ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

展示会:音フェス 2023 SUMMER (ヨドバシ梅田) 行って試聴してきたよ (1/2)前編

こんにちは

今日は、ヨドバシ梅田で開かれた音フェス 2023 SUMMERに行って色々と聴いて買って帰ってきたのでその雑記的なやつの前編です。

音フェス 2023 SUMMERとは

こちらを参照いただくのが早いかと、声優さんや野村ケンジさんを呼んだ梅田のヨドバシ店のポータブルオーディオの試聴会、即売会ってところでしょうか。

ゼンハイザーSHUREの特価品があり、即売会としても魅力的なイベントでした。

試聴機材

特に断りが無ければ基本はこの構成から試聴機の分だけ差分になっています。

Zendure SuperTank S4 -> PDC003(つよねこ) →FX-AUDIO- Petit Tank [Limited Edition] → 内径変換 → FIIO M17 (AppleMusic) → Kinera Celest PhoenixCall → SpiralDot++

一応あとはNioとかも持って行っていましたが最終的には使用しませんでした。

    

野村ケンジブース

こちらのブースでは野村ケンジさんがクラファンをやっているオリジナルイヤホンや、HiFiMANの新ヘッドホン2種類を聴くことができました。

HiFiMAN

Arya organic

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EF600でも使えたのですがまずはM17から聴いてみました。

いやー素晴らしいですね、Aryaから確実にレベルアップした音色だと思います。Aryaが999$14万前後ですので129$の19万はややですが、着実に空間表現や音の滑らかさ、そして繊細さが向上していると思います。Aryaの良さを残しつつ音の広がり方や余韻の表現が良くなり、Aryaで物足りなかった部分が更に埋められている感じがしました。

個人的にAryaはコスパは良いものの絶対性能では今一つ決め手にかけて購入に至らなかった自分として、これならばアリという感じがあり、次回のセールにでもなったら手が滑ってしまいそうです💦。

 

ANANDA NANO

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こちらもまずはM17で聴いてみました。驚くのは先代のANANDAと比べると明らかに解像度や繊細な描写が上手くなっており、価格はそれほど変わっていないものの大きなレベルアップを感じました。聴き比べると音と音のつながりや空気感の表現に明確な差があるのですが、Arya Organicより好きだという方もいてもおかしくないレベルの解像感です。例えばハキハキしたスピード感が欲しくなるような楽曲ではANANDA NANOの方が分があるとも言えるかもしれません。

ちなみに見た目はほぼ同じですがArya Organicの方がイヤーパッドの造りが良くなっており、そこも価格差になっているような感じですね。

自分はヘッドホンは場所を取るので推し以外は購入を限りなく控えているので購入しませんが、10万円以下のヘッドホンとしては最高峰の出来だと感じました。

EF600

両方のヘッドホンをEF600に繋ぎ変えて聴いてみました。M17DCと比べて音の特徴はとてつもなくすべらかな音色であることで、特に変化が大きかったのはANANDA NANOです。ANANDA NANOのやや解像感に振って空気感の広がりかた、楽器通しのつながりの自然さが大きく向上するイメージです。解像度はM17と比べてやや下がるものの音のコントラストの諧調表現も滑らかになり、ANANDA NANOの苦手とする部分を綺麗に覆い隠してくれます。

Arya Organicでもほぼ同一の傾向ではあるのですがよりすべらかな音色でありゆったりとした音色にシフトするので万人受けしやすいのはM17との組み合わせのほうではないかと思いました。

EF600との組み合わせに限定すればArya OrganicとANANDA NANOの差はかなり縮まるように感じます。

R2R型のDACを使っているイメージらしくすべらかな音色を得意とするAMPですね。

オリジナルイヤホン

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現在クラファン中の2万円のインナーイヤー型のイヤホンらしいです。インナーイヤー型なのに14mmのプラナー型を使っているらしく筐体がとても大きいです。仕様に惹かれて聴いてみたのですが、残念ながら耳の穴にうまくハマらなかった様でモコモコした音になってしまっていました。

一緒にいた方たちの話では結構良い評価を得られているとの事で自分はインナーイヤー型のイヤホンが装着できないことが多く、残念でした。

ちなみに野村ケンジブースでは野村ケンジさんが結構常駐されており、気軽に話をすることができました。こういう和気あいあいとした雰囲気はとても良いですね。

ミミソラ

Kinera Freya2.0

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最終版の一歩手前でほぼ音が同じという試作機を聴かせてもらいました。音が近めで音場が広く、厚めの音で解像度は値段なりに高いです。

