こんにちはゆるふわオーディオのすのーです。
今日はLinsoul様より依頼の1DDイヤホン「TINHiFi C0」のレビューです。レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもありいつもと同じ基準で記載しています。
結論: A3K リケーブルTier1 高い解像度と抜け感を併せもち、広い音場を持つ特化型イヤホン
TINHiFi C0はケーブルを除いた筐体の基本性能に特化した高解像度かつ広い音場を持つ特化型の中級者向けイヤホンです。購入時の構成では音の抜け感が良く解放感に優れている一方で音が軽く荒々しい音色と捉えてしまいがちな音色です。
付属品も簡素であり、マニュアルは最低限であったり、ケーブルは絡まりやすくチープです。中級者向けに特化したパッケージにもなっていますが、一般的な中華イヤホンに慣れていれば戸惑うことは無いかと思います。リケーブルなどを組み合わせると解像度と抜け感などの長所を引き伸ばしつつ低域の量感などを改善できるため、リケーブル好きの方はもちろんのことリケーブルに興味がある初心者にもオススメしやすいイヤホンかと思います。
個人的にはファーストインプレッションでも書いた通りピーキーさはあるものの、基本的な性能が高いこともあり、リケーブル後の音色はかなり気に入った音色のイヤホンです。
Pros(優秀な点)
◎ 軽快な音色に高い解像度
◎ 広い音場と抜け感が良い
〇 リケーブルによるサウンドチューニングの余地がある
〇 本体1年保証
ー 無駄の少ない中級者向けパッケージ
Cons(微妙な点)
ー 強いて言えば暖かい音色と余韻重視の音色ではない
△ ステム直径が最大6.26mm太い他、筐体長が長め
△ 低音の量感が少なく、音が軽く厚みが薄め
△ 組合せによっては解像度と引き換えに音色が粗く感じられる
△ マニュアルが簡素でセットアップなど中級者以上向け
✖ 付属ケーブルがチープかつ絡まりやすい
量があるので結論以外は気になる部分をリンクから読んでもらえればと思います。
- 結論: A3K リケーブルTier1 高い解像度と抜け感を併せもち、広い音場を持つ特化型イヤホン
- 動機付けなど
- 箱とか付属品とか本体
- 音質について「A3Kクラス」
- 周波数特性測定とか
- 競合機種との比較所感
- ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
- リケーブル関係の注意
- 標準ケーブル[B]
- JSHiFi Nocturne4.4mm(PR:Giita) [A+]
- NICEHCK SweetLife(PR:NICEHCK) [A+]
- NICEHCK PurpleMoon(PR:NICEHCK) [A+]
- NICEHCK SnowAg4.4mm(PR:NICEHCK ) [S]
- NICEHCK SnowCat 4.4mm [A+]
- NICEHCK BlackCatUltra4.4mm(PR:Giita) [S]
- NICEHCK BlackCat4.4mm [A]
- NICEHCK BlackInk 4.4mm [A]
- TRIPOWIN Seraph4.4mm(PR:LINSOUL) [A+]
- 番外USBC ONE DSP ケーブル 「A+」
- まとめ
- イヤーピースによる印象の違いについて
- まとめ
- 音質の総評、所感:A3K Tier2 参考価格:2900円
- Appendix
動機付けなど
前回の記事、モチベーションなど
Linsoul様からの依頼なのですが、Hype2と同時の依頼だったのでそのまま受けた感じです。またこの筒タイプはそこまで好きな形状ではないのですがC3など最近のTinHifi はこうコスパ機が続々と出ていますので興味を引いた点もあります。
販路、購入先
現状は日本国内であればAmazon での購入が可能です。
その他のC0バリエーション
ちなみにC0もUSB-Cタイプがあるみたいなのですがどうやらリケーブルできないようなので音質重視の方にはオススメしません。
コレ(USB-C リケーブル不可)
