こんにちはゆるふわオーディオのすのーです。
今日はSIVGA様より依頼の平面駆動イヤホン「SIVGA Nightingale」のレビューです。尚、レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもありいつもと同じ基準で記載しています。
結論:優雅で余裕を感じる空間表現、高い基礎性能(要パワー)
SIVGA Nightingaleは今風のサウンドチューニングではないのですが、優雅で余裕を感じさせる上質な空間表現とパワフルな低音と音の立体感の秀逸さが魅力的な平面駆動型イヤホンです。
本領発揮には上流のパワーを要求するためやや鳴らしずらいですが高い基礎性能があり、しっかりとしたアンプで鳴らした音色は素晴らしいの一言です。
付属品のセミハードケースとイヤーピースと4.4mmパランス端子のケーブルは交換不要と言って良い程の上質なものが付属していますが、イヤホンと本体を接続するためのマニュアルなどはありませんし、一般的な3.5mmの選択も準備されていません。筐体はリケーブル対応しているためサウンドチューニングの余地はあるのですが、ハーフハイトのQDC端子のため装着できるケーブルは選びます。箱出しの音がややピーキーな点も注意が必要です。
ここまで書いて分かるように中級者以上に割り切った設計となっており、とても万人向けのイヤホンではありません。しかしそのマイナス面を補うほどの魅力的な音色と素晴らしい空間表現があります。個人的には優勝したので、ここまで読んで「逆にワクワクするぞ」と言う方にはぜひともオススメしたいイヤホンです。
また、筐体のフェイスプレートは木製のため木目が特徴的で、それぞれユニークなフェイスプレートになるため所有欲を擽ってくれるはずです。初心者にはなかなかオススメできませんが、魅力的な音色と所有欲を満たす事に振り切った中級者以上、上級者には極めて魅力的なイヤホンです。
Pros(優秀な点)
◎ 優雅で余裕を感じる上質な空間表現
◎ 高い解像度と音の立体感
〇 高い基礎性能
〇 1つ1つ異なる木材を使ったユニークで特徴的な意匠
〇 リケーブルによるサウンドチューニングの余地がある
〇 ケーブル、ケースが使いやすく、中上級者に必要十分なパッケージ
◯ リケーブル不要とも言えるサウンドチューニング
Cons(微妙な点)
△ ステムが着脱できるがマニュアルが無い
△ ハーフハイトのQDC端子(一部2pinは奥まで入らない)
△ 筐体がやや傷つきやすい
△ サブベース(超低域)の量感が弱めのチューニング
△ 上流のパワーがなければ音の立体感が失われやすい
△ 箱出しの音がやや悪く感じやすい(1日ほどでもエージングさせると良い)
✖ 一聴したバランスが今風のサブベースが出るチューニングではない
量があるので上記の結論以外は気になる部分をリンクから読んでもらえればと思います。
- 結論:優雅で余裕を感じる空間表現、高い基礎性能(要パワー)
- 動機付けなど
- 箱とか付属品とか本体
- 音質について「基準A50Kクラス」
- 周波数特性測定とか
- ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
- リケーブル関係の注意
- イヤーピースによる印象の違いについて
- まとめ
- 音質の総評、所感:A50K Tier2 参考価格:37500円
- Appendix
動機付けなど
前回の記事、モチベーションなど
SIVGA様からの依頼なのですが、SIVGAが極めて優秀なヘッドホンを販売していること、そしてそのSIVGAが平面駆動型のミドルクラスイヤホンを作ったと聞いて受けずにはいられませんでした。
素晴らしいヘッドホンのレビュー記事はこちらです。BF期間中はAmazonでセールをしているのでかなりおすすめです。
販路、購入先
現在、日本国内であればAmazon での購入が可能です。
SPEC
Googleからは表示されないようですが下記が公式ページです。
LINSOULサイトの引用です。
展開図ものっていますね。
箱とか付属品とか本体
開封体験
結構凝った布張り?の箱で届きます。
裏はこんな感じ
しっかり締まっているので結構開けるのに苦労します。
中を開けると本体とケースが出迎えてくれます。
かなり綺麗です。
ケースの質感はマジで良いです。しっかりとハードタイプですが上質だぞ!!と訴えかけてくれるような迫力があります。
中にはケーブルとイヤーピースが収められています。
かなり簡素なパッケージですすね。気になったのはマニュアルが無い点でしょうか。プロトタイプだから無いのかと思ったのですがサイトの情報でも無さそうです。
ケーブルの左右や装着の仕方などこれぐらいのことはわかるという中級者向け以上を対象にしている感じですね。
筐体 「両側計12.8[g]」