やや暖色傾向でしょうか、弱ドンシャリですが低音がやや多めですね。

SeeAudio NEKO Black & Orange (日本限定チューニング) 

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試作品で2通りのチューニング示され、最終的に製品版にならなかった方をミミソラが販売までこぎつける予定の機種です。どうもその2つの人気はほぼ僅差だったとのことでそこに目を付けたのがミミソラだったようです、

ドンシャリ傾向ですがやや高域が目立つチューニングですね。高域がキラキラしており、音がスッキリしています。音が細いですが解像度はそこそこ高めです。NEKOは構成的にも人気のBraveryの上位機種に思われがちですが、値段を考えるとやや物足りない傾向はありますね。ただ2つのチューニングを並べるとチューニング的にもこちらの方が近く、その上でやや癖があるこちらのほうが値段に納得しやすいかなと感じました。

SeeAudio NEKO Blue (グローバル、一般販売チューニング)

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2機の試作機で製品版となったのがこちらのチューニングの様です。チューニングはフラットよりで音場も広めで万人受けはしやすいのだと思いますが、優しい音色で中庸さを感じてしまう雰囲気です。個人的に悪い音ではないのですが、この値段を出すのであればやや面白みに欠けるなと感じてグローバル版で没になった日本版のチューニングの方が好きだと感じました。

とは言え個人的に前回REBで聴いたSeeaudioはYUME Ultraが一番価格と音のバランスが良く、NEKOを買う前にYUME Ultraを検討してみるのが良いかと思いました。

 

el-snow.hatenablog.com

 

Amazonの値段はもう少しすると落ち着く?のでしょうか。

TANGZU FUDU

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26日発売の機種で聴かせてもらいました。音が近く、低音寄りのチューニングバランスです。弾力のある低音表現であり、やや緩い低音が特徴です。強い個性までは感じませんでしたが結構好きな音でした。

dd HiFi Janus3(E2023)

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MMCXと2PINが刺さるコネクタを持つ変態機種として一部では有名なJanusの新型機種です。どんなヤバイ音が聴けるのかとドキドキしながら聴いたのですが普通に良い音で逆に裏切られた気分になりました(笑)。

Janus2の値段を基準に書けば、タイトで寒色傾向の音で、音場がやや近く左右が狭いです。解像度は十分に高く、やや割高感はありますが結構好きな音色です。

バランスはフラット~弱ドンシャリという感じで値段次第では売れるように感じます。何気に人気の水月雨(Moondrop)とのコラボモデルのようでStarfield2と同じリチウムマグネシウム振動版を使い、チューニングも水月雨が担当している様です。

地球世界

水月雨 Moondrop

Starfield2

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リチウムマグネシウム振動版で最安を謳う、Starfield2です。価格は聞きそびれたのですが中国国内と同様に初回のみオリジナルアップグレードケーブルをセットにしたバンドル版を販売するようです。イメージとしてはKATOとLineKの関係性ですね。

Amazonなどでは並行輸入品が購入できますが、Amazon直売でないものは地球世界の保証は受けられませんのでせめてHiFiGoなどショップの保証がある店舗からの購入をオススメします。

 

さて音ですが、Starfield1や海外の109$を参考に書けば、近く厚い音の表現と低音の弾力性、そして響きの良さが光るチューニングです。低音がやや強めですがほぼフラットのバランスになっており、解像度もやや高く、KATOには及ばないもののAriaSEなどはしっかりと超えているチューニングに仕上げてありますね。

ちなみにAriaSEと異なりケーブルはかなり良いものが付いている様で、初回限定ケーブルでなくても十分だと感じました。
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なぞの数字が書いてあります。

一応、初回限定ケーブルが聴けないかを確認したのですが、配布数が少なく地球世界にも来ていないようでした。

VOYAGER 旅行者

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ネックバンド型のTWSイヤホン?です。やけにオススメされたので聴いてみましたが想像以上に良い音で驚きました。

このタイプはlittle Whiteの名前で売り出されていたものの先に1DDイヤホンを付けただけでしょう。と思っていたのですが音を聴いてみるとlittleWhiteと異なり音のざらつきやキツさが無くかなり滑らかです。よく見ると本体から伸びるケーブル部分も異なり、専用にチューニングされていることがわかります。


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ちなみに裏面を見るとLHDCに対応しています。
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M17でもLHDCの990kbpsで繫がりました。
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ちなみに海外でのお値段は約19000円と5000円ほど高くなっている様です。

Moondrop VOYAGER 10mm Dynamic Driver True HiFI Wireless Neck-Band Earphonehifigo.com

