ゆるふわオーディオ日記(blog)

気に入ったイヤホン、ヘッドホン、アンプ等のオーディオ体験を日記ブログとして思うままに書いています。ゆるキャラ、モフモフ、ポフポフ、ふわふわが大好きです。2年で400本ぐらい機材が増えてレビューBlogになりつつあります💦。アフィリエイトはレビューとかプレゼント企画の資金にさせてもらっていますニャ。

レビュー:ARTTI T10 平面駆動イヤホン A7K?A10K(8159円) Tier1 リファレンスとなるニュートラルサウンドにして高コスパ平面(PR:Volkchoi)

こんにちはゆるふわとオーディオしているすのーです。

今日はVolkchoi様より依頼の平面駆動イヤホン「ARTTI T10」のレビューです。尚、レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもありいつもと同じ基準で記載しています。f:id:el_snow:20231209212201j:image

結論:A7K Tier1 ニュートラルバランスで最高コスパ平面駆動(要パワー)

平面駆動イヤホンARTTI T10 は新規参入メーカーの処女作ではありますが、極めてまじめに作られたレベルの高いニュートラサウンドのイヤホンです。平面駆動型故に鳴らしずらい部分はあるのですが、高い基本性能に裏打ちされた音色は癖が無く微ドンシャリに纏められたバランスはモニターサウンドとしても使え、今後のリファレンスになる一本だと感じます。

中級者以上ではリケーブルによる伸びしろも高く、自分好みのサウンドに染め上げることも可能です。解像度などの高さは競合のイヤホンと比べても高く、コストパフォーマンスに大きく優れます。個人的に惜しむべきはデザインであまり万人受けするデザインと色ではないように感じますが、肌になじむ色合いは設計思想としてイヤホンは道具であるとともに、音に注力したいとう思いの体現としてコストダウンを図った結果にも思えます。

T10は1万円以下でニュートラルで基礎性能が高いイヤホンを探している方にオススメできるイヤホンです。

Pros(優秀な点)

◎ 高い解像度と音の立体感

〇 高い基礎性能

〇 ニュートラルなサウンドバランス、まじめな音作り

〇 リケーブル不要とも言えるサウンドチューニング

〇 リケーブルによるサウンドチューニングの余地がある

〇 ケーブル、ケースが使いやすく、必要十分なパッケージ

Cons(微妙な点)

ー ニュートラルな音色なので面白みが少ないと感じる場合も

△ 音量が取りづらい(要パワー)

△ 筐体のデザインが(個人的にかなり)ダサい

4.4mmも同額の8159円です。

いつも通り量があるので上記の結論以外は気になる部分をリンクから読んでもらえればと思います。

動機付けなど

前回の記事、モチベーションなど

ファーストインプレの通りですねー。

el-snow.hatenablog.com

販路、購入先

現在、日本国内であればAmazon での購入が可能です。Amazonのストアはこちらです。

BF中のみ20%引きの8159円だと思っていたのですが、こちらが通常価格のようですね。現状、高コスパというかA7Kのまともな平面駆動と言われればこれしかありません。

SPEC

Amazonのサイトなどを見てもらうのが良いかと思います。
モデル:ARTTI T10

ドライバー:14.2mm デュアルマグネット平面駆動ドライバー

THD総調波歪率:≤1.5% @1kHz

インピーダンス:16.5Ω±1% @1kHz

感度:96dB/mw @1kHz

再生周波数帯域範囲:20-20k Hz

プラグ仕様:3.5MM-0.78PIN シングルエンドプラグ

ケーブル:1.2 M±0.1M 0.05mm*216本 4芯オーストラリア高純度銅銀メッキケーブル

箱とか付属品とか本体

開封体験 「〇」

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ファーストインプレでやっていますのであっさりと行きたいと思います。

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かなり簡素なパッケージですすね。気になったのはマニュアルが無い点でしょうか。プロトタイプだから無いのかと思ったのですがサイトの情報でも無さそうです。

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ケーブルの左右や装着の仕方などこれぐらいのことはわかるという中級者向け以上を対象にしている感じですね。

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筐体 「両側計7.1[g]」

本体は大きめなのですがかなり軽いですね。ちなみにD13と同じ形状という話ですが本体の大きさはかなり違います。

 

コネクタ 「2pin」

 

ステム形状 「6.12‐5.65mm」

 