本体はこの価格帯だと普通でしょうか、重量感はありますが軽い方だと思います。
フェイスプレートはSIVGAらしく木製で表面がニス?で保護されているタイプです。1か月ほど使ったのですが耐擦傷性はあまり強くないようです。木目も一品ものだと思いますので大切に使いたいです。
コネクタ 「QDC2pin ハーフタイプ」
QDCコネクタと互換性がある形のようで、高さが半分ほどしかありません。2pinとして使う上でケーブルによっては約半分しか刺さらない点は注意が必要です(短めのピンのものは全部刺さる)。音を出す分には問題ありませんが、普通のQDCよりやや抜けやすい点は注意が必要です。
ステム形状 「6.2‐5.24mm」
やや太めですが一般的な範囲です。気を付けたいのはノズル交換が可能なタイプでCCW方向に回すことでノズルが取れます。フィルタ詰まりなどのメンテナンスを考えると良い構造ではあるのですが使っている内に緩むこともあるのでしっかりと締めて使う様にしたいです。(私は緩みました)
直流インピーダンス 「L16.8, R 16.8[Ω]」
ケーブル 「QDC 2pin 4.4mm4極」
程良い質感の良いケーブルです。取り回しも良くしなやかですし適度な細さで使いやすいです。4.4㎜のみなので中級者向けですね。
重さ 「24.2[g]」
直流インピーダンス 「0.9,0.9[Ω]」
タッチノイズ 「少なめ」
付属イヤーピース「2種類 合計7ペア」
いつも通り残念ながらどのイヤーピースも自分にはフィットしませんでした。
使い勝手の評価
ホワイトノイズ 「実用上問題無し」
ややホワイトノイズが出やすいM17のMAXヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみたが、ホワイトノイズはありませんでした。実用上は問題ないかと思います。
寝ホン 「A」
本体は価格帯としては薄めですし。寝フオンにはそこそこ向いているとおもいます。
音漏れ、遮音性 「2割程度」
指でステム側を抑えて遮音してみましたがほぼ音漏れはありませんでした。大きな音量で使うと周囲に聴こえるかもしれませんが、かなり少な目なので安心して使いやすいイヤホンです。
ポーチ、ケース 「セミハードタイプ」
立体加工が美しいセミハードタイプが付いています。使いやすく丁度良い大きさです。
音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「B」
A50Kのイヤホンとしてビルドクオリティ、付属品などは一流です。しかしながらマニュアル無し4.4mmのみ、ステム構造の説明なしと、実際につかってみて不親切な部分が多い様に感じました。その点を踏まえるとイヤホンがどのようなものか分かっている人、中級者向けになってしまうかと思います。特にステムに関しては私自身も緩みに気付かづ使って音質が悪くなったと勘違いしたこともあり、注意が必要です。
音質について「基準A50Kクラス」
ファーストインプレッション
ファーストインプレはこちらを御覧ください。
el-snow.hatenablog.comel-snow.hatenablog.com
競合機種との比較について
競合としてはこの価格ですとDARUMA AUDIOの碧虎、TINHiFi P2 Plusなどが候補にあがりますね。
P2 Plusに関してはエージングで当たり個体ということを条件にすればやはり価格差なりの差がしっかりとあります。しかしながらP2Plusほど駆動力が不要な点は使いやすく回りの評価を見ても個体差が少ない点も優秀です。
碧虎に関しては試聴のみなので詳しい評価は控えるのですが価格差を踏まえると良い勝負をしていると感じます。碧虎の方がフラットから弱ドンシャリで万人受けしやすいチューニングであり、Nightingaleの特異なカマボコバランスチックな鳴らし方とは異なりますね。個人的にはNightingaleの攻めたサウンドの方がハマれば強い感じになるだろうと思います。
エージング(バーンイン)
箱出しで5時間ほど使用した後、1000時間程エージングし、通常の使用として20時間程度使用しました。エージング前後で、解像度が下がり、音像がぼやけたので驚きを隠せなかったのですが、使うことでステムが緩んでいただけでした。実際には音の立体感がより秀逸になり、解像度が上がり音が整ったように感じます。
アンプ(上流)による印象の違いについて 「要パワー(平面として概ね普通)」
FIIO M17
ファーストインプレに書いた通りですがエージング後はGainをM以上、Hやヘッドホンモードぐらいにした方が印象が良いです。今回の基準になっています。
FIIO BTR7
Lowゲインでは結構イマイチでしたがHighゲインにするとかなり良くなりました。ボリューム12ほどで評価しましたがかなり良いと感じます。
Truthear SHIO