さらにC0には3.5mmタイプでも少し安いリケーブルできないタイプもあるみたいです。音は聴いていないのでわからないのですが、恐らくは標準ケーブルそのままの音色だとすればこれはこれで、その方向性が好きな方にはコスパが良いイヤホンだと感じます。
コレ(3.5mm リケーブル不可)
保証、サポート「12ヵ月」
マニュアルにも12ヵ月と英語、中国語表記してあります。
SPEC
公式サイトの引用です。
箱とか付属品とか本体
開封体験 「ー」
価格に見合ったコンパクトなサイズ感です。
下の段にはケーブルとイヤーピース、マニュアルが収められています。
マニュアル 「英語、中豪語のみ」
簡素なマニュアルです。色でわかるかもしれませんが、かなり不親切なため初心者にはわかりにくいかと思います。
筐体 「両側計8.0[g]」
本体のビルドクオリティはまずまずです。片側4gとかなり軽い感じですが少し長めで装着感はこのタイプとしては一般的でしょう。RLの表記はありませんが、赤がR、Lが青とある程度は直感的に使えるようになっています。
Tanchjim Zeroと比較するとこんな感じです。
コネクタ 「2pinフラット」
円形ですがフラット2pinです。
ステム形状 「6.26 - 5.55[mm]」
金属製のステムです。ステム系はやや太めの部類ですね。返しがついているのでイヤーピースが外れにくくなっています。
直流インピーダンス 「30.6[Ω]」
ケーブル 「2pin 3.5mm3極」
重さ 「10.2[g]」
ケーブルは絡まりやすいタイプで耳掛けの部分も角度がきつくちょっと使いづらいです。細くて軽い点は良いですね。
直流インピーダンス 「0.6[Ω]」
HOT、COLD共に0.6Ωでした。
タッチノイズ 「普通」
付属イヤーピース「1種類4サイズ 合計4ペア」
いつも通り残念ながらどのイヤーピースも自分にはフィットしませんでした。
使い勝手の評価
ホワイトノイズ 「実用上問題無し」
ややホワイトノイズが出やすいM17のMAXヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみたが、ホワイトノイズはありませんでした。実用上は問題ないかと思います。
寝ホン 「C」
本体はかなりでっぱる構造ですが、空気孔はあるため痛くても良ければ寝フォンができなくもありません。基本的に向いていません。
音漏れ、遮音性 「4~5割程度」
指でステム側を抑えて遮音してみましたが4~5割ほど音漏れしていました。大きな音量で使うと周囲に聴こえるかもしれませんので注意が必要です。
ポーチ、ケース 「なし」
音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「B」
A30Kのイヤホンとしては良いと感じました。もう少し開封体験などにこだわって欲しいという方もいるかと思いますが、音に肝心のケーブルはしっかりしており、必要十分の構成だと感じました。
音質について「A3Kクラス」
ファーストインプレッション
正直に言うと初見では筐体がDAIS〇の300円シリーズにそっくりでめちゃくちゃ見た目の印象が悪かったです。ケーブルも細く絡まりやすいタイプで極限までコストを削った痕跡が見て取れます。然しながら実際に音を聴いたら度肝を抜かれました。音が軽く音場が高く晴れやか軽快で、開放感に溢れています。そして聴き凝らすと驚くほどに解像度が高い高い、分離性能が良い良い・・・。期待値が低かったこともあり「なんだこれ・・・」と思わず声が漏れました。
寒暖はニュートラル、低音は薄く明らかに高音寄りのバランスです。横の音場は広めで上方にサウンドステージが横展開される感じで、その上で音の密度が薄く、全体的にライト級感半端ないです。ドライバの素性は凄く良さそうなのに音が軽すぎてものすごく活かせて無い感覚です。乾いて軽めの音のDAWN PROと合わせたこともあり「なんちゅーピーキーな音色や・・・TinHiFi君攻めすぎ・・・」とか思っていました。
競合機種との比較について
ファーストインプレッションで書いたように形状と価格で言えばTanchjim ZERO, 価格帯で言えば7Hz SALNOTES ZERO, 竹CHU1,2などでしょうか。
エージング(バーンイン)