直流インピーダンス 「L15.4, R 15.1[Ω]」

ケーブル 「2pin 3.5mm3極」

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ケーブルの線材はA15KクラスのGalileoなどの線材と同じですね。S12よりは下のグレードですが悪いケーブルではありません。尚、プラグやコネクタは別ものですね。

重さ 「20.6[g]」
直流インピーダンス 「0.3,0.3[Ω]」
タッチノイズ 「少なめ」

付属イヤーピース「」

いつも通り残念ながらどのイヤーピースも自分にはフィットしませんでした。

使い勝手の評価

ホワイトノイズ 「実用上問題無し」

ややホワイトノイズが出やすいM17のMAXヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみたが、ホワイトノイズはありませんでした。実用上は問題ないかと思います。

寝ホン 「A」

本体は平面駆動としては薄めですし。寝フオンにはそこそこ向いているとおもいます。

音漏れ、遮音性 「2割程度」

指でステム側を抑えて遮音してみましたがほぼ音漏れはありませんでした。大きな音量で使うと周囲に聴こえるかもしれませんが、かなり少な目なので安心して使いやすいイヤホンです。

ポーチ、ケース 「セミハードタイプ」

セミハードタイプが付いています。使いやすく丁度良い大きさです。

音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「A+」

A7Kのイヤホンとしてビルドクオリティ、付属品などは一流です。A10だったとしても十分なクオリティですね。

音質について「基準A7Kクラス」

A10Kにするか迷いましたが発売以後ずっと7Kで売っており10Kの実績が今のところ無いので7Kクラスにしました(今後値引きが無くなる可能性はあります)。

ファーストインプレッション

ファーストインプレはこちらを御覧ください。

el-snow.hatenablog.com

競合機種との比較について

競合としては言いたいのですが、この価格ですとあまりいませんというかいません。一番の好敵手と思っていたKEFINEのKlanarはどうやら18000円が通常価格らしく価格帯が合いません。NICEHCK のF1PROも価格帯が上になってしまいます。となると最近出たKZ PR3といった低価格平面やTRN朱雀などのスクウェアプラナーとなりますが、個人的にはちょっと相手にならないです。

となるとやはりS12という少し前の定番A20K平面駆動イヤホンが相手になる感じですね。

エージング(バーンイン)

箱出しで5時間ほど使用した後、1000時間程エージングし、通常の使用として20時間程度使用しました。エージング前後で、あまり大きな変化は感じていません。

アンプ(上流)による印象の違いについて 「ややあり(平面として少な目)」

FIIO M17

 差は大きくありませんが、GainをM以上、Hやヘッドホンモードぐらいにした方が印象が良いです。どこがとは言いずらいのですが何となく抜け感が悪く、やや相性が悪い感じがします。一応は今回の基準になっています。

Truthear SHIO

LowGainとHighGainでの差は小さいですがHighの方がやや立体的な音色です。。横の音場が広く定位が分かりやすいので個人的には好きな音色ですね。

Aiyima H2 + okcsc C2T  + Xperia5iv

 音が近く迫力があり、響きが豊です。よこは狭いのですが、音の厚みがたっぷりあり、前後の立体感は抜群です。ボーカルが近く高めなのでボーカルものを聴くには好きな方が多そうな音色です。

AZLA A100

横に広く十分な音量も取れる上で音がきっちりと広がるので500円の差分で付いてきたDACとして鳴らせる音としては十分ですね。

まとめ

ということで普通に上流影響を受ける音色でしたが、P2PlusやNightingaleやS12ほどではなく、平面駆動タイプですが一般的なダイナミック型ぐらいの相性だと感じます。

尚、少し感度が低めな点はあるので音量は少し上げる必要があるかもしれません。

メイン評価環境

M17 ”AppleMusic” -> 標準ケーブル->  イヤホン -> SpairalDot++

HighGainモード ボリューム39前後で使い評価しました。

帯域バランス 「弱ドンシャリ~フラット」

今風のサブベースもしっかりでる弱ドンシャリ型~概ねフラットな聴感バランスです。低音が強い、高音が凄いなどイヤホンに個性を求めている人には合いにくいですが万人受けしやすい見事なバランスだと思います。

