こんにちは
今日はずっと気になっていたポタオデ蚤の市に行ってきた雑記です。ちなみにSoundPeats Opera05のクーポンの期限は今日の24時までなので気になっている方は是非ご利用ください。
ポタオーディオ蚤の市とは
わたしも初参加で詳しくはないのですが、下記@ぽっけ氏が主催されているオーディオの交流会、即売会のようです。
#ポタオーディオ蚤の市 in 大阪、開場しました。
— Pokke_Amp_Info (@PokkeAmpInfo) 2023年8月6日
会場は、一階に美容室クレセントさんのあるビルで、その右手脇の階段を上がった2階です。 pic.twitter.com/ZIWzd5azox
出品されているのは@ぽっけ氏に加えて1年ほど前にREVOLVEの試作品を聞かせていただいたTOMOWORKSさん
おしゃれなスピーカーを開発されているtueks氏
などです。前々回の東京に行っているときには家族の都合で泣く泣く参加できず、今回関西ではなかなか聴けない機材が聞けるとのことで参加してきました。
本来は自作イヤホン・ヘッドホンの測定機の制作者を含めた5サークル?が出店参加されるとのことでしたがその方は怪我のため不参加とのことで4サークル?が参加されていました。
ちなみに参加費は無料でした。
TOMOWORKS氏
前回オフ会で聞かせていただいたヘッドホンのVerアップ版に加えて最新のドライバー交換式のヘッドホンを展示されていましたので聞かせていただきました。
el-snow.hatenablog.comhttps://twitter.com/tomoworks_ytb?s=20
REVOLVE2.1
前回聞かせていただいたVerから2.1へバージョンアップしているようです。最初の販売品のが写真右手、2.1が写真左手のものになります。
(すみません2.1の間違いの様です)
違いは回転するパネルの製造方式が変更になり文字が綺麗に制作されるようになったとのことです。新型を拡大したのがこちら、
旧版はこちらTOMOWORKS -REVOLVE-の文字が綺麗に刻印されていることがわかることやグリルの内側に積層痕が残っているいましたが新型は消えて綺麗になっています。
さらにヘッドバンドのステンレス部分が皮で覆われ、より高級感が出るようになったほか、使用上のバンド2枚が引っかからないように改良したとのことです。
しっかりと皮が加工されており丁寧な仕事がわかります。
また、前回の販売前の試作機からヘッドバンドも変更になっています。
前回の試作機のイヤーパッドはもふもふのタイプでしたがREVOLVE販売版は皮製になっています。
尚、繰り返しになりますがREVOLVEはこのように半開放型、開放型が選べるような仕様になっています。
閉じるとこんな感じです。
肝心の音色ですが、概ね試作機と同じ傾向ではあると思うのですが、イヤーパッドが変更になっている点も踏まえても前回とやや印象が異なる感じで、より音がタイトに感じました。
回転するREVOLVEパネルの変更でも、少し音が変わったとのことで、より完成度を上げるべく少しじつレベルアップしているようです。このようなVer違いを手に入れることができる点もこの様な蚤の市で交流できる魅力ですね。
ドライバー交換式 ヘッドホン試作機
発表されてすごく気になっていた機種で、今回初めて聴かせていただきました。試作機なので音はそれほどまだチューニングされていない様子で、コンセプトモデルからフィードバックを集めている感じなのだろうと思いました。
こちらがドライバーを外している状態の姿です。本当は見えては行けない部分が顕になっており、なんだかエッチです(笑)。
ドライバーは現在2種類あり、1つはREVOLVEと同じドライバとのこと、もう一つは試作機専用に準備したものらしいです。
ちなみにドライバーを装着するとこんな感じです。
何気に音楽を再生しながらも付け外しも可能だそうで、私も視聴中にドライバーを変更するデモをやってもらいました。
ちなみにREVOLVEからの変更点として前後に回転する自由度が追加されてフィット感さらに良くなっています。
肝心の音ですがREVOLVEと同じドライバの方はかなり低音が抜けていてちょっと正直ピーキーな音色です。それが専用に準備されたドライバになると低音までしっかり出るようになります。それでもやや高音よりの音色で、TOMOWORKSさんもやや刺さるという方もいるかもしれませんとの事でした。
実際の販売時にはREVOLVEのようなカバーが付くようで更に音は変わるようであくまで試作機だそうです。
その他はBTスピーカー、初期のイヤホン、HAL Audio氏のなど展示されていました。
Nickname Audio Laboratory
超低歪のポータブルアナログアンプ「HAS-mini 」を展示されていました。開発期間としては2年で、基本は歪を極限まで減らすために測定器と向かい合ってチューニングを繰り返したとのことで「音で追い込む前に歪みを減らす」という思想だそうです。中華メーカーのToppingなどと異なり、矩形派でのリンギングもほぼ無く、かなり極限まで調整されたそうです。画像は載せられませんが、オシロスコープの波形を見せていただきましたが立ち上がりは綺麗でした。
で、肝心の音ですが、聴かせていただいた感想としては、超低インピーダンス、多ドライバの機種に超良く合うアンプでした。
下流機材としては300ΩあるヘッドホンのSENNHEISER HD800s、1ドライバIEMのSENNHEISER IE900、低インピーダンスかつマルチドライバの64AudioのNio、上流はM17、ケーブルはイトゥケーブルを使い、じっくりと聴かせてもらいました。
M17DCつよねこと比べ、べらぼうに良かったのはNioで、今まで一番音場と解像度のバランスが良いアンプだと感じました。この音を出されたら脱帽というやつですね。
M17DCつよねこと比べてまぁまぁと感じたのはIE900で、あっても無くても良いなという感じでした。
微妙だったのはHD800sで、若干パワー不足感なのでしょうか、M17DCの方が音場感に優れていたように感じました。
あまり長くない試聴時間でしたが、どちらにせよ20万円以上するDAPのアンプ回路に数万円のアンプが肉薄する事実は、2年の歳月をかけて研鑽された結果なのだろうと感じます。
また、音以外で使い勝手も重視されているようで、電源部はUSBC端子で使いながらでも充電できるようです。
電池持ちはボリュームによるそうですが8時間程度とのことで、一日問題無く使えるようになっているとのことです。
写真写りがわるくて申し訳ないのですが、ボリュームダイヤルの後ろに電源のONOFFスイッチが隠れています。前回のロットまではボリューム0がOFFのになる仕様で、ボリュームを上げるとカチッというクリック音と負荷があり、ONになる電源共用タイプだったのですが、今回からONOFFを別スイッチにすることでボリュームを維持したまま電源ONOFFができるようになったそうです。
またオーディオ的なポイントとしてはギャングエラーが減ったようで、確かにギャングエラーは全く感じませんでした。
ちなみに会場では和気あいあいとしていたこともあり、TOMOWORKSさんの初期のボワボワイヤホンをこの超低歪アンプで聴かせてもらったのですが、ボワボワでした(笑)。
このイヤホンからはこもり感は誰にも負けないという強い意志を感じました。
尚、端子だけでも4.4mmが欲しいと要望しておきましたが、追加できる余分なスペースが無いことや、入れ替えるにしても実装パーツの関係で設計変更が必要な様ですぐには出なさそうな感じでした。でも欲しいので要望としてここに書いておきます(笑)。
ぽっけ氏
ぽっけ氏もオリジナルのアンプを4台展示されていました。こちらは真空管を用いたアンプだそうで、実際に音を聴いてみるとキーンと小さな音量でバックグランドノイズがのっています。音色自体は解像度が低いわけでもなく真空管感が強いわけではないのですが、楽しい音色が聴けるアンプでHAS-miniと逆方向の思想の真空管ですが、楽しさと両立するような音色で面白かったです。
こちらの3台は真空管ではないオリジナルのアンプ回路で、全て4.4mmバランス出力ジャックになっていました。尚、小さい手前のアンプは端子だけバランスジャックで内部はアンバランス回路とのことでした。
音色としては奥の紫のパネルのアンプが同系統の音色でHD800sでは押し出しが強く音が近いことや、若干つややかな中域や強めの低音という味がのっていたように感じます。HD800sらしくは無いのですが嫌いな音ではなかったです。
NioのIEMに関しては、どうしても音量が大きすぎて絞るとギャングエラーが出てしまい、ちょっと鳴り易すぎる組み合わせでした。
緑のプレートのアンプはHD800sでは一般的なH800sのなり方に近く、面白みはないのですが余裕がある鳴り方でした。
どれもこれも現代的で4.4mm端子に対応したアンプで使い勝手が良さそうでした。
Tueks氏
すごく楽しみにしていたのですが、残念ながら到着したときには体調不良で帰られたあとで試聴させていただくことはできませんでした。残念。。。😭
所感
始めて参加させていただいたイベントでしたが、ユーザーと視聴者の距離が近く、同人誌即売会的な「好きな人達が集まったことで更に楽しいことができそう」という雰囲気を感じられるイベントでした。色々とトラブルが重なり、関東開催に比べてゆったりとした会場運営だったとのことで、関東ではできない距離の近さを感じることができた様です。
次回は関東開催の様ですが、再度関西での開催も企画されているようです。参加費も無料ですし、敷居の高そうなイベントだと思っていた部分もあるのですが、実際は誰でも参加できる雰囲気でしたので気になっている方は是非次回参加してみてはいかがでしょうか。