雪月花 Beautiful World

残念ながらまだサンプルが届いていないとのことでした。一応日本でも販売の予定はあるようです。福岡なら聴けるかどうかを聞いてみましたが予定的に難しそうな返事でした。もしポタフェスにあればラッキーですね。

Solis II

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古い楽曲に特殊チューニングされており、あまりに個性的なチューニングからか日本では発売されていなかったSolisの後継機、Solis IIが箱と本体セットで見て聴くことかできました。初日はかなり会場が空いていたこともありじっくりと写真を撮らせて聴かせていただくことができました。

上の絵が描いてあるのがパッケージ絵で、下の白いのが付属ケースです。f:id:el_snow:20230827124046j:image

本体はこんな感じで、銀色のボディ、フェイスプレートの金色が眩いです。

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本体が眩いのも当然で、どうやら本体は純銀製とのことです。すごい豪華です。どのように作ったのかはわかりませんが、ノズルは切削されており、加工が難しかったのかノズルにはステムが無く、ここは残念に思いました。
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純銀というだけあり、本体はやや重めでA8000と同じぐらいの重さはありそうな感じです。KATOと同じく重くはあるのですが装着感は良く特に重さは気にならないように設計されている点は素晴らしいですね。
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ケース本体だけでこんな感じで、かなり大きくモバイル用というよりは宝石箱的なイメージでしょうか。
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中は二つに分かれており、本体収納部とイヤーピースが全て入っています。
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パッケージの裏はこんなかんじです。スペック的にはTHDはやや高めなので銀のハウジングの音色を十分に活かしたチューニングだと予想できます。
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イヤーピースはSpiralDot++を着用したのがこちら、ケーブルはやや太めです。
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変わっているのは分岐からプラグまでの部分で、4芯が並行になったフラットケーブルの様なデザインになっています。イメージ的には裂けるグミとかきしめんてきな感じです。
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ケーブルは銀コートの半導体用の純度が高い銅を使った線を採用しているようです。

 

肝心の音色ですが、ハウジングの厚みがあるせいか遮音性がとにかく高く、静寂の中から音像が浮かび上がる様な音色です。寒色よりでドライという言葉に合い、解像度が高く高分離であり、響きと余韻方向の音色では最高峰の一つであろうと感じます。

確かに高いだけあって個性あるサウンドだと感じましたが、Solisの初代は聞いていないので連続性があるのかはわかりません(ブランド的にはあまり音の連続性はないような歴史があるので多分無いのでしょう)。

音は違いますが、音色の系統としてSoftearsのTurii Tiと似た方向性を感じますね。値段は円安なこともあり、40万は超えそうな雰囲気とのことで、値段に見合うだけの実力はありそうですが、顧客層とMoondropのマッチングでどの程度売れるのかは気になる次第です。

Moonriver2 Ti

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Moonriver2は発売日に購入したのですがボリュームが大きすぎるなどの使い勝手の悪さと音質的に悪くはないものの突き抜けた魅力も感じずらいところもあり、手放してしまったのですが、Moonriver2 の金属外装とも言えるMoonriver2 Tiが結構評判が良いので気になって試聴してみました。

結果驚くべきことに、音の滑らかさ、解像度、余韻、音の広がりなどなど、ものすごく音が良くなっていました。また、独立ボリュームに対応しており、完全に別物です。

疑問に思って地球世界の方に聞いてみると、回路設計を根本的に見直したとのことで、スペックはほぼ同じですが、中身は別物になっていたようです。

残念ながらその点は全く周知されていないようで、自分も全く知りませんでした。

販促ページも外観の再デザインのことばかり強調されています。

これならば3万円のポータブルDACとしてもかなり良いレベルの音色だと感じます。M15と直接比べてはいないですが良い勝負だと感じました。

DAWN PRO

の試聴機はありませんでした。雪月花同様の様でいまから準備とのことでした。気になる話として、DAWN PROの値段が安い件を聞いてみたらどうも赤字に近い価格でドングルDAC市場を攻めているようなことを言っていました。なのでもしかすると本当に値段が安くなって音が良くなるのかもしれません。

 

前半まとめ

と、ここまで書いて結構長くなってしまったので、今日はこのあたりにしたいと思います。

尚、DAWN PROは上記の通り気になったので待てず並行輸入で注文してしまいました。なので届きましたらレビューを上げますね、しばしお待ちください。

 

残りTanchjimやSIMGOT、UM等は明日の日記で記載しますね。ではまた明日~。

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