音色(寒暖、明暗、響き、粘度、湿度、厚み) 「A+」

寒暖:ニュートラ

明度:ニュートラ

響き:ニュートラル~やや少なめ

余韻:普通

粘度:ニュートラ

湿度:ニュートラ

厚み:普通

速さ:普通~やや速め

いやはや凄いニュートラルな音色です。特徴を書きにくいというより全体にレベルが高く弱点らしい弱点も少ないというベンチマークになり得る音色だと感じます。新参メーカーなため、鮮烈なデビューの為には尖った音色のイヤホンのチューニングにすることもできたと思うのですが、それは2作目のR1が担当しており、このT10はこのメーカーがニュートラルな音色をしっかりと作れるという事を示すための物なのだと感じます。

こう書くとモニター的な音色とも思われそうですが、十分モニターとして使えるばかりか全域にた高い解像度はリスニングイヤホンとしても優れています。

音場(広狭、重心、遠近) 「S」

音場 左右:広め

音場 上下:普通~やや広め

音場 前後:やや広め

音像高さ:標準的

音像近さ:標準的

この価格帯の平面駆動イヤホンとしては見事な音場表現かと思います。上流のパワーはやや必要ですが平面駆動らしく横の音場感が広いだけでなく音の立体表現が上手いです。流石にS12や最近でたA15KのKiwiears Melodyなどと比べると前後の空間表現はイマイチなのですがこの価格帯ではずば抜けています。A10Kの比較対象として良いか難しいKZ PR3(標準ケーブル)などと比べても歴然とした差があります。

定位、音像、分離 「A+」

音像がしっかりとしており、値段を考えれば十分な表現力というかずば抜けて良いレベルです。音の分離がしっかりとしており、1つ1つの音を追うのは容易で他のA7Kクラスとしても大きな差があります。

解像度 「A+」

解像度はこのクラスとしては極めて高いです。A20KクラスのS12と比べると解像感や明瞭さでは劣るもののほぼニュートラルなだけであり、しっかりとした音像を作ります。

低域の質について 「A+」

サブベースから中低域まで量感がしっかりとありながら、アタックやリリースといった音の立ち上がりも十分に速く、低音も適度に広がるバランスの良い音色です。音のエッジは丸く棘が無い傾向があるのですがテンポの早さ自体はしっかりとしており、平面駆動の早さもしっかりとあります。低音のみでいえばやや暖色系の響きがありますが、S12などの上のクラスと比べて響きは少なめでデッドな空間に適度な余韻を持つ特徴があります。秀でた音色では無いのですが高いレベルで纏まっています。

中域の質について 「A+」

空間表現が良いため楽器を聴く方合うイヤホンと思わせて一番の魅力は中域なのではないかと思わせる表現力です。各楽器の表現はしっかりとしていることは当然ながら、音の距離感がわかりやすくその音色も自然です。

また、ボーカル等の表現も良くS12などでは寒色すぎると思うような曲でも卒なく鳴らしてくれます。立体感のある空間の中ではやや中域の音像は遠めですが十分な解像度で細かい抑揚も描写してくれます。

高域の質について 「A

量感は普通ですがいかにも平面らしく澄んで綺麗な高域表現です。S12やPR3などと比べると量感も少なく、平面らしい澄んで伸びる高域のイメージはやや少ないかもしれません。ただ同価格帯のイヤホンと比べると表現は突出して良く、優しく繊細であり女性ボーカルのサ行などの歯擦音もほぼ刺さりません。

周波数特性測定とか

左右差

左右差は見事に揃えてあります。ファーストインプレでも書きましたがかなりS12系統のドライバを彷彿とさせるチューニングです。

vs Letshuoer S12 Pro

S12 Pro比べると中高域、そして15KHz以上の超高域の量感が少な目に調整されています。この少しの調整がS12の特徴でもあった攻めた高域なのだろうと思います。

インピーダンス特性

平面駆動らしいインピーダンスはどフラットです。

ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」

リケーブル関係の注意

注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。

幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。

*基本的に試聴構成は同じですが、4.4mmバランス時はボリュームを3.5mm時と同等まで下げています。

標準ケーブル[B]

横縦に音場が展開されるケーブルです。

LETSHUOER S12ケーブル4.4mm 「A+」

ファーストインプレの引用です

いやはや、優勝ですよこれ(´;ω;`)ウゥゥ。素晴らしいですDAWN PROがS12に匹敵する解像度に広い音場、やや湿度があって乾きすぎないニュートラルさも両立しています。音場も広大で文句無いです。。。