箱出しで3時間ほど使用した後、800時間通常の使用として3時間程度使用しました。エージング前後で、ややドライになり、解像感がやや落ち音が音がまろやかになった様に感じます。
アンプ(上流)による印象の違いについて 「やや少な目」
H2、M17, Xperia5iv, DAWN PRO等、使ってみましたが、概ね一般的な範囲ですがやや相性は少な目だと感じました。
試聴環境
Xperia 5 iv ”AppleMusic” -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
ボリューム40%-60%使いました。
M17 ”AppleMusic” -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
L Gain ボリューム44前後で使い評価しました。
帯域バランス 「やや高域より概ねフラット」
万人受けしやすい概ねフラットバランスですが、低域が薄めでやや高域が強いと感じます。
音色(寒暖、明暗、響き、粘度、湿度、厚み) 「A」
寒暖:やや寒色
明度:やや明るめ
響き:軽く抜け感あり
余韻:やや少な目
粘度:低め
湿度:ややドライ
厚み:薄いが
音色の密度が低い感覚があり、音の重さとして軽いという感覚のある音色です。また、抜け感が良く開放的な音色なこともあり、人によっては安っぽいと感じるかもしれません。Tanchjimといい結構極端な音色のチューニングなので好き嫌いははっきりとでるタイプでしょうか。
音場(広狭、重心、遠近) 「A+」
音場 左右:広め
音場 上下:標準的
音場 前後:標準的
音像高さ:高め
音像近さ:標準的
この価格帯の競合のイヤホンと比べて抜け良く、広く秀逸な音場表現かと思います。
定位、音像、分離 「A」
音場が広い事もあり、音像はある程度しっかりしており定位は上場です。SN感はそこまで高くないこともあり分離は価格なりな部分もありますが十分だとも思います。
解像度 「S」
解像度はこの価格帯のイヤホンとしては最高峰の高さかとおもいます。一昔前のA5K、A7Kなど倍近くする価格帯イヤホンにも迫る高さですね。一方で上流や楽曲など場合によっては音色のバランスから音のざらつきや汚さを感じられる場合もあるため、相性も重要になる表現です。個人的には後述するようにリケーブルを推奨します。
低域の質について 「B」
量感がやや少ないことに加えて、音色が軽く、この帯域は捨ててきたかな?とも思えるチューニングです。アタックやリリース、広がりなどが悪いわけではなく、中域と高域をしっかりと支える鳴り方なので多くの望まない方であれば問題は無いかと思います。後述するのですが標準ケーブルの品質はおまけ程度のものなのでぜひリケーブルをしてほしいです。
中域の質について 「A」
解像度の高い中域表現ですがやや、窮屈な鳴り方で安っぽさを感じます。音の軽さや抜けの良さが相まって芯の強さは残っている感覚でしょうか。後述するのですが標準ケーブルの品質はおまけ程度のものなのでぜひリケーブルをしてほしいです。
高域の質について 「A」
しっかりとでてはいるのですが音が粗っぽくピーク感や刺さりなどはないのですが質の部分に汚い響きを方を感じてしまいがちです。もう少し綺麗に響いて欲しいと感じる方もいるかもしれませんが、音のバランス自体は秀逸です。女性ボーカルのサ行などの歯擦音もほぼ刺さらず、調整された高域表現ではあります。。後述するのですが標準ケーブルの品質はおまけ程度のものなのでぜひリケーブルをしてほしいです。
周波数特性測定とか
左右差
やけにマッチングが良いです。1年前の中華の機種とかもっと結構バラバラだったのに最近は本当にどれもこれも品質がヤバイですね。
グラフについてはリケーブルすると十分に低音があるというのはよくわかりますね。
インピーダンス特性
競合機種との比較所感
Tanchjim ZEROとの違い
詳細は上記のファーストインプレを参考にしていただければと思いますが、個人的には概ね互角です。個人的にはC0の方がリケーブルができ、ボリュームを上げなくても良いので好きですね。尚、ZEROも一時期流行りましたが、C0もC0が得意な項目を重視される方には極端に高コスパだと感じます。いやはや面白いです。
