあっています。

イヤピについては他の64の機種同様にフォームタイプがデフォルトで付いていましたがやはり装着が合わなかったのでSednaEarfit Maxを使いました。64 Audioの機種については高域が強いなんて言われることが多いですが64Audioとしてはデフォルトのイヤーピースはフォームタイプで、量感の多い高域が減衰することを見越した設計の様です。

音色のバランスは心地よいドンシャリバランスでなんとなくですがNioを彷彿とさせる音色のバランスです。特に低域の鳴り方なんて似ているなと思いましたし、明瞭なサウンドで全体にノリも良く楽しい音色なところも共通する部分だと感じました。今私のNioは修理中なので暫く聴いておらず細かい比較はできなかったのでNioの音色が恋しくなりました。

ちなみにtia Fourteは試聴したことがあるのですが全く好みではなかったので心配でしたが、こちらは大好きな音色でしたのでほっとしています。Nioが返ってきてちゃんと比べられるようになって、その時にBlancが売っていればまた考えたいと思いました。

 

STEケーブル(ジャンク)

f:id:el_snow:20221120171657j:image

はい、例のスペック詐称として回収になったSTEケーブルがジャンク品として破格で売られていました。

音色についてのレビューはこちらです。

el-snow.hatenablog.com

 

el-snow.hatenablog.com

ここでも書きましたがヨドバシなどの6万円の価格のケーブルとしてはあり得ないほど高く、最終的には回収となりましたが1100円のケーブルとしてはかなりお安いのではないかと思います。当然箱に書いてある中身と実際のケーブルは異なるわけなのでジャンク品が妥当ですが、6万円近い値段で売るための最低限度品質はあるケーブルなのでかなりお買い得です。

個人的に5000円以下であれば買いだと思います。っということ私もジャンク品として4本ほど買っておきました。

f:id:el_snow:20221120171646j:image

注意したいのはこのジャンク品をメルカリなどでまた詐称して売る様な行為で間違っても購入しないように注意して欲しいと思います。当然この商品はジャンクですので代理店としてはサポートはありません。

 

3APLUS WTD-3

f:id:el_snow:20221120171855j:image

ニセGRAD〇の愛称や、本家より先にCMデビューを果たしたと言われている3PLUSのヘッドホンです。OFF会で持参されている方から聴かせていただきました。

実物をみると確かに似てはいるのですがGRAD〇の使いづらいところまで継承しているので可動域の設定や癖の付き方や反発力などかなり使いにくいと感じました。

実際の音ですが、個人的にはバランスは悪くないのですがプレゼンテーションがイマイチで好みにも価格の説得力も感じませんでした。ただ6000円のヘッドホンといえばまともなものはK240ぐらいしか思い浮かばないという価格レンジでもあるのでデザインが気に入ったらありだなとも感じました。

 

TOMOWORKS AUDIO REVOLVE

f:id:el_snow:20221120171729j:image

OFF会にお誘いしたら快諾いただき、試作のヘッドホンREVOLVE含め3点のヘッドホンを持ってきていただけました。この場をお借りして再度お礼申し上げます。YOUTUBEチャンネルはこちらのリンクです。

www.youtube.com

写真はTOMOWORKSさん一番の自信作かつ最新モデルと思われる回転式の密閉開閉機構の変化を持つヘッドホンREVOLVEです。

f:id:el_snow:20221120172019j:image

写真では伝わりにくいかもしれませんが、実物はもう普通の市販のヘッドホンと変わりません。価格は未定とのことで、比較対象が無いので難しい表現になってしまいますが素材一つ一つを組み合わせて手作りされているとのことですが細部まで作りこまれている点は各社のフラグシップモデルと変わらないレベルだと感じます。

重さは見たよりは軽い印象で実測はできませんでしたが300~400g程度だと感じました(あまり正確ではないかもしれません)。ヘッドバンドや角度調整機構が優秀なのか装着感は見た目以上に自然でピッタリとフィットしました。金属部のフレームやヘッドバンドも高級感のある部品が選定されており安っぽさがありません。ハウジング本体は3Dプリンタ製とのことですが表面処理をきっちりとされているためか違和感がありません。

回転機構はスムーズに回転し、開放と密閉の音を無段階に切り替えることができます。個人的には密閉と開放の時にクリック感などがあるとさらに使いやすいなと感じます。もちろん回転させると音は変わるので開放状態や密閉状態に持っていくとはできるのですが一番密閉されるところや開放されるところを回転機構を前後させて調整するひと手間が少しじれったく感じます。

 

肝心の音色ですが会場が賑やかだったことやREVOLVEが人気でじっくりと試聴時間が取れなかったこともあるのでざっくりしたものだと感じていただければと思います。

環境としてはM17のDCモードで付属ケーブルの6.3mm標準プラグで接続しています。

まず密閉状態ですが想像よりも締まった音色で密閉っぽい響きが乗ります。そして低音の量感は減ってやや中高音寄りの音色になります。ざっと聴いた感じでは密閉状態はどうしてもやや詰まった印象があって良い印象は無いのですが、解像度などは各社のミドルクラスレベルと遜色ないのでそれでも問題なく聴けてしまいます。

次に開放型にすると中央の反響感のある音から音色が広がって行く感覚があり、低音がキッチリと出るようになっていきます。密閉ではハウジング内の空気が抵抗力となってドライバの振動を妨げている様なイメージを感じます。