何気に周波数特性を見た時はジェネリックS12になれば良いかなと思ったのですがケーブルを揃えたDAWN PROでの音色は結構互角レベルというか超えてる感があります。

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聴き直しても素晴らしい音質ですね。解像度が1段上がり、横の音場はある程度狭くなりますが上下と前後の音場がぐっと広くなり音の臨場感が増しますね。適度な距離感と中域の湿度感が1ランク上の音質になったと実感させてくれます。

NICEHCK  SnowAg 4.4mm [A+]

解像度が1~2段解像度が上がり、音像が近くなり前後の立体感がしっかりと出た上で横の音場の広さは変わりません。上下も少し広がりますが音像がやや上の位置に上がってしまう点は好みがわかれるかもしれません。

よりドンシャリ傾向がしっかりとでるため楽しい音色になることもあり、かなりすきな傾向です。bb

TRIPOWIN Altea4.4mm [A]

 
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低音が強くなり解像度が上がり音の湿度感が上がります。空間は広大で広いのですが相対的にやや中域が遠いのでオーケストラなどのスケール感を味わう音楽には最高に相性が良いです。また低域の量感もアップしますし定位も良いので本当に使いやすいケーブルですね。

NICEHCK  PurpleMoon(PR:NICEHCK) [A+~S]


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全体的に解像度が上がり前後の音場が広がり、立体感が出てます。そうそうコレコレ、ってかんじです。高域が煌びやかに伸びるほかボーカルなどのブレスなど細かい抑揚までしっかりと描写してくれます。低音もややエッジがでて音像が明瞭になる印象です。空間の定位や分離もしっかり維持しつつボーカル域の迫力がありますし個人的にはかなりバランスが良いケーブルだと感じます。

NICEHCK  BlackCatUltra4.4mm [A]


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全体的に解像度が上がり、音色にメリハリがでて音の輪郭がしっかりはっきりする印象です。解像感があがるため相性が良さそうと思っていたのですがそれほど音場も広く無く、思ったよりも普通な印象です。

NICEHCK BlackCat4.4mm [B+]


相性が良いだろうと思い試したUltraの相性が思ったよりあれだったのでこれは無印の方が良いか?と試したのですが更にイマイチでした(笑)。解像度が下がりさらに音の輪郭がはっきりとする傾向です。Ultraに比べて分かりやすく派手な音色になってしまうので細部が潰れてしまう感覚があります。標準からの味変という感じですね。

NICEHCK SweetLife [A]


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解像度が2段ほど上がり音がグッとちかくなりますね。横の音場はやや狭くなりすこし残念です。前後の音の立体感と音色は明瞭で見事なので音場を重視しない人にはかなり良い選択だと感じました。個人的には好きでは無いですが、音色の良さは素晴らしいです。

Yongse Expert AgMax8 4.4mm [A+]

NICEHCK  DeepSnow 4.4mm「A+」

el-snow.hatenablog.com


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音像が高く音が少し明るめで寒色よりになります。2K円のケーブルとしてはかなり高い解像度ですし、高域の楽器の余韻や音色の美しさは見事ですね。音のスピードが速くニュートラサウンドバランスにDeepSnowの高解像度寒色の味付けが上手くマッチした印象です。

また、デザインも意外と合っており、個人的にはかなりアリだと思いました。

まとめ

ということで標準は悪いとは言わないのですが中庸な音色で、ニュートラルな音色傾向なこともありやや一聴すると面白みを感じにくい音色で、リケーブルして自分好みの味をつけてから本番にもなるという伸びしろ満点のイヤホンだと感じました。

ちなみに個人的に今回試した中であれば、コスパならDeepSnow4.4mm、。音質ではPurpleMoonが良いと感じました。

イヤーピースによる印象の違いについて

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一応下記構成でイヤーピースも変更してみました。

M17 "AppleMusic" -> 標準ケーブル-> イヤホン -> 「     」

標準イヤーピース 「ー」

JVC SpiralDot++(音場、高域、低域重視) 「A+」

 

今回のデフォルトイヤーピースです。比べてみると他のイヤーピースよりドンシャリ傾向になり、横の音場が広大になるほか音像の定位、分離が向上しているようです。良い相性だと思います。

AZLA SednaEarfit Max (ボーカル重視、低刺激)[B+]