LowGainは音が薄く団子になり立体感がありません。しかし、音に暖かみと凝集性がでたような感覚がありそこまで悪くはありませんでした。HighGainにすると前後の立体感出るのでギリギリ合格点?という感じもしますがやや解像度が物足りません。
Aiyima H2 + okcsc C2T + Xperia5iv
やや解像度は低い感じがありますが、音の厚みがたっぷりあり、立体感は出やすいです。音量は取りやすいためボリュームでギャングエラーが目立ち使いにくいです。
まとめ
ということで普通に上流影響を受ける音色でしたが、P2Plusほどではなく、平面駆動タイプらしい音色です。いずれにしてもゲインの高めが相性が良い様に感じました。
また、パワーが必要なのですが、音量は取りやすいため爆音になりがちでボリュームが上げずらいです。
メイン評価環境
M17 ”AppleMusic” -> 標準ケーブル-> イヤホン -> SpairalDot++
ヘッドホンモード Gain ボリューム25前後で使い評価しました。
ということで、上記の環境で聴くこととしました。
帯域バランス 「超低音域弱めフラット」
サブベースが極めて弱めになっている点以外は概ねフラットバランスです。唸る地響きの様なサブベースを求めている方い以外には万人受けするように感じます。
音色(寒暖、明暗、響き、粘度、湿度、厚み) 「A+」
寒暖:やや暖色
明度:ニュートラル
響き:やや残響感あり
余韻:豊富
粘度:やや高め
湿度:ニュートラル
厚み:やや厚め
速さ:やや速め
サブベース帯域がスッキリとしていることで低音がすっきりとして開放型ヘッドホン的な音の広がりを感じさせる方向性です。音に余裕があり、壮大さを感じさせる音色は立体的でその表情が豊で彩りがあるという感覚があります。音像表現と鳴らし方の上手さが際立つサウンド感は平面駆動型の中でも中々無いタイプの様に感じます。
音場(広狭、重心、遠近) 「S」
音場 左右:やや広め
音場 上下:やや広め
音場 前後:広め
音像高さ:標準的
音像近さ:やや近め
この価格帯の平面駆動イヤホンとして十分な音場表現かと思います。上流のパワーは必要ですが平面駆動らしく音の立体表現が上手く音場が広く、空間表現はこの価格帯でもピカ一です。
定位、音像、分離 「A+」
音像はしっかりとしており、値段を考えれば十分な表現力です。特に立体的な音像表現に基づく音の分離感と音の定位の良さはこのクラスの平面駆動でしか味わえないレベルですね。
解像度 「A」
解像度はこのクラスとしては十分に高いです。音一つ一つをとっても明瞭さがあり、しっかりとはしているのですが競合平面駆動の高価格イヤホンと比べるとやや分は悪いかもしれません。
低域の質について 「B+」
アタックやリリースのスピード感はゆったりとしているのですが早さ自体はしっかりとしており、遅さを感じさせない絶妙なバランスです。適度な余韻があること中低域以上の量感がしっかりして良く響くことですっきりとしつつも適度なパワー感がありますね。気になるのはサブベースの量感で耳を直接振動で揺さぶる様な低音表現は無いと言っても良いのでその点は好き嫌いが分かれるかもしれません。個人的には優秀な表現だとは感じつつも少し物足りない気持ちにもなります。
中域の質について 「B+」
突出した空間表現から楽器を聴く方がより合うイヤホンですが、ボーカル等の表現もしっかりと主張できる力を持っています。立体感のある空間の中ではやや中域の音像は遠めですが十分な解像度で細かい抑揚も描写してくれます。
高域の質について 「A+」
量感は普通ですがいかにも平面らしく澄んで綺麗な高域表現ですね。刺激が強いわけではないのですが、優しく繊細とは異なり金属音などが伸びる音色です。女性ボーカルのサ行などの歯擦音もほぼ刺さらず、狙って調整された高域表現ですね。Nightingaleは空間表現が良い点も魅力ですが高域の良さも魅力の一つだと感じました。
周波数特性測定とか
左右差
左右差は見事に揃えてあります。いやはや特徴的なグラフです。
vs Letshuoer S12 Pro
S12などと比べると全く異なるグラフです。また100Hz以下のサブベースは量感として少なめなことがわかります。
インピーダンス特性
平面駆動らしいインピーダンスはどフラットです。
ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
*基本的に試聴構成は同じですが、4.4mmバランス時はボリュームを3.5mm時と同等まで下げています。
標準ケーブル[A]
横縦に音場が展開され、やや暖色傾向の印象のケーブルです。抵抗値は少し高ですが悪いものではなさそうです。
NICEHCK FourMIX [B]
低音が強くなり解像度が上がり音がさらにスッキリとしたのですが、空間表現の良さが半減しおとが纏まる印象でした。もしかして?と思ってためしたのですが個人的にはイマイチでした。
