ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

レビュー:SpinFit OMNI 色んなイヤホンと合わせて聴いてみた 高音質を追求した極上のイヤーピース:SpinFit OMNIの魅力に迫る(AI提案タイトル)

こんにちは

今日はSpinFit OMNIを買ったので色んなイヤホンと合わせて聴いてみました。と言っても今は実家なので手元にあるイヤホンは移動用に持ち出しているものだけですが・・・っと調べてみるとFFさんからお借りしているものも含めて12本ほどあったので結構持ち出していました(笑)。
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SpinFit OMNIとは

SpinFit OMNIはイヤーピースメーカーの雄として名を馳せているSpinFitの新作イヤーピースですね。

spinfit-eartip.com

ちょうどポタオデ界隈から離れていたころに有名になった会社なので会社の沿革などは知らないのですが、最近OMNIの前に発売されたW1は現在の市販されているイヤーピースの中でも最高峰の音質をもつイヤーピースの1つと言われています。

またW1以前にもCP100+、N5005用に設計されたと言われているCP145、TWS用のCP1025など様々なイヤーピースを販売されており、それらも音質や装着感の両方で市場から定評を得ています。

そんなSpinFitのイヤーピースの共通している特徴は透明な素材、シリコン製、装着感にこだわり軽い、色が淡く鮮やかという点でしょうか。

そんな中登場したSpinFit OMNIは1ペア1580円と、サイズ展開を増やし単品販売されたW1の1ペア1380円を超える強気な価格であり、どのような音質なのか気になるばかりでした。

尚、このOMNIイヤーピースは去年の年末に行われたeイヤホン主催のポタフェスにて試聴者に無料プレゼントされたらしく、行けなかった私は悔しくて買っていませんでした(笑)。

とは言え、一昨年発売となったW1を聴くたびにOMNIの音色が気になるばかりであったり、先日のVELVETの中域の音質が極めて素晴らしく、最新のイヤーピースの音質の進化が気になり、この初売りの機会に晴れて購入となりました。

el-snow.hatenablog.com

Spinfit W1の特徴

昔に記事を書いた記憶があるので良かったらそちらをご覧ください。尚、私はこういう古い記事は恥ずかしすぎて読み返したくないので見ていません(笑)ので、適当なことが書いてあったらごめんなさい。

el-snow.hatenablog.com

いずれにしても、最高峰の艶やかな音圧の強さ、中域と低域が強く近く解像度が高い、弱点としては音場は横に少し狭い点などが特徴ですね。

OMNIの見た目とか箱とか

W1の3サイズ入りの様に無駄な容積が少ない合理的なパッケージですね。横には愛用してリファレンスにしているJVCのSpiralDot++の新品(買い足しました)も並べています。

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サイズはXLを含む6サイズになっています。

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XLは14mmあり、大きめの私の耳にもキッチリフィットしてくれそうで、購入の決意に繋がりました。
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1ペアだけ入っています。

拡大すると本体はこんな感じ、綺麗です。
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軸の部分は細めですね、TLにステムが壊れたという話も見かけたので太いノズルのイヤホンに無理やり装着するのはやめた方が良さそうです。
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新品のSpiralDot++ のLとも比べてみたのがこちら
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触り心地はペタペタしており、肌に吸着してくれます。W1でもそうでしたが、皮脂などが付いたら中性洗剤などで洗ってやらないと同じ装着感は維持されません。

 

OMNIの音質比較

FFさんからお借りしているものを含めて手元にあるイヤホン12本ほどで大体の音色を確認してみました。流石に12本全部聴いて書く時間は取れなかったので代表的な幾つかの感想を書こうと思います。
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当然ながらケーブルは標準、プレイヤーはM17DCを使いました。イヤピースとしての比較は基本的にSpiralDot++からなのでかなり強敵になります(笑)。評価的には一旦SpiralDot++を「A」としてAであれば同等、それより良ければSpiralDot++より相性が良く感じたと考えてください。

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TRN ORCA 「A+」

2150円で激安で売っているORCA、昨日届いたばかりなので音色の特徴を試すには良いかと試してみましたがかなり良いです。

一聴して音圧が1段階上がる感覚があります。W1も近い傾向があったのでこれは密閉の取れ具合のせいでしょうか。音像の重心がやや下がり音色が近くなるほか、やや音の線が太くなります。前後の音の立体感も少し出ますね。音場の広さはやや狭くなる感覚はありますが、一般的には十分に広いレベルを維持しています。若干気になるとすればSpiralDot++のリアリティがあって綺麗に伸びる音色の響きからやや電子的な音色に変わる点でしょうか。

el-snow.hatenablog.com

DUNU HAYABUSA ULTARA (PR: DUNU-TOPSOUND) 「A」

現在レビュー原稿を書いている高域のきらめきと低音の響きの良さが素晴らしいHAYABUSA-ULTARAです。いやはや流石にこのクラスに変えると音の厚み、解像度、音色と格の違いが凄いです(違)。

さてOMNIに話を戻せば装着感は良好ですし、音色についてORCA同様に音圧が1段階あがるので体感ではボリュームを1~2下げて同じ音圧になる感覚です。SpiralDot++と比べて若干の密閉感があり横の音場が狭くなりますが、前後の音場が抜群に広く音の前後に立体感が足されています。

W1ほどの圧や解像度は感じませんが全体的に解像度が高く、分離感や定位が優秀に感じる音色です。音色の余韻のリアルさはややSpiralDot++に譲りますが音がタイトで分析的に聴く方向に向いている感覚です。ボーカルなどの音の迫力はOMNIが優秀で、楽器もステレオ的に聴くのであればSpiralDot++と、どちらも捨てがたく良い印象です。

 

ORIVETI OD200 「B+」

続いても現在レビュー原稿を書いているOD200で、こちらは丁寧な音に加えて音の迫力と解放感と余韻の透明感が素晴らしい機種になります。こちらも今までのこのクラスにはあり得ないほどの圧迫感の無さと高い解像度、そして音の広さを両立している素晴らしい機種です。

さてOMNIに話を戻せば、前2機種に感じた音圧の変化はあまり感じません。横の音場はやはり少し狭くなる感覚があり、前後の音場もやや広くなるのですがの変化の幅は小さ目かもしれません。やや音が暖色傾向になった感覚があり、スッキリとした傾向の音はそのままなのですが音像はやや近く迫力は出る方向ですがそれほど大きな差はありません。

定位や分離は少し向上していますがその分解像度や音場の狭さや余韻や音の伸びが悪く、分析的に聴く傾向であればOMNIもありですが基本的にはSpiralDot++が僅差で良いと感じました。f:id:el_snow:20240106224907j:image

Kiwi ears Quintet (PR:Giita)「A+」

FFさんからインプレ依頼でお借りしているQuintetで、音色全域がマッシブで解像度が高く、その上で弱ドンシャリという王道チューニングでありながら骨伝導を含む4ドライバという変態構成イヤホンです。変態構成のイヤホンの中で最も高音質のイヤホンの1つと言っても過言では無いですね。

さて、OMNIですがかなり相性が良い様に感じます。というのもこのQuintetは標準ケーブルではやや音が平坦でやや音の広がりの悪さを感じてしまうのですが、OMNIでは標準ケーブルでも音の立体感が出た上で音が近く臨場感が抜群です。横の音場はやや狭くなのですがそれ以上に前後の音場感の向上が著しいです。

気になる点としては楽器の余韻や音の伸びがややバッサリと行ってしまう点で、やはりリスニングというよりはモニター的な鳴りかたに強いという印象ですね。一方で強みとしてはより音が強く太くなるためquintetの良さを際立たせてくれる印象です。このため僅差でQuintetとの相性が良いと感じました。

 

SENNHEISER IE900 「A」

音が近くなり、解像度はほぼ同じぐらいでしょうか。余韻がばっさり減る変わりに音が太く強くなる印象です。横の音場はせまくなりますが前後感がでますね。分離感は良い様に感じます。高域がやや明るく明瞭ななり方なので少し違和感がある一方でしっかりと聞き取れる感じです。SpiralDot++の方がリスニングライクでオーケストラなどに合う一方で、OMNIはモニター的でPOPSなどは音が近く明瞭なこともありOMNIも悪くないと感じました。個人的にはSpiralDot++の方がなIE900の良さを引き出しているように感じましたが好みの範囲かなと思います。

 

64Audio Nio 「A」

こちらに限ってはSedna Earfit Maxとの比較になりますが、やや音像が高くなり音色がやや細くなった印象です。低音のアタック感は少し減りサブベースの量感も弱くなったように感じます。音色がやや寒色よりになり、ボーカルなどはすこし冷静な表情を見せる感覚です。やや高域の表現が上手く甲乙つけがたい感覚ですね。

MAXとの相性比較で言えばどちらも良いなという感じです。

 

TRN CONCH 「B+」

時間もそろそろなので最後はCONCHを試してみました。ノズルは青に交換しています。

感覚的には相性として互角かやや劣るという感じでしょうか。横の音場が狭くなる代わりにやや音が太く実在感が出る感じです。強いドンシャリ感でアホな音色からやや冷静さを取り戻した感じもあります。

el-snow.hatenablog.com

音質のまとめ

音の全体的な傾向をまとめると

 

・帯域バランスは概ねフラット(SpiralDot++はサブベース、超高域が強め)

・解像度がかなり高い(SpiralDot++は非常に高い)

・解像感が高め(SpiralDot++は普通)

・音場は左右前後上下ともに良い(SpiralDot++は横に極めて広く前後はやや狭め)

・分離感や定位や極めて良い(SpiralDot++は良い)

・音像はやや近めで善後の立体感が秀逸(SpiralDot++はやや遠め)

・余韻は少なめで分析的(SpiralDot++は多くリアリティがある)

・音の厚みは一般的(Spinfit はW1を除いて全般的にやや薄い)

・音色はややモニター傾向(SpiralDot++はリスニングライク)

 

という感じで、現在でも最高峰の音質のイヤーピースの一つと名高いJVC SpiralDot++と比肩する実力を持っている様に感じます。このクラスのイヤーピースはどれも音色に個性が強めなのでフラット傾向でモニター的な音色のOMNIはスイートスポットに入るように感じました。

装着感としてはかなり良く、耳に吸い付く感じが心地よいです。少し気になったのは耳に張り付いた状態からイヤホンを外す時にOD200やNio以外は鼓膜が少し引っ張られる感覚がありました。SednaEarfit XELASTECの様な熱変形するようなタイプに比べればマシではあるのですがその感覚が嫌いなかたは注意はいるかもしれません。(逆に感じなければ装着できていないかもです)。また、金属系の太めのノズルのイヤホンに取り外す際にかなり引っ張られてちぎれそうになる感覚があったので太いノズルにつけ外しすると寿命は短いかもしれません。

なお、価格的にはややSpiralDot++より高いですが装着感がすこぶる良いことも踏まえると値段的にはアリだなと感じました。

 

ということで、XLがあったSpinfit OMNI買って聴いてみましたが、かなり良いイヤーピースでした。W1についてもXLが出ないか待ち遠しいと感じます。

という事で今日はこの辺りにしたいと思います。ではまたー。

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