vs 水月雨Moondrop 竹CHU
価格帯がちがうじゃないか!という人もいるかもですが、海外で竹CHUは19.9$でこのC0は17.99$でほぼ同じ価格帯です。
解像度と分離と定位はC0が高く、音の密度や低音までのバランスは竹CHUが良く、概ね同クラスだと感じますが、万人受けするのは間違いなくバランスの良い竹CHUです。やはり竹CHUの方が上手だと感じます。
ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
標準ケーブル[B]
正直に言って絡みやすく実用的にオススメできません。音が軽く感じる主要因締めているばかりか安っぽさの原因にもなっている様に感じました。
JSHiFi Nocturne4.4mm(PR:Giita) [A+]
低音の厚みがグンと出てくれる上に中域の音色の芯が太くなった感覚があり、高域の金属音の定位が良くなりますね。やや音像が下にさがり音像の高さはやや高い程度になりますし、一歩前にくることで実在感が増す感覚でしょうか。かなり素晴らしい相性で概ね気になった欠点らしい欠点が消えて長所を良く伸ばしてくれていると感じます。
唯一気になるのは高域で響きの雑さはこの価格帯のイヤホンだということを実感させられます。
NICEHCK SweetLife(PR:NICEHCK) [A+]
ボーカルの近さと音の明るさと解像感が素晴らしいですね。解像度は非常に高くA3Kのイヤホンだということを忘れそうになります。
音の分離感も良く、ボーカルも音が太くなる点は良いですが音場はかなりこじんまりしてしまった印象はあります。
元々の抜けの良さと響きが相まって心地よいサウンドだと感じました。音場は狭めですがかなり好きな音色ですね。
NICEHCK PurpleMoon(PR:NICEHCK) [A+]
https://ja.aliexpress.com/item/1005006109687775.html?gatewayAdapt=glo2jpn
いやー高い解像度に驚かされますね。横の音場はそれほどですが上下も広く全体的に音の調和がとれていることやボーカルがやや目立つバランスに仕上がっているのに低域も高域もしっかりと綺麗な音色に仕上がっています。やや扱い辛いケーブルですが音色はピカ一ですね。個人的にコスパの点が気になってA+にしていますがSでも良いかと思います。
NICEHCK SnowAg4.4mm(PR:NICEHCK ) [S]
優勝です!!。今回の組み合わせの中で一番驚いた音色だったと思います。温情全体のSN感が一気に引き上がり静寂のステージに音が繊細に浮かび上がる様な鳴り方をしてくれます。薄く雑な印象が全くなくなり気品が溢れ出るような音色です。
また左右の音場が極めて広い上に上限も広くまるで高級機の様相すら感じました。もちろんパワフルでエネルギッシュな方向性ではないのでその方向性を求めるのであれば逆なのですが、個人的には素晴らしい音色だと感じました。
NICEHCK SnowCat 4.4mm [A+]
https://ja.aliexpress.com/item/1005006053544304.html
完璧で究極のケーブルSnowCatを試す時が来ました!。いやーすばらしい。もう完璧ですね・・・・・・名前が!!。
コホン、えっと音ですが、音は普通に良い感じです。音場はやや広めで音像がすこし下がり音に重さと実在感と上品さを良い塩梅で足してくれます。解像度も高く音色はやや暖色傾向になり下から上までしっかりと度の音色も綺麗に奏でてくれています。全体的に欠点らしい欠点も少なく、かなり優等生だと感じます。SnowAgでは元のC0の音色がどこへいったの?という感じになってしまうのでC0の音色を大きく変えないばあいはこちらもありだと思います。
NICEHCK BlackCatUltra4.4mm(PR:Giita) [S]
素晴らしい音色で驚きました。やはり良さはサウンドバランスの抜群さでしょうか。低域がしっかり出ていることに加えて中域から高域までどの帯域もしっかりとした実在感と自然さを良質した音色を出してくれています。Nocturneは中域が素晴らしかった一方で高域の表現が粗っぽく耳障りさすら感じなくも無かったのですがしっかりとした音色に纏めてくれています。