←ASE-500の方が安いですw

ややカマボコになることで全体のバランスはよりフラットな方向性になりますね。音場はやや狭くなるのですが音の滑らかさはより際立つイメージです。

音がややウェットな方向性になる感じですが際立った良さが目につかないイメージで中庸な音というイメージです。コストにわりには良さが分りにくい気はしました。

Spinfit W1 [S]

 5サイズ展開になったW1です

低音の締まりの良さ、ややドライで寒色で音の輪郭がはっきりとするほか解像感も増すことで全体の音の臨場感やグレードが上がった感覚が出ますね。左右の音場感はやや減ってしまいますが、代わりに前後の音場感がグッと広がる点も素晴らしいです。個人的に素晴らしい相性だと感じました。

日本ディックス COREIR コレイル BRASS Pentaconn [A+]

中高域の音色が良く伸びますね。分離や定位の良さはそのままに高域が明るく明瞭になります。S12ぐらいが苦手な人は音色が少しキツイと感じるかもしれませんがこれはこれで癖になる高域です。樹脂筐体をネガティブに感じている人はCOREIRによってその部分を改善できるかもしれません。

まとめ

音色と解像度重視ならW1、域重視ならコレイル、音場重視ならSpiralDot++が好みでした。

音質の総評、所感:A7K Tier1  参考価格:8159円  

個人の主観的な好みで言えば86点、私が客観的だと思う好みの点数としては92±6点です。A10Kという価格帯と音のレアリティ、ユーザビリティ、初心者へのお勧め度を考慮した総合的なランクはTier1としました。

 

マイナスの要因としては大きく二つ音量が取りずらいこと、そしてデザインがどうしてもさえない点です。それ以外はニュートラルで尖った個性を感じずらいという点以外に欠点らしい欠点も無いというのも素晴らしいです。

当然、平面駆動型ということで上流のパワーを要求する点は注意が必要ではあるのですが、S12などともほぼ同じでそこまでハードルは高くないです。

個人的にリケーブルやイヤーピース変更で追い込んだ音はA7K?A10Kの値段では最高峰と言って良く、筐体性能だけで言えばS12クラスに迫るものです。折角なので最近の平面駆動と比較した総評を書きますと。

vs Kefine Klaner

低音寄りで音色の特徴がしっかりしているのがKlanarでニュートラルな音色で癖が無いのがT10になります。基本的な基礎性能は近いですが、装着感やケーブル構成などKlanarの方が全体の完成度は高い様に思います。一方で現時点では価格帯が2ランク、2倍以上高くなっており、コストパフォーマンスではT10が大きく上になっています。低音寄りで楽しい音色が好きであればKlanarですが、癖の無いリファレンスになりうるイヤホンであればT10ですね。

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vs NICEHCK F1 PRO

まだ聴き込み始めたところなのですが筐体の基礎性能は似ていますが、F1PROの方が少しだけ上かもしれません。F1PROはすこし音色が暖かく滑らかで朴訥な魅力があり、T10はニュートラルな音色です。価格はAliexpressで14000円近く同じく1ランク上の価格になっており、価格の差があるなという感じです。Cyanケーブル同梱版はコストパフォーマンスが高くAliexpressに抵抗が無く、より良い音を目指している方などはF1PROがオススメですが、よりコストが安く癖の無い平面駆動イヤホンを探している方はT10がおすすめです。

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KZ PR3

Amazonでの価格はほぼ同じですね。ただ付属のケーブルケースなどはT10が圧倒的に良いです。PR3の音色はKZ的なピーキーサウンドバランスであったりインピーダンスが荒れていることを始めあのKZだから・・・などw、PR3は一般人には全く勧められない(誉め言葉)イヤホンなのにたいして、T10は価格帯でニュートラルで王道な平面駆動を1つと言えばコレといったレベルに纏め上げられています。尚、本体デザインは個人的にPR3が圧倒的に好みです。一般人にはT10がおすすめですね。

el-snow.hatenablog.com

ということでT10同じ平面でなくともかなり高いレベルに纏められています。20%OFFがいつまなのか今後もなのかはわかりませんが、かなり素晴らしいイヤホンだと思います。

また、このT10、かなりフラットなイヤホンですので今後のA10Kのイヤホンのベンチマークリファレンスとして使っていこうと思います。

最後に、このような素晴らしいイヤホンをレビューする機会をいただきましたVolkchoi様に感謝申し上げます。

Appendix

購入リンク

 

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