結果的に多くの方にとっては開放型のバランスの方が好ましいと感じる様に思いますが、ヘッドホン事情では音漏れなどが問題になる事も多いため普段は開放として使い、音漏れをさせたくないときは密閉として使うという日本ならではの住宅事情が垣間見える利用シーンが見えてきます。最初は何の意味があるのだろうか?など懐疑的な気持ちもあったのですがいざ使ってみるとありそうでなかった使い勝手に直結する素晴らしいアイデアだと感じました。もちろん特許などでこの機構などは抑えられていると思いますがこういうヘッドホンはもっとあっても良いのではないかと思えてきます。

この様なことを書くのはおこがましいのですが、自作のヘッドホンを作る人は多くいるかと思いますが大体は纏まった音にならずヘッドホンの形はしているけれども音を楽しむレベルに至らないものが多いという認識を持っています。その点、このTOMOWORKSさんのREVOLVEについてはちゃんとした市販ヘッドホンとほぼ遜色ない音色とビルドクオリティを持っているように感じました。勿論短い時間でしかないことに加えてこれからもTOMOWORKSさんの自身が改良を加えていくかと思いますので音色についての細かい感想は割愛しますがこの纏まった音を1から一人で作っていると考えると素晴らしい技術だと感じます。次回は企業側ブースでの出店を考えておられるとのことで今後の発展がとても楽しみです。

 

TOMOWORKS AUDIO その他の試作機

f:id:el_snow:20221120171922j:image
恐らくREVOLVEの礎となったであろう試作機です。本人が失敗作とおっしゃっていたのですが実際の音色については割愛させていただきます。

ただ、見た目のビルドクオリティとしてはかなり上質なものに仕上がっているように感じました。

同様にK701の超改造試作機のようです。
f:id:el_snow:20221120171736j:image

ケーブルが無く試聴不可能とのことだったので残念ですが、次回の出店では聴けるようにできるような趣旨のことを言っておられたので楽しみにしたいと思います。

NICEHCK F1

f:id:el_snow:20221120171713j:image
NICEHCKの新作平面駆動型イヤホンです。いつものSpiralDot++が無かったのでSednaEarfit MaxとM17で試聴しました。あまり長い時間では無かったのですが競合の平面駆動型と比べると特徴的なサウンドシグネチャは感じれず価格なりの印象です。もちろん価格次第ではありますがサウンドのユニークさと解像度などを鑑みるとNX7 MK4の方が楽し音をしているように思います。

過去のNX7 MK4のインプレはこちらになりますが、私としてはNICEHCKらしさであればNX7 MK4、平面駆動型であればS12がが好きだなと感じました。

el-snow.hatenablog.com

 

FiiO Q7 2011.11.21追記

エミライブースでM17と繋いで聴かせていただきました。短い試聴時間でしたが結論としてはM17単体より若干良いのではないかというものです。音の傾向はかなり似通っておりエッジの立ち方や細やかな解像感などがほんの少しだけ異なるレベルの差しかありません。

自分はM17をDC駆動で持ち出すときは12VつよねこトリガーケーブルとZendureのポータブルバッテリーを使うのですが、Q7についてはM17をデジタルのトランスポーターに使った場合で素の状態でその音質に近い音が出ていると感じました。

加えてM17よりQ7の方が標準ACアダプタによるDC駆動とQ7内部バッテリー駆動の音質の差が少ないとも感じました。当然ながらZendureもポータブルバッテリーなわけでこれをDC供給するというのはM17内部にあるAndroid部分のノイズなどの影響を少なくするためにほかならないのですがQ7はその部分が無いのでかなり近い状態になるのであろうと推察できます(まぁ測定したわけではないのでそのあたりは真偽は不明ですが)。もちろんDACは9038Proが1台に減ってはいるのですがもともとマルチチャンネルの9038Proを2台を使う設計はかなり難しいと言われており、その差を聴感上は全く感じなかったので実際は本当にわずかな差なのかもしれません。

ということでM17などのAndroidのプレイヤーからQ7をポータブルバッテリーにするのはかなり効果的なのではないかと思いました。ただ問題としてXaomi 11T Proを繋いだときはやはり音がいまいちだったことで、M17をBTレシーバーモードなどにして使ったときにも感じたことなのですがどうしてもM17内部の楽曲と比べると音色に不自然さを感じます。当然ながらスマートフォンからですとSRCなどの制約で48Khz固定にされる点などが影響しているのかと思います。

音質とのバランスや価格を考えるとかなり良いと思う一方で、サイズや重さがM17を超えており、それを考えるとM17単体で完結しているのは便利だなと感じる部分です。実際の用途となると最小校正でもスマホDAPが必要なこともあり不便さもあるため最初に導入するならばよいのですが自分の様にM17を持っているのであればあまり導入するメリットは大きくないように感じました。M17の購入を検討していたけれど価格がネックになった方などはかなり良い選択肢になるのではないかと思います。

 

FiiO PLA50 2011.11.21追記

なかなか日本販売されないPLA50ですが、お話を伺ってPLA50はPSE認証が取れない設計とのことで日本販売は無いとの情報をいただきました。もしFiiOの電源を発売するとすれば新製品とのことです。こればっかりは残念ですが法令は守る必要がありますので仕方ありませんね。新電源の開発をFiiOやエミライに要望することぐらいしかできないと思います。

 

他にも沢山聴かせていただいたり他にもZEROのケーブルの特異性を共感したりSIVGA Robinが絶賛されたりと色々とあったのですが、量も長くなってきましたので今日はこのあたりにしたいと思います。

ではまた明日。