こんにちは
今日は雑記です。
Letshoer S12 イヤピによる高域の変化測定
最近は糸竹管弦を購入したり、Nioを旅に出したりする準備、SIVGAのヘッドホンレビューなどから気に入っているS12を聴く機会が少なかったのですが今日久しぶりにじっくり聴きましたがやはりレベルが高いですね。私の知っている限りでもこのイヤホンで低価格帯イヤホンを卒業してしまった人を何人か見かけます。
本当に素晴らしいイヤホンですが詳細なレビューは過去書いていますのでリンクを貼っておきます。
上記の状態から値段が少し上がってしまったのは残念ですがプラグの先が2.5,3.5.4.4mm交換式になったProバージョンやさらに低音を強くしたZ12なども出ていますので選択肢が広まったので逆に良いという人もいるかもしれませんね。
さてイヤホン本体の話に戻れば特に素晴らしいのは空間表現と高域の表現なのですが、その高域が「粗い」という評価の方も見かけました。この高域はイヤーピースや装着方法でかなり変わりやすい領域なので気になってS12でイヤーピースを複数交換して周波数特性を測ってみました。
準備したのは「水月雨 清泉L, M, final TypeE S, M, TypeE Soft M, Acoustune AET 07, Spinfit W1」です。サイズ違いは挿入の深さの違いだと思ってください。
同じ出力レベルでカプラに挿入して測定したものがこちらです。
多くの人は中域を音色の基準にすることが多いので1kHzで正規化したものがこちらです。
話の本題から逸れるためここではどのイヤーピースの波形がどうだという話は割愛しますが中域から低域迄広く音圧レベルが変化していますが特に変化が大きいのは5KHz以上の高域からだというのがわかるかと思います。5KHzよりも大きい周波数帯ではどこでも5dB以上変化していますし、特に6KHz, 15KHzあたりで10dB程度音圧が変化しています。
ヘッドホン祭り
— すのー🐈ゆるふわオーディオ™️ (@snow_el) 2022年9月20日
Tangzu 武則天 Ze Tian Wu 試聴
平面らしい前後感はあるが、左右の音場が狭くるしく感じ、解像度や定位などは値段なりと感じた
音全体から荒い印象があって荒削りな音が好きな人には良いと思うが個人的には好きになれなかった
機会があれば再チャレンジしたい pic.twitter.com/DKZuV4sdnr
武則天はまだ再チャレンジはできていませんが他のレビュアーさんの情報によれば装着を奥にするとかなり良くなるという話でしたのでS12も同様かもしれません。
どちらにしてもイヤホンでの高域の表現はイヤーピースと装着でかなり変わりやすい領域だと再認識した次第です。
いずれにしてもS12を改めて聴いてA20Kのイヤホンでは本当に素晴らしい表現力を持つイヤホンだと再認識する次第です。
CCA NRAとKZ ZEXが999円
少し前から投げ売り状態になっていますね。この価格なら買って損はないイヤホンなので気になっている方はこちらからどうぞ。にしても乱発しすぎてもうこの価格のイヤホンなのでは無いかというぐらいの感じになってますね(笑)。
過去のレビュー記事はこちら
ちなみにNRAのお勧めリケーブルとイヤーピースを記載していないのですが、NRAならばTripowin Altea、final TypeE Glowがお勧めです。
各社新ケーブル発売
BIGMANGO SUZAKU発売
いやぁ赤いイヤホンを持っていないので赤いケーブルは派手過ぎて全く興味が無かったのですが評判が良さそうで困っています。勿論5000円のケーブルなので良くないと困るレベルのケーブルではあるのですが初回だけであろう25%オフが付いているのが悩ましいです。この後1111でNICEHCKもフラグシップ艦隊ケーブルを準備しているでしょうし悩ましいです。
JSHiFi Lion発売
こちらも到着された方の評判が良いので悩ましいです。このケーブルの特徴をまとめると横の音場が広く定位がはっきりとしているとのことなのでかなり好きそうな傾向のケーブルです。
TRIPOWIN Perles/Danube
これは昨日発表になりましたね。値段が値段なのでNICEHCKであればSpaceCloud並の音質を期待してしまいますがどうなのでしょうか。TRIPOWINはどのケーブルもレベルが高く今のところハズレが無いので気にはなりますが手を出そうというモチベーションまでは出ないのが難しいところです。
BTR7の新色発売
What do you think about a white color BTR7? We are considering to produce it! pic.twitter.com/7zltdVyi3v
— FiiO (@FiiO_official) 2022年10月11日
するみたいですね。特にケースの色とあっているのでこっちが好きと言う人も多そうです。
糸竹管弦のケーブル
どんなに素晴らしい音だろうとこいつだけは許せねぇw() pic.twitter.com/ZTIO03ZBTF
— すのー🐈ゆるふわオーディオ™️ (@snow_el) 2022年10月10日
いやほんとうに使いにくいケーブルです。
っということで今日はNICEHCKのフラグシップケーブルBlackJellyとSpaceCloudを付けてみました。
SpaceCloud
ざんねんながら結論から言えばイマイチでした。音場が前後や上下にやや広がる感覚はあるのですが音が寒色寄りの乾いた傾向になり、音の余韻が少なく情緒が無いという傾向でしょうか。横は少し狭くなる傾向があるのも一長一短で、別に悪い音ではないのですが、惚れ込んだ糸竹管弦の方向性とは真逆という感じの音色にしてしまうのは考え物です。SpaceCloudは1万円という価格で解像度と音場を極端に広げられる素晴らしいケーブルではあるのですがNioなどを含めこのクラスのイヤホンになると合うイヤホンは殆ど無くなってしまうのは残念です。勿論sultanなどの所有者によれば標準よりSpaceCloudの方が合うという話も聴いていたりするので全てがそうではないのですがハイエンドに近づくほどケーブル選びも難航するというのは実感します。
BlackJelly
正直SpaceCloudであまり期待していなかったのですが、意外に悪くない組み合わせでした。横の音場は狭くなるのですが若干上下の音場が広がり、糸竹管弦の俯瞰的な音場表現が少し近くなり迫力が増します。余韻もほどほどにあるのですが若干定位が悪くなる点は糸竹管弦の良さを殺している気もします。
悪くないのでこのまま使い続けようかとも思ったのですがトレードオフがあることと標準ケーブルのレベルの高さを確認でき、その音が恋しくなったので一旦標準のケーブルに戻しました。
っということで元通りです。暫くは使いにくいですが標準ケーブルを使っていこうと思います。(´;ω;`)ウゥゥ
今日はこのあたりにしようと思います。ではまた明日。