NICEHCK PurpleMoon(PR:NICEHCK) [A]
全体的に解像度が上がります。低音の音色が明るくなり透明感のある音色で全体に音明瞭で聴き取りやすくなった印象です。やや音像が上がる印象があり、ぐっとボーカル域の迫力が上がるイメ―ジでしょうか。尚、ピンは半分しかさせませんでした。
NOBUNAGA Labs Ceres 4.4mm(PR:Gitta) [B]
音の立体感が良いのですが、全体に音が広がり過ぎて分離が悪くなった印象です。解像度は上がっているのですが、何か物足りない感じです。折角お借りしていたので試してみたのですがコスパ的には悪そうです。
NICEHCK BlackCatUltra4.4mm [A+]
全体的に解像度が上がり、音像がさらに近くなることと横の音場がさらに拡張される感じです。音量が全体に上がり、やや低音のパワフルさも強調されるほか、高域の金属音の伸びもさらに良くなります。全体的にややドンシャリ傾向にしてくれることでバランスがより整う感覚があります。価格を考えるとかなり優秀な変化だと感じます。尚、ピンは半分しかさせませんでした。
NICEHCK MissLeaf(PR:Giita) [A]
適度な分離感と音像の広がりがある良相性のケーブルという感じです。横の音場は広めですが前後はそこそこです。解像度は上がりますが音の厚みが減って繊細な方向にシフトします。明るい音色で個人的には好きな音色です。
NICEHCK AceOrphus [A]
湿度と解像度が上がり横の音場が大きくひろがりますね。前後の音場の広がりは少しへりますが、音の余韻の良さが印象的で個人的には好きな音色です。
まとめ
ということで標準は標準の良さがあり、リケーブルは標準の傾向が気に入らなければすれば良い程度かと思います。ちなみに個人的に今回試した中であれば、コスパならBlackCatUltra4.4mmが好きでした。音質では今のところ良い候補がありません。
イヤーピースによる印象の違いについて
一応下記構成でイヤーピースも変更してみました。
M17 "AppleMusic" -> 標準ケーブル-> イヤホン -> 「 」
標準イヤーピース 「ー」
JVC SpiralDot++(音場、高域、低域重視) 「A+」
今回のデフォルトイヤーピースです。比べてみると他のイヤーピースよりドンシャリ傾向になり、横の音場が広大になるほか音像の定位、分離が向上しているようです。良い相性だと思います。
AZLA SednaEarfit Max 青(ボーカル重視、低刺激)[A+]
ベースがしっかりなってくれるので音のバランスはより良くなったようにも感じます。特に中域の生々しさが改善されるので中域に不満がある場合はよい選択肢になりそうです。音がやや暖色傾向になる点も魅力でしょうか、個人的に結構好きですね。
日本ディックス COREIR コレイル BRASS Pentaconn [S]
中高域の音色が良く伸びますね。元々低域がそれほど強くない点もあり、高域よりの音色になったと感じます。JPOPなどでは低域の被りが無くなることでかなり綺麗に聴くことができる組み合わせだと思います。低音の量感には賛否ありますがこれは特徴があり良い音だと感じます。
まとめ
バランス重視ならMAX、高域重視ならコレイル、音場重視ならSpiralDot++が好みでした。
音質の総評、所感:A50K Tier2 参考価格:37500円
個人の主観的な好みで言えば91点、私が客観的だと思う好みの点数としては96±7点です。A50Kという価格帯と音のレアリティ、ユーザビリティを考慮した総合的なランクはTier2としました。
マイナスの要因としては初心者や入門者にとって若干高いハードルであることで、ステム部分がはずれかけた状態での音色は本来の力を発揮しにくいです。その点を注意するマニュアルなどが無い点はやはりマイナス要因になってしまいました。
しかしながら平面駆動型ということで上流のパワーを要求する点は注意が必要ではあるのですが、P2Plusなどと比べてハードルは低めです。
尚、周波数特性などを見て開放型ヘッドホンの様だと言う意見もありましたが流石にヘッドホンの様な音ではありません。然しながらヘッドホンの音の広がり方、音の余裕のような部分ややや似ている部分があったように感じます。元々ヘッドホンを打っているメーカーだからこそ目指せた音色なのだろうと感じます。
いずれにしても中級者以上はこのイヤホンの魅力を引き出すことができますので中級者以上におすすめのイヤホンになるかと思います。
最後に、このような素晴らしいイヤホンをレビューする機会をいただきましたSIVGA様に感謝申し上げます。
Appendix
購入リンク
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