こんにちは
本当はReb fes名古屋に行きたかったところなのですが来客などがあり不可能で、今日はお家でゆるふわとオーディオしてました。
纏まった時間もできたのでずっとやりたかった名機CCA HM20 Sのリケーブルをテストしてみることにしました。尚、試したケーブルはLinsoul様からのレビュー依頼のTripowinの新作ケーブル NICEHCK様依頼のNICEHCK SnowAgです。
- CCA HM20とは
- NICEHCK SpaceCloud 4.4mm「B+」
- TRIPOWIN Seraph, Solstice, Mirage, Sirene(PR:LINSOUL)
- NICEHCK SnowAg 4.4mm 「B+」(PR:NICEHCK)
- Yongse Expert Ag Max8 「S」
- まとめ
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠はありません。このため、オカルト的な要素を過分に含みます。幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
CCA HM20とは
石井正則さんで一躍有名になりましたが1万円の多ドラハイブリッドの金字塔と言ってよいでしょう。ちなみに私のCCA HM20のレビューについてはこちらの記事を参照ください。
今回が後編という訳では無いのですが、一応後編みたいなものかもしれません。
今は約1万円で安定的に販売されています。おそらくHタイプが来るでしょうがそれでも良い音色です。
ということでCCA HM20 S(今後HM20と記載)に合うケーブルについて所見を書いていこうと思います。
あと相性についてですが、いままでこの「◎とか〇」の表現をしてきましたが「〇~◎」など中間が見ずらいので今回から暫定的に
◎ → S
→ A+
〇 → A
→ B+
ー → B
→ C+
△ → C
→ D+
✖ → D
と変更しています。尚、HM20の標準ケーブルは「D」です。
環境は
MIADY HYD014 →WITRN PDC003つよねこケーブル→FIIO M17 → HM20 → SpiralDot++
NICEHCK SpaceCloud 4.4mm「B+」
HM20の1万円以下とは思えないイカレタ解像度を引き出してくれるケーブルですね。問題は音場が広く繊細すぎるところで結構曲を選んでしまいます。オケとかスケール感がある曲は広い音場でも良いのですがボーカルものは若干遠いため好き嫌いは出やすいところです。悪くはない相性だとは思いますが曲を選びすぎる感じで、解像度と帯域バランス以外はあまり合わない感じがします。
TRIPOWIN Seraph, Solstice, Mirage, Sirene(PR:LINSOUL)
個人的にステマって大嫌いなので何度も書きますがLINSOULからの依頼品です。とはいえ感想の記載は忖度は一切しないので安心してください。
TRIPOWIN Sirene 「A」
音場は中央に定位して前後のボリューム感が出るような上下左右は一般的ぐらいな広さです。音はやや明るくボーカルなどが明瞭で聴き取りやすい音色にしてくれます。
標準ケーブルから比べると圧倒的に解像度も高いですし中域にフォーカスが当たる点はドンシャリ傾向のHM20との相性が良く、万能感を増してくれますね。想像以上に相性が良く、値段も手頃なこともあり、かなり良いと感じました。
事実結構な時間聴き入ってしまいました。
TRIPOWIN Mirage 「A+」
音像の定位はやや上方に移動します。横の音像が広めでやや俯瞰性がある適度な距離感が魅力です。音はマイルドで解像度もSireneより若干高く、細部の描写が細かいです。やや暖色な傾向があることでHM20全体としてはニュートラル傾向の音色になる点も魅力です。
Sireneも良い相性だと思ったのですが、こちらの方がHM20の解像度をより引き出しており、更に良い相性だと感じます。
TRIPOWIN Solstice 「A+」
Mirageとほぼ同じ傾向ですがややや低音の量感とアタック感が強くなる傾向があるでしょうか。少し音が近くなり、やや軽快な印象がでます。
音場は横と前後に広く音の密度と立体表現が上手く音の余韻の良さが光りますね。HM20の標準が良く無いのかもしれませんが、どれも良い相性だと感じます。その中でもコストが近い3本の中で自分がどれか一つ選ぶならSolsticeを選ぶかと思います。一番聴きやすいのはSireneなのですがSolsticeの解像度と立体感の表現のバランスはHM20に一番合っており、私の好みに近いです。ボーカル重視ならSireneでバランスならMirageで、どれも好みの差のレベルで良いので、標準ケーブルからのアップグレードならどれを買っても後悔しないと思います。なのでこの三つなら見た目で選ぶのが良いかもしれません(笑)。
TRIPOWIN Seraph 4.4mm 「S」
いやはや素晴らしいです。SpaceCloudクラスの価格のケーブルですが、価格の価値を感じさせる解像度、解像感です。音場も横と上下に広く音場は広大です。SpaceCloudも広大なのですが違いは音の近さで、俯瞰性があるSpaceCloudに対して中域の楽器やボーカルが近く、迫力と解像度を両立してくれています。
やや明るく明瞭さがあり、音の分離感も良いのでどの音も聴き取り易く、下の帯域から上まで全域良くなりますね。個人的にHM20に関してはあまりSpaceCloudと良い相性とまでは言えないのですがSeraphはかなり良い様に感じます。同じ価格帯ではJsHifiの藍魔、Yongse ExpertAgMax8もありますが、これらとも概ね互角だと感じました。Seraphはあちらより音が太めで聴き取りやすく、ボーカル好きでオールラウンドなのはSeraph、楽器で暗めなら藍魔、明るめならAgMax8だと感じました。
参考
NICEHCK SnowAg 4.4mm 「B+」(PR:NICEHCK)
←SnowAgはこのRedAgの4芯版です。
音の解像度は高いのですが解像感は低いしっとりした音色です。Seraphと比べるとやや解像度は低いですが価格を考えれば高めの解像度だと感じます。
低域は深みがあり質感が良いですがアタック感は少な目です。高域の音色は澄んでおり柔らかくソフトで余韻が素晴らしいです。女性ボーカルのサ行の刺さりが低減され、高域の澄んだ音色は非常に好印象です。
落ち着いた音色にしてくれるのでこれがHM20の良さなのかと言われるとよくわかりません。悪い相性ではないのですが個人的には他のイヤホンに付ける方が良いかなと感じました。
Yongse Expert Ag Max8 「S」
非常に高い解像度、広い音場、適度な音の近さ、分離、定位とHM20の良さを引き出してくれています。銀線の癖という特徴は乗ってしまうのですがその点は好みの範囲かと思います。素直な音色にアップグレードするならSeraphですがそこに明るさや更に高い解像度となるとAgMax8が良いかと思います。HM20についてはずっといろいろなケーブルを試してみていますがSタイプについてはAgMax8は最適解一つと言えると思います。
まとめ
ということで、元々試したことがあるものを含めて今回は7本のケーブルを試しました。個人的にはSeraphの相性はかなり良く優勝でした(*''▽'')、AgMax8に並ぶものだと思います。
BQEYZ Rimeなど他にも相性の良いケーブルとなると幾つかあるのでいつかHM20のランキングは付けたいです。ということで良い時間になったので今日はこのあたりにしたいと思います。ではまた明日。
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