ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

試聴:Final 学習専用STUDY1 試聴とF特性計測しました 結論:好き

こんばんは

 

今日は表題の通り、Finalの学習専用STUDY1をFFさんに聴かせていただいたのでその感想とF特性データです。個人的にはかなり好きな感じで、特にTypeE softイヤーピースを持っていない方にはかなりオススメできます。

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■Final STUDY1 

実際聴いてみるとボーカルに特化しているというよりもかなりフラットなイメージを持ちました。もちろんボーカルは映えるののですが、主張しすぎるということもありませんでした。事前に高音はあまり伸びないかも?っと聞いていたのですが聴いてみると伸びるとは言えないのですがちゃんと高音も鳴っており不都合は感じません。完全にかまぼこになっている感じもなく音楽を聴いても普通に楽しめました。FFさんの許可を得てF特性データを取得してみたのが以下のグラフです。

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STUDY1 vs Quarks

比較用に脳が溶けるで話題になったMoondropのQuarksを重ねています。STUDY1の方が1000円ほど高いですが付属するイヤーピースが単品で入手しずらく高音質で有名なTypeE softで、Quarksの方はイヤーピースの品質は酷いの一言なので追加で買うとすれば価格としては似たようなものだと思います。

さて、両者を比較してみると筐体形状が近いこともあるのかグラフの形状はやや似ています。特に音圧レベルがほぼ同じなのは驚きました。試聴の際にボリュームを見ていなかったのですが語学学習用としては十分ですが音楽を気持ちよく楽しむ目的で買うにはSTUDY1はやや鳴らしづらいかもしれません。が、子供に与えるのであればボリュームが取れない方が耳には優しいので親としては安心できます。

グラフの違いとしては3khzのピークが無く1KHz周辺を含めてSTUDY1の方がフラットです。また、相対的に低音がやや弱く、9KHzの外耳道共鳴がQuarksよりは強いです。全体的にかなりフラットかつややカマボコ型と言っていいかもしれません。このフラットさは音楽を聴くにしても良い影響がありそうです。

気になった点としては今までの欠点通り左右の判別が分かりにくいところです。finalとしてはイヤーピースの軸でわかるという姿勢なのだと思いますがわかりにくことには変わりありません。本体カラーリングを変えられるのだから左右で違う色にすれば良いだけなのでずっとここは指摘していきたいです。

あまり細かく聴く時間は無かったのですがTypeEソフトを買うという目的があれば十分に一度買ってみても良いレベルの商品だと思いました。自分も来月には入手してみようかと思っています。

 

■測定環境

Macbook pro 15 Late2013 BigSur11.6.4

ソフトウェア:REW V5.20.5

INPUT:USB Sound Device(3.5mm MIC端子)

OUTPUT:ADI2DAC fs (3.5mm IEM端子)

カプラ:IEC711 刻印( IEC60318-4 Type E610A)

出力音圧レベル:−12dB

Length:2M(10.9sec)

サウンドカードキャリブレーション後にカプラの補正ファイルを適用