NICEHCK BlackCat4.4mm [A]
Ultraがあまりにも良かったのと、前回から標準とのイメージの差が大きかったので標準のBlackCatとも聴き比べてみました。
結論から言えばやはりUltraと無印は結構別の印象のケーブルで比べると、中域がへこんでおり、やや解像度が低いですね。またSNが高く無駄な音が少ないことは良いのですがやや情報量が少ない印象です。音がパリッとするのは無印ですが全般的に音を強く逞しくしてくれるのはUltraだと感じます。ちなみに線材比べると本当に別物に見えます(笑)。
NICEHCK BlackInk 4.4mm [A]
音像が中央に少し寄る感じがありますが、その分音の厚みが出るタイプですね。やや音像は下にさがってくれて近づく感じなのですが音の重なりの気持ち良さあり、あまり暑苦しさもありません。抜け感の良さのおかげでしょうか。高域から低域まで音色は綺麗ですべらかな印象ですね。
個人的には音場が狭い方が好きという方には良いケーブルかと思いました。
TRIPOWIN Seraph4.4mm(PR:LINSOUL) [A+]
ファーストインプレ参考ですが、Sでも良いのですがコスパ的にA+としています。
番外USBC ONE DSP ケーブル 「A+」
USBCコスパ的に優勝です!!いやこれめちゃくちゃ強いです。総じて両方のイヤホンに言えることはケーブル由来と思われる音の軽さがあることでこのDSPケーブルは結構その点を手軽に改善してくれる点は素晴らしいです。
まとめ
ということでできればリケーブルして欲しい機種です。個人的に今回試した中であれば、個人的にコスパならSnowAG、絶対音質ならBlackCatUltra、USBCならONEDSPでした。
イヤーピースによる印象の違いについて
一応下記構成でイヤーピースも変更してみました。
M17 "AppleMusic" -> BlackCatUltra-> イヤホン -> 「 」
標準イヤーピース 「ー」
JVC SpiralDot++(音場、高域、低域重視) 「A+」
今回のデフォルトイヤーピースです。比べてみると他のイヤーピースよりドンシャリ傾向になり、横の音場が広大になるほか音像の定位、分離がかなり向上しているようです。かなり良い相性だと思います。
Spinfit W1(中域、低域、解像度重視) [未評価]
AZLA SednaEarfit Max(ボーカル重視、低刺激)[A+]
←ASE-500の方が安いですw
ボーカルがしっかりと前に来ますね。横の音場は狭くなってしまうのですが中域からミッドベースまでの厚みはC0に足りない部分を付け足してくれているようで相性の良さを感じます。
日本ディックス COREIR コレイル BRASS Pentaconn [未評価]
まとめ
ボーカル重視ならMAX、音場重視ならSpiralDot++です。
音質の総評、所感:A3K Tier2 参考価格:2900円
個人の主観的な好みで言えば85点、私が客観的だと思う好みの点数としては76±7点です。A3Kという価格帯と音のレアリティ、ユーザビリティを考慮した総合的なランクはTier2としました。
このイヤホンはリケーブル後は素晴らしいのですが、どうしても付属品の品質に引っ張られている感じですね。個人的にA3Kの筐体性能で言えばZVXや竹CHUに並んで強いと実感しています。
各社色々なZEROの名前のイヤホンを出しているのですが何となくどの会社(ブランド)も音の作りの原点になるような音色の設計になっているのは面白いなと思います。また、リケーブルの項目では沢山のケーブルを試してみていますが、それほどリケーブルが楽しい(伸びしろがある)イヤホンだったのも関係しています。今読み返すとやり過ぎた感がありますね(笑)。
最後に、このような素晴らしいイヤホンをレビューする機会をいただきましたLinsoul様に感謝申し上げます。
